今回は遊花のデュエル回。
今回は短めでコミカルな感じのお話です。
残りのデュエルはシリアスで長くなりそうな組み合わせしか残ってないからね、仕方ないね。
★
「ん〜どうしようかな〜」
「遊花、どうしたの?」
「あ、霊華さん。実は、少しだけデッキを調整してて」
「………もうすぐ試験が始まるのに?」
「もうすぐ始まるからだよ。今日で実技の試験は最後だもん。悔いがないようにしたいから」
観戦席で自分のデッキを調整していた私に霊華さんが話しかけてきてくれたから、それに返答しながらももう1度私のデッキを見直す。
いよいよ期末試験も最終日。
ここまではそんなに悪いデュエルはしていないと思う。
だけど、最後までどうなるかは分からない。
これで気を抜いて情けないデュエルをして退学とかになるのだけは嫌だ。
だから、出来ることは精一杯やっておきたい。
「そう………そういえば、今日は桜は一緒じゃないの?」
「うん。今日は桜ちゃんともデュエルすることになるから、お互いにデュエルをする前には会わないことにしたんだ。こうやってお互いに分からないところでデッキ調整をするために」
これは私と桜ちゃんで決めていた約束。
先生方の配慮で私達がデュエルするのは最終日だというのは決まっていた。
だから、最終日にはお互いに全力でデュエルをするために、デュエルの時以外は会わない、お互いのデュエルを見に行かないと決めていた。
友達だからこそ、全力でぶつかる為に。
『第3学年、出席番号98番、栗原遊花さん。至急第5フィールドへお越しください』
「あ、呼ばれちゃった。うーん………よし、とりあえずこれで行ってみよう‼︎」
「頑張って、応援してるわ、貴方の楽しいデュエルを」
「うん‼︎行ってきます‼︎」
アナウンスに従い、私は気合を入れながら第5フィールドに移動する。
そこにいたのは身長が2メートルぐらいあるんじゃないかというぐらいとてもがたいのいい青年。
桜ちゃん達に聞いた話だと、確か身体が凄く大きい人は学年8位だった気がする。
その青年は私を見ると豪快な笑い声を上げた。
「はははっ‼︎嬢ちゃんが俺のデュエルの相手か?えらく小さい嬢ちゃんだな‼︎」
「は、はあ?」
私は確かに身長は小さい方だけど、多分貴方が大きすぎるだけだと思うんだけど………
「なら、俺の勝利は決まったようなもんだな‼︎何せ、勝負って奴はでっけぇ奴が勝つもんだからな‼︎小さな嬢ちゃんじゃ、相手にもなりゃしないぜ‼︎」
「むっ‼︎そんなの、やってみないと分かりません‼︎」
私は胸の前で両拳を握り気合を入れる。
私のデッキは、彼の言い方で言うなら小さいモンスターしかいないけど、それでもここまで皆と一緒に勝ってきたんだもん‼︎
それを見て、青年は面白そうに笑った。
「ほう、嬢ちゃんもでっけぇもん持ってんじゃねぇか」
「ーーーって、どこ見てるんですか、バカー⁉︎」
私は思わず胸元を隠す。
セクハラ⁉︎いきなりセクハラしてきたよこの人⁉︎
この人、完全に私の胸を見てたよ⁉︎
むぅ〜やりにくいけど、もう怒った‼︎
絶対に倒してやるんだから‼︎
私は勢いよくデュエルディスクを起動する。
それを見て、青年は好戦的な笑みを浮かべてデュエルディスクを起動する。
「はっ、面白え。この斎京 力一(さいきょう りきかず)が、勝負ってもんはでっけぇ奴が勝つんだってことを嬢ちゃんに教えてやるぜ‼︎」
「負けません‼貴方にだけは︎、絶対に負けません‼︎」
『決闘‼︎』
遊花 LP8000
力一 LP8000
ーーーーーーー
「先攻は私です‼︎クリバンデットを召喚」
〈クリバンデッド〉☆3 悪魔族 闇属性
ATK1000
私の前に現れたのは盗賊のような姿をした黒い毛玉のモンスター。
うん、正直私も1発ぐらい引っ叩いて来て貰いたいところだけど、ルール上先攻は攻撃出来ないから、ゴメンね。
