遊花の進化は止まらない?
それと更新に関して、活動報告の方で少しご報告があるので、よろしければご確認ください。
★
「お疲れ様、遊花。しっかりと決めてきたわね」
「うん‼︎凄く楽しいデュエルだったよ」
デュエルが終わってしばらくして私を探していたのか、桜ちゃんが駆け寄りながら声をかけてくる。
私の返事に、桜ちゃんは苦笑いを浮かべる。
「あの状況でデュエルをしてただ楽しかったで済ませるのが遊花らしいところよね」
「あの状況?」
私が首を傾げると桜ちゃんが少しムッとした表情で答える。
「周りの奴らの反応よ。遊花のことを馬鹿にするようなことばかり言って、思わず掴みかかるところだったわ。ま、最後に遊花が勝った時の唖然とした表情が滑稽だったから許してあげるけど」
「桜ちゃんは喧嘩っ早過ぎるよ………」
「遊花が我慢強過ぎるの。というか、無理してないわよね?」
そういって心配そうな表情で桜ちゃんが私の顔を覗きこんでくる。
そんな桜ちゃんに、私は笑顔を浮かべながら頷いた。
「うん、無理なんかしてないよ。これくらい平気、へっちゃらだよ。それに私は師匠の跡を継ぐんだもん。あれぐらいじゃ怯んでなんかいられないよ」
『第3学年、出席番号98番、栗原遊花さん。至急第5フィールドへお越しください』
そんな話をしていると、再び私を呼び出すアナウンスが流れた。
「あれ?もうそんな時間になっちゃったの?」
「まあ、さっきのデュエルが終わってから結構経ってるものね。んじゃ、また応援してあげるから、頑張って来なさいよ」
「うん‼︎行ってくるね‼︎」
桜ちゃんの応援を受けながら、アナウンスに従い、私は第5フィールドに移動する。
そこにいたのは綺麗な銀色の髪に琥珀色の目をした落ち着いた雰囲気を纏う女性。
その女性は私を見ると嬉しそうに笑った。
「貴方が私の対戦相手?」
「あ、はい‼︎栗原 遊花です‼︎」
「私は御子神 霊華(みこがみ れいか)。貴方みたいな面白い子とデュエル出来ることを楽しみにしていた」
「面白い、ですか?」
首を傾げる私に御子神さんは言葉を続ける。
「貴方の魂からは面白い波動が出ているわ。その波動が周りにいる様々な存在を惹きつけ、貴方を守っている」
「えっ?波動?惹きつける?」
「気づいてはいないのね。でも、それでいいのかも知れないわ。気づいていないからこそ、貴方の波動は脳髄が疼く程心地良いものなのかも」
「え、えーと?」
私は一体何を言われているのだろう?
悪口を言われてるってわけじゃないみたいだし、でも、言葉の意味はよく分からないし………うーん?
私が御子神さんの言葉に混乱していると、御子神さんは柔らかく笑いながらデュエルディスクを起動した。
「さっきの彼とのデュエルを見て、貴方のデュエルには凄く興味がある。貴方の魂の本質、私にも見せて」
「えーと、よく分からないですけど、期待に添えるように、一生懸命頑張ります‼︎」
「ええ、それじゃあ始めましょう」
『決闘‼︎』
遊花 LP8000
霊華 LP8000
ーーーーーーー
「先攻は私。私は荒魂を召喚」
〈荒魂〉☆4 悪魔族 闇属性
ATK800
御子神さんが召喚したのは鬼の顔のような形をした霊体のモンスター。
私も金華猫を持ってるから分かるけど、御子神さんのデッキはスピリットモンスターが主軸のデッキなのかな?
「荒魂の効果発動、このカードが召喚・リバースした時にデッキから荒魂以外のスピリットモンスター1体を手札に加えるわ。私はデッキから和魂を手札に加える。カードを2枚伏せてエンドフェイズ、スピリットモンスター共通の効果により、召喚・リバースしたターンのエンドフェイズにスピリットモンスターは手札に戻ってくるわ」
遊花 LP8000 手札5
ーーーーー ー
ーーーーー
ー ー
ーーーーー
ーー▲▲ー ー
霊華 LP8000 手札4
「私のターン、ドロー‼︎」
あ、手札抹殺。
これなら御子神さんがサーチしたカードも落とせる‼︎
「魔法カード、手札抹殺‼︎お互いに手札を全て捨てて同じ枚数ドローします‼︎」
「うん、いいカードね。だけど、ダメ。手札からPSYフレームギアδの効果を発動」
「ふぇっ⁉︎」
「自分フィールドにモンスターが存在せず、相手の魔法カードが発動した時、手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地のPSYフレームドライバー1体を選んで特殊召喚し、その発動を無効にし破壊するわ。ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。私は手札からチューナーモンスター、PSYフレームギアδ、デッキからPSYフレームドライバーを特殊召喚し、手札抹殺は無効よ」
〈PSYフレームギアδ〉☆2 サイキック族 光属性
DEF0
〈PSYフレームドライバー〉☆6 サイキック族 光属性
ATK2500
現れたのは電気を纏った戦士と腕に装着するような機械。
うぅ〜まさかスピリットだけのデッキじゃなかったなんて………手札抹殺を無効化されたのはちょっと痛い。
でも、さっきの効果を聞く限り、御子神さんのフィールドにモンスターがいる限りは出てこないみたいだから今なら動けそう。
「私はクリバンデットを召喚」
〈クリバンデッド〉☆3 悪魔族 闇属性
ATK1000
私の前に現れたのは盗賊のような姿をした黒い毛玉のモンスター。
はいはい、ぴょんぴょんと攻撃したいアピールをしなくても分かってるから。
エンドフェイズにあのモンスター達は除外されるみたいだけど、その除外を使って動いてくるかも知れないし、ここは攻めておくべきだよね。
「バトル‼︎クリバンデットでPSYフレームギアδを攻撃‼︎バンデットクロー‼︎」
「残念だけど、そう上手くはいかない。リバースカードオープン、罠発動、緊急同調。バトルフェイズ中のみ発動でき、シンクロモンスター1体をシンクロ召喚するわ」
「っ⁉︎ワンダーエクシーズみたいなカード⁉︎」
「私は、レベル6、PSYフレームドライバーに、レベル2、チューナーモンスター、PSYフレームギアδをチューニング」
δが光の輪になり、フレームドライバーが小さな星に変わり、光の道になる。
そして光の道が輝くと、その中から全身を機械の鎧に身を包んだ戦士が現れた。
