遊花VS大地、決着です‼︎
そして勝負は意外な結末に。
追記
7月26日20時より
カード効果のミスがあったので少し内容を修正しています。
デュエルの流れ自体には変わりはありません。
ご指摘ありがとうございました。
★
遊花 LP4500 手札 3
ー△▲ーー ー
ーーーーー
☆ ☆
ー□□□ー
ー▲▲ーー ▽
大地 LP6000 手札6
「俺のターン、ドロー‼︎この手札は………よし、遊花‼︎お前に最強の磁石の戦士を見せてやるぜ‼︎」
「えっ?」
「まずはマグネットフィールドの効果発動‼︎ 俺は墓地から電磁石の戦士αを特殊召喚だ‼︎」
〈電磁石の戦士α〉☆3 岩石族 地属性
ATK1700
再び電磁石の戦士αが現れる。
電磁石の戦士αはレベル8の磁石の戦士を手札に加える効果があった。
ということは、またバルキリオンが出てくる?
でも、それなら今までと同じだし………
「そして電磁石の戦士αの効果発動‼︎俺はデッキから最後の磁石の戦士マグネットバルキリオンを手札に加える‼︎これで準備は整った‼︎俺は魔法カード、融合を発動‼︎」
「融合⁉︎」
「その効果で自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する‼︎俺は手札にある磁石の戦士マグネットバルキリオンと電磁石の戦士マグネットベルセリオンを融合‼︎超電磁合体‼︎」
大地君がそういうと手札からバルキリオンとベルセリオンの姿が現れ、それぞれの身体を分離し、1つになっていく。
電磁石の戦士αと電磁石の戦士βのパーツがケンタウロスのような足になり、電磁石の戦士γが下半身を構成し、そこに磁石の戦士γの羽根がつく。
磁石の戦士αが上半身を構成し肩から砲台が現れ、そこに磁石の戦士βの顔がつき、その顔に磁石と電磁石両方のマグネットとヘルメットのようなパーツが装着される。
最後に電磁石の戦士αと磁石の戦士αのサーベルと剣が合わさり1つの巨大な剣になり、そこにバルキリオンとベルセリオンが合わさった巨大な磁石の戦士が現れた。
「完成‼︎超電導戦機インペリオンマグナム‼︎」
〈超電導戦機インペリオンマグナム〉☆10 岩石族 地属性
ATK4000→4500
「ふぁ〜‼︎凄い凄い‼︎カッコいい‼︎物凄くカッコいいよ、大地君‼︎」
合体して出来た2体の磁石の戦士が合体しちゃうなんて、凄いカッコいいよ‼︎
6体合体なんてロマンあるもん‼︎
「だよな‼︎やっぱり遊花は分かってるぜ‼︎だが、超電導戦機インペリオンマグナムはただカッコいいだけじゃないぜ‼︎超電導戦機インペリオンマグナムは1ターンに1度、相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時にその発動を無効にし破壊出来るんだ‼︎」
「ええっ⁉︎無効効果⁉︎」
「さらに表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、磁石の戦士マグネットバルキリオン、電磁石の戦士マグネットベルセリオン、1体ずつを手札・デッキから召喚条件を無視して特殊召喚できる‼︎」
無効効果に実質効果耐性付きのミセスレディエントの強化付きで攻撃力4500はマズイよ‼︎
だって、私のライフも4500しかないもん‼︎
「リバースカードオープン、罠発動‼︎貪欲な瓶‼︎貪欲な瓶以外の自分の墓地のカード5枚を対象にそのカード5枚をデッキに加えてシャッフルし、その後、自分はデッキから1枚ドローする‼︎俺は墓地に存在する磁石の戦士マグネットバルキリオン、電磁石の戦士マグネットベルセリオンを2枚ずつと融合をデッキに戻してシャッフルしカードを1枚ドローする‼︎おっ、このカードか。なら、さらにリバースカードオープン‼︎マグネットコンバージョン‼︎自分の墓地のレベル4以下のマグネットウォリアーモンスターを3体まで対象としてそのモンスターを手札に加える‼︎俺は墓地の電磁石の戦士α、電磁石の戦士β、電磁石の戦士γを手札に加えるぜ‼︎そして魔法カード、手札抹殺‼︎」
「ええっ⁉︎その手札の枚数で⁉︎」
「お互いに手札を全て捨てて同じ枚数ドローする‼︎俺は8枚、遊花は3枚ドローだ」
うう〜動けなくなってたサクリファイスを交換できたのは嬉しいけど、8枚もドローされるのは流石にマズイよ。
「よし‼︎まだまだ行くぜ‼︎俺はフィールドに存在する磁石の戦士α、磁石の戦士β、電磁石の戦士γをリリースし、手札から磁石の戦士マグネットバルキリオンを特殊召喚する‼︎磁力合体‼︎マグネットバルキリオン‼︎」
〈磁石の戦士マグネットバルキリオン〉☆8 岩石族 地属性
ATK3500→4000
「さらに俺は墓地に存在する電磁石の戦士α、電磁石の戦士β、電磁石の戦士γを除外し、手札から電磁石の戦士マグネットベルセリオンを特殊召喚する‼︎電磁合体‼︎マグネットベルセリオン‼︎」
〈電磁石の戦士マグネットベルセリオン〉☆8 岩石族 地属性
ATK3000→3500
インペリオンマグナムに並び立つように再び現れるバルキリオンとベルセリオン。
これは凄くマズイよ‼︎
というか、合体したのに合体前も一緒に戦うのはズルいよ‼︎
