遊戯王Trumpfkarte   作:ブレイドJ

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初めまして。ブレイドJです。
今までは専ら読むことばっかりだったのですが最近になって読む小説も増え、そこからこんな小説を自分も書いてみたいと欲が出てしまい、こうして作品を投稿するに至ってしまいました。

小説を書くこと自体は実は初めてではないのですが、がっつりと書いた物を出すというのはあまり慣れていないので、ダメな所はドンドンご指摘、ご教授願えたらと思います。

小説内で出てくるデッキは、ブレイドJが実際に組んでいるデッキが8割と友人に回し方を教えてもらい、実際に使用してみたもの2割になると思います。
一応、デュエルの内容は自分のカードを実際に並べてみたり裁定を調べたりして書いておりますが、プレミや間違いがある場合は、ここ、おかしいぞ、と気軽にお声がけください。

それでは完結に向けてゆっくりと歩いていくことになるとは思いますが、どうぞお付き合いの程よろしくお願いいたします。


プロローグ

この世界には多くの人を魅了して止まないカードゲームが存在している。

 

デュエルモンスターズ。

 

それは、モンスター、魔法、罠の3種類のカードを駆使し、相手のライフポイントを0にしたり、特殊な条件を満たしたり、相手のデッキを無くす等様々な戦術で戦う対戦型カードゲームである。

 

そしてデュエルモンスターズはカードが実体化しているように見える技術、『立体映像( ソリッドビジョン)』とそれを内蔵したデュエルモンスターズ専用の装置であるデュエルディスクの開発により、デュエルモンスターズのプレイヤー『決闘者( デュエリスト)』同士の手に汗握る戦いがマスメディアを通して世界中に広がり、スポーツ選手のように人々の前で戦う『プロ決闘者( デュエリスト)』という職業と彼らが競い合うプロリーグというものが生まれるまでに至った。

 

これは、そんなデュエルモンスターズが広がる世界の中で自らの運命に翻弄される1人の青年と1人の少女が出会い、共に運命を切り開いていく物語。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「おい、ちょっと待てよ‼︎俺は知らないって言ってるだろ‼︎」

 

沢山の人々が賑わうスタジアムの真ん中で、何人もの警備員に取り押さえられながら青年は叫ぶ。

 

「俺は不正なんかしてない‼︎そいつのデッキなんて知らない‼︎」

 

「ですが、実際に彼のデッキを持って来たのは貴方だ。記録にも残っている」

 

「そんなこと知らなかった‼︎そのデッキは俺が控え室からここに来る途中に拾ったんだ‼︎」

 

「そんな言い分が信じられるとでも?」

 

「じゃあ何を言ったら信じて貰えるんだよ‼︎」

 

青年がいくら叫んでも向けられるのは冷ややかな視線のみ。

 

そんな青年に青年と話していた男が告げる。

 

「とにかく、今回の大会は出場停止。今回の件は追って処分を言い渡す。だが、決闘者の魂であるデッキを盗み見た罪は重い。リーグからの除名も考えられることを肝に命じておくんだな」

 

「なっ⁉︎ふざけんな‼︎おい‼︎」

 

警備員に捕まり、青年は引き摺られていく。

 

深い絶望の中へとーーー

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「お父さん‼︎お母さん‼︎目を覚ましてよ‼︎」

 

少女以外に誰もいない病院の一室。

 

無音の部屋でただ少女の慟哭が響く。

 

「応援に来てくれるって、言ったのに‼︎優勝したら、私とデュエルしてくれるって‼︎一緒にお祝いしようねって言ったのに‼︎」

 

少女の声に返ってくる言葉はない。

 

ただただ少女の慟哭がその場に響く。

 

「こんなの、全然嬉しくないよ‼︎お父さんも、お母さんもいないんじゃ………優勝なんて、意味ないよ………こんなの、いらないから………もうデュエルしたいなんて、言わないから、だから、お父さん達を返してよ‼︎」

 

少女はその場に崩れ落ちる。

 

それでも、少女に返ってくるものはない。

 

少女は泣き続ける。

 

絶望の先に至るまでーーー

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

同じ日、同じ時刻に絶望を経験した2人の決闘者。

 

それは、偶然だったのだろうか?

 

それとも、運命だったのだろうか?

 

その問いに答えるものは………誰もいない。

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