「そこに開くは異世界への扉、
〈PSYフレームロードΩ〉☆8 サイキック族 光属性
ATK2800
「レベル8のシンクロモンスター⁉︎攻撃対象がいなくなったのでクリバンデットの攻撃は中止します‼︎」
そんな不満そうに鳴いてもダメ‼︎
絶対に勝てないでしょ⁉︎
「メインフェイズ2、カードを2枚伏せてエンドフェイズにクリバンデッドの効果発動‼︎このカードをリリースしてデッキの上から5枚めくり、その中から魔法・罠カード1枚を手札に加えて残りを墓地に置きます‼︎」
不満そうに鳴いていたクリバンデッドの姿が消え、私はデッキの上から5枚のカードをめくって中から1枚のカードを手札に加える。
「私はワンフォーワンを手札に加えて、ターンエンドです」
遊花 LP8000 手札3
ーー▲▲ー ー
ーーーーー
ー ◯
ーーーーー
ーーー▲ー ー
霊華 LP8000 手札3
「私のターン、ドロー。私は和魂を召喚」
〈和魂〉☆4 天使族 光属性
ATK800
御子神さんが召喚したのは緑色の霊体のモンスター。
「和魂の効果発動、このカードが召喚・リバースしたターン、自分は通常召喚に加えて1度だけスピリットモンスター1体を召喚できる。私は和魂をリリースして鳳凰をアドバンス召喚」
〈鳳凰〉☆6 鳥獣族 炎属性
ATK2100
現れたのは赤い身体を持つ霊体の鳥型モンスター。
「和魂の効果発動、このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上にスピリットモンスターが存在する場合、デッキからカードを1枚ドローする。それにチェーンして鳳凰の効果、このカードが召喚・リバースした時、相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する」
「魔法罠破壊ですか⁉︎くっ、速攻魔法発動‼︎クリボーを呼ぶ笛‼︎その効果で自分はデッキからクリボーまたはハネクリボー1体を選択し、手札に加えるか自分フィールド上に特殊召喚する事ができます‼︎私か選ぶのは特殊召喚‼︎いつだって、私と共に‼︎ハネクリボー‼︎」
〈ハネクリボー〉☆1 天使族 光属性
DEF200
私の前に相棒が現れる。
うぅ〜ゴメンね、相棒。
こんな状況では呼びたくなかったんだけど………
そう思っていると相棒は気にするなというように私の頭の上に移動し、髪を撫でるように手を動かした。
それを見て、御子神さんは微笑ましそうに笑う。
「仲がいいのね、その子と」
「えっ?あの、その、相棒、ですから?」
「そう、やっぱり素敵な子ね、貴方」
「は、はぁ」
「でも、デュエルで加減はしないわ。鳳凰の効果でセットされている魔法罠を破壊。和魂の効果で鳳凰がいるから1枚ドロー。バトル。鳳凰で貴方の相棒さんを攻撃。火炎の舞」
「ゴメンね、お願い、ハネクリボー‼︎」
ハネクリボーは私を守るように私の前で手を広げ、鳳凰が放った炎を纏った羽に当たり粒子に変わる。
そしてその粒子は私を守るように私の身体を包んでいく。
「ハネクリボーの効果発動‼︎プリフィケーション‼︎このカードがフィールドから墓地に送られたターン、自分の受ける戦闘ダメージは0になります‼︎」
「流石、相棒とまで呼ばれる子。ちゃんと貴方を守るなんて素敵だわ。メインフェイズ2、私はフィールド魔法、PSYフレームサーキットを発動」
御子神さんがフィールド魔法を置くと、辺りが電流が流れる緑色の空間に変わる。
「PSYフレームサーキットの効果は自分フィールドにPSYフレームモンスターが特殊召喚された場合に、自分フィールドのPSYフレームモンスターのみをシンクロ素材としてシンクロ召喚出来るようになるわ」
「つまり、これからは出てきたPSYフレームモンスターは直ぐにシンクロモンスターに変わっちゃうんですね」
「その通り。他にも自分のPSYフレームモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に、手札のPSYフレームモンスター1枚を捨てることでその戦闘を行う自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、捨てたモンスターの攻撃力分アップさせることができる」
「戦闘補助まで………」
「ついでにこれも発動させて置くわ。PSYフレームロードΩの効果発動、ディファレントトラベル。1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに相手の手札をランダムに1枚選び、そのカードと表側表示のこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで表側表示で除外するわ」
「あっ‼︎ワンフォーワンが‼︎」
「私はこれでターンエンド。エンドフェイズ、スピリットモンスター共通の効果により、召喚・リバースしたターンのエンドフェイズにスピリットモンスターは手札に戻ってくるわ。さあ、貴方のデュエル、もっと見せて」
遊花 LP8000 手札2
ーーーーー ー
ーーーーー
ー ー
ーーーーー
ーーー▲ー ▽
霊華 LP8000 手札3
「私のターン、ドロー‼︎」
手札の2枚が荒魂と鳳凰なのは分かってる。
だけど、残り1枚がPSYフレームカードだと、シンクロ召喚の危険があるんだよね。
でも、動かないとこのままフィールドを空けながらスピリットに攻撃され続けるだけ、だったら可能性が低くなってる内に動かないと‼︎
「私は金華猫を召喚‼︎」
〈金華猫〉☆1 獣族 闇属性
ATK400
現れたのは霊体になっている猫のモンスター。
金華猫を見て、御子神さんは少し驚いた顔をした。
「貴方もスピリットモンスターを持っていたのね………」
「えへへ、この子も大切なお友達なんです。金華猫の効果発動‼︎召喚した時、墓地に存在するレベル1モンスターを特殊召喚します‼︎」
「そう。なら、私も動かせて貰うわ。手札のPSYフレームギアαの効果を発動」
「うっ………ありましたか、」
