新たな人生はポケモンの世界(ウルトラビースト編) 作:バロン
54話
ライコウが場に出た瞬間、今まで以上のプレッシャーが辺りに漂う。
「雨を降らせた後、雷を身に纏え!」
「させないよ!聖帝幸斬!」
カミツルギはその場で一気に加速しライコウに迫る!
っち!やはり技の準備をすると遅れるか!仕方ないな・・・
ライコウは自身の判断で雷を先に纏い、筋力を強制解除しカミツルギの攻撃を紙一重で躱した!
筋力の強制解除は、数分後に動けなくなる諸刃の剣。絶対にここで倒しきらなければならない。ライコウは躱した直後にあまごいを発動させ雨雲を呼び寄せるが・・・
「あ、雨雲なんて切ってしまえばいいじゃない」
「え?」
『は?』
リラもライコウは意味が分からず間抜けな声を出してしまう。
カミツルギは当然の如く雨雲に斬撃波の一振りを放ち、雨雲を消し飛ばした・・・
「えぇぇ・・・」
リラは嫌そうな顔を露わにしがらそう言い、ライコウに指示を出し始める。
「らいげき!」
「つるぎのまいので防ぎ、その後反撃!」
ライコウの雷撃もカミツルギのつるぎのまいの前では無力。
攻撃力を上げながら防御もすると言う規格外の性能を再び使ったカミツルギは、ライコウの放った雷撃を剣に吸収させると言う裏技までも使った。
「これでトドメだね。全属性解放斬り!」
「全力で避けて!」
言われるまでもない!一太刀でも当たれば確実に負けるからな!
俺の内に秘めている雷を完全解放!数秒としか持たないが俺の全力を持って攻撃を回避してやる!隙あらば反撃したい所だが・・・
ライコウは体内に蓄積していた全ての電撃を完全解放し青白く輝いた。
そして、カミツルギの超高速連撃が始まる・・・
まず毒の剣で真っ直ぐに飛ばすが僅かな動きで避けられる。
避けた直後に左右同時に剣が飛来するが、バックステップで避けられる。
更に3本の剣が後ろから迫っていた。ライコウは背を低くし右斜めに移動し躱すが、上空から4本の剣が僅かな時間差で降り注ぐ!
それらを左右に躱しながら回避していたが、最初に飛来してきていた3本がライコウめがけ3方向から迫ってきていた。更に3本僅かな時間差で迫っている。
ライコウは弧を描くようにそれらを全て避けていく。
この攻防は僅か2秒の出来事。青い線と虹色の線がバトル場に輝く。
更に攻防は続きカミツルギは攻撃が当たらない苛立ちに攻撃が少しずつ雑になっていく。
ライコウは自身の筋肉が悲鳴をあげているのを堪えながら攻撃を受けないようにひたすら避けることだけに集中した。
「キリがないわ・・・カミツルギ。戻ってくれる?」
『俺はまだやれる!』
「相手の早さに攻撃が追いついてないから交代よ」
『わかった・・・』
カミツルギ自身も分かっていた事だった。
無数の超高速連撃は驚異なのは確かだが、相手のライコウの素早さの方が若干だが勝っていたのだ。
カミツルギは攻撃を中断してユキノの元に戻った。
「え?」
『はぁはぁ・・・』
リラは確実にこのまま連続で攻撃してくると思っていたので疑問しかない。
「確実に倒すための交代です。いくよ相棒!」
ユキノはルガルガンを出した。
ルガルガン以外は仕方ないと譲る気持ちで戦闘を見届ける。出番が一番少なかったから・・・
「行くよルガルガン。アクセルロック!」
「らいげき!」
ルガルガンの速度は既に神速の域に入っており、雷撃は掠りもせずライコウを攻撃して吹き飛ばした!ライコウが空中で体制を整え着地した場所には既にルガルガンが待ち構えていた。この状態では回避すら出来ない・・・
「トドメのブレイククロー!」
「雷撃を解き放て!ほうでん!」
ライコウは自身に纏っていた雷撃を全て解放し広範囲に雷撃を放出した!流石のルガルガンもこの攻撃は防ぎきれず吹き飛ばされる。
「戻ってルガルガン。確実にトドメをしにいくよリオル!」
ユキノが最後に使うポケモンはリオル。
対してライコウは満身創痍の状態。動くのも辛い状態だ。
『我は最後まで諦めん!』
ライコウは大きな咆哮をあげリラにまだ戦える事を伝える。リラもそれを感じ取り最後の指示を出す。
「この攻撃が最後です!全ての力を出し切りなさい。ギガインパクト!」
「迎え撃ちましょう!Z技改!石破天驚拳!」
ライコウは自身が持つ最後の力を振り絞りギガインパクトを発動。
リオルは拳を腰辺りに引き、Z技のエネルギーを全て拳に集め石破天驚拳を溜めていく。
「いっけぇ~ライコウぉぉおおお!!」
『ぉぉおおおおお!!!』
「穿て!『石破天驚拳!』」
ライコウはリオルに突貫し、リオルは溜め込んだエネルギーを全て石破天驚拳に注ぎ込み発射した。
巨大な拳のオーラはバトル場を穿ちながら、対するライコウもバトル場を穿ちながら両者の技が激突して激しい火花が散った時、拳のオーラが手を開きギガインパクトを掴んだ!
「え!?」
「握りつぶせ」
『次は万全の時に戦いましょう』
『そうだな』
ライコウは巨大な拳により技ごと握りつぶされ戦闘不能になった。
リラは地面に座り込み空を見上げる。
「あぁ・・・負けたなぁ」
「私達の新必殺技、見事に成功したね!」
『うん!』
ユキノ達が使った最後の技は、まだ1回しか成功した事はなかった大技だったのだ。
「勝利の~『V』」
リラはライコウと共にユキノの側にいき握手をした。
「優勝おめでとう」
「ありがと!またバトルしようね!」
「ああ!」
二人は笑顔で観客席達に手を振り「応援ありがとう!」と伝えた。
その後ククイが表彰式を行い、ユキノをみんなで祝った。
満面の笑みでトロフィーを抱きしめたユキノの姿はまさに天使!
その笑顔を見た者達の何人かは昇天し、また何人かは意識を失い、また何人かはそれらを耐えきり見惚れていた。
天使ユキノの誕生だ。
この回をもちまして、新たな人生はポケモンの世界(ウルトラビースト編)は完結します。
ユキノは全てのポケモンに愛される力を持ち、更に様々なポケモンから加護を受け、更にウルトラホールで現実世界の倍以上の特訓をして最強になったチート主人公。
絶世の美少女!笑顔は完全な天使!バトルは最強!
最強主人公が負けるのは伝説(神)達ぐらいだろう・・・
書きたいことガンガン打ち込んでいたので楽しかったです。
今までこの小説を読んでいただきありがとうございました!
これからも小説は書いていきますので、また気になれば見てほしいです。
それでは、また会う日まで・・・
「「「またね~!」」」←ポケモン達