三国太一になっていたから、とりあえずバーニングキャッチ極めてみる 作:setunai
「ん、ここは.....何処だ?」
見慣れない部屋だ..確か昨日学校から帰ってすぐに寝たっけ?
彼は起き上がろうとすると、自分の身体に違和感を感じた。
「身体が小さくなってる!?」
慌てて近くに置いてあった鏡で確認すると..
「!?」
よく知る自分の顔ではなく、まったく知らない人の顔だった。
「....いったいどうなってるんだ?」
「太一~ご飯よ。起きてきなさーい」
下の階だろうか、太一という人を呼ぶ声が聞こえる。自分のことではないと思い、ぼくは無視することにした。
とりあえず今の状況を整理しよう。まず自分の名前から。え~っと、あれ?思い出せない!?でも昨日学校から帰ってすぐに寝たことは覚えてる。ということは名前だけ忘れているのか。次に、今の自分はよく分からないけど子どもになっていて、しかも別人である。
まとめると、
1.名前のみ思い出せない
2.身体は知らない子どものものである
結論として、なんやかんやあって知らない誰かに転生、憑依、またはどこぞの君の名○は。みたいなことが起きているってことだな。
あぁ~、これからどうしよ。元に戻れるのだろうか?ハァーお先真っ暗だ。考えるの嫌になって来たから、もう一度寝ようかn
「太一!!さっさと起きなさい!」バンッ
部屋の扉が勢いよく開けられた。
「起きているなら早く降りて来なさい。今日も学校があるんだから」
「へっ?」
「なに呆けた顔をしているの?今日は月曜日よ」
「うん、分かった」
「お母さん忙しいから早く着替えて降りて来なさいよ。」
どうやら今日は月曜日で、自分の名前は太一であるらしい。すぐに着替えて下に降りると、父親と思われる男性はコーヒー片手に新聞を読んでいた。こちらに気付いたようで
「おはよう、太一」
「う、うんおはよう」
「早く食べなさい。車田君が待ってるわよ」
「分かった」
朝食を食べ終え身支度を済まし、急いで家を出た。
「いってきまーす」
「「いってらっしゃーい」」
ぼくの両親は息ぴったりなようだ。
「おはよう、三国」
「おはよう」
多分彼が母親が言っていた車田君だろう。....ん?三国?すぐに自身の家の表札を確認した。三国って書いてある.........
「どうしたんだ?」
「いいや、何でもない。早く学校に行こう!」
「?おう!」
ぼくは気付いてしまったようだ......名前が三国太一、友達が車田。どうやらぼくはブロッコリー先輩になってしまったようだ!夢にまで見たイナズマイレブンの世界に来れたのは嬉しいけど、どうしてブロッコリー先輩なの!?
よし、せっかく三国先輩になったんだから最強目指すぞ。
「おい三国、そっちは学校とは反対の方向だぞ!」
あっ、ぼく学校の場所知らないんだった。あと、一人称をぼくから俺に代えないと。