「電磁石の戦士マグネットベルセリオンの効果発動‼︎マグネットサイドカッター‼︎俺は墓地に存在する電磁石の戦士αを除外してサクリファイスアニマを破壊するぜ‼︎」
「うっ、リバースカードオープン‼︎スキルプリズナー‼︎自分フィールド上のカード1枚を選択してこのターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする‼︎対象は勿論サクリファイスアニマ‼︎」
「させないぜ‼︎超電導戦機インペリオンマグナムの効果発動‼︎スーパーマグネットキャノン‼︎1ターンに1度、相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時にその発動を無効にし破壊する‼︎」
スキルプリズナーで生まれた見えない壁にインペリオンマグナムが背中の砲台からレーザーを発射し、その壁を破壊する。
そしてその隙にベルセリオンがアニマに向かってダッシュしながら横一文字にサーベルで斬り裂き、アニマは破壊されてしまった。
「行くぜ、遊花‼︎バトル‼︎超電導戦機インペリオンマグナムでダイレクトアタック‼︎マグネットストームマキシマム‼︎」
インペリオンマグナムの背中の砲台と巨大な剣に磁力を収束させると、レーザーを発射しながら巨大な剣からXの字を描くように衝撃波を放つ。
凄くカッコいいけど、そんな攻撃受けるわけにはいかないよ‼︎
「それは通さないよ‼︎手札からバトルフェーダー‼︎さらにチェーンして墓地からクリボーンの効果発動‼︎クリボーンの効果で相手モンスターの攻撃宣言時、墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のクリボーモンスターを任意の数だけ対象として、そのモンスターを特殊召喚するよ‼︎来て、クリアクリボー‼︎ジャンクリボー‼︎虹クリボー‼︎」
「凄え‼︎これも耐えるのか‼︎」
〈クリアクリボー〉☆1 天使族 光属性
DEF200
〈ジャンクリボー〉☆1 機械族 地属性
DEF200
〈虹クリボー〉☆1 悪魔族 光属性
DEF100
私の周りに現れたのは3体のクリボー達。
更にその横に鐘の音を鳴らす悪魔が現れる。
その鐘の音を聴いて、インペリオンマグナムが動きを止める。
〈バトルフェーダー〉☆1 悪魔族 闇属性
DEF0
「バトルフェーダーの効果発動‼︎相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードを手札から特殊召喚し、その後バトルフェイズを終了するよ‼︎ただしこの効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される」
「一気にクリボー達を出しながらバトルフェイズ自体を終了してくるのか。クリアクリボーとジャンクリボーは手札抹殺の時に落ちた奴だな」
「ふふっ、これで準備は整ったよ‼︎次のターン、超電導戦機インペリオンマグナムを攻略しちゃうんだから‼︎」
「‼︎面白え‼︎どういう風に攻略してくるか見せて貰うぜ‼︎俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ‼︎」
遊花 LP4500 手札 2
ーーーーー ー
ー□□□□
ー ☆
ー◯ー◯◯
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大地 LP6000 手札4
「私のターン、ドロー‼︎速攻魔法、サクリファイスフュージョン‼︎アイズサクリファイス融合モンスターカードの融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚するよ‼︎」
「っ‼︎それは通せない‼︎超電導戦機インペリオンマグナムの効果発動‼︎スーパーマグネットキャノン‼︎その発動を無効にし破壊する‼︎」
生み出されようとした次元の穴にインペリオンマグナムがレーザーを発射し、消滅させる。
これで無効効果は無くなった‼︎
「魔法カード、貪欲な壺を発動‼︎その効果で墓地に存在するリンクリボー、サクリファイスアニマをEXデッキに、金華猫、サクリファイス、ミスティックパイパーをデッキに戻してシャッフルし、2枚ドローする‼︎」
「ここに来てドローカードか‼︎」
「‼︎よし、手札から絶望神アンチホープを捨てて魔法カード、ワンフォーワン‼︎デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する‼︎もう1度お願い、ミスティックパイパー‼︎」
〈ミスティックパイパー〉☆1 魔法使い族 光属性
DEF0
「ミスティックパイパーの効果発動‼︎このカードをリリースして自分のデッキからカードを1枚ドローするよ。ドローしたカードは金華猫‼︎レベル1モンスターだったからもう1枚ドロー‼︎」
「っ、ドローが止まらないな」
そして、行くよ………貴方の初陣、頑張ろうね‼︎
「私はレベル1、バトルフェーダーとクリアクリボーでオーバーレイ‼︎。2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚‼︎」
