新たな人生はポケモンの世界(ウルトラビースト編) 作:バロン
17話
今日はスクールが休みの日曜日!
ユキノは朝からポケモン達のフーズを作りククイに朝ご飯を作って貰っていた。
「今日も1番道路に行くんだろ?」
「うん!」
「気を付けて行っておいで」
「ありがと!」
ユキノはククイとイワンコと朝ご飯を食べ終わった後、1番道路に鞄を持って走って行った。
楽しそうだな…
昨日のアレを見たら少しは安心だな。僕は僕ですることをしよう。
ククイは食器を片付けた後、研究室に入って行った。
ユキノとイワンコが1番道路に近づくと、ヤングース達がお出迎えしてくれた。
(ユキノ姉さん!おはようございます!)
(((おはようございます!)))
「みんなおはよう~!」
(イワンコ師匠もおはようございます!)
(((おはようございます!)))
『おはよう』
ユキノ達はそのまま1番道路の茂みに入って行き、奥の場所にある切り株の所に向かった。
(ユキノ姉さん。今日は何をするんですかい?)
「う~んとね~」
ユキノは人差し指を唇に当てながら首を傾げ悩む。
その姿が凄く可愛いかったユキノに見惚れるポケモン達。全員が顔を赤くし、何体かは目をそらした。
「思いついた!今日はみんなで、この森を案内して?」
(お安いご用ですぜ)
ヤングースはコラッタ達とアゴジムシ達にアイコンタクトするヤングース達が案内するであろう場所に先回りして、ユキノが通りやすいように尖った木の枝や、通るのに邪魔になるツタを自慢のキバで整理していった。
見事な連携プレーだ。
ちなみに、ユキノがここに来るまでの道のりもコラッタ達が事前に整理していたので、凄く通りやすくなっていた。
ユキノはヤングース達と喋りながら森を歩いて行き、木の実がなりやすい木を教えて貰ったり、美味しい湧き水が出る場所を教えて貰ったりした。
昼過ぎぐらいまでヤングース達に案内して貰った後、再び切り株の所に戻って来てみんなでユキノお手製のポケモンフーズを食べることにした。
ユキノはおにぎりを持ってきていたので、それを食べながら午後は何をしようかなっと思い空を見上げた時だった…
「ねぇイワンコ…あれ、なに?」
『ん?』
ユキノが見上げている場所を見ると…
クラゲみたいなのが浮いていた。
クラゲはゆっくりと降下してくるとユキノの側に来た。
『それ以上近づくな!』
(ユキノ姉さんを守れ!)
ポケモン達は私の前に直ぐに移動して臨戦態勢に移った。
[ゴ・ハ・ン・ク・レ]
直接頭の中に流れてきた声に咄嗟に頭を押さえたユキノを見たポケモン達は、ユキノを攻撃したと勘違いし襲い掛かろうとした!
「待って!」
『しかし!』
「少しだけ待って!君の名前、聞いていいかな?」
[ボ・ク・ハ・ウ・ツ・ロ・イ・ド]
「ウツロイドって言うんだね?私はユキノ。お腹が空いていたんだね」
ユキノは鞄の中にまだ残っているおにぎりを差し出しウツロイドにあげた。
ウツロイドは無数にある足を器用に使い半透明な頭の中におにぎりを入れた。その後おにぎりが溶けていった。
その間も、ポケモン達は包囲網を崩さずに警戒し続けている。
[う・ま・か・っ・た・あ・り・が・と・う]
「うん!どういたしまして。そう言えば、ウツロイドは何でカタコトなの?」
[ふ・つ・う・に・しゃ・べ・る・と・コウナル←(めっちゃ早口)]
「んん!?」
[キキトレナイダロ?]
「んんん!?ご、ごめん!早すぎよ~!」
[ダヨナ]
『遊んでないで、普通に喋ってやれよ…』
[仕方無いな~]
「えええ!?」
『やっぱり喋れた』
[試したのか?]
『めんどくせぇしな。ま、普通に喋れるならその方が楽だし。ユキノに負担をかけなくてすむ』
[そうだな。こんなに美味いご飯を作れる者をほっとけねぇ]
え?どういうこと!?
イワンコとウツロイドで話しが進んでいってない!?
[とりあえず、お前等。すまねぇな。芝居に付き合わせてよ]
「え?」
『勝手に芝居言うな!ってか、お前がここに居ること自体俺等知らなかったぞ?』
なんだ…嘘か~
[まぁ、俺はいつでもどこでも出現出来るからな。からかうのが楽しくて遊んでしまったわ]
ウツロイドは甲高い笑い声を上げた後浮遊していく。
[ま、俺はユキノの敵にはならねぇよ。後、お前等如きで俺に勝てると思うなよ?]
『力の差は歴然だからな…』
[そういう事だ。まぁ今日は楽しめた。また来る]
ウツロイドが一気に浮遊した瞬間、突如空間から綺麗なトンネルみたいなのを見た。ウツロイドがそのトンネルに入った瞬間、トンネルは消えた。
あれ…?あのトンネル、見たことある気がする…
ユキノはそう思いながらも気のせいと思い、ポケモン達と遊ぶことにした。