「大丈夫、このカードは貴方を阻害はしないわ。自分フィールドにモンスターが存在せず、相手の魔法カードが発動した時、手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地のPSYフレームドライバー1体を選んで特殊召喚し、デッキからPSYフレームギアα以外のPSYフレームカード1枚を手札に加えるわ。ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。私は手札からチューナーモンスター、PSYフレームギアα、デッキからPSYフレームドライバーを特殊召喚し、デッキからPSYフレームギアγを手札に加えるわ」
〈PSYフレームギアα〉☆1 サイキック族 光属性
DEF0
〈PSYフレームドライバー〉☆6 サイキック族 光属性
ATK2500
現れたのはフレームドライバーと頭と身体に装着する機械のモンスター。
サーチをされて出てきちゃたけど、無効にされなかっただけマシだと考えよう。
「金華猫の効果で墓地から戻ってきて、ミスティックパイパー‼︎」
〈ミスティックパイパー〉☆1 魔法使い族 光属性
DEF0
現れたのはフルートのようなものを弾いている男の人。
いつもゴメンね、ミスティックパイパー。
「クリバンデットの効果で墓地に行ったカードね。PSYフレームサーキットの効果で自分フィールドにPSYフレームモンスターが特殊召喚された場合に、自分フィールドのPSYフレームモンスターのみをシンクロ素材としてシンクロ召喚するわ。私は、レベル6、PSYフレームドライバーに、レベル1、チューナーモンスター、PSYフレームギアαをチューニング」
αが光の輪になり、フレームドライバーが小さな星に変わり、光の道になる。
そして光の道が輝くと、その中からΩよりも重装備の戦士が現れた。
「そこに開くは異次元への扉、
〈PSYフレームロードΖ〉☆7 サイキック族 光属性
ATK2500
「PSYフレームロードΖは1ターンに1度、相手フィールドの特殊召喚された表側攻撃表示モンスター1体を対象としてそのモンスターとフィールドのこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで除外できて、この効果は相手ターンでも発動できるわ」
「うっ………リンクモンスターの天敵ですね」
2体目のPSYフレームシンクロモンスター。
早くなんとかしないと手に負えなくなっちゃう。
「ミスティックパイパーの効果発動‼︎このカードをリリースして自分のデッキからカードを1枚ドローするよ。そしてこの効果でドローしたカードをお互いに確認し、レベル1モンスターだった場合、自分はカードをもう1枚ドローする‼︎」
ミスティックパイパーが私を見て任せろという風にサムズアップをして消える。
「私が引いたのはサクリボー‼︎レベル1モンスターなのでもう1枚ドロー‼︎」
私は引いたカードを見る。
引いたカードは前の私のデッキには入っていなかったカード。
今まで中々出せなかったけど、これなら動ける‼︎
「私は魔法カード、イリュージョンの儀式を発動‼︎」
「⁉︎儀式魔法………」
私の前に現れるのは金色の目の形をした壺。
「自分の手札・フィールドから、レベルの合計が1以上になるようにモンスターをリリースし、手札からサクリファイスを儀式召喚します‼︎私は手札からサクリボーをリリースして儀式召喚‼︎相手を捕える妖しい邪眼‼︎サクリファイス‼︎」
金色の目の形をした壺にサクリボーが吸い込まれる。
しばらくすると壺が割れ、中から妖しい邪眼を持つモンスターが現れた。
〈サクリファイス〉☆1 魔法使い族 闇属性
DEF0
「サクリボーの効果発動‼︎このカードがリリースされた場合1枚ドローします。そしてサクリファイスの効果発動‼︎アブソープション‼︎1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象にそのモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備し、このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターの数値分アップし、このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したそのモンスターを破壊します‼︎対象は勿論、PSYフレームロードΖです‼︎吸い込んで、サクリファイス‼︎」
「サクリファイスが守備表示だから逃げられない。ごめんなさい、PSYフレームロードΖ」
サクリファイスのお腹にある穴が開き、Ζが吸い込まれる。
しばらくすると背中についている羽のような部分からΖの姿が浮き上がった。
サクリファイス
DEF0→1800
「サクリファイスはこのカードの効果でモンスターを装備したこのカードの戦闘で自分が戦闘ダメージを受けた時は、相手も同じ数値分の効果ダメージを受けるようになります。これでフィールドは空きました。バトル‼︎金華猫でダイレクトアタック‼︎ネコパンチ‼︎」
「これぐらいなら痛くない」
霊華 LP8000→7600
金華猫が御子神さんをその肉球でポカポカと叩いて少しだけライフが減る。
うん、まあ本当に少ししか減ってないけど、これでも一歩前進。
「エンドフェイズ、金華猫は効果で手札に戻ってきます。ターンエンドです」
遊花 LP8000 手札3
ーー△ーー ー
ーー□ーー
ー ー
ーーーーー
ーーー▲ー ▽
霊華 LP7600 手札3
「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズ、PSYフレームロードΩと除外した手札は戻ってくる。荒魂を召喚」
〈荒魂〉☆4 悪魔族 闇属性
ATK800
「荒魂の効果発動、このカードが召喚・リバースした時にデッキから荒魂以外のスピリットモンスター1体を手札に加えるわ。私はデッキから和魂を手札に加える。バトル。PSYフレームロードΩでサクリファイスを攻撃。エレクトリックドライブ」
「っ、サクリファイスの効果、戦闘破壊される代わりに装備カードになっているPSYフレームロードΖを墓地に送ります」
電流を纏ったΩがサクリファイスに突撃してくる。
サクリファイスは吸収していたΖを吐き出し、Ωにぶつけて防御する。
