変わり果てたストーリー ~新たなヒーローアカデミア~ 作:月見草クロス
今日はオールマイトのヒーローの授業。
全員、ヒーローコスチュームを着て、演習場に向かう。
内容は戦闘訓練だそうだ。
2人のチームを作り、ヒーロー ヴィランに分かれる。ヒーローは建物のどこかにある核をとれば勝ち、ヴィランは核を時間内守れば勝ち。ヴィランはヒーローの持つ、確保証明のテープを巻かれたら行動不能。
単純なルールだけどやばいよねこれ。訓練で怪我人でるの確定じゃん。
チームはくじだそうだ。
結果
Aチーム 大空 緑霊
Bチーム 不知火 白福
Cチーム 轟 霊見
Dチーム 爆豪 扇
Eチーム 真田 夢月
Fチーム 河野 紫園
Gチーム 朝倉 八百万
Hチーム 黄陽 黒月
Iチーム 雲白(さ) 蒼風
Jチーム 雲白(く) 黒影
AM「まずは………Bチームがヒーロー!!Hチームがヴィランだ!!」
一試合目は結構激戦だった。
ヴィラン側はユキの雪だるまで妨害しつつ核でヒカリとユキ本人が待機するという作戦。それに対し、水の水滴で雪だるまを倒しつつ核に到着。
その後は光を黒刃が曲げ、水はユキの撃ってくる雪を相殺するという派手な戦いだった。
結局、持久戦となりヴィランの勝ち。
二試合目はJチームがヒーローでGチームがヴィラン。
こちらは瞬殺。Jチームの二人は紅葉の個性で染めた『隠しの黒』によりGチームに全く視認されず勝った。
また黒影の個性も隠密性に長けていた。
影の中を自在に移動できる!!室内だと本当に強い個性だ!!だが影がないとただの雑魚だ!!
Gチームは罠をはっていたがそんなの影に入ったらそんなの関係ないらしい。
よって、瞬殺。
続く第三試合 ヒーローIチーム ヴィランEチーム
ここはほぼ桜の独壇場だった。
ヴィラン側が戦闘的な個性なのに対し、桜が妨害しまくってその隙に蒼風がカマイタチで道を開きつつ最短ルートで核を取った。
雲白姉妹の個性はどちらも妨害系。
どちらも相当強い個性だとみんなが知ったのだった。
そして問題の第四試合
ヒーローCチーム ヴィランFチーム
「レデイー……スタート!!」
轟「霊見。中はどんな感じだ」
月見「今、みんなに探ってもらってるから待て待て」
さ迷っている霊を自分と契約させ、自在に操る。契約した霊は周りの人にも見え、白いフヨフヨ。いつもは月見の周りを飛んでいる。いざとなれば一定範囲に飛ばすことが可能でその霊の得たことは月見に伝わる。霊一つ一つには戦闘能力もある。
月見「………二人とも核で待ち構えてる?いや、一人は核とは少し離れたところにいるな」
轟「出てろ。危ねぇぞ」
轟は一気に建物を凍らせた。
黒刃「あんなのチートじゃねぇか!!」
水「いや、黒刃。これは恐らくヴィランの勝ち」
黒刃「………なんで?」
水「………見てれば分かる」
轟はそのまま核に向かった。
クロス「お前建物自体凍らせやがって!!足が痛てぇ!!」
轟「すまなかったな。だがこれで勝ちだ」
クロス「うん、君の負けだ」
次の瞬間、轟の動きが止まり、キョロキョロしだした。
クロス「ゴムゴムの
クロスは手を伸ばし、轟を叩く。
すると轟はなんの抵抗もせず吹っ飛んだ。
遥「はぁ………解除!!」
遥が指をパチッと鳴らすと轟はバッと起き上がり、次に苦しそうな顔をした。
クロス「ナイス、遥」
遥「それほどでも?」
相手の五感を自在に操る。長い時間すると自分の五感も一つずつおかしくなっていくぞ!!ちなみに一度に何個も感覚を操ると時間は短くなる!!
クロス「五感を奪えば触れた感覚もねぇからその間は攻撃し放題だ」
轟「お前ら………」
クロス「ちなみに氷も溶かすよ?」
クロスは足を少し上げ、そこに火がついたと思うと地面に叩きつけだ。
すると氷はすぐさま溶けた。
轟「何………」
クロス「これで対等………ってもダメージはデカいか」
轟「また凍らせるだけだ!!」
クロス「ゴムゴムの
轟「くっ!!」
轟はすぐに氷で壁を作り、パンチを防ぐ。
クロス「やるじゃん」
轟「まだまだやるぞ!!」
遥「でも正面戦闘だとだるいからね」
パチッ!!
