シンとレンの十二の冒険   作:kuraine

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第6話 反乱勢力

 ダンジョンに行き、神器を手に入れてから三日が経っていた。あれからというもの、とりあえずは反乱勢力に神器が渡らなくて良かったと思うと同時に、結局のところ、この大地の雫と呼ばれるペンダントを模したとされる神器の使い方が未だに分からず、使うことは諦めていたが、勿体無いと言う事で身につけることにしたらしい。

 そして、神器に対して反乱勢力に関しての情報はというと、どうやら動きがあったらしく、聞く話によると何でもこの数日で今まで村やら町で暴れていた連中たちが突如としていなくなったんだとか。このことから今まで暴れられていた村や町にとっては平和な日々が訪れたわけで良かったと安堵する者も少なくないだろう。しかし、それは嵐の前の静けさを表していたのかも知れない。

 

「ん〜〜、朝か〜〜」

 

(にして、ここの所ずっと情報欲しさにあっちこっち行ったり、いろんな人に聴き込みなんかして普段慣れてないせいかすごく疲れるな。)

 

「ん〜〜〜、にゃむにゃむ、、、」

 

(にしても、レンは相変わらず警戒してない時は、よく寝るよな。まあ、メリハリがはっきりしているのは良いことだけど、にしても限度ってもんがある。と言うか、こうやって見るとレンってやっぱ美人だよな。瞳は青色で透き通ってるし、何と言うか出る所は出てて、引っ込んでる所は引っ込んでると言うか。戦闘と言う観点を抜きにしたら美人な女の子って感じだよな。)

 

 そんなことを思っていたらレンが目を擦り、欠伸をしながら眠たそうに起き、布団から体を起こした。

 

「ん〜〜、おはよう〜」

 

「おお、おはよう」

 

「なんでか、急に起きなきゃダメな気がした。なんでだろう?」

 

「へ、へぇ〜、そりゃまたなんでだろうな〜」

 

(別にやましい事は思ってないのに、この女、とんでもねぇ、間違いない。)

 

「ところで、今日はどうするんだ?また聴き込みするのか?」

 

「ん〜、そうね〜、だいぶ聴き込みもしたし、今日は町の様子でも見つつ散歩ね。」

 

「散歩って、そんな呑気な事言ってて良いのか?」

 

「しょうがないでしょ〜、反乱勢力に目立った動きがないし、それに、ここの所ずっと聴き込みとかだったからね。気分転換よ、気分転換。」

 

「まあ、それもそうだけどな。」

 

 それから、宿を出て適当に街をぶらついた。ここリネオスは円状の塀に囲まれていて入り口の関所を通らないと街に入れない仕組みになっている。また、王族のいる城はと言うと、円状の街のほぼ中心にあり、高い塀に囲まれて立派な立て構えをしていた。

 

「なあ、レン。なんだか今日兵士の数少なくないか?」

 

「そう言われればそうね。いつもならもう少しすれ違っても良いかもしれないわね。少し聞いてみましょうか?」

 

「おい、まさか兵士に直接聞くのか?」

 

「そりゃね?」

 

レンは当然でしょ?と言わんばかりに返してきた。そして、兵士の所まで歩いて行った。

 

「すいません。」

 

「何か?」

 

「あの〜、兵士の方がいつもより少ない気がするんですけど、何かあったんですか?」

 

「なんだ、知らないのか?今日は国王と王妃が四年に一度ある世界首脳会議でこの国を空けるため、兵士の半数が護衛としてついていくんで、こっちは大変だよ。」

 

「そうなんですか、すみません。お忙しいのにありがとうございました。」

 

 

「どうやら兵士が半分ぐらしかいないようね」

 

「そう言うことか。つまり、襲うにはベストタイミングってことか。」

 

「ええ、そう言うことになりますね。」

 

「今日は少し動きがないか外で見張ってみるか。」

 

「そうですね」

 

 それから城の入り口が見える少し遠い建物の上から監視することにした。それから少し時間が経ち、夜になった。

 

「特にこれといった変化は無いな。」

 

「そうですね」

 

とその時、街の北の関所の方から騒々しい物音が聞こえてきた。

 

「やっぱり来たか」

 

「そうですね、襲うなら今が絶好のチャンスですからね。」

 

 そんなことを話していると、異変に気づいたのか街に鐘の音が鳴り響いた。おそらく、何かあった時になる非常ベルとかの類だろう。その間に城にいた兵士達が続々と北の関所の方に向かって行った。

 

「結構な数だな」

 

「ええ、まあそりゃそうでしょうね。関所の方ってことは街に入れなかった蛮族とかでしょうね。」

 

「ああ、だけど少し変だな。集めた情報だと貴族達も絡んでいるとか聞いてたのに、わざわざ、街から離れさせるようにして、、、まさか、本当の狙いは北の関所に兵士達を集めること?だとしたら、、、」

 

 そんな事を考えていると街の西側と東側から兵士らしき軍団と先頭にはそれらを指揮しているであろう貧相の良さそうな奴が城の入り口に向かって走って行ってるのが見えた。

 

「あれは、貴族か?」

 

「ここは遠すぎます。急いで城へ向かいましょう。」

 

「ああ、急ごう。兵士が少ない上に兵力を分断させて撹乱なんて考えたな。」

 

「関心してる場合じゃ無いですよ!」

 

 こうして、反乱勢力と王族勢力、シンとレンの戦いが始まった。

 

次回、戦いの中で

 

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