「⁉︎その召喚方法はまさか⁉︎」
バトルフェーダーとクリアクリボーが光となり、空に浮かんだ混沌の渦に吸い込まれる。
そして渦が爆けるとそこには白い馬に乗る小さな首無しの騎士がいた。
「闇夜に紛れし哀しき妖精‼︎その刃で疑惑を切り裂け‼︎ランク1‼︎ゴーストリックデュラハン‼︎」
〈ゴーストリックデュラハン〉★1 悪魔族 闇属性
DEF0
今日何度目になるか分からない、観戦している生徒達からのざわめき。
そして私が出したデュラハンを見て、大地君はよりきらきらとした笑顔を浮かべた。
「すっげー‼︎遊花はエクシーズ召喚まで使えたのか‼︎まさか全召喚方法を使えるとは思っても見なかったぜ‼︎」
「あはは、教えてくれる人達が上手かったからね」
「遊花に教えている人達か‼︎くぅーっ‼︎俺もその人達とデュエルしてみてぇ‼︎」
「うん………まあ、機会があれば紹介してもいいよ?」
「本当か⁉︎」
大地君が凄く嬉しそうな笑顔を浮かべる。
大地君だったら、多分師匠のことを悪く言ったりしないだろうし、闇先パイが相手でも気落ちとかしなさそうだもんね。
「だけど、それはこのデュエルがちゃんと終わってからだよ」
「勿論さ‼︎そりゃあ遊花を教えてる人達も気になるが、今は遊花とのデュエルに全力だぜ‼︎」
「うん、それならいいよ。それじゃあ行くよ?まずはゴーストリックデュラハンの永続効果、スリーピィフィアー。このカードの攻撃力は自分フィールドのゴーストリックと名のついたカードの数×200ポイントアップするけど、現状こっちの効果は関係なし。本命はこっち。ゴーストリックデュラハンの効果発動‼︎ホロウエクスキュート‼︎オーバーレイユニットを1つ使い、フィールド上のモンスター1体を対象に、選択したモンスターの攻撃力を半分にする‼︎この効果は相手ターンでも使えるよ‼︎対象は勿論、超電導戦機インペリオンマグナム‼︎」
デュラハンがその手に持った小さな剣を振るうと、その剣から不可視の斬撃が飛び、インペリオンマグナムが膝をつく。
超電導戦機インペリオンマグナム
ATK4500→2250
「っ、だが、今の遊花のフィールドにはインペリオンマグナムを超えるモンスターはいないぜ?超えたとしてもマグネットフィールドで手札に戻るし」
「それもちゃんと考えてあるよ‼︎私は金華猫を召喚‼︎」
〈金華猫〉☆1 獣族 闇属性
ATK400
「金華猫の効果発動‼︎召喚した時、墓地に存在するレベル1モンスターを特殊召喚するよ‼︎墓地から戻ってきて、バトルフェーダー‼︎」
〈バトルフェーダー〉☆1 悪魔族 闇属性
DEF0
バトルフェーダーを出した時、私の墓地から黒い闇が見えた気がする。
うん、今回は君にお願いするよ。
お願いね、私の
「私はフィールドに存在するジャンクリボー、虹クリボー、金華猫、バトルフェーダー、4体のレベル1モンスターを墓地に送ることで墓地からモンスターを特殊召喚するよ‼︎」
「⁉︎なんだ⁉︎聞いたことがない召喚条件だぞ⁉︎」
クリボー達が私を見ながら粒子に変わる。
そしてその粒子は重なり合い、大きな闇の巨人が、私を守るように現れた。
「おいで‼︎絶望を統べる優しき神‼︎絶望神アンチホープ‼︎」
〈絶望神アンチホープ〉☆12 悪魔族 闇属性
ATK5000
「攻撃力5000⁉︎そんなモンスターまでいるのか⁉︎」
「行くよ‼︎バトル‼︎絶望神アンチホープで超電導戦機インペリオンマグナムに攻撃‼︎」
「っ‼︎迎え撃て‼︎超電導戦機インペリオンマグナム‼︎マグネットストームマキシマム‼︎」
インペリオンマグナムが背中の砲台と巨大な剣に磁力を収束し、レーザーを発射しながら巨大な剣からXの字を描くように衝撃波をアンチホープに放つ。
でも、そんな攻撃はアンチホープには効かないよ‼︎
「絶望神アンチホープの効果発動‼︎インヴィンシブルディスペア‼︎このカードが戦闘を行うバトルステップ中に1度、自分の墓地のレベル1モンスター1体を除外して発動‼︎墓地からバトルフェーダーを除外し、このカードはそのダメージステップ終了時まで、他のカードの効果を受けず、戦闘では破壊されない‼︎」
「効果を受けないだって⁉︎ということはマグネットフィールドも‼︎」
「当然効かないよ‼︎斬り裂いて、絶望神アンチホープ‼︎ホープブレイクパニッシャー‼︎」
インペリオンマグナムが放つ攻撃を正面から弾き飛ばし、アンチホープはその大剣でインペリオンマグナムを一刀両断する。
そうすると、インペリオンマグナムの身体は跡形も無く爆散した。
「ぐあっ‼︎やるな‼︎」
大地 LP6000→3250
大地君のライフが大きく減る。
これでインペリオンマグナムはいなくなった。
後はこのままどこまで押し切れるかだね。
「私はこれでターンエンドだよ‼︎」
遊花 LP4500 手札 2
ーーーーー ー
ーー◯ーー
□ ☆
ー◯ー◯ー
ー▲▲ーー ▽
大地 LP3250 手札4
「俺のターン、ドロー‼︎………⁉︎このカードは………」
「?」
大地君が引いたカードを見て驚いた表情を浮かべる。
一体何を引いたんだろう?
