新たな人生はポケモンの世界(ウルトラビースト編)   作:バロン

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親の気持ち

3話

 

ククイが帰って来た時、ユキノとイワンコはソファーで寝ていた…

時刻は18時を回っている。

 

ユキノを見付けた時は15時頃で、散歩に行こうとした時にあったんだよな。

幸せそうに寝ているユキノを見てるとほっこりするのだが、服やズボンがダボダボなんだよな…

 

ククイはタオルケットを掛けてあげ、夕飯の支度を始めた。

ちなみに、ククイが買ったのはワンピースとTシャツとズボン、スカート…決められなかったので、似合いそうと思う物を片っ端から買ったのだった。

 

今日の夕飯はオムライス。子供なら誰もが好きなはずと思いククイは作り始めたのだった。

 

『良い匂いだ!あ、ユキノは寝ているのか…』

「スースー」

『ったく…可愛い寝顔を晒しやがって。俺様が守ってやるよ』

「ふにゃ~イワンコ~」

 

ユキノは寝言でイワンコの名前を呼び、抱きしめた。

 

「しゅき~」

『ぬお!?』

 

それから数分語、ククイがオムライス2人分とイワンコのポケモンフーズを作り終えリビングに入って来た。

 

「本当、気持ちよさそうに寝ているな」

 

ククイは優しくユキノを揺すり起こしてあげた。

 

「寝てる所悪いね。晩ご飯が出来たよ」

「ふぇ」

 

ユキノは上半身だけ起こし服が少しだけズレた瞬間、ククイはテーブルの方に向いた。

 

「さあ!食べようか」

「ん~」

 

ユキノは大きく伸びをした後、テーブルの側に置いていた買い物袋を見付けた。

 

「ククイ。ありがと」

「うん」

 

ユキノもテーブルの方に行き、ククイと晩ご飯(オムライス)を食べ始めた。

 

イワンコはユキノから解放され、ポケモンフーズを食べ始めた。

色々とお疲れ様…

数分後、晩ご飯を食べ終えたククイとユキノは食器を片付け、買ってきた服などを見せた。

 

「どうかな?」

「可愛い~!ククイ!このワンピース可愛いよ!あっ!コレも!アレも!!」

 

ユキノは凄く喜び、ククイが買ってきた服を色々見て、実際に着てみた。

 

「どうどう!」

「うん。凄く似合ってるよ」

 

実際はもの凄く!似合ってるだけどね。

 

「えへへへ~ありがと~」

 

ユキノは笑顔で言い、ククイが買ってきてくれた服やワンピースを着ては披露するを繰り返した。

最後にパジャマに着替えたのだが、これはこれで可愛い…

 

「ねぇククイ?これ可愛い…」

「可愛いし似合ってるよ」

 

ヤバい!

破壊力高すぎ!!

 

ユキノに選んであげたパジャマは、ハイテンションになった時に選んだピカチュウの着ぐるみみたいなパジャマだ。

前側に腰から首元までチャックがあって、フードにピカチュウの耳。腰の後ろにはピカチュウの尻尾も付いている。

凄くベストマッチしていて可愛い!!!

 

「布団等はそこの階段登った所にあるロフトにあるからね。ロフトは好きに使ってくれていいよ」

「ありがとう!」

 

ユキノは直ぐにロフトに上がっていき、買って貰った服を置いた。

ククイは時間を見た後、ユキノに声をかけた。

 

「そうだユキノ。ちょっと外に出てみないか?」

「いく~!」

 

ククイはユキノと一緒に外に出た。

 

「わぁ~!!凄く綺麗!!」

「この場所は都会から離れててね。凄く綺麗に見えるんだ」

 

家の外の空は星空が綺麗に広がっていた。更に、海にも星空や月が映っていて凄く綺麗だった。

 

「私。ククイに会えてよかった」

「それならよかった」

 

ユキノの見た目は小学2年生ぐらいなのだ。

こんなに可愛い子が記憶喪失で、しかも1人で彷徨っていたら悪い人に掴まってしまうかも知れない。

一応、デパートに行くとき、ジュンサーにユキノの事を聞いたが、全く知らない案件だと言っていた。

とりあえずは、僕が責任を持ってユキノを保護するしかないだろう。

 

「私。出来る事あるなら何でもする!」

「何でもは付けなくていいからね。お手伝いしてくれるなら…イワンコの面倒をみてやってくれないか?」

「みる~!」

 

輝く笑顔で言ったユキノはイワンコを呼んで浜辺を走り回った。

 

「親御さんが心配していると思っていたが…」

 

ククイは、家庭でユキノが酷い目に遭い、家出をして洞窟で隠れていた。その洞窟で、嫌な思いを全て消したいと願っていたら、何かの拍子で記憶喪失になったと思っていた。

都合の良い解釈でしか思っていないが、ユキノの両親が捜索願すら出していないとなると、あり得そうな話しでもある。

 

「親御さんがもし見つかったら、僕が話し合いをしなくちゃね」

 

親の気分ってこんな感じなのかと思いながらユキノを優しく見守った。

 

 

 

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