遥がまた指を鳴らし、轟の五感を奪う。
轟「またかっ!!」
遥「やっちゃえ!!」
クロス「でんじは!!」
AM「なんだよ!?でんじは!?」
虹「あいつの使う技、全部アニメとかゲームの技ですよ!?」
AM(個性の都合上、彼はリアルで見た技より非現実の技の方が想像力をあまり使わなくて済む。しかも今後も絶対に見ることがない。そう考えれば合理的か………)
でんじはを食らった轟は一時的な麻痺状態に陥り動きが鈍くなった。
クロス「遥、これで拘束しとけ」
クロスは手から相澤先生の捕縛用武器を創り出した。
これは八百万の個性『創造』だ。
轟「てめぇ、こんなの凍らせれば………」
クロス「出ねぇよ」
轟「何!?」
轟は個性を使おうとしたようだが出なかった。
クロス「相澤先生……イレイザーヘッドの個性、『抹消』……見てるものの個性を消す。この個性は瞬きすれば解けるが水の個性で目に水分を取らせている。だから瞬きの必要はねぇ」
轟「…………」
遥「じゃ、大人しく捕まって」
遥が轟をグルグル巻にするのをモニター越しに全員呆然と見ていた。
「「「「………強すぎだろ」」」」
AM「いや……轟少年も勝てると慢心し油断していた。今回は紫園少女の援護もあったから真正面からの戦闘なら二人は互角だろう」
試合はそのままの状態が続き、ヒーローの勝ち。
そして次は僕の番。僕達がヒーローで相手はDチームだ。
虹「ひとつ聞くけどユグの個性って本当に……」
ユグ「ホントだよ!!そのうちできるようになるよ!!才能があると私は分かってるから!!」
虹「………まぁ、分かった。とにかく今は敵チームの対策」
相手は爆発の爆豪と吸血鬼の椿。
どちらも真正面からで勝てる相手じゃないだろう。
ユグ「でも爆豪くんは突っ込んでくると予想できる」
虹「………心読むな」
ユグ「この距離なら意識すれば何考えてるか分かるよ?」
虹「………はぁ…………で、爆豪だよな。あいつは僕が相手する。ユグは核を取って」
ユグ「了解!!」
虹「そろそろ始まる!!引き締まっていくぞ!!」
ユグ「おー!!」
ユグの無邪気な声が空に響いた。
「レデイー…………スタート!!」
虹「行くぞ!!ユグは爆豪が来るまでついてきて」
ユグ「ちょっと待って!!もう近くで爆発音!!」
確かにボカンボカンって音が近づいてくる!!
「おらァァ!!」
予想通り、開始直後に爆豪が来た。
虹「ユグ!!行って!!」
ユグ「OK!!」
ユグは爆豪が来た方向と逆に走って逃げる。
爆豪「逃がすかぁ!!」
虹(右腕!!10%!!)
SMASH!!
爆豪のヒーローコスチュームにある、意味ありげなコテを狙ったが爆豪は驚異の反応速度で回避してきた。
虹「やっぱり来たな!!」
爆豪「ヘドロのとき恥書かせたお前はぶっ殺したかったんだ!!殺す!!」
虹「どうやらお怒りのようで」
爆豪は爆発で加速しつつこっちに突っ込んでくる。
そして虹はユグとの繋がりを意識して………
ユグ「来た!!虹に加護を!!」
ユグは虹から送られてきた思いに反響させ力を与えた。
虹の黒い目が緑色になる。
爆豪「なんだぁ!!」
虹(ワンフォーオールフルカウル………30%!!)
爆豪「死ね!!」
爆豪の正面からの爆発を目の前でした……はずなのに虹は………
爆豪「何っ!?かわした!?」
虹はほんの少し体を逸らし回避した。
その速さと反応速度は明らかに今までとは違った。
SMASH!!
爆豪の腹に思いっきりのパンチをぶち込む。
爆豪「がぁ!!」
虹「確かに体が軋みもしねぇ!!速くもなってるしあいつの個性本当かよ!!」
今までは30%を使うと少し体が軋んだんだ。けど、今はそれがない。
爆豪「緑野郎の個性………だぁ!!」
緑霊ユグドラシル 個性 契約精霊
自分と契約をさせる精霊。彼女は契約者と自然界の霊力を使い戦う!!そのため契約しなくても戦える!!契約者の霊力は無くなっても契約者は特に体に異常もない!!また、契約者の肉体強化も可能!!その他にも契約者の考えを呼んだりもできる!!