そんなに変なカードだったのかな?
大地君はそのカードを見て1度苦笑を浮かべると、私の方を見てもう1度笑顔を浮かべた。
「遊花。お前、やっぱり凄い決闘者だな」
「………そうかな?私、ちゃんとデュエル出来てるかな?」
大地君の言葉に、思わずそんな言葉が漏れてしまう。
私は、いつも助けられてばかりいる。
師匠達にも、カード達にも、沢山の人達に支えられることで、ようやく栗原 遊花は立ち上がることが出来る。
だから、私は何処か自分のことを信じきることが出来ない。
自分を信じきるだけの、自信が足りない。
そんな私を見て、大地君は一瞬きょとんとした顔を浮かべて柔らかい笑顔を浮かべた。
「当たり前だろ。こんなにワクワクしたデュエルなんて、俺は初めてだぜ?バルキリオンもベルセリオンも、インペリオンマグナムですら出してから1ターンで攻略されちまった。俺にそれを出させないんじゃなくて、出させた上で正面から超えてくる決闘者となんか、俺はデュエルしたことがない。遊花とのデュエルは、凄いワクワクで溢れてるんだよ‼︎」
「………そう、かな?」
「そうさ‼︎それに、リンク召喚から始まって儀式召喚、エクシーズ召喚、無効にしちまったけど融合召喚まで1回のデュエルで見せようとしたんだぜ?それに今出してるその絶望神アンチホープってモンスターも見たことない召喚条件だったろ?そんなこと出来る奴が凄くないわけないさ‼︎もっと自信を持っていいんだよ、遊花はさ‼︎」
そんなことを言ってくれる大地君を見て、私は少しだけ心が軽くなった気がした。
私は、まだまだ弱い。
デュエルも、心自体も。
でも、そんな私のデュエルでも、こんなに楽しんでくれる人達がいるのなら………私は、もっと前に進めるのだろうか?
こんな弱い私を、もっと変えていくことが出来るのだろうか?
そんな私に、大地君はもう1度きらきらとした笑顔を浮かべた。
「だから、俺も俺の全力を遊花にぶつけるぜ‼︎このカード、普段はほとんど引かないんだが、お前との楽しいデュエルに惹き寄せられて出てきちまったみたいだからな。だから、遊花に見せてやる。今までデュエルアカデミアでは誰にも見せたことがない、俺のもう1体の切り札を‼︎」
「⁉︎デュエルアカデミアでは見せたことがない切り札?」
「まずは下準備だ‼︎俺は磁石の戦士αを召喚‼︎」
〈磁石の戦士α〉☆4 岩石族 地属性
ATK1400→1900
「さらにマグネットフィールドの効果発動‼︎ 俺は墓地から磁石の戦士βを特殊召喚だ‼︎」
〈磁石の戦士β〉☆4 岩石族 地属性
DEF1600→2100
現れるのは2体の磁石の戦士β。
そして大地君は正面に手をかざす。
「俺はレベル4、磁石の戦士αと磁石の戦士βでオーバーレイ。2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚‼︎」
「っ‼︎大地君もエクシーズ召喚を………」
磁石の戦士αと磁石の戦士βが光となり、空に浮かんだ混沌の渦に吸い込まれる。
そして渦が爆けると現れたのは指揮者のようなモンスター。
「その指揮で旋律を導け、ランク4、交響魔人マエストローク‼︎」
〈交響魔人マエストローク〉★4 悪魔族 闇属性
DEF2300
「交響魔人マエストローク………そのモンスターにはどんな効果が………」
「いや、悪いけどコイツ自身にはこの状況をどうにかする力はないんだ。やれることは攻撃表示モンスターを裏守備にするぐらいだしな。絶望神アンチホープにやっても超えられないから意味がない」
「えっ?だったらどうして………」
不可解な行動に私が首を傾げる。
「まあ、その理由はもう少し待ってくれ。墓地に存在するマグネットコンバージョンの効果、墓地のこのカードを除外し、除外されている自分のレベル4以下のマグネットウォリアーモンスター1体を対象としてそのモンスターを特殊召喚する‼︎除外されている電磁石の戦士γを特殊召喚‼︎」
〈電磁石の戦士γ〉☆3 岩石族 地属性
DEF2000→2500
「電磁石の戦士γの効果発動‼︎このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札から電磁石の戦士γ以外のレベル4以下のマグネットウォリアーモンスター1体を特殊召喚する。磁石の戦士γを特殊召喚だ‼︎」
〈磁石の戦士γ〉☆4 岩石族 地属性
DEF1800→2300
「そして繋がれ‼︎絆が引き合うサーキット‼︎」
「⁉︎リンク召喚⁉︎」
大地君の前に再び巨大なサーキットが現れる。
「召喚条件はモンスター2体以上‼︎俺は磁石の戦士γ、電磁石の戦士γ、交響魔人マエストロークをリンクマーカーにセット‼︎サーキットコンバイン‼︎リンク召喚‼︎稲妻の騎士‼︎リンク3‼︎電影の騎士ガイアセイバー‼︎」
〈電影の騎士ガイアセイバー〉LINK 3 機械族 地属性
ATK2600→3100 ←↓→
現れたのは稲妻を纏った機械の騎士。
だけど、そのためになんでさっき出したマエストロークを?