「私はカードを2枚伏せてエンドフェイズにクリバンデットの効果発動‼︎このカードをリリースしてデッキの上から5枚めくり、その中から魔法・罠カード1枚を手札に加えて残りを墓地におきます‼︎」
クリバンデットの姿が消え、私はデッキの上から5枚のカードをめくって中から1枚のカードを手札に加える。
「私は罠カード、魂の一撃を手札に加えてターンエンドです」
遊花 LP8000 手札3
ーー▲▲ー ー
ーーーーー
ー ー
ーーーーー
ーーーーー ー
力一 LP8000 手札5
「俺のターン、ドロー‼︎このカードはリリースなしで通常召喚出来る‼︎神獣王バルバロスを召喚‼︎」
〈神獣王バルバロス〉☆8 獣戦士族 地属性
ATK3000
現れたのは槍と盾を持った獣人のモンスター。
「レベル8のモンスターを通常召喚⁉︎」
「ただし、この方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になっちまうがな。面倒なもんだ、効果って奴は」
神獣王バルバロス
ATK3000→1900
バルバロスは何処か調子が悪そうに前屈みになる。
攻撃力は下がったけど、それでもレベル8モンスターがいきなり出てくるなんて結構マズイかも。
「バトルだ‼︎神獣王バルバロスでダイレクトアタック‼︎すげえ強い槍‼︎」
「何そのネーミングセンス⁉︎」
バルバロスが持っている槍で私の身体を貫く。
その顔には何処か哀愁が漂っている。
な、何か凄い可哀想なんだけど⁉︎
だ、ダメだこの人‼︎
最初の言動からしてバカだと思ってたけど、予想以上にバカだったよ‼︎
遊花 LP8000→6100
「俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ」
遊花 LP6100 手札3
ーー▲▲ー ー
ーーーーー
ー ー
ーー○ーー
ーー▲▲ー ー
力一 LP8000 手札3
「私のターン、ドロー‼︎金華猫を召喚‼︎」
〈金華猫〉☆1 獣族 闇属性
ATK400
現れたのは霊体になっている猫のようなモンスター。
「金華猫の効果発動‼︎召喚した時、墓地に存在するレベル1モンスターを特殊召喚します‼︎」
そうして私が墓地からモンスターを特殊召喚しようとしたところで斎京君は煩わしそうに声を上げた。
「ちまちま効果なんてもん使ってんじゃねぇ‼︎リバースカードオープン‼︎永続罠、スキルドレイン‼︎ライフポイントを1000支払うことでこのカードが魔法・罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効だ‼︎」
「えっ⁉︎」
力一 LP8000→7000
斎京君が発動した罠から何かの波動がフィールド中に広がる。
それにより、金華猫は霊体化が解かれ実体化した。
それとは逆にバルバロスは悪そうにしていた身体を持ち上げ、雄叫びを上げる。
神獣王バルバロス
ATK1900→3000
「攻撃力が3000に………」
「ああ、これか?どういうことか分からんがこうなるんだとよ。誰だったか忘れたが言ってた」
「ええっ………まさか、理解してないの?」
「おう。よく分からんが細かいことは気にすんな、デュエルディスクがこうしてんならこうなるんだよ」
多分、スキルドレインによって元々の攻撃力を1900にするって効果が無効になるからああなるんだろうけど、なんで使ってる本人が理解してないの?
私の困惑の視線を受けて、斎京君は腕を組みながら自信満々に答える。
「これが俺の戦略って奴よ。確かに俺には少しばかり知的さってものが足りなかった。相手が使ってくるカードの効果なんざ覚えられねぇしな」
「………ああ、そこは自覚があったんだ」
というか、その言い方だと今は知的に戦ってるみたいな言い方だけど、さっきの発言のせいで説得力とか皆無だからね?
