仮面ライダーキバ×ラブライブ!   作:素晴らしきアマゾンズの会

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第2話

西木野「何なのよ!!あの男!」

 

あの男とは音也のことだ

今は昼休み。亜希達3人は机をくっつけて弁当を食べている

 

西木野「あの自意識過剰ぶり!!あの適当な態度!!よくあれで教師になれたわね!」

 

音楽の授業が終わってからというものの亜希はご覧の通り怒りが収まらない。それもあの音也が自分がいかにも嫌うタイプの男だったからだ

 

南「ま、まぁまぁ…」

さすがのひかりもフォローしようとするが言葉がイマイチ出てこない

 

高坂「でも面白い人だったよね」

果織はそんな事を言っているが

 

西木野「私は絶対ムリ!…はぁ、これからあの人が学校にいると思うだけで寒気がするわ」

 

どうやら音也は相当嫌われてしまったらしい

 

 

 

 

 

西木野「私、今日はちょっとピアノ弾いて帰るから先帰ってていいわよ」

 

亜希はピアノをたまに音楽室で弾いている

趣味程度なのだがその腕前はとても趣味に留まるには惜しいレベルだ

 

高坂「えー、じゃあ私も聞いてから帰る!」

 

西木野「果織は今日穂むらのお手伝いがあるって言ってたじゃない」

 

高坂「…あー!そう言えばそうだった!」

 

西木野「時間が合えばいつでも聞かせてあげるから。今日は私だけ残っていくわ」

 

南「そうですね。私も今日は塾がありますし」

 

果織はまだブツブツと文句を言っているがひかりがなだめて2人は先に帰ることにした

 

高坂「じゃあねーー!!」

 

南「また明日」

 

西木野「えぇ、また明日」

 

こうして2人と別れた亜希は1人音楽室へと向かう

 

 

 

 

 

 

西木野(…ふぅ、やっぱりピアノ弾いてると落ち着くわ)

 

元々亜希は今日ピアノを弾く予定は無かった。が、どうしても弾きたくなった。理由は音也だ。今までもあんないかにも遊んでそうな男に声をかけられることはあったがあそこまで酷い男ははじめてだ。

あんな男、見てるだけでイライラしてくる

亜希はストレスを発散するようにピアノを弾き続けた

 

 

 

しばらくして

だいぶ時間が経ったのか窓の外を見るといい時間帯だ

部活で残っている生徒も何人かいるが間も無く完全下校時間だろう

 

西木野(もう一曲弾いたらそろそろ帰りましょ)

と最後の曲を演奏しようとした時、

 

音也「なんだ、ピアノの音が聞こえると思ったらまーだ人がいたのか」

 

このタイミングで亜希が今一番会いたくない人物が入ってきてしまった

 

音也「ほ〜う、お前はピアノを弾くのか。たしか…えーっと」

 

西木野「…西木野、亜希です」

 

音也「亜希か。良い名前だ。まぁ俺の名前には負けるけどな!何たって紅に音に也だからな!!」

 

西木野「い、いみわかんない」

 

早く会話を終わらせて帰ろう

そう思い亜希は楽譜などを次々とカバンへ仕舞い込む

 

西木野「…もう帰ります。さようなら」

 

こんな男と話ししてる時間なんてない

 

 

西木野(はぁ…サイアク)

 

こうなるんだったら家でクラシックでも聞いてた方がマシだった

しかし後悔先に立たず。今更言ったところでどうしようもない

とにかく今は早く帰ろう。とドアに手をかけたと同時に

 

 

それはやってきた

 

 

今まで誰もいなかった空間からいきなり異形の存在が姿を現した

その化け物のものであるのか、透明な牙が2本宙に浮かんでいる

亜希は遅れること数秒奇妙な気配を感じ後ろを振り向き、そして、

 

 

 

 

西木野(あ、殺される)

 

直感でそう思った

それ程までに得体の知れない怖さを感じたのだ

だが体が言うことを聞かない

 

西木野(やだ、死にたくない!…パパ、ママ…果織、ひかり…!)

 

音也「おいっ!!」

 

西木野「!!」

 

だが、いち早くその化け物の攻撃を察知した音也が亜希を引っ張り、その透明な牙が亜希の体に刺さる事を逃れる

助かった、しかし体の震えが止まらない

亜希が恐る恐る牙がやって来た方へ目を向けるとそこには

 

 

西木野(な、なによこれ…私夢でも見てるの?…なにこの怪物?)