「荒魂でサクリファイスを攻撃。アラミタマ」
荒魂がサクリファイスの身体の中に入り、サクリファイスを身体の中から爆散させた。
「メインフェイズ2、PSYフレームロードΩの効果発動、ディファレントトラベル。1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに相手の手札をランダムに1枚選び、そのカードと表側表示のこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで表側表示で除外するわ」
「ううっ、次は金華猫が………」
「さらに墓地に存在するPSYフレームロードΖの効果発動、ディメンジョンリーンカーネーション。このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分の墓地のPSYフレームカード1枚を対象として、このカードをEXデッキに戻し、対象のカードを手札に加える。私はPSYフレームギアαを手札に加えてPSYフレームロードΖをEXデッキに戻す」
「せっかく墓地にいったのに戻っていっちゃうんですか………」
「エンドフェイズ、スピリットモンスター共通の効果により、召喚・リバースしたターンのエンドフェイズにスピリットモンスターは手札に戻ってくるわ。これでターンエンド」
遊花 LP8000 手札3
ーーーーー ー
ーーーーー
ー ー
ーーーーー
ーーー▲ー ▽
霊華 LP7600 手札6
「私のターン、ドロー‼︎」
御子神さんの手札にPSYフレームギアがあることはわかってる。
だけど、だからって怯んでるわけにはいかない‼︎
「手札のクリアクリボーを捨てて魔法カード、ワンフォーワンを発動‼︎デッキからレベル1モンスターを特殊召喚します‼︎おいで、クリボー‼︎」
〈クリボー〉☆1 悪魔族 闇属性
DEF200
現れるのは毛玉のようなモンスター。
「クリボー………PSYフレームギアαの効果を発動、自分フィールドにモンスターが存在せず、相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地のPSYフレームドライバー1体を選んで特殊召喚し、デッキからPSYフレームギアα以外のPSYフレームカード1枚を手札に加えるわ。ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。私は手札からチューナーモンスター、PSYフレームギアα、デッキからPSYフレームドライバーを特殊召喚し、デッキからPSYフレームギアβを手札に加えるわ」
〈PSYフレームギアα〉☆1 サイキック族 光属性
DEF0
〈PSYフレームドライバー〉☆6 サイキック族 光属性
ATK2500
現れたのはフレームドライバーとα。
この組み合わせはまたあのカードが出てくる‼︎
「PSYフレームサーキットの効果、自分フィールドにPSYフレームモンスターが特殊召喚された場合に、自分フィールドのPSYフレームモンスターのみをシンクロ素材としてシンクロ召喚するわ。私は、レベル6、PSYフレームドライバーに、レベル1、チューナーモンスター、PSYフレームギアαをチューニング。そこに開くは異次元への扉、
〈PSYフレームロードΖ〉☆7 サイキック族 光属性
ATK2500
再び現れるZ。
でも、Zの攻略方法ならもう考えてある‼︎
「速攻魔法‼︎増殖‼︎自分フィールド上に表側表示で存在するクリボー1体をリリースして自分フィールド上にクリボートークンを可能な限り守備表示で特殊召喚します‼︎」
「さっきのデュエルでみたトークンからの連続リンク召喚ね」
〈クリボートークン〉☆1 悪魔族 闇属性
DEF200
現れるのは5体のクリボートークン達。
「導いて‼︎希望に繋がるサーキット‼︎」
私の前に大きなサーキットが現れる。
「召喚条件は通常モンスター1体‼︎私はクリボートークンをリンクマーカーにセット‼︎サーキットコンバイン‼︎リンク召喚‼︎リンク1‼︎リンクスパイダー‼︎」
〈リンクスパイダー〉LINK1 サイバース族 地属性
ATK1000 ↓
私の前に機械の蜘蛛が現れる。
それを確認しながら私は再びサーキットを開く。
「まだいきます‼︎希望に繋がるサーキット‼︎召喚条件はモンスター2体‼︎私はクリボートークン2体をリンクマーカーにセット‼︎サーキットコンバイン‼︎リンク召喚‼︎リンク2‼︎プロキシードラゴン‼︎」
〈プロキシードラゴン〉LINK 2 サイバース族 光属性
ATK1400 ←→
次に現れたのは白い身体をした機械の竜。
まだ、終わりじゃない‼︎
「もう1度‼︎導いて‼︎希望に繋がるサーキット‼︎召喚条件はレベル1モンスター1体‼︎私はクリボートークンをリンクマーカーにセット‼︎サーキットコンバイン‼︎リンク召喚‼︎希望の守り手‼︎リンク1‼︎リンクリボー‼︎」
〈リンクリボー〉LINK1 サイバース族 闇属性
ATK300 ↓
出てきたのは青い球体型のモンスター。
まだ御子神さんはZの効果を発動させる気配はない。
なら、行ける‼︎
「そして、導いて‼︎希望に繋がるサーキット‼︎」
このターン4度目のサーキット。
私は1度目を閉じて、深呼吸をしてからそのモンスターを呼ぶ。
「召喚条件は効果モンスター3体以上‼︎私はリンクスパイダー、リンクリボー、プロキシードラゴンを 2体分として扱ってリンクマーカーにセット‼︎サーキットコンバイン‼︎」
「リンク4、さっきのデュエルのドラゴンね。なら、出てきた時にPSYフレームロードΖで除外すればいいだけ」
そう、私はまだヴァレルソードドラゴンしか切り札らしい切り札を見せていない。
けど、私の切り札はヴァレルソードドラゴンだけじゃない‼︎
「さあ、久しぶりの登場だよ‼︎また私と一緒に戦って‼︎閉ざされた運命を撃ち抜く信念の弾丸‼︎リンク4‼︎ヴァレルロードドラゴン‼︎」
「⁉︎ヴァレル………ロードドラゴン?ソードじゃなくて?」
〈ヴァレルロードドラゴン〉LINK4 ドラゴン族 闇属性
ATK3000 ↙︎←→↘︎
咆哮を上げるのは私のもう1体のドラゴン。
ゴメンね、最近出してあげれなくて、今回はまたお願いね?