そして君のバルバロスも分かってるなら何とかしろよ、みたいな目で君を見てるから。
「だが、そこで俺は考えた訳よ。確かに俺には効果を覚えるだけの知的さってものが少しばかし足りてねぇ。なら、その効果って奴を無くしちまえば、覚える必要なんてねぇって訳だ‼︎おまけに効果ってもんが無くなっちまえば簡単だ‼︎勝負にはでっけぇ奴が勝つんだからよ‼︎」
「っ………」
言ってることは色々と無茶苦茶だけど、確かにそれはある意味で真理だ。
効果が無くなってしまえば、モンスター同士では攻撃力と守備力しか比べるものがない。
この人………バカだけど強い‼︎
この状況は正直かなりマズイ。
私のデッキはモンスター効果が主体のローレベルデッキ。
効果が封じられたパワー勝負は正直言って部が悪い。
でも、先程のスキルドレインの説明が正しいなら、まだあの効果には穴があるハズ‼︎
「導いて‼︎希望に繋がるサーキット‼︎」
「へっ、リンク召喚か‼︎」
私が正面に手をかざすと私の前に大きなサーキットが現れる。
「召喚条件はレベル1モンスター1体‼︎私は金華猫をリンクマーカーにセット‼︎サーキットコンバイン‼︎リンク召喚‼︎希望の守り手‼︎リンク1‼︎リンクリボー‼︎」
〈リンクリボー〉LINK1 サイバース族 闇属性
ATK300 ↓
金華猫がサーキットに入り、代わりに出てきたのは青い球体型のモンスター。
リンクリボーもスキルドレインの波動を受けるが、特に気にした様子もなく私に擦り寄ってくる。
うん、やっぱり君は大丈夫なんだね。
なら、今回はいつも以上によろしくね。
「私はカードを1枚伏せてターンエンド‼︎」
遊花 LP6100 手札2
ー▲▲▲ー ー
ーーーーー
☆ ー
ーー○ーー
ーー△▲ー ー
力一 LP7000 手札3
「俺のターン、ドロー‼︎そんな小せえモンスターで俺のモンスターをどうにか出来るかよ‼︎このカードもリリースなしで通常召喚出来る‼︎可変機獣ガンナードラゴンを召喚‼︎」
〈可変機獣ガンナードラゴン〉☆7 機械族 闇属性
ATK2800
次に現れたのは戦車のような機械の龍。
「次はレベル7モンスター‼︎」
「このカードもリリースなしで召喚したら攻撃力と守備力が半分になるが、スキルドレインがあれば関係ねぇ‼︎ バトル‼︎可変機獣ガンナードラゴンでリンクリボーを攻撃‼︎轢き潰し‼︎」
「だからそのネーミングセンス‼︎相手モンスターの攻撃宣言時、リンクリボーの効果発動‼︎ゼロリンク‼︎このカードをリリースし、その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる‼︎」
「はっ‼︎効果は無効だって言ってるだろうが‼︎」
「それはどうかな?」
「なに⁉︎」
突撃してきたガンナードラゴンにリンクリボーの身体が粒子に変わって纏わりつく。
ガンナードラゴンはその粒子を嫌がったのか突撃するのを止めた。
可変機獣ガンナードラゴン
ATK2800→0
「っ⁉︎なんでガンナードラゴンの攻撃力が⁉︎」
「スキルドレインの効果はフィールドの全ての表側表示モンスターの効果の無効。でも、リンクリボーはコストとして墓地に行ってから効果が発動する。つまり、効果が発動しているのは墓地からだからスキルドレインの効果適用外だよ」
「どういうことだよ⁉︎」
「ようは、効果を使う時にすでに墓地に移動してるから使えるの。分からないんだったらデュエルディスクがそうしてるからそうなるとでも思っといて」
「………デュエルディスクがそうしてるなら仕方ねぇな」
「………」
まさか、いちいちこういう説明をしないといけないのかな?