虹(ユグはあの時、僕の霊力は多くて才能があるから契約するって言ったけどこれはワンフォーオールと相性いいぞ!!)
ちなみに!!霊力の多い少ないは個人差がある!!
爆豪「てめぇ!!ぶっ潰す!!」
虹「やって見せろ!!」
ユグ(ついた………けどやっぱり椿くんがいるよね……)
核はなんと太陽の光一つ入らない部屋にあった。
椿「………いるな?」
ユグ「………なんでわかったのよこんな暗闇で」
椿「吸血鬼は暗闇でも目が利くんだ。元々夜行性だしな」
私には今、彼がどこにいるか分からない。それほどこの部屋は暗い。
ユグ(どこにいる………)
椿「ここなら弱体化もねぇ!!」
シュッ!!
ほんの一瞬。私の横を何かが通り過ぎた。
頬に触れると手には血がついていた。
ユグ(この一瞬で!?速すぎる!?)
椿「弱体化しないように窓は塞いたんだ!!このままやるかぁ?」
ユグ(……………)
『行くよ!!』
ユグ「………来た!!」
椿「来たって……」
「僕だ!!」 「待てくそカス!!」
そこに爆豪を引き連れた虹が出てきた。
椿「爆豪っ!!お前爆発させたら!!」
爆豪「うっせぇ!!」
狙いはこれだ。椿が光に弱いならその光を出す個性持ちの爆豪を近くまで連れてくれば弱体化できる!!さすがにこんなに暗い部屋だとは思わなかったが。
ユグ&虹「「ばーか!!」」
爆豪「なんだとこのやろ!!」
挑発に乗ってしまった爆豪が爆発を起こしつつこっちに来る。
ユグ(虹!!)
虹(言われなくても!!両足!!30%!!)
虹は爆豪ではなく核目掛けて飛ぶ!!
私の仕事は………
ユグ「SMASH!!」
実は!!ユグの個性は契約者の個性を完全にではなくとも使える!!
虹「核もらうぞ!!」
椿「させるかよ!!」
椿は爪をたてて構える。
虹(右腕!!30%!!)
CROW!! SMASH!!
AM「さて、好評だが今回は爆豪少年が戦犯だ」
「「「「うん、知ってた」」」」
あの後、虹とユグのコンビネーションで圧勝だった。
AM「さて!!わかる人!!」
八百万「はい」
AM「来ると思ったよォぉぉ!!………どうぞ」
八百万「爆豪さんは最初に一人で突撃し、更には味方のことを考えず挑発に乗って弱体化させてしまいました。椿さんももう少し話すべきだとは思いますがほとんどの責任は彼にあります。それに対し虹さん達は話し合った上で爆豪さん達を手玉に取りました。それにラストのコンビネーション。素晴らしかったと思いますわ」
AM「うぅぅぅっ………まぁ、その通りだよ」
うん、長かった。八百万生真面目すぎ。
椿「はぁ……」
虹「大丈夫大丈夫。椿のせいじゃないよ」
ユグ「戦犯はあっちだから」
ユグが爆豪を指さすと「あぁっ!?」っとドスの効いた声が帰ってきた。
AM「さて……私はそろそろ戻るので………あ、あと大空少年と緑霊少女は職員室に来るように!!」
そう言い残してオールマイトは目にも止まらぬ速さで走り去っていった。
………そうか………時間ギリギリだったんだね………
虹「………オールマイト、来ました」
AM「………入っていいよ」
扉を開けるとトュルーフォームのオールマイトだった。
ユグ「こんにちは、オールマイト」
………そう、さっきチラッとユグが言ったがこいつは僕の考えていることを読める。
そのため、必然的にワンフォーオールのこととオールマイトのトュルーフォームのことがバレることになる。
虹「すいません………この契約ってユグがその気になれば契約者の了解なしでできるんですよ………」
するとオールマイトは困ったように顔を押さえた。
AM「はぁ………まぁ、起きてしまったには仕方ない。緑霊少女、この件に関しては口外は厳禁だ。もしすれば君は退学処分にする」
ユグ「分かってますよ、というか言っても信じませんよ、誰も」
AM「いや、そう言う問題じゃ………」
虹「……オールマイト、ユグはこう見えて口は固いみたいですから……」
実はユグの考えていることを僕も意識すればわかる。
まぁ、記憶とか深いところまではわかんないけど。これはユグも同じらしい。
AM「……個性上、大空少年の言葉は信用出来る………分かった、信じるぞ!!二人とも、これからよろしくね」
「「はいっ!!」」
一人の少年と一人の少女の元気のいい声が部屋に響くのだった……
映画はしっかり見てきます。書けるようなら映画の内容も入れる予定です。