「見たことがないドラゴン………でも、PSYフレームロードΖで除外すれば同じ」
「そうは行きません‼︎ヴァレルロードドラゴンはモンスターの効果の対象になりません‼︎」
「⁉︎それじゃあ除外できない………」
「バトル‼︎ヴァレルロードドラゴンでPSYフレームロードΖを攻撃‼︎銃声のイジェクトフレア‼︎」
「迎え撃って、PSYフレームロードΖ。エレクトリックトリップ」
ヴァレルロードドラゴンの口から砲台が現れ、PSYフレームロードΖに向けて粒子砲を放ち、PSYフレームロードΖはその砲撃に電流を纏って突撃していく。
「この瞬間、ヴァレルロードドラゴンの効果発動‼︎エロージョンエイミング‼︎このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップ開始時に、その相手モンスターをこのカードのリンク先に置いてコントロールを得ます‼︎」
「⁉︎PSYフレームロードΖ‼︎」
「そのモンスターは次のターンのエンドフェイズに墓地へ送られます」
ヴァレルロードドラゴンの粒子砲を受けたPSYフレームロードΖは消滅し、こちらのバトルゾーンに移動する。
「PSYフレームロードΖでダイレクトアタック‼︎エレクトリックドライブ‼︎」
「通さない、PSYフレームギアβの効果を発動、自分フィールドにモンスターが存在せず、相手モンスターの攻撃宣言時に手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地のPSYフレーム・ドライバー1体を選んで特殊召喚し、その攻撃モンスターを破壊する。その後、バトルフェイズを終了する。ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。私は手札からチューナーモンスター、PSYフレームギアβ、墓地からPSYフレームドライバーを特殊召喚し、PSYフレームロードΖを破壊し、バトルフェイズを終了する」
〈PSYフレームギアβ〉☆1 サイキック族 光属性
DEF0
〈PSYフレームドライバー〉☆6 サイキック族 光属性
ATK2500
現れたのはフレームドライバーと新しいPSYフレームギア。
またシンクロ召喚が来ると身構えるが、御子神さんから放たれたのは意外な言葉だった。
「私は今回、シンクロ召喚を行わない」
「えっ?」
せっかく出したPSYフレームでシンクロをしてこない?
シンクロ先がいない?
流石にそれはシンクロを軸に戦っている御子神さんからは考え難い。
なら、何か他に狙いが?
分からない………けど、凄く嫌な予感がする。
「メインフェイズ2、私は特に何もせずにターンエンーーー」
「メインフェイズ終了前、リバースカードオープン、永続罠、連撃の帝王。1ターンに1度、相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにモンスター1体をアドバンス召喚する」
「っ⁉︎その為にシンクロ召喚をしなかったんですね………」
「PSYフレームギアβとPSYフレームドライバーをリリースしてモンスターをアドバンスセット」
「アドバンスセット………」
御子神さんのデッキはPSYフレームとスピリットの混合デッキ。
アドバンスセットをしたということはただの召喚では手札に戻ってしまうスピリットモンスターだろう。
スピリットモンスターの最上級モンスター………嫌な予感しかしないけど、だからといって現状出来ることもない。
「改めてターンエンドです」
遊花 LP8000 手札1
ーーーーー ー
ーーーー□
☆ ー
ーー◼︎ーー
ーーー△ー ▽
霊華 LP7600 手札4
「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズ、PSYフレームロードΩと除外した手札は戻ってくる。だけど、メインフェイズ、PSYフレームロードΖの効果発動、ディメンジョンリーンカーネーション。このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分の墓地のPSYフレームカード1枚を対象として、このカードをEXデッキに戻し、対象のカードを手札に加える。私はPSYフレームギアδを手札に加えてPSYフレームロードΖをEXデッキに戻す。さらにPSYフレームロードΩの効果発動、ディファレントトラベル。1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに相手の手札をランダムに1枚選び、そのカードと表側表示のこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで表側表示で除外するわ」
「⁉︎また金華猫が………」
Ωの姿が消える。
しかも、今回はメインフェイズ1。
それはまるでこれからの惨状からΩを逃したように見える。
そして、その予感は的中する。
「反転召喚………降臨し、全てを照らしたまえ、天照大神‼︎」
〈天照大神〉☆9 天使族 光属性
ATK3000
現れたのは後光が差す日本でもかなり有名な光の女神。
「天照大神の効果発動、ヤタノカガミ‼︎このカードがリバースした場合、このカード以外のフィールドのカードを全て除外する‼︎」
「全部除外ですか⁉︎ヴァレルロードドラゴンの効果発動‼︎ジャムバレット‼︎天照大神を対象にして攻撃力・守備力を500ポイントダウンさせます‼︎この効果は相手ターンにも発動することができ、この効果に対して相手は効果を発動することが出来ません‼︎」
ヴァレルロードドラゴンが天照大神に向けて銃弾を放ち、少しだけ当たったが、天照大神の手に鏡が現れ、鏡から強力な光が放たれて天照大神以外のものは全て消滅した。
天照大神
ATK3000→2500
攻撃力を多少下げることは出来たけど、ヴァレルロードドラゴンを除外されたのは痛い。
フィールド魔法が無くなったとはいえ、このままじゃ私のモンスターはPSYフレームロードΖを攻略することが難しくなってしまう。
しかも、今のは反転召喚をしただけだ。
まだ御子神さん自体は全く動いていない。
「私は和魂を召喚」
〈和魂〉☆4 天使族 光属性
ATK800
「和魂の効果発動、このカードが召喚・リバースしたターン、自分は通常召喚に加えて1度だけスピリットモンスター1体を召喚できる。この効果で荒魂を召喚」
〈荒魂〉☆4 悪魔族 闇属性
ATK800
「荒魂の効果発動、このカードが召喚・リバースした時にデッキから荒魂以外のスピリットモンスター1体を手札に加えるわ。私はデッキから大和神を手札に加える。さらに墓地の和魂を除外して大和神を特殊召喚」
〈大和神〉☆6 戦士族 闇属性
ATK2200
現れたのは鬼神のような霊体のモンスター。
そしてスピリット達は動き出す。
「バトル、和魂でダイレクトアタック。ニキミタマ」
