仮面ライダーキバ×ラブライブ!   作:素晴らしきアマゾンズの会

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第4話

あれから一夜

亜希は果織とひかりと変わらず今日も一緒に登校している

2人は昨日の事を知らない。だけど実際に起こった事だ

証拠に昨日転んだところが少し擦りむけている

 

高坂「ねー聞いてる?亜希ちゃん」

 

西木野「えっ!?なに」

ぼんやりと考え事をしていていた亜希の顔を果織が覗き込む

 

南「紅先生の事です。あんなに自信満々ならいつかバイオリン聞いてみたいですねって」

 

西木野「…そうね」

 

「「えっ」」

 

西木野「な、なによ」

 

高坂「だって…亜希ちゃん紅先生のことあんまり好きじゃないって思ってたから『興味ないわ』なんて言うと思ったんだけど」

 

西木野「そ、それとこれは別でしょ!」

 

高坂「ん〜、怪しい〜」

 

西木野「ほら、早く行くわよ」

 

 

 

 

 

放課後

西木野(とりあえずあのファンガイアとかいう化け物の事先生に聞きに行きましょう)

昨日は中々寝付けなかった

それもそうだろう。命を狙われる体験なんてはじめてだ

今でも思い出すと足が震えそうだ

 

 

西木野「今日も2人共先帰ってていいわよ。ちょっと用事あるの」

 

南「またピアノですか?」

 

西木野「(そういう事にしておこうかしら)そ、そうね…そうよ」

2人に嘘をつくのは心が痛むが、化け物の事を言っても信じてもらえないだろうし、何より昨日あれだけ先生に対して文句を言っといて今日になったら自分から先生に話しかけようとしているのを2人にバレるのが恥ずかしかった

 

高坂「じゃあ今日は一緒に残るよ!穂むらの手伝いも今日は無いし!」

 

西木野「えっ!?」

 

南「そうですね。私も今日は塾ないですし、久しぶりに亜希さんのピアノ聞きたいです」

 

西木野「えええっ!?」

 

2人とも悪意のない顔でにこにこ笑いかけてくる

流石に断るわけにもいかず、3人は揃って音楽室へと移動しはじめた

 

 

 

 

 

 

幸い昨日のカメレオンファンガイアの音楽室での攻撃行動は亜希を狙った透明な牙だけ、それも音也の活躍で宙を空振りする形となったので誰もここで化け物が暴れたとは思わなかったようだ

 

西木野「…こんな感じでどうかしら?」

 

ひと通り弾き終え、亜希は2人に感想を求める

 

高坂「いやー、やっぱ凄いよ亜希ちゃんは!上手く言葉に出来ないけど凄いって事は分かるよ!」

 

南「私も音楽の事はよく分かりませんが聞き入ってしまいました。コンクールなどには出ないんですか?」

 

西木野「うーん、最近悩んでるのよね。ママにも出たら?って言われてるし」

 

高坂「亜希ちゃんなら絶対大丈夫だよ!」

 

西木野「ありがと。でも、もう少しだけ考えてみるわ…そろそろ帰りましょ」

 

3人が学校を出て帰り道を歩いてる時、果織が声を上げた

高坂「あれ紅先生じゃない?」

 

少し前方にバイオリン片手に女性に話しかけている音也がいた

というかナンパをしている

 

西木野「あ、あの人は…まったく」

 

南「あはは…」

 

高坂「おーい!せんせーい!」

 

果織が音也の元へ駆け寄る

つられて2人も追いかける

 

音也「なんだ、人のナンパを邪魔しやがって。あぁまたお前か」

 

西木野「…どうも」

 

「「?」」

 

なんだ?また?2人の間に何かあったのだろうか?

これは問い詰めねば!果織はそう思い音也へある提案を持ちかけた

 

 

 

 

 

 

所変わって

今4人がいる場所は秋葉原の喫茶店。果織達3人の行きつけらしくそれほど人通りの多くないところに店を構えているお陰でゆっくりとできるという

きっかけは果織の「紅先生就任おめでとうパーティー」をしようという思いつきだった。亜希と音也の間に何かあったと思った果織が好奇心でセッティングしたのだ。当の音也は来る気が無かったようだが意外にも亜希が店には美人の店員さんがいると説得?すると態度が急変し付いてきた

 

音也「(どことなくマル・ダムールに似てるな)おい、噂の美人店員はどこだ?」

 

西木野「…そんなの嘘に決まってるじゃないですか。ここはあのおじさん一人で経営してますよ」

眼鏡をかけたおじさんがこっちを見てにこにこと手を振る

 

音也「帰る」ガタッ

 

西木野「ちょ、ちょっと!折角来たんだからいいじゃないですか!」

 

高坂「そーですよ!それに今日の主役は先生なんですからね!」

 

南「そういう事です」

 

音也「…ちっ」

 

音也は大人しく席に戻る。

 

果織「うっふっふ〜ん」

不気味な笑いを見せながら音也と亜希を交互に見る果織

亜希の隣の席が音也だ

 

 

果織「質問!先生と亜希ちゃんって昨日なんかあったんですか!?」

 

果織が今1番聞きたい事をたずねる。どうも昨日と今日で亜希の音也に対する態度が変化してる気がする。果織の隣ではひかりもこっちを見ながら興味ありげな顔をしている

 

西木野「何もないわよ…」

 

音也「あぁ、大人の関係になった。ただそれだけだ」

 

西木野「ちょっと!!!」

 