すると、大地君は1枚のカードを私に向けて見せた。
そして一瞬、本当に一瞬、いつもアンチホープから見えている気がする闇のようなものが、そのカードから見えた気がした。
「本命はこれさ。魔法カード、ダークコーリング‼︎」
「ダーク………コーリング?」
「その効果は自分の手札・墓地から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターをゲームから除外し、ダークフュージョンの効果でのみ特殊召喚できるその融合モンスター1体をダークフュージョンによる融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する‼︎」
「っ⁉︎サクリファイスフュージョンのような融合カード⁉︎」
「この効果で除外するのは墓地の交響魔人マエストロークと超電導戦機インペリオンマグナム‼︎音を司る悪魔よ、磁石の巨人と交わり、無敵の力を解き放て‼︎」
「インペリオンマグナムを融合素材に⁉︎」
インペリオンマグナムとマエストロークの姿が次元の渦に吸い込まれる。
そして現れたのは微細な闇を放つ悪魔の翼を持った身体が石で出来た戦士。
「融合召喚‼︎
〈EーHEROダークガイア〉☆8 悪魔族 地属性
ATK?
「EーHERO?攻撃力が決まってない?」
見たことがないモンスターに私は戸惑い、アンチホープが心なし、私を守るように身体を動かした気がした。
「EーHEROダークガイアの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。さらにコイツは地属性。ミセスレディエントの効果も受ける。つまり、その攻撃力は‼︎ 」
EーHEROダークガイア
ATK?→5800→6300
「攻撃力6300⁉︎」
「まだ俺の動きは終わってないぜ?速攻魔法、マグネットリバース‼︎自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、機械族または岩石族の通常召喚できないモンスター1体を対象としてそのモンスターを特殊召喚する‼︎俺が対象にするのは除外した超電導戦機インペリオンマグナムだ‼︎」
「っ‼︎チェーンして墓地のスキルプリズナーを除外して効果発動‼︎自分フィールド上のカード1枚を選択してこのターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする‼︎対象は絶望神アンチホープ‼︎」
「まあ、そう動くよな。戻ってこい‼︎超電導戦機インペリオンマグナム‼︎」
〈超電導戦機インペリオンマグナム〉☆10 岩石族 地属性
DEF4000→4500
再び現れるインペリオンマグナム。
この状況は凄くマズイ。
下手な動きをしたらこのターンでやられる‼︎
「バトル‼︎EーHEROダークガイアでゴーストリックデュラハンを攻撃‼︎この瞬間、EーHEROダークガイアの効果発動‼︎オーバーロードフィアー‼︎このカードの攻撃宣言時、相手フィールド上に守備表示で存在する全てのモンスターを表側攻撃表示に出来る‼︎この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない‼︎」
「えっ⁉︎」
ダークガイアから闇のオーラが溢れ出し、それに当てられてかデュラハンが攻撃表示に変わる。
ゴーストリックデュラハン
DEF0→ATK1000→1200
デュラハンの攻撃力は1200。
ダークガイアは6300………このままじゃ一撃でやられちゃう‼︎
「ゴーストリックデュラハンの効果発動‼︎ホロウエクスキュート‼︎オーバーレイユニットを1つ使い、フィールド上のモンスター1体を対象に、選択したモンスターの攻撃力を半分にする‼︎対象はEーHEROダークガイア‼︎」
「残念ながらそれは通らないぜ‼︎超電導戦機インペリオンマグナムの効果発動‼︎スーパーマグネットキャノン‼︎その発動を無効にし破壊する‼︎」
インペリオンマグナムがレーザーを発射し、剣を振るおうとしていたデュラハンを爆散させる。
そしてダークガイアの視線はアンチホープに向く。
「攻撃対象がいなくなったことで攻撃対象の変更だ‼︎EーHEROダークガイアで絶望神アンチホープを攻撃‼︎マキシマムブレイク‼︎」
「っ、迎え撃って‼︎絶望神アンチホープ‼︎ホープブレイクパニッシャー‼︎絶望神アンチホープの効果発動‼︎インヴィンシブルディスペア‼︎墓地からジャンクリボーを除外し、このカードはそのダメージステップ終了時まで、他のカードの効果を受けず、戦闘では破壊されない‼︎」
「だがダメージは受けて貰うぜ‼︎」
アンチホープが私を守るように大剣を構え、ダークガイアに振りかざす。
しかし、ダークガイアはその大剣を左手だけで受け止めると、右手に闇を纏い、その拳でアンチホープを殴りつけ、吹き飛ばした。
「きゃあ‼︎」
遊花 LP4500→3200
アンチホープが吹き飛ばされた衝撃で私のライフが減る。
このままじゃマズイ。