「うっ‼︎」
遊花 LP8000→7200
「次よ、荒魂でダイレクトアタック。アラミタマ」
「っ、これぐらいなら………」
遊花 LP7200→6400
和魂と荒魂から何かの波動が放たれライフが削られる。
ここまではまだ軽い攻撃。
問題はここからだ。
「まだ行くわ、大和神でダイレクトアタック。フツシミタマノツルギ」
「うぅ‼︎」
大和神が何処からか剣を取り出し、私を斬りつける。
遊花 LP6400→4200
「貴方に耐えられるかしら、天照大神でダイレクトアタック。サンシュノジンギ‼︎」
「きゃあ‼︎」
天照大神の手に勾玉、鏡、剣が現れ、勾玉と鏡が光輝くと剣に白いオーラのようなものが宿る。
それを天照大神が振り下ろすと凄まじい衝撃波が私を襲った。
遊花 LP4200→1700
何とか、耐えることが出来た。
そう思ったが、まだ御子神さんの動きが止まらない。
「安心しているところ悪いけど、まだ終わっていないわ。速攻魔法、ライバルアライバル」
「っ、よりによってそれですか」
「効果は知ってるみたいね。バトルフェイズ中に召喚を行うことが出来るわ。和魂をリリースして鳳凰をアドバンス召喚」
〈鳳凰〉☆6 鳥獣族 炎属性
ATK2100
再び現れる鳳凰。
そして私のライフは鳳凰の攻撃力よりも下。
「和魂の効果発動、このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上にスピリットモンスターが存在する場合、デッキからカードを1枚ドローする。これで終わるかしら?鳳凰でダイレクトアタック。火炎の舞」
炎を纏った羽が私に向けて放たれようとする。
これは、受けない‼︎
「まだです‼︎墓地に存在する相手モンスターの攻撃宣言時、墓地からクリアクリボーの効果発動‼︎それにチェーンして墓地に存在する虹クリボーの効果‼︎」
「虹クリボー………そう、クリバンデットの時に落ちていたのね」
「虹クリボーの効果‼︎レインボーシールド‼︎このカードが墓地に存在する場合、相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードを墓地から特殊召喚します‼︎お願い、虹クリボー‼︎」
〈虹クリボー〉☆1 悪魔族 光属性
DEF100
私を守るように虹クリボーが現れる。
「さらにクリアクリボーの効果で相手モンスターの直接攻撃宣言時、墓地のクリアクリボーを除外し、自分はデッキから1枚ドローし、そのドローしたカードがモンスターだった場合、そのモンスターを特殊召喚してその後、攻撃対象をそのモンスターに移し替えます‼︎ドロー‼︎………っ、違う」
「どうやらモンスターは引けなかったみたいね。モンスターが増えたから攻撃対象の変更。鳳凰で虹クリボーを攻撃。火炎の舞」
虹クリボーが炎の羽に貫かれ、粒子になって除外される。
ゴメンね、虹クリボー。
でも、貴方のおかげで何とか生き残ることが出来たよ。
「私はカードを1枚伏せてエンドフェイズ、スピリットモンスター共通の効果により、召喚・リバースしたターンのエンドフェイズにスピリットモンスターは手札に戻ってくるわ。これでターンエンド」
遊花 LP1700 手札2
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ーー▲ーー ー
霊華 LP7600 手札6
御子神さんのフィールドは再びガラ空き。
つまりはPSYフレームギアの発動範囲内だっていうことだ。
分かっていたことだけど、御子神さんは凄く強い。
これが、学年トップ10。
だけど………
「?貴方、笑ってるの?状況はかなり貴方が不利だと思うけど?」
そう、私は笑顔を浮かべている。
こんな絶対絶命の状況なのに、楽しくって仕方がない。
「確かに、今はすっごく私が不利です。御子神さん、本当に強くて。どんな手を使ってみても、全然御子神さんの動きを捉えられる気がしないです。だけど………だけど、今すっごくワクワクしてるんです‼︎」
「⁉︎」
「私、諦めるのって嫌だから。どんな状況でも、諦めることだけはしたくないです。でも、それだけじゃなくて、この状況をどう逆転しようか、次のドローでどれだけ変わるか、どんなカードが私を助けてくれるのか、それが楽しくって仕方がないんです‼︎」
「………そう、それが貴方の魂の本質なのね。力を貸してくれる存在に常に感謝し、どんな状況でも決して諦めず楽しむ心。だからこそ、貴方は色んな存在を惹きつける」
相変わらず御子神さんの言葉の意味はよく分からない。
でも、それはきっと当たってるんだなって思った。
私は自分のデッキを見つめる。
この中に、今の状況をどうにか出来るカードがあるかは分からない。
だけど、私はこの子達が紡いでくれたこのデッキを信じてる。
「すー………はー………私のターン、ドロー‼︎」
私は1度深呼吸をすると、勢いよくカードをドローした。
ドローしたカードと、今の手札を見る。
これなら、行けるかも‼︎
「私は魔法カード、貪欲な壺を発動‼︎その効果で墓地に存在するプロキシードラゴン、リンクスパイダー、リンクリボーをEXデッキに、墓地のクリバンデットとクリボーをデッキに戻してシャッフルし、2枚ドローする‼︎」
「この状況でドローカード………素晴らしい引きだけど、通さない。手札からPSYフレームギアδの効果を発動。自分フィールドにモンスターが存在せず、相手の魔法カードが発動した時、手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地のPSYフレームドライバー1体を選んで特殊召喚し、その発動を無効にし破壊するわ。ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。私は手札からチューナーモンスター、PSYフレームギアδ、墓地からPSYフレームドライバーを特殊召喚し、貪欲な壺は無効よ」
〈PSYフレームギアδ〉☆2 サイキック族 光属性
DEF0
〈PSYフレームドライバー〉☆6 サイキック族 光属性
ATK2500
貪欲な壺が無効化され、フレームドライバーとδが現れる。
「ドロー出来なくて残念だったね」
「いえ、これでいいんです‼︎本命はこっちです‼︎相棒、また貴方の力を貸して‼︎魔法カード、賢者の石-サバティエル‼︎」
「⁉︎賢者の石⁉︎」
「このカードは自分の墓地にハネクリボーモンスターが存在する場合、ライフポイントを半分払って発動できます」
遊花 LP1700→850
「そうすることで、デッキから融合魔法カードまたはフュージョン魔法カード1枚を手札に加えることが出来ます‼︎ 」
「⁉︎融合⁉︎まさか、貴方は融合召喚も⁉︎」