果織とひかりが「え…」と顔を赤くしてこっちを見ている

あらぬ誤解が生まれていそうだ

 

西木野「ホントに違うから!…本当に!!!」

 

音也「おい、マスター。オムライス1つだ」

 

隣では音也が何食わぬ顔でオムライスを注文している

マスターもにこにこと注文受けてないでなんか言いなさいよ…というか教師と生徒ってやばいでしょなどと亜希が思っていると

 

 

「「「「きゃああああああああああ」」」」

 

外から悲鳴が聞こえてきた。なんだなんだと慌てて4人は外へ出るが

そこには

 

ステンドグラスの化け物

 

ファンガイアだ。ただ昨日と違いカマキリを思わせる形をしている。

 

 

高坂「な、何あの化け物…」

 

南「とりあえずに、逃げないと…」

果織とひかりは完全におびえている

しかし逃げようとは言いつつ金縛りにあったかのように動けない

 

西木野「先生!」

とっさに亜希は音也に声掛ける

 

音也「お前も運が無いな。2日連続でファンガイアに出くわすなんて」

などと言いながら亜希にバイオリンを預けベルトを装着する

 

 

\\レ・デ・ィ//

 

 

「変身」

 

\\フ・ィ・ス・ト・オ・ン//

 

イクサ「う〜ん、快☆感」

そうしてイクサはマンティスファンガイアに向け走り出した

 

 

 

 

イクサが戦ってる後方で果織とひかりが信じられないといった感じで戦いを見ている

南「あれ…紅先生なのですか?」

 

西木野「そうらしいわ」

 

高坂「!!亜希ちゃん何か知ってるの!?」

 

西木野「私もまだ何もわからない…だけど私たちを守ってくれる。そんな気がする」

 

 

 

 

一方イクサはマンティスファンガイアの鎌を腕でいなしながら疑問を投げかける

イクサ「ファンガイアがなーんでこの世界にいる?」

 

ファンガイア「……」

 

イクサ「おいおい、人に質問されたら答えなさいってママに教わんなかったのか?」

 

ファンガイア「……」

マンティスファンガイアは何も答えない

そのかわりに鎌の攻撃が次々とやってくる

 

これ以上は聞いても無駄だと判断した音也は勝負を決めに行く

 

ナックルフエッスルをベルトに入れる

マンティスファンガイアの鎌が2本同時にやって来るがしゃがみ込んで冷静にかわした

と同時に相手の足を引っ掛けマンティスファンガイアは体制を崩し転んでしまう

イクサはすかさずマンティスファンガイアを片足で踏みしめ

 

イクサ「じゃあな」

 

マンティスファンガイアは粉々に砕け散った

 

 

 

 

 

 

 

 

音也が戻ってきた。戦いは終わったようだ

 

南「先生…何ですかあれ?」

 

高坂「それに先生の姿も…」

 

2人ともどこかまだ怯えている

 

音也「あぁ、なんでもない。とっととお家へ帰るんだな」

 

とだけ言い残しその場を去ろうとする

しかしその音也を亜希が止めた

 

西木野「待って!今日はちゃんと説明して下さい!」

 

音也「……」

 

南「…私も知りたいです」

 

高坂「…うん、私も!!」

 

3人の少女が音也を真っ直ぐな目で見ている

 

音也「…ったく、しょうがねぇな。ついて来い」

 

それだけ言うと亜希からバイオリンを取り上げ1人さっさと歩いていく

3人の少女は急いで後を追っていった

 

 

 

 

 

高坂「ここが…先生の家!?」

 

洋館風な作りの見事な一軒家だった。元いた世界の家と比べると若干見劣りするがそれでも立派な建物だ

 

南「お邪魔しまーす…」

恐る恐る中へ入る。

音也は適当にくつろげみたいな事を言うがこんなに立派では緊張してしまう

 

音也「…さて、どこから話せばいいかわからんが…」

 

4人が席に座り時間が経ったところで音也が語りはじめた。こことは違う世界から来たこと。ファンガイアのこと。イクサのこと。素晴らしき青空の会のこと。ただ、自分はもう死んでいるという事だけは話さなかった

 

「「「………」」」

 

音也「と、まぁこんな感じだ」

 

突拍子も無い話だ。でも現にファンガイアやイクサを見た。

3人の少女は別次元から来たという音也をマジマジと見る

 

高坂「私、先生の話信じます!…実際に見たし、それに先生は私達のこと守ってくれたから!!」

 

南「そうですね。私も信じます」

 

西木野「…そうね」

 

亜希は髪を弄りながら照れくさそうに呟いた

でも、まさかそんなSFみたいな話が現実にあったなんて

 

 

 

南「あ!じゃあ、音ノ木坂の教師になったのは…」

ひかりが音也に質問を投げかける

 

音也「こっちの世界に来たら勝手にそうなってただけだ。俺は教員免許なぞ持っていない」

 

高坂「でもどうして音楽の先生?」

 

音也「ま、こいつのおかげだろうな」

と音也はかたわらのバイオリンを見る

 

高坂「今日3人で話してました!先生のバイオリン聞いてみたいって!」

 

音也「…そうか、特別だ。普段なら10億ドルいただくところなんだが」

バイオリンケースからバイオリンを取り出し、

 

 

構える

 

「「「!」」」

 

一瞬でわかった。音也の空気が変わった。いつものおちゃらけた空気など一切ない

 

そうして音也は弾きはじめた

 

BGM【音也】

 

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