いくらアンチホープに効果を受けない耐性があってもそれはバトルステップだけだし、何よりインペリオンマグナムに無効化される。
さらには守備表示でモンスターを出してもダークガイアで攻撃表示にされたら私のライフなんて一瞬で消し飛んでしまう。
しかも、スキルプリズナーの効果はこのターンのみだから次のターンにはベルセリオンにアンチホープを破壊され、ベルセリオンは破壊しても分離して再び合体するだけだから対処のしようがない。
強い………これが大地君のもう1体の切り札………
「メインフェイズ2、俺は磁石の戦士マグネットバルキリオンと電磁石の戦士マグネットベルセリオンを守備表示に変更」
磁石の戦士マグネットバルキリオン
ATK4000→DEF4350
電磁石の戦士マグネットベルセリオン
ATK3500→DEF3300
バルキリオンとベルセリオンが守備表示になる。
それもそうだ。
下手に攻撃表示にしてダメージを受けるぐらいなら、その強固な防御力で耐えればいいのだから。
「俺はカードを1枚伏せてターンエンド。さあ、今度も超えられるか見せて貰うぜ‼︎」
遊花 LP3200 手札2
ーーーーー ー
ーー◯ーー
ー ☆
□□◯□☆
ー▲▲▲ー ▽
大地 LP3250 手札0
状況は絶望的。
私はこのターンにダークガイアとベルセリオンをどうにかするか大地君のライフを削りきるしかない。
おまけにインペリオンマグナムの無効効果がある。
出来るかは、分からない。
でも、やらないと負けるだけ。
なら、やるしかない。
最後まで諦めはしない。
考えてみればインペリオンマグナムのような無効化効果なんて、いつも搔い潜ってきたではないか。
空閑君の空牙団も、霊華さんのPSYフレームだって、私の動きを封じてきた。
闇先パイの時は手札もバトルゾーンも機能しなくなるようなコンボを受けた。
それでも、私はそれを搔い潜ってきたのだ。
なら、まだ諦めるなんて状況には程遠い。
諦めないことだけが、私の取り柄なのだから‼︎
「すー………はー………私のターン、ドロー‼︎」
私は霊華さんの時のように1度深呼吸をすると、勢いよくカードをドローした。
ドローしたカードを見て、思わず私は笑ってしまう。
可能性は………まだある‼︎
「いつだって、私と共に‼︎ハネクリボー‼︎」
「この状況でハネクリボーだって?」
〈ハネクリボー〉☆1 天使族 光属性
ATK300
現れるのは私の相棒。
相棒が私を見て頷く。
うん、ゴメンね相棒。
今回はそうなっちゃう。
でも、無駄には絶対しないから‼︎
「導いて‼︎希望に繋がるサーキット‼︎」
「この状況でリンク召喚?」
私の目の前に大きなサーキットが現れる。
「召喚条件はレベル1モンスター1体‼︎私はハネクリボーをリンクマーカーにセット‼︎サーキットコンバイン‼︎リンク召喚‼︎もう1度私に力を貸して‼︎希望の守り手‼︎リンク1‼︎リンクリボー‼︎」
〈リンクリボー〉LINK1 サイバース族 闇属性
ATK300 ↓
再びフィールドに現れるリンクリボー。
リンクリボーは私を励ますように擦り寄ってくる。
うん、ありがとう、心配してくれて。
でも、平気だよ‼︎
「この状況でリンクリボーを出してどう動くんだ?」
「こう動くの‼︎大事なのは相棒を墓地に送ることだったもん‼︎相棒、貴方の力、借り受けるよ‼︎魔法カード、賢者の石-サバティエル‼︎」
「⁉︎そのカードは確か………」
「このカードは自分の墓地にハネクリボーモンスターが存在する場合、ライフポイントを半分払って発動できるよ」
遊花 LP3200→1600
「そうすることで、デッキから融合魔法カードまたはフュージョン魔法カード1枚を手札に加えることが出来るよ‼︎ 私が手札に加えるのは簡易融合‼︎そしてライフを1000払って、簡易融合を発動‼︎」
遊花 LP1600→600
「レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚し、この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊されるよ‼︎」
「っ‼︎あのサクリファイスの融合モンスターを出すつもりか‼︎それは通さない‼︎超電導戦機インペリオンマグナムの効果発動‼︎スーパーマグネットキャノン‼︎その発動を無効にし破壊する‼︎」
カップ麺のようなものにインペリオンマグナムがレーザーを発射し、消滅させる。
それを見て大地君が笑う。
「さあ、サーチしたカードは無効化したぜ。その残りの手札で動けるのか?」
「うん………まだ終わりじゃないよ‼︎魔法カード、貪欲な壺を発動‼︎」
「なっ⁉︎2枚目⁉︎」
「その効果で墓地に存在するゴーストリックデュラハンをEXデッキに、金華猫、クリアクリボー、虹クリボー、ハネクリボーをデッキに戻してシャッフルし、カードを2枚ドローする‼︎」
私はドローしたカードを見る。
「………届いたよ、大地君‼︎」
「⁉︎」
「私は、魔法カード、融合を発動‼︎」
「⁉︎この状況で融合だって⁉︎まさか、サクリファイスを引いたのか⁉︎」
