ヤンデレお嬢様との日常   作:ハッシウム

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最近バンドリのヤンデレ小説が増えに増えてますよね。てことで今回こころのヤンデレ小説を書き始めることにしました。どうぞよろしくお願いします!


小学生の時の出来事

小学6年2月のこと

 

「はい。皆さん、おはようございます。今日は新しい生徒がこのクラスの転校してきます。弦巻さんお入りください」

 

教室に入ってきたのは、金色の長髪がすらっと生え揃う眩しいくらいの美少女だった。

 

「皆さんはじめまして。弦巻こころです。よろしくお願いします」

 

無難な自己紹介。

 

「はい。ということで、もうみんながこの学校を卒業するまでそう長くはないですが、もしかしたら中学で一緒になるかもしれない人もいるかもしれません。なので是非仲良くしてください」

 

だが、こころに近づく者は誰一人現れなかった。理由は入ってきたタイミングもあるが、もっともの理由はこころの身分にあった。こころの家は日本で有名な財閥、弦巻家だ。こころはそのご子女、つまりお嬢様となる。不意に近づいてこころの気を損ねたら、自分だけでなく家族が何されるか分かったものではない。なので皆はそれを恐れて近づくことはなかった。

 

(はぁ、つまらない。どうして身分が違うだけでこんなに避けられなちゃいけないのかしら。さみしいわ)

 

だがこころは、それにうんざりしていた。何言われてもいい。人と会話がしたかった。今までに自分から話しかけたことは何回かあったが、帰ってくるのは空返事。いつのまにか会話が途切れ、省かれていく。これじゃ会話した気になれなかった。

 

そんなこころに

 

「君どっからきたの」

 

こころに話しかけた人が現れた。それを見た者は驚愕した。

 

「へ?あ、〇〇小学校だけれど」

 

「ほう͡° ͜ ʖ ͡° )。やりますねぇ。趣味は?」

 

「趣味、そうねぇ、、、楽しいことを探すことかしら」

 

「結構深いなぁ。最近楽しいこと見つけた?」

 

「最近はないけれど、今こうやって話してるのがとっても楽しいわ!!」

 

「まじか。俺と話すの楽しい?」

 

「ええ!とっても楽しいわ!!ところであなたの名前なんていうのかしら」

 

「わい曾野泰也(そのたいや)っつう変な名前」

 

「全然変じゃないわ!!素敵な名前。よろしくね!泰也」

 

クラスの皆は、また驚愕した。あの弦巻こころに話しかけ、普通に会話していること。

 

曾野泰也という男は、学校随一のいわゆる陽キャで、コミュ力の化け物。成績も優秀だが、彼はアニメやゲームに没頭するオタクなのだ。

 

その後男子トイレで

 

「おいおい泰也。よくあのお嬢様に話しかけたな」

 

「ん?別にええやろ。なんか問題あるん?」

 

「いやいや、お前知ってるだろ?あいつはあの弦巻家のお嬢様だって。変なマネしたら潰されるかもしれないんだぞ?」

 

「別にどうにかなるだろ。そんときは気合でどうにかする」

 

「さすが泰也、恐れなしだな」

 

「舐められたら困る」

 

こんな感じで会話を弾ませながら、男子トイレを出る。

 

「待ってたわ泰也!!一緒に教室戻りましょ?」

 

男子トイレの入り口の前に、なんとこころがいたのだ。

 

「お、おう。てかお前もトイレ?」

 

そうではないけど、教室で待ってるよりここで待って一緒に教室に帰った方が、もっと一緒にいれる時間が長くなるじゃない。だから行きましょ?」

 

「あ-なるほど。わかった」

 

こころと泰也は教室に戻っていった。

 

「おいおい、もしかしてあのお嬢様、、、まさかな。いくらなんでも早すぎる」

 

泰也の友人も教室に戻った。

 

3月 卒業間近

 

それから何日か経ち、こころはずっと泰也に話しかける。例えば

 

「泰也一緒にご飯食べましょ!」

 

「泰也一緒に帰りましょ!」

 

と言った普通の会話ばかりだったのだが、時が経つにつれ、

 

「やっぱり泰也の腕って落ち着くわ」

 

腕に抱きついてくることが増えてきた。

 

そんなある日、放課後の帰り道の出来事だった。

 

「おいおい、なんで腕にくっついてくるんや」

 

「だって、私の心があなたの腕に抱きつきたいって言ってるのよ。それに、なぜかそれで抱きつくと、心臓がドキドキするの。気持ち的には落ち着いてるつもりなのだけれど、なぜかしら?」

 

「なんやそれ。お前俺のこと好きなの?」

 

「ええ!大好きよ!!もうあなたのことしか視野に入らないくらい!」

 

「え、それって」

 

「そうね。少なくとも友達としてってわけじゃなさそうね。つまりこれは、、、やっぱりそうよ!恋だわ!!私あなたに恋してるんだわ!!」

 

そしてこころは泰也に抱きついてきた。

 

「気づかせてくれてありがとう!!やっとわかったわ!!私あなたと恋人同士になりたいのよ!!私と付き合ってくれるかしら?」

 

こころはそう告げた。彼が返した言葉は。

 

「ごめん。それは無理だ」

 

「え」

 

こころは、予想外の返事が返ってきて、力が抜けてくような感覚を覚えた。

 

「どうして?どうしてなの?私あなたのことこんなに好きなのに。どうして!!」

 

こころは泣いていた。泰也は初めてこころの泣き顔を見た。

 

「すまん。だが仕方ないんだ。俺とお前じゃとても身分が違いすぎる。つまり釣り合わない」

 

「そんなの納得いかないわ!!どうして身分にこんな縛られなきゃいけないの?身分のせいであなたと一緒になれないなら、私弦巻家から出て行くわ!!」

 

「そんなの俺が許さない!!そんなことをするなら、俺は、

 

 

 

 

 

 

 

 

お前のことを嫌いになる」

 

この言葉を聞いて、こころは絶望の淵にいるような顔でひざまづく。

 

「すまん。元はと言えば俺がその気なさげにあんなこと言ったから。こんな最低最悪なクズ男なんて、忘れてくれ」

 

泰也はその場から走り去った。こころは追いかけようとしたが、足が言うことを聞かなかった。

 

「忘れるわけないじゃない。あなたは、私がさみしいと思ってる中、唯一話しかけてくれた。あんな楽しい日々。二度と来ないわ。だから絶対に

 

 

 

 

 

 

 

アナタトイッショニナルワ」

 

ハイライトをなくした目で、こころはそう言った。




次回をお楽しみに!!
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