新たな人生はポケモンの世界(ウルトラビースト編) 作:バロン
34話
ユキノ達がウルトラホールから出ると外には大勢の人集りと警察、女医さん、学校のみんなが居た。
私はみんなから心配されていた事を感じ謝り、みんなと少し喋った後ククイと一緒に家に帰っていった。
「ユキノ。ウルトラホールから出た後と出る前で印象と見た目も変わった気がするのだが」
「え?あ~向こうの世界で1年居たからかな?」
そう答えるとククイが固まり私とリオル達を見比べた。
「1年…本当、みたいだな」
「うん。私もこの子達も一生懸命修行してきたから。前より強くなったよ」
「そのようだな。どうだ、少し手合わせしてみないか?」
「うん!しよう!ルガルガン、よろしくね」
『おう!』
ユキノ達は夕焼けが綺麗に映る浜辺に移動し構えた。
「俺のポケモンは、行くぞガブリアス!」
ドラゴンとじめんタイプを合わせ持つポケモン。ガブリアスを出してきた!
「それじゃルガルガン。よろしくね」
『おう!』
「先手必勝!ガブリアス、だいちのちから!」
「ルガルガン、接近してブレイククロー!」
ルガルガンは【だいちのちから】の放流を躱しながらガブリアスに接近し【ブレイククロー】で切り裂きもう片方の爪で切り上げた!
「秘技・四肢連弾!」
ガブリアスが仰け反った瞬間に顔を勢いよく蹴り上げ空中に吹き飛ばし更に空中で2連続蹴り飛ばした!そして・・・ガブリアスの腹めがけ会心の一撃を叩き込み地面に蹴り落とした!ガブリアスは大きな地面に激突し戦闘不能になった。
「素早さもさることながら、技のアレンジまでしてくるとは・・・まだまだ研究のしがいがあるな!戻れガブリアス」
「勝利のV!」
ユキノは満面の笑顔でVサインをしてルガルガンと一緒に喜び合った。
その日の夜はリリィタウンで島キング・ハラがユキノの為に祭りを催してくれたので、みんなで祝いながら楽しく過ごした。
島の住人達、野生ポケモン達、島の守り神カプ・コケコも祝ってくれて、更に中盤以降からはウルトラビースト達も乱入してみんなで騒いで楽しんだ。
ユキノのはじける笑顔は見るもの皆をときめかせドキドキさせていたことは本人には内緒の話。
中にはユキノに告白しに行こうとする猛者も現れたが、会場全員の【我らの天使に危害を加える気か!】の鋭い睨みが挑戦者を辞退させていっていた。
もちろんユキノは気付いていなくずっと楽しくみんなと話していたので知ることはない。
みんな優しくて嬉しい・・・
私にも何かできる事あるかな・・・
「ククイ。私にも何かできる事あるかな・・・」
「ん?ユキノはみんなを元気にさせる力があるじゃないか」
ユキノは祭りに参加してくれた者達を見渡し、みんなそれぞれ最高の笑顔でいることを再確認した。ユキノに見られていることを気づいた人は笑顔で答えてくれる。
「そうだね。ねえ、私・・・みんなを笑顔にさせる仕事したい!」
「それならアイドルか?」
「うん!アイドルになる!ポケモン達と協力して綺麗な技の演出をしたりして見てくれる人達にも感動してくれる素敵なステージを作るんだ!」
「いいじゃないか。俺も全力で応援するぞ」
「俺たちも応援するからな!」
「私たちもよ!頑張ってユキノ!」
「みんな、ありがと~!それじゃリオル。軽くお披露目しちゃおう!」
『うん!』
「テーマは波動の極。ステージ・オン!」
今、リリィタウンで新たなアイドルが誕生した。
ポケモンと心を通わせ、煌びやかなステージに舞う美少女。
人々は彼女を天使と呼ぶ