「ううん、私が引いたのはサクリファイスじゃない‼︎私が融合するのは、フィールドに存在するリンクリボーと絶望神アンチホープ‼︎」
「なんだって⁉︎」
私の言葉に大地君が驚いた顔をする。
確かに、私は今日ミレニアムアイズサクリファイスを出した。
でも、私のデッキに入っている融合モンスターはミレニアムアイズサクリファイスだけじゃない‼︎
「希望の守り手よ、優しき闇と交わりて、孤独を壊す力となれ‼︎」
リンクリボーがアンチホープに寄り添い、アンチホープも頷きながらフィールドに出来た渦の中に飛び込んでいく。
このカードも、今まで出すことが出来なかった子。
何故か簡単なハズの融合条件を出せそうな時には満たせなくて、どうしても出せなかった子。
だけど、ようやく私と一緒に戦ってくれるんだね。
ありがとう、これからよろしくね。
さあ、一緒に行こう‼︎
私のそんな思いに応えるように、龍の咆哮が聞こえた気がした。
「融合召喚‼︎閉ざされた世界を溶かす毒龍‼︎スターヴヴェノムフュージョンドラゴン‼︎」
〈スターヴヴェノムフュージョンドラゴン〉☆8 ドラゴン族 闇属性
ATK2800
「ドラゴンの融合モンスター⁉︎」
「スターヴヴェノムフュージョンドラゴンの効果発動‼︎パワースワローヴェノム‼︎このカードが融合召喚に成功した場合、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を選び、その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする‼︎対象にするのはEーHEROダークガイア‼︎」
「なんだって⁉︎………なら、リバースカードオープン‼︎罠発動‼︎仁王立ち‼︎フィールドの表側表示モンスター1体を対象にそのモンスターの守備力は倍になり、ターン終了時にその守備力は0になる‼︎対象は超電導戦機インペリオンマグナム‼︎」
「えっ⁉︎この状況で?」
スターヴヴェノムフュージョンドラゴン
ATK2800→9100
超電導戦機インペリオンマグナム
DEF4500→9000
スターヴヴェノムがダークガイアに毒の瘴気を放ち、その力を奪い取るのと同時にインペリオンマグナムの守備力が上がる。
仁王立ちには確か墓地から除外することで攻撃を対象のモンスターに向ける効果がある。
つまり、残りの伏せカードでさらにインペリオンマグナムの守備力をあげるカードがある可能性もある。
それとも生き残るために攻撃対象を守備表示にしているインペリオンマグナムだけに固定する為に今使用した?
分からない………けど、私に出来ることは前に進むことだけ‼︎
「………どうやらその顔は仁王立ちの効果は知ってるんだな。さあ、どうする?攻撃対象はインペリオンマグナムに固定出来るぜ?」
「それでも、私は諦めずに進むだけ‼︎スターヴヴェノムフュージョンドラゴンの効果発動‼︎スキルスワローヴェノム‼︎1ターンに1度、相手フィールドのレベル5以上のモンスター1体を対象としてターン終了時まで、このカードはそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る‼︎対象はEーHEROダークガイア‼︎」
「っ⁉︎やばっ‼︎」
スターヴヴェノムが再びダークガイアに毒の瘴気を放ち、次は効果を奪い取る。
これでインペリオンマグナムに攻撃を誘導されても攻撃表示に変えられるからそのまま大地君のライフを削りきれる‼︎
「バトル‼︎」
「っ、だったら、墓地の仁王立ちを除外して効果発動‼︎EーHEROダークガイアを対象にしてこのターン、攻撃対象はEーHEROダークガイアしか選べなくなる‼︎」
ダークガイアがインペリオンマグナム達の前に仁王立ちで立ち塞がる。
確かに現状なら大地君のライフは残る。
だけど、この手札なら‼︎
「スターヴヴェノムフュージョンドラゴンでEーHEROダークガイアを攻撃‼︎消失のヴェノムストリーム‼︎」
「迎え撃て‼︎EーHEROダークガイア‼︎マキシマムブレイク‼︎」
スターヴヴェノムが毒のブレスを放ち、ダークガイアがブレスごと吹き飛ばすように拳を振るう。
「攻撃宣言時‼︎速攻魔法、決闘融合-バトルフュージョン‼︎」
「なっ⁉︎そのカードは‼︎」
「自分フィールドの融合モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動‼︎その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする‼︎」
「っ………あーもう、こうなりゃヤケだ‼︎チェーンしてリバースカードオープン‼︎速攻魔法、決闘融合-バトルフュージョン‼︎」
「ええっ⁉︎」
「自分フィールドの融合モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動‼︎その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする‼︎」