「私がデッキから手札に加えるのはサクリファイスフュージョンです‼︎そして速攻魔法、サクリファイスフュージョン‼︎アイズサクリファイス融合モンスターカードの融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚します‼︎私が除外するのは、墓地のサクリファイスとクリバンデット‼︎」
貴方も今まで来てくれなかったけど、ようやく会えるようになったんだね。
さあ、貴方の力を皆に見せてあげよう‼︎
「妖しい邪眼よ、盗賊の悪魔よ‼︎今交わりて、全てを奪う力とならん‼︎融合召喚‼︎全てを見透かす叡智の邪眼‼︎ミレニアムアイズサクリファイス‼︎」
〈ミレニアムアイズサクリファイス〉☆1 魔法使い族 闇属性
DEF0
現れたのは金色の邪眼と身体を持つモンスター。
「ミレニアムアイズサクリファイスは1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、相手のフィールド・墓地の効果モンスター1体を対象としてその相手の効果モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備し、このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値分アップし、このカードの効果で装備したモンスターと同名のモンスターは攻撃できず、その効果は無効化されます」
「っ、なんて強力な効果………」
驚いている御子神さんに構わず、私はターンを進める。
「私はカードを1枚セットしてターンエンドです」
「えっ?何もしないの?」
「はい、この子が活躍できるのはこのターンではないですから」
「………エンドフェイズ、特殊召喚されたPSYフレームギアδとPSYフレームドライバーは除外されるわ」
遊花 LP850 手札0
ーーーーー ー
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□ ー
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ーー▲ーー ー
霊華 LP7600 手札6
「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズ、PSYフレームロードΩと除外した手札は戻ってくる」
「お帰りなさい、金華猫」
「………墓地に存在する墓地の和魂を除外して大和神を特殊召喚」
〈大和神〉☆6 戦士族 闇属性
ATK2200
再び現れた大和神。
墓地にあるサクリボーの効果に気づいているからだろう。
これで攻撃出来るモンスターは2体になった。
「確かに強力な効果だけど、吸収される前に倒せばいいだけ。バトル、大和神でミレニアムアイズサクリファイスを攻撃。フツシミタマノツルギ」
大和神がミレニアムアイズサクリファイスに斬りかかってくる。
でも、それが本当に通用するかは別の話だ。
「速攻魔法、ドローマッスル‼︎自分フィールドの守備力1000以下の表側守備表示モンスター1体を対象に自分はデッキから1枚ドローし、そのモンスターはこのターン戦闘では破壊されません。私が指定するのはミレニアムアイズサクリファイス‼︎」
「っ‼︎そんなカードが………」
斬りかかられたミレニアムアイズサクリファイスの身体が鋼鉄のようになり、その剣を弾き返す。
「これでエンドフェイズまで私のミレニアムアイズサクリファイスは戦闘破壊されません」
「っ………なら、メインフェイズ2、大和神をリリースしてアドバンスセット。そしてターンエンド」
そう、そうするしかない。
しなければスピリットの共通効果が発動し、ミレニアムアイズサクリファイスに吸収される。
だけど、それによりモンスターがフィールドに残るならPSYフレームギアは動けない‼︎
遊花 LP850 手札2
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ーーーーー
□ ー
ーー◯◼︎ー
ーー▲ーー ー
霊華 LP7600 手札5
「私のターン、ドロー‼︎私は墓地のサクリファイスフュージョンの効果発動‼︎」
「っ、墓地からも効果があるの⁉︎」
「自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの効果モンスター1体を対象とし自分フィールドの、アイズサクリファイス融合モンスターまたはサクリファイス1体を選び、その効果による装備カード扱いとして対象の相手の効果モンスターを装備します‼︎対象にするのは勿論。PSYフレームロードΩ‼︎」
「っ、これは‼︎PSYフレームロードΩの効果発動、ディファレントトラベル。1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに相手の手札をランダムに1枚選び、そのカードと表側表示のこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで表側表示で除外する‼︎」
「ようやく、捉えました‼︎ミレニアムアイズサクリファイスの効果発動‼︎ミレニアムアブソープション‼︎1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、相手のフィールド・墓地の効果モンスター1体を対象としてその相手の効果モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備します‼︎対象は勿論、PSYフレームロードΩ」
異世界に逃げようとするΩだがミレニアムアイズのお腹にある穴から暴風のような吸い込みに負け、身体を飲み込まれミレニアムアイズの金色の身体の上にΩの顔だけが現れた。
ミレニアムアイズサクリファイス
DEF0→2200
「私は金華猫を召喚‼︎」
〈金華猫〉☆1 獣族 闇属性
ATK400
「金華猫の効果発動‼︎召喚した時、墓地に存在するレベル1モンスターを特殊召喚します‼︎墓地から戻ってきて、ミスティックパイパー‼︎」
〈ミスティックパイパー〉☆1 魔法使い族 光属性
DEF0
「ミスティックパイパーの効果発動‼︎このカードをリリースして自分のデッキからカードを1枚ドローするよ。そしてこの効果でドローしたカードをお互いに確認し、レベル1モンスターだった場合、自分はカードをもう1枚ドローする‼︎私が引いたのはクリボーン‼︎レベル1モンスターなのでもう1枚ドロー‼︎ミレニアムアイズサクリファイスを攻撃表示に変更‼︎」
ミレニアムアイズサクリファイス
DEF2200→ATK2800
「カードを1枚セットしてエンドフェイズ、金華猫を手札に戻してターンエンドです」
遊花 LP850 手札5
ーー△▲ー ー
ーーーーー
◯ ー
ーーー◼︎ー
ーー▲ーー ー
霊華 LP7600 手札5
「私のターン、ドロー‼︎………反転召喚、鳳凰‼︎」
〈鳳凰〉☆6 鳥獣族 炎属性
ATK2100
