新たな人生はポケモンの世界(ウルトラビースト編) 作:バロン
8話
授業が終わりユキノ以外はみんな帰った後、ククイは職員室で打ち合わせがあるのでユキノとイワンコだけが残った。
2人だけになった部屋で、ユキノはノートに纏めた事をイワンコと一緒に見て、どこかおかしな所が無いか一緒に確認することにした。
・ポケモンの脅威について
野生ポケモンは普段大人しいが、時々襲ってくる時がある。
時には人に被害を与える事もあるので、草むらや山に行くときは注意が必要。
「これについてなんだけど…襲ってくるポケモンってどんなポケモンなのかなって」
『う~ん…ポケモンにも、その時の心情によるから何とも言えないな。
俺も最初の頃は気性が荒かったからな…』
「そうだったんだ。それじゃ、そのポケモン達を鎮めるにはどうしたらいいかな?」
『鎮めるか…考えた事も無かった。いつも力でねじ伏せてきたから…』
「力か…私みたいな何も出来ない人には無理だね」
『そうだな。一緒に考えていこうか』
「うん!」
ユキノとイワンコはこうすれば、ああすればをククイが迎えに来るまでくり返した。
提案として上がった物は、ユキノのポケモンと喋れる能力で何があったのかを聞き、それを一緒に解決していく。
ユキノとイワンコが一緒に考えて出した答えだった。
「待たせて悪かったね。それじゃ帰ろうか」
「うん!」
『早くご飯が食べたい…』
「イワンコが早くご飯食べたいって」
「それじゃ早く帰らないとね」
「うん!」
ユキノとイワンコはククイの車に乗り自宅に帰っていった。
その日の晩ご飯は柿の葉寿司。
ゆずの風味をアクセントにして食べた。イワンコのポケモンフーズも柿の葉寿司風味にして出したので、イワンコが凄く嬉しそうに食べていた。
食後のデザートにかき氷も食べてからみんなで『ごちそうさま』をして後片付けをした。
その日の夜…
「ククイ。ポケモンフーズの作り方教えて」
「いいよ。それじゃあ…」
ククイは必要な材料をテーブルに用意して、ユキノにエプロンを着けさせた。
まず最初に生地を作り、ポケモンが食べやすい大きさにカットしていく。
それをオーブンに入れて焼けば完成。
味を変えたい時は、生地を作るときに一緒に入れる。
ユキノは生地をオーブンに入れた後、直ぐにメモをして作り方を覚えるようにした。
これでポケモンフーズを作れる!後は美味しく出来るようになるまで練習しなきゃ!
ユキノはオーブンで焼いているポケモンフーズを見ながらそう思った。
出来上がったポケモンフーズはホカホカで直ぐに食べたくなっちゃう程の美味しい香りが漂った。イワンコも直ぐにキッチンに入り尻尾を勢いよく振っている。
『ユキノ!それ食べて良いのか!?』
「ククイ。このフーズ、イワンコにあげていい?」
「勿論だとも。これはユキノが作った第一号なのだから」
「第一号。良い響き。イワンコ、食べて良いよ」
『ありがと!』
イワンコは大きく口を開けポケモンフーズにかぶり付いた。ちゃんと噛んでいるのか怪しい速度で食べていき、数分で完食してしまった…
『ふはぁ~満腹』
「どう?美味しかった?」
『最高に美味しかった』
「それは良かった♪毎日作るね」
『おう!楽しみに待っているぞ!』
「うん」
ユキノとイワンコが楽しそうに喋っている時、ククイは明日の献立を考えていた。
ユキノのやりたい事に1歩近づけた。
後は練習あるのみ!