仮面ライダーキバ×ラブライブ! 作:素晴らしきアマゾンズの会
河原で1人の少女が泣いている。亜希だ
コンクールは残念な結果に終わってしまった
みんな励ましてくれたが今は誰とも会いたくない
亜希(なんで…なんで…)
コンクールでは今までの練習を全て出したつもりだ
目立ったミスも無く自分で言うのもなんだが上手く弾けたと思う
何が自分に足りなかったのか?その答えが見つからない
ふとこっちに近づいてる誰かの足音が聞こえた。泣いてる姿は見せたくないと涙を必死にハンカチで抑える
音也「だから言ったんだ。あんな音楽じゃ無理だってな」
音也だった。正直会いたくなかった
この人の言う通りの結果になってしまったから
西木野「…わざわざ嫌味を言いに来たんですか」
音也「ふん、この紅音也様が迷える子羊に一つアドバイスをしてやろうと思ってな」
そう言い音也は亜希の隣に腰をかける
音也「お前は何を思いながらピアノを弾いた?何の為にピアノを弾く?」
西木野「…みんなの期待に応えなきゃって、失敗しちゃダメだって…」
音也「コンクールもそのみんなとやらに言われたから出たのか?」
西木野「それは…違う、私が出たいって思ったから」
最初は自分の力を試してみたいって思った。だけどみんなに応援されているうちにその期待に応えなきゃって感じはじめて…
西木野「!」
音也「そうだ、お前は期待に応える為だけに弾いていた。そんなんじゃ自分の本当の音楽は奏でられない」
西木野「自分の音楽?」
音也「あぁ…人はみんなそれぞれ音楽を奏でている。知らず知らず心の中でな。その自分の心の中にある音楽をどう表現するかはお前次第だ」
西木野「心の中の音楽…」
音也「以上が紅音也の特別授業だ。ほれ、あいつらも来たぞ」
音也の視線の方を見ると果織とひかりが走りながらへ向かって来ていた。
どうやら心配を掛けてしまったらしい
西木野「…ありがとうございました。あの、私もいつか先生みたいに私の心の中の音楽を表現できるように頑張ります!」
さっきまでの表情と違い吹っ切れたように良い笑顔をした亜希もまた果織とひかりの方へ向かっていった
その光景を見ていた音也だったが
辺りの空気が一瞬で変わったのを感じた
音也「!!」
直ぐに立ち上がりイクサベルトを腰に巻き付ける
今回のはヤバイ奴が来る。本能がそう告げてる
直ぐにでも戦えるように体制を整えていると音也の前に見覚えのある人物が出て来る
音也「お前…キング!!」
キング「久しぶりだなぁ、紅音也」
なぜキングがここにいる?だがそんなの今はどうでもいい。非常にマズイ状況だ。元の世界で闇のキバと息子のキバと二人掛かりでやっと倒したやつだ。イクサでは到底敵わないだろう
何かを察したのか亜希達3人が音也の方へ駆け寄って来る
音也「来るな!!!早く逃げろ!!!!」
いつもの音也では考えられない切羽詰まった表情に3人はたじろぐ
人の外見をしているがきっとあれはファンガイアだと感じた
南「でも先生は…」
音也「俺のことはいい。それよりさっさと行け」
西木野「…早く行くわよ!果織!ひかり!」
高坂「でも先生が!」
西木野「先生はイクサになれるでしょ!それに私達がここに居ても足手まといなだけよ!」
亜希は2人の手を引き走り出した
音也の雰囲気からあのファンガイアは相当手強い奴なんだろう
でも自分達が残った所で邪魔になるだけだ
亜希は後ろを一瞥し1人残った音也を心配そうに見ながらもその場を後にした
西木野(お願い神さま…先生を助けて…!)
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音也「何でお前がこの世界にいやがる?」
キング「それはこちらの台詞だ。紅音也、何故この世界にいる?」
音役「お前に答える義理はねぇ、変身!!」
音也はイクサに変身しキングに向かって戦いを挑む
キングは余裕の表情で自身のファンガイア態にもならずイクサの攻撃を適当にいなし続ける
キング「なんだ?闇のキバは無いのか…っは!無謀だな」
イクサ「うるせぇ!!!」
イクサはナックルフエッスルをベルトに入れ、イクサナックルを思いっきりキングに叩きつける
硝煙の中からキングが無傷で出てくる
キング「その程度か。今度はこちらの番だ」
全く効いていない様子のキングから何かエネルギー波がイクサに放たれる
その衝撃は凄まじくイクサの変身が強制解除された
キング「今日はここら辺にしておいてやろう。お前にはたっぷりと借りがある。散々痛めつけてから始末してやる」
そう言い残しキングはどこかへ消えさってしまった
音也(体が…動かねぇ…)
そのまま音也の意識は眠りについた