新たな人生はポケモンの世界(ウルトラビースト編) 作:バロン
22話
翌日の朝、事件は起こった…
[ユキノ~!来たぞ!]
時刻は朝6時。
ユキノはいつも6時半頃に起床するのだが、それよりも早くにユキノを呼ぶ声がした。
[寝ているのか?]
その声はそう言うと尖っている手を器用に扱い、家のドアを開けた。
[ユキノ~!来たぞ!]
その声の主はもう一度そう言い、玄関で大声を出してユキノに来たことを知らせる。
ちなみに、この時間帯に起きているのはこの家の主であるククイだ。
ククイは大慌てで台所からリビングに走って行くと、そこに居たのは…
「カプ・コケコ様!?」
[この男はなんだ?そんなことより、ユキノ~!来たぞ!]
カプ・コケコは3回目の台詞を言いユキノを探すが、目の前の男が身構えているのを見て少し不快になる。
[この男がユキノを隠しているのか?]
カプ・コケコは目の前に居るククイを睨み付けそう考え始めた時だった。ロフトの所からユキノが顔を出したのだ。
「うるさいよ~カプ・コケコ~」
[む?うるさかったか。すまんの]
「おいユキノ!カプ・コケコ様に向かって様を付けないとはどう言う事だ!」
あ~昨日の話でそれ言うの忘れてた…
[男。うるさいぞ。黙れ](テレパシー有り(眼力がとてつもない)
カプ・コケコがククイの頭に直接語りかけ事により、ククイは反射的に頭を押さえた。
「こ、これがテレパシーか」
「カプ・コケコは何をしに来たの?」
[昨日言ったじゃないか。暇な時に来てと]
「あ~それでかぁ。あ、じゃあ一緒に朝ご飯食べない?」
[うむ!頂こうか]
「うん!ククイ~一緒に朝ご飯作ろう~」
「う、うん」
ユキノはロフトから直ぐに降りて台所に向かおうとした時だった。カプ・コケコも一緒に行こうとしたので、ユキノがリビングで待つように言ってから台所に行った。
それから数分後、リビングにかみなりタイプが好むポケモンフーズをククイから教わって作った物をカプ・コケコにあげた。イワンコにはいつものあげ、ユキノとククイの分は定食を作りみんなで朝ご飯を頂いた。
「今日も美味しい~」
『流石ユキノ!美味いぞ!』
[うむ。これは美味い!]
「よかった~ククイ。カプ・コケコも美味しいって♪」
「おお。それならよかった」
[男。お主が作ったのか?](テレパシー有り)
ククイは条件反射でまた頭を押さえたが、直ぐに返答した。
「いえ。作り方を教えただけで、実際に作っているのはユキノです」
[そうか。ありがとうな](テレパシー有り)
その後、ククイが後片付けをしてくれる事になったのでユキノはイワンコとカプ・コケコを連れて遊びに行った。
「はぁ…まさか守り神のカプ・コケコが家に来るとは…」
ユキノは伝説ポケモンの恐ろしさがまだ分からないのかも知れないな。
けど…カプ・コケコがユキノを気に入っているみたいだから暫くは安全か?う~む…
ククイは大きな問題を抱える事になってしまったことになり、暫く悩むことになった。
ちなみに、伝説ポケモンに選ばれるポケモン達はとてつもない力を秘めている。
故に…伝説ポケモンが本気を出せば天変地異だって起こせるのかも知れない…