EーHEROダークガイア
ATK6300→15400
「で、でも、チェーンの関係でその後に私の決闘融合-バトルフュージョンが適用されるよ?」
「仕方ねぇじゃん。攻撃宣言時にしか使えないから、優先権で先に遊花に使われたらどうしようもないんだよ………さっきはゴーストリックデュラハンに逃げられたから使えなかったし………」
スターヴヴェノムフュージョンドラゴン
ATK9100→24500
スターヴヴェノムの攻撃力がなんか凄まじいことになってる‼︎
それに対し、大地君は不貞腐れたように呟いてから、頭を掻いて苦笑を浮かべながら私の方を見た。
「あーやっぱ強いな、遊花は」
「………ううん、全然だよ。今回は、カード達が私に応えてくれたからこうなっただけ。1枚でも、私のカードが応えてくれなかったらこうならなかったもん」
「それが出来てるから十分強いんだと思うけどな〜本当に、遊花は少し自信を持てって。お前は十分凄えよ」
「大地君………」
スターヴヴェノムのブレスがダークガイアを呑み込んでいく。
だけど、それを見て大地君はニッと笑った。
「まあ、だけど。残念ながら今回は俺も負けたけど、遊花も負けな」
「………へっ?」
私………
「まさか本当に使うことになるとは思わなかったけど、使わせて貰うぜ‼︎リバースカードオープン‼︎罠発動‼︎決戦融合-ファイナルフュージョン‼︎自分フィールドの融合モンスターが相手フィールドの融合モンスターと戦闘を行うバトルステップに、その融合モンスター2体を対象として発動できる‼︎その攻撃を無効にし、お互いのプレイヤーはその融合モンスター2体の攻撃力の合計分のダメージを受ける‼︎」
「ええっ‼︎⁉︎」
2体の合計ってことは………39900のダメージをお互いに受けるの⁉︎
受けすぎ‼︎
受けすぎだよ‼︎
8000ライフでも4人ぐらいまとめて死んじゃえるから‼︎
「というわけで、残念ながらデュエルは引き分けな」
「だ、大地君の負けず嫌い〜〜〜‼︎」
「へへっ‼︎ああ、俺は負けず嫌いなんだ。次は絶対に負けないぜ‼︎決戦融合-ファイナルフュージョン‼︎」
そう大地君が宣言するとスターヴヴェノムとダークガイアの間に渦ができ、私達も巻き込んで一気に爆発した。
遊花 LP600→0 (-39300)
大地 LP3250→0 (-36650)
ーーーーーーー
あまりの出来事に会場自体が騒然としている。
そんなフィールドの中央で、あまりの展開と立体映像の演出に驚ぎ、仰向けに倒れていた私はいち早く立ち上がると同じように起き上がろうとした大地君に駆け寄った。
「も〜大地君‼︎納得行かないよ‼︎絶対に勝ったと思ったのに‼︎爆発オチなんて最低だよ‼︎」
「ははっ、いや〜凄い爆発だったよな。まさかあんな爆発になるなんて思いもしなかったぜ。いつもはダメージダイエットとか使ってから使ってるし、あそこまで攻撃力が上がらないからああはならないしな」
「そういう問題じゃないよ〜‼︎」
くっ、悔しい‼︎
絶対、ぜーったい勝ったと思ったのに‼︎
こんなに悔しいのも師匠に負けた時以来だよ、本当にもう‼︎
「それでさ、遊花に教えてる人ってすぐに会えるのか?」
「えっ?うーん、師匠は入院中だし、闇先パイは忙しいだろうしなー今度、『Natural』ってカードショップで大会を開く時には絶対に来れるんだけど………」
「大会⁉︎それって俺も参加してもいいのか⁉︎」
「えっ?まあ、いいかな。私が連れていく人は決めていいって言ってたし………」
「よっしゃ、サンキュー遊花‼︎」
そういって私の前ではしゃぐ大地君を見ると、少し不思議な感じがする。
多分、師匠から見た私ってこんな感じなんだよね?
うっ………少し恥ずかしくなってきた。
師匠、呆れたりしてないよね?
大丈夫………だよね?
「それじゃあ、その『Natural』って店を教えてくれよ。どうせだからそこでさっきの決着をつけようぜ‼︎」
「むっ‼︎それは望むところだよ‼︎絶対に今度は私が勝つからね‼︎」
「いーや、俺が勝つね。今日はこれで試験終わりなんだろ?なら、さっさと行こうぜ‼︎」
「あ、待ってよ‼︎というか、大地君場所分からないでしょ‼︎」
そういって走り去っていく大地君を慌てて追いかける。
この子には負けたくないって気持ち………これが、ライバルって奴なのかな?
うーん、わかんないや。
次回予告
遊花が激しいデュエルを繰り広げている最中、遊騎は病室で遊花のための大会について考えていた。
そんな遊騎を訪ねてきたのは過去のチームメイト。
遊騎は再び己の過去と向き合うことになる。
次回 遊戯王Trumpfkarte
『過去へと続く篝火』
次回はデュエルパート無しの会話回の予定。
遊騎がまたまた不穏な過去に向き合います。
そして今回の遊花対大地の決着はまさかの引き分け。
まあ、ライバルの初戦は引き分けや中断が多いからね、うん。
正直シンクロ召喚もしたかったんですが、出せるタイミングがなかったのです。
というか、大地君のデッキの殺意の高さがヤバい、色々な意味で。
それじゃあ今回はここでお開き。
ではでは〜