「鳳凰の効果、このカードが召喚・リバースした時、相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する‼︎」
「ミレニアムアイズサクリファイスの効果発動‼︎ミレニアムアブソープション‼︎1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、相手のフィールド・墓地の効果モンスター1体を対象としてその相手の効果モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備します‼︎対象は鳳凰です‼︎」
ミレニアムアイズのお腹にある穴からの吸い込みに、鳳凰も身体を飲み込まれミレニアムアイズの金色の身体の上に今度は羽根だけが現れた。
ミレニアムアイズサクリファイス
ATK2800→4900
鳳凰を吸収した私を見て、御子神さんは笑う。
「そうくると思った。私は羅刹を召喚」
〈羅刹〉☆4 天使族 炎属性
ATK1500
御子神さんが召喚したのは刀を持った鬼のようなモンスター。
「羅刹の効果を発動、このカードが召喚・リバースした時、羅刹以外の手札のスピリットモンスター1体を相手に見せることで相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す。ただし、この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。私は手札の天照大神を見せることでミレニアムアイズサクリファイスにはいなくなって貰う」
羅刹がミレニアムアイズに向けて刀を振るう。
でも………
「私も、御子神さんならそうくると思ってました‼︎リバースカードオープン、罠発動‼︎スキルプリズナー‼︎自分フィールド上のカード1枚を選択し、このターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にします‼︎対象は勿論、ミレニアムアイズサクリファイスです‼︎」
「っ、まだ防ぐ手段が………」
ミレニアムアイズの前に見えない壁が現れ!羅刹の剣を弾く。
「特殊召喚も出来なくなったからこのターン防ぐことは難しい………エンドフェイズ、スピリットモンスター共通の効果により、召喚・リバースしたターンのエンドフェイズにスピリットモンスターは手札に戻ってくるわ。私はこれでターンエンド」
遊花 LP850 手札5
ー△△ーー ー
ーーーーー
◯ ー
ーーーーー
ーー▲ーー ー
霊華 LP7600 手札6
「私のターン、ドロー‼︎行きます‼︎魔法カード、賢者の石-サバティエル‼︎自分の墓地にハネクリボーモンスターが存在する場合、ライフポイントを半分払って発動できます‼︎そうすることで、デッキから融合魔法カードまたはフュージョン魔法カード1枚を手札に加えることが出来ます‼︎」
「っ、また賢者の石を………」
遊花 LP850→425
「私が手札に加えるのは簡易融合‼︎そして墓地にある3枚の賢者の石-サバティエルを除外して賢者の石-サバティエルのもう1つ効果を発動‼︎」
「⁉︎まさかクリバンデットの時に1枚落ちて………」
「このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の賢者の石-サバティエル3枚を除外し、フィールドのモンスター1体を対象として発動できます。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、フィールドの攻撃力が1番高いモンスターの攻撃力分アップします‼︎対象にするのは当然ミレニアムアイズサクリファイス‼︎そしてフィールドで1番攻撃力が高いのはミレニアムアイズサクリファイスです‼︎よってその攻撃力は‼︎」
ミレニアムアイズサクリファイス
ATK4900→9800
「攻撃力………9800⁉︎」
「これで決めます‼︎バトル‼︎ミレニアムアイズサクリファイスでダイレクトアタックです‼︎マインドスキャンイリュージョン‼︎」
ミレニアムアイズの左手に炎、右手に雷、さらにお腹の穴から闇の球体が現れ、合わさりながら御子神さんに撃ち出される。
御子神さんはそれを見て、薄く微笑んだ。
「これが、貴方の魂に導かれたものなのね………」
霊華 LP7600→0
デュエルが終わり、再び会場が騒然とし始める。
だけど、そんなことを気にした様子もなく御子神さんは私の前まで歩いてくる。
「貴方の魂の本質、見させて貰ったわ。貴方の魂の在り方が、波動となり、まるで重力のように周りの存在の魂を惹きつけていく。私も、貴方の魂に惹かれたわ」
「えっと、よく分からないですけど、御子神さんを満足させられたってことなんでしょうか?」
「ええ、とても満足よ」
「えへへ、それならよかったです」
御子神さんを満足させるようなデュエルが出来たようでホッとする。
そんな私に、御子神さんは優しく微笑んだ。
「これからのデュエルも応援してるわ。貴方のこと、ますます興味が出たから。これからも仲良くしてくれると嬉しいわ」
「‼︎仲良く⁉︎それって、お友達ってことですか⁉︎」
「?ええ、そう思って貰って構わないけど、ダメかしら?」
そんなことを言ってくれる御子神さんに私はぶんぶんと首を振る。
「そんなことないです‼︎嬉しいです‼︎えへへ、今日は凄くいい日です〜2人目のお友達が出来ました〜」
思わずにやけてしまう私を見て、御子神さんは少し困ったような顔を浮かべる。
「そんなに喜んで貰えるとは思わなかったけど………これからもよろしくね、遊花」
「はい‼︎御子神さん‼︎」
「霊華でいいわ。お友達なのだから」
「‼︎じゃあ霊華さんで‼︎」
「遊花が呼びやすいならそれでいいわ。それじゃあ、また会いましょ」
「はい‼︎またです‼︎」
反対の通路に去っていく霊華さんにぶんぶんと手を振りながら私も自分が来た通路に戻っていく。
お父さん、お母さん、今日、私には2人目のお友達が出来ました。
すっごく強くて、それでいて少し不思議な人です。
私はまた、退学出来ない理由が出来ました。
お友達と離れ離れになるのは、寂しいです。
だから、残りのデュエルも、全力で頑張ります‼︎
次回予告
快進撃を続ける遊花が次にデュエルすることになったのは自分にどこか似ている少年。
モンスターと心を交わしているようなデュエルを見せる少年に、遊花も自分の全力で応えていく。
激しいデュエルの先にある勝負の行方は?
次回 遊戯王Trumpfkarte
『引かれ合う絆』
次回も遊花のデュエル回。
それが終わったら1度遊騎回に移ると思います。
そして遊花のデッキがどんどん混沌と化している件。
リンク、シンクロ、儀式、融合ときたら1番遊花のデッキでやりやすそうな残りの召喚方法が出来ないわけないですよね。
それでは今回はここまで。
ではでは〜