新たな人生はポケモンの世界(ウルトラビースト編)   作:バロン

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剣技の加護

24話

 

カミツルギと一緒に戦う事になったユキノ。

ワンリキー達の戦闘が始まる瞬間、ユキノとカミツルギの感覚が研ぎ澄まされた。

 

ユキノvsワンリキー(10体)

 

(ビルドアップ!)×10

「かげぶんしん」

 

カミツルギはワンリキー達がビルドアップで筋力諸々を底上げしている間に無数の分身を創り出した。

 

「どくどく!」

 

カミツルギは猛毒の液体を鋭く尖った手に纏わせ一気にワンリキー達に迫る!

 

(からてチョップ!)

(けたぐり!)

(かわらわり!)

 

それぞれの格闘技で迫って来るカミツルギに攻撃しようとしたが…カミツルギはその攻撃全てを紙一重で躱すと同時に猛毒をワンリキーに浴びせ毒状態にした。

猛毒を受けたワンリキー達は一斉に苦しみだした。

 

「直ぐに楽にさせてあげる…せいなるつるぎ!」

[チェックメイトだ]

 

カミツルギの両手から白く輝くオーラが剣状に形成され、ワンリキー達を斬り刻んだ。

この攻撃が決めてでワンリキー達は戦闘不能になりカミツルギの圧勝で終わった。

 

「勝った~!」

[お見事]

[流石はユキノだ]

『ウルトラビーストで戦えるとわ…凄いなユキノは』

「そうなの?わかんないけど良かった~」

 

ユキノはカミツルギにお礼を言い、ポケモンフーズを取り出した。

 

「合うかわからないけど…どうぞ」

[ポケモンフーズか。ありがとうお嬢]

「うん!」

 

カミツルギはユキノお手製ポケモンフーズを食べた瞬間、目が輝いた。

 

[むむ!コレはいいじゃないか!]

「よかった~」

 

カミツルギはポケモンフーズを直ぐに平らげるとユキノの頭に手を乗せた。

 

[お礼に我の加護を与える。存分に使うがいい]

「え?いいの!?」

[もちろんだ]

「ありがと~!」

[良かったなユキノ]

「うん!」

 

ちなみに貰った加護は…剣技の加護。

剣に関する物全ての攻撃が急所に当てる事が出来る。

更に、剣に関する物全ての攻撃で相手の攻撃を斬り裂く事も出来る。

 

戦の加護と剣技の加護。

攻撃技を剣状に出来る攻撃にすればとんでもなく強くなる事間違いない加護だった。

 

その後カミツルギ達はウルトラホールを創り出し自分達の世界に戻っていった後、ククイがやって来た。

 

「ユキノ~!」

「あれ?ククイ!」

 

ユキノは大きく手を振ってククイを呼びながらカプ・コケコ達と一緒に向かった。

 

「大丈夫だったか?」

「ん?何も問題なかったよ?」

「それならいいが…カプ・コケコ様。ユキノをお守り頂ありがとうございました」

[我は何もしておらん](テレパシー有り)

「え?」

[それよりも、ユキノ。次に行きたい所は無いのか?]

「私はこの島の事全然知らないから、カプ・コケコが案内してくれる?」

[よかろう。では行くぞ]

「うん!」

 

ククイは大分疲労してから来たので、ユキノが何を言っているのか頭に入ってこなかった。

そのままユキノはカプ・コケコと一緒に洞窟に入っていった。

 

「…っあ!待ってくれ~!」

 

ククイは急いで洞窟に入っていったが、そこには…

 

ああ…オワッタ。

 

先ほど頑張って倒したポケモン達が復活しておりククイを睨み付けていた。

 

 

 


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