 

どことなくカメレオンを思わせるその化け物は所々ステンドグラスのようなものが垣間見れる

一見すると綺麗に見えるがその放たれる殺気は尋常ではない

低く唸り声をあげた化け物はこちらめがけて襲いかかってきた

 

 

しかし音也はそれがどうしたと言わんばかりにすかさず亜希の前に立ち、蹴りを1発その化け物にくれてやった

 

西木野「ちょ!?」

 

音也「なーんでファンガイアがこの世界にいるんだ?」

 

西木野(ファン…ガイア…?)

 

音也「おい、とにかく逃げるぞ」

 

亜希は音也に手を引かれ音楽室を脱出する

カメレオンファンガイアは後を追うようにスゥーと姿をまた消した

 

 

 

 

 

秋葉原の裏路地を2人が走っている

少女の方は息が続きそうにない

 

西木野「ま、まって…少し休ませて…下さい」

 

音也「なんだ?もう疲れたのか?体力のないやつめ」

 

西木野「仕方ないでしょ!運動は苦手なんです!それよりも何ですかあの化け物!ファンガイアって何?何で知ってるんですか!?あなた何者なんです?」

 

音也「え〜い、イチイチうるさいやつだな。ま、生き残れたら説明してやらなくもない」

 

西木野「ちょっと、ふざけてる場合ですか!?どうするんですかこの状

 

そこまで言いかけたところで攻撃が来る

今度は長い舌の様な物が一直線上に襲いかかってきた

 

音也「ちっ…」

 

西木野「きゃあああああ」

 

 

音也は亜希の手を繋ぎ必死にかわし続ける

自分1人だけだったらこれくらいの攻撃なんともないのだが守りながらとなるとそうもいかない

 

 

また、舌のような物の攻撃が来る

それもまた亜希を連れギリギリでかわす音也

しかし今回は勝手が違った。ギリギリ過ぎたため亜希と手が離れてしまったのだ

勢いで亜希が転んでしまう

ここぞとばかりに亜希へ攻撃を繰り出すカメレオンファンガイア

 

 

西木野(やばっ……)

咄嗟に亜希は目を瞑り衝撃に備える。が、

いくらたっても痛みが全然こない

不思議に思い目を開けるとそこには傷ついた音也が自分の前に立っていた

 

 

西木野(私をかばったの…?)

 

あんな軽薄そうな男なのに

驚きながらその背中を見ていると

 

 

西木野(…ん?)

 

西木野(今…何か光った?)

 

 

キラリと前の方で光る何かがあったような気がした

音也はファンガイアに集中していて気づいていないようだ

しかしあの光、なぜか守ってくれそうな温かな光に感じる

そう思った亜希は一目散に光に向かって走り出した

 

 

 

音也「おい!!やめろ!!」

 

亜希が自分の後ろから飛び出し、ファンガイアに向かって走り出したのを見た音也は怒鳴りつけるが彼女は止まらず前に向かって走り続ける

 

カメレオンファンガイアは好機とばかりに攻撃態勢を整えた

音也も追って走るが間に合いそうにない

 

カメレオンファンガイアの牙が亜希に飛んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野「痛った…」

足をおさえながらそう呟く

あの時カメレオンファンガイアの牙が飛んで来た直前、あの光の元で足元にある『何か』に躓き転んだおかげで回避することができた

 

遅れて音也もカメレオンファンガイアの攻撃をかわしながらやってくる

 

音也「いきなり走り出してどうしたんだ。危うく死んでいたぞ」

 

西木野「…ごめんなさい…これが、見えたから…」

 

そう言って亜希はさっき躓いた『2つ』の光の正体を音也に差し出す

 

音也「これは…!成る程、あいつが言っていた贈り物とはこの事だったのか」

 

そうこうしているうちにカメレオンファンガイアはまたこちらを襲おうとしてくる

こちらを始末するまで帰らないようだ

 

音也「おい、このバイオリンを頼む」

 

そう言って音也はこれまでずっと片手に持っていたバイオリンを亜希に預けた

 

西木野「ちょ、ちょっと…どうするつもりですか!?」

 

音也「な〜に、可愛い我が生徒をいじめてくれた礼はたっぷりせんとな」

 

そう言いつつ音也は1つの物体を腰に巻き、もう1つの物体を右手で握りしめ…左手の手のひらに合わせる

 

 

\\レ・デ・ィ・//

 

 

機会音声が流れる

 

そして

 

「変身」

 

 

\\フ・ィ・ス・ト・オ・ン//

 

 

 

そこには聖職者を思わせる純白の戦士がいた

 




原作のカメレオンファンガイアとは少し設定を変えています
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