仮面ライダーキバ×ラブライブ!   作:素晴らしきアマゾンズの会

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第7話

必死に逃げた3人は現在西木野邸にいる

あの場所から距離的に1番近い家が亜希の家だったのだ

 

高坂「先生、大丈夫だよね?」

 

南「紅先生の強さはこの前見たじゃないですか…きっと大丈夫ですよ」

 

自分に言い聞かせるようにつぶやく

でも先生の雰囲気からあの相手、ただ者ではないようだ

もし、もしもの事があったら…

 

西木野「……」

 

亜希は祈るように手を握りしめている

「プルルルル」一本の電話が部屋に鳴り響く

 

亜希ママ「はい、…えぇ、わかりました。わざわざありがとうございます」

 

何だろう凄く嫌な予感がする

亜希は自分の考えが外れていることを期待し母の方を向くが、

 

亜希ママ「…落ち着いて聞いて。今ウチの病院へ紅先生が急患で運ばれたそうよ。何があった

母の言葉を最後まで聞かず亜希は病院へと走り出した

慌てて果織とひかりも後を追う

 

西木野(……先生……!)

 

 

 

 

 

音也「あ〜ん」

 

西木野「ふぇっ!?」

 

病室へ着くなり目についたのは音也が看護婦さんにりんごをあーんして貰っているという予想を裏切る光景だった

そういや、あの看護婦さんは確か前回音也が病院に来て手当たり次第ナンパした時満更でもない反応した人だ…などと考えていたら遅れて果織とひかりも到着

看護婦さんはこちらに気付いて気まずそうにそそくさと病室を出て行った

 

西木野「ちょ、こっちが心配して急いで来たってのに何してるんですか!?」

 

音也「見ればわかるだろう、あ〜んだ」

 

西木野「そういう事じゃなくて!」

 

南「お体は大丈夫何ですか?」

亜希の言葉を遮るようにひかりが質問する

一見、包帯があちこちに巻かれていてとても痛々しい

 

音也「この通りだ、な〜にも問題はない。おい、お前の病院治療が大袈裟すぎるぞ」

ベットの上で謎のダンスを踊りながらそう言う音也

 

高坂「よ、よかった〜〜」

 

西木野「…心配して損したわ」

安堵の表情に包まれる亜希達。先生の話によると戦った相手は倒せていないらしいが今は先生が無事なだけで一安心だ。

それから少しの間会話し、またお見舞いに来ると約束して帰った

 

 

 

 

 

 

音也「……行ったか」

 

途端に音也の表情が苦悶にかわる。問題ない、訳がなった。体中のあちこちがひどく痛む。やせ我慢が得意である音也は1人病室で苦しみに耐えた

 

 

 

 

 

 

あれから毎日と言っていいほど亜希達は音也のお見舞いへ来ている

果織は穂むらの手伝い、ひかりは塾のときは別だが今日は3人一緒に来ていた

 

南「それにしてもこの間の人、ファンガイアですよね?先生の雰囲気からただならぬ相手と思いますが…何者なんですか?」

 

音也「あぁ、あいつがキングだ。元いた世界で倒したはずなんだがな、あいつもなぜかこっちの世界にいやがった」

 

キング、ファンガイアの頂点にして最強の力を持つ者

音也から大まかな事を聞いている3人はファンガイアの王という存在に恐怖を感じる

 

 

高坂「で、でも先生キング?の事一回やっつけたんですよね!…今回も大丈夫ですよね?」

 

不安げに語りかける果織

ひかりと亜希も心配そうに音也を見つめている

 

音也「…当たり前だ。俺を誰だと思っている?この天才に不可能の文字は無い」

 

と、その時病院の非常ベルがけたたましく鳴り響いた

 

途中看護婦に止められたがファンガイアと感じた音也は制止を振り切り悲鳴のする方へ向かう。つられて3人も音也を追った

 

 

 

 

 

 

音也達が病院のロビーへ向かうとそこには

 

キング「やはり此処に居たか。紅音也」

混乱する人々の中をキングがファンガイアを5体引き連れ悠然と歩いてくる

 

 

音也「なんだ、いつからお前は俺のストーカーになったんだ?」

 

キング「強がるな。もう体はいいのか?前は軽い一撃で済ませてやったが…いくら丈夫とはいえただの人間である貴様には十分な痛みのはずだ」

 

3人が驚いた表情で音也を見る

大丈夫、問題ないと言ったはずだ。私達に嘘をついていたのか

 

音也「…前も言ったがなぜお前がこの世界にいる?」

 

キング「そんな事はどうでもいい」

そう言うとキングの前に5対のファンガイアが並び立つ

 

音也「おい、そのファンガイアもどきは何だ?」

どうも音也はこの世界のファンガイアはどこかおかしいと思っていた。まるで自分の意思が無いような、とにかく前の世界のファンガイアとは違う

 

キング「…ふっ。こいつらは俺の操り人形だ」

 

音也「操り人形だと?」

 

キング「そうだ。こいつらに意思はない。ただ俺の命令を受け動く人形共だ」

 

音也「なーに考えていやがる」

 

キング「俺はこの世界で俺だけの楽園を築く。他に邪魔者はいない。俺だけの世界だ」

 

音也「お前…可哀想なやつだな」

 

キング「黙れ!俺をこうしたのは誰だと思っている!…俺は貴様に全てを奪われた。だが、貴様がこの世界に来たのは願ってもないことだ…こうして復讐できるんだからな!!!」

 

キングは思い出す。真夜の事、キバットバットⅡ世の事。それらを…目の前の男、紅音也に奪われた事

 

キング「いけ」

 

キングの合図で5体のファンガイアが一斉に動き出す。

目に映るもの、全てを破壊するように

 

 

音也「変身!」

イクサへと変身した音也はファンガイアの群に向かって飛び出す

5対1、しかも体が完全回復と言えない音也にとってマズイ状況だ

 

 

キング「精々無様に足掻くんだな…そういえば貴様、前の世界で闇のキバを3回纏ったな。いくらしぶといとはいえ、とうに死んでいると思うが…まぁどうでもいい事だ。貴様に復讐できればな」

 

そう言い残しキングはどこかへ消えてしまった

 

 

亜希(先生が…死んでる…!?)

 

亜希の頭の中ではキングの言い残した言葉が繰り返されていた

 

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