新たな人生はポケモンの世界(ウルトラビースト編)   作:バロン

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テンカラットヒルで・・・

23話

 

朝ご飯を食べ終えたユキノ達はカプ・コケコと一緒に家の近くの洞窟前に来た。

いつからか分からないけど、大岩が洞窟の入口を塞いでしまっていたのだ。

 

「ねぇねぇ。この大きな岩ってカプ・コケコなら壊せる?」

[当たり前だ。少し離れておれ]

「うん!」

[エレキボール]

 

カプ・コケコは雷の球体を創り出し大岩に向け撃ち放ち爆砕した!

 

「すっご~~~い!!流石カプ・コケコ!」

[うむ!]

『もっと修行せねば…』

[めげることはない。日々鍛錬をしていれば力はつくものだ](テレパシー有り)

『はい!』

 

ユキノはカプ・コケコとイワンコを連れて洞窟に入っていった。

その際、大きな爆発音が聞こえたククイは直ぐに家から出て来て、カプ・コケコ達が洞窟に入っていったのを目撃した。

 

あそこは…まだユキノには早すぎる!

 

ククイは直ぐに支度と言っても、いつも上半身裸のククイはその上に白いコートを羽織るだけなので、直ぐに家を出ることが出来た。

ククイはそのまま洞窟に向け走り出した。

 

先に洞窟に入っていたユキノはカプ・コケコが一緒にいるからなのか、全くポケモンが姿を現さなかった。そのまま洞窟を歩いていると小さな穴が空いている空洞見付けたユキノはカプ・コケコを見てから今度でいいやと道なりにそのまま進み開けた草原に出た。

 

ユキノ達が開けた草原の場所に着いた頃、洞窟内ではククイが大量の野生ポケモン達に囲まれていた…

 

いったい何がどうなっているんだ~!!!

 

ククイはウォーグルとマニューラで野生ポケモン達と奮闘する事となった。

 

開けた草原に出たユキノは、草原で遊んでいるイワンコを見付けた。イワンコ以外も見付けていたが、まだユキノには名前が分からないのでイワンコを見ることにしたのだ。

ちなみにそのポケモンは、メレシー、ダンゴロ、ワンリキー、パッチールだ。それと…

 

[む?彼奴は…]

「どうしたの?」

[いや…カミツルギが居たのでな…]

「カミツルギ?」

[ウルトラビーストだ]

「??」

[知らないのか?まぁ無理も無いか…]

 

カプ・コケコはウルトラビーストについて軽く説明しカミツルギの所に向かった。

ちなみにカミツルギは何故か5体いる…なんでそんなに多いんだ!

それと、ワンリキー達は空手の練習をしていて(約10体)パッチールは変な踊りをしていて(フラフラダンスの稽古中約6体)ダンゴロとメレシーはイワンコ達と遊んでいた。(合計数10体)

 

カプ・コケコがカミツルギの所に行ってしまったので、ユキノはイワンコ達の所に向かった。

 

「おはようイワンコ」

(ん?おはよう)

「ねぇねぇ私も一緒に遊んで良い?」

(別に構わないが鬼ごっこだぞ?)

「むしろやりたい!」

(わかった。それじゃ仲間に加えてやるよ。そこのイワンコもやるんだろ?)

『あったりめぇよ。俺に勝てたらいいな』

(ほう?面白い事を言う。この俺に勝てると思っているとはな!)

「と、とりあえずやろ?」

(おう!)

『や~てやるぜ!』

 

その後…鬼ごっこが始まった瞬間、何故か戦の加護が発動し感覚が研ぎ澄まされたユキノとユキノのイワンコが無双する事になり、完全敗北したイワンコ、ダンゴロ、メレシーはユキノの仲間(友達)になった。

それを見ていたワンリキー達がバトルを申し込んできたので、イワンコでバトルしようとした時、カミツルギがユキノの所に来た。

 

[そこのお嬢。我を使ってみてくれ]

「え?一緒にバトルしてくれるの?」

[おう!]

 

カミツルギはユキノの前に行き仕える技を教えた。

 

このカミツルギ。覚えている技に癖があるので、ユキノがどう戦えるのかカプ・コケコが試していた事は秘密。

 

せいなるつるぎ、かげぶんしん、どくどく、てっぺき

 

[ワンリキー共、お前等全員で掛かってこい]

(あぁ?)

[それぐらいしないと相手にならん]

(やってやろうじゃねぇか!行くぞお前等!!!)

(((おぉぉぉおおお!!)))

「ちょっとカミツルギ!」

[お主なら大丈夫じゃ]

「頑張ってみる!」

 

ユキノはカミツルギと共にワンリキー10体とバトルする事になった。

 


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