ある意味、天雷君以上の強敵かもしれない。
というか、スキルドレインがあるなら天雷君には勝ててそうだけど………ああ、でもオネストとかがあるっけ。
それに試験後にデュエルした時には光子化とかも見えたし、戦闘破壊した後に効果が発動するモンスターも結構いたから戦闘だけじゃ逆に厳しいのかも。
「だが、まだバルバロスの攻撃が残ってるぜ‼︎神獣王バルバロスでダイレクトアタック‼︎すげえ強い槍‼︎」
「くっ‼︎」
遊花 LP6100→3100
ふざけた名前をしてても攻撃力自体が変わる訳じゃないからライフが一気に削られる。
流石にこのまま攻撃を受け続けるとそう長くは持たないかな。
「俺はこれでターンエンドだ」
遊花 LP3100 手札2
ー▲▲▲ー ー
ーーーーー
ー ー
ーー○○ー
ーー△▲ー ー
力一 LP7000 手札3
「私のターン、ドロー‼︎よし‼︎手札を1枚捨てて速攻魔法、ツインツイスター‼︎フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象としそのカードを破壊する‼︎私が破壊するのはスキルドレインともう1枚の伏せカード‼︎」
「そんなもん通らないんだよ‼︎リバースカードオープン‼︎永続罠、宮廷のしきたり‼︎このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのプレイヤーは宮廷のしきたり以外のフィールド上に表側表示で存在する永続罠カードを破壊できない‼︎宮廷のしきたりは破壊されるが、スキルドレインは破壊させねぇ‼︎」
「っ‼︎」
竜巻が吹き荒れ、宮廷のしきたりは破壊していったがスキルドレインはフィールドに残ってしまった。
これだとまた効果が発動出来ないから下手な手は打てない。
だったら、私に出来ることは………
「私はこれでターンエンドだよ」
遊花 LP3100 手札1
ー▲▲▲ー ー
ーーーーー
ー ー
ーー○○ー
ーー△ーー ー
力一 LP7000 手札3
「俺のターン、ドロー‼︎何も出してこねぇならこれで終わりにしてやる‼︎装備魔法、ビッグバンシュートを神獣王バルバロスに装備‼︎装備モンスターの攻撃力は400ポイントアップし、装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える‼︎ただし、このカードがフィールド上から離れた時、装備モンスターをゲームから除外されるがな‼︎」
「っ………よりによってこの状況で守備貫通の装備カード‼︎」
神獣王バルバロス
ATK3000→3400
ビッグバンシュートが装備され、バルバロスの槍が燃え始める。
あれで貫かれるのは流石に嫌だ。
「バトル‼︎神獣王バルバロスでダイレクトアタック‼︎すんげぇ強い槍‼︎」
「もうそれにはツッコまないよ‼︎手札から、クリボーの効果発動‼︎ダークエンヴェロップ‼︎相手モンスターが攻撃した場合、そのダメージ計算時にこのカードを手札から捨てて発動できる。その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0にする‼︎」
「なんだと⁉︎」
クリボーが現れてバルバロスの槍から私を庇ってくれる。
これでまだ耐えられる‼︎
「チッ‼︎可変機獣ガンナードラゴンでダイレクトアタック‼︎轢き潰し‼︎」
「くっ‼︎」
遊花 LP3100→300
ガンナードラゴンが軽く体当たりしてくる。
良かった、流石に本当に轢かれたらどうしようかと思ったよ。
そんなことを考えているとガンナードラゴンは申し訳なさそうに頭を下げて戻っていった。
意外と紳士だね、ガンナードラゴン⁉︎
デュエルなんだからそこまで気にしなくてもいいんだよ⁉︎
「なかなか粘るじゃねぇか。俺はこれでターンエンドだ‼︎」
遊花 LP300 手札0
ー▲▲▲ー ー
ーーーーー
ー ー
ーー○○ー
ーー△△ー ー
力一 LP7000 手札3
手札は0。
おまけにフィールドには貫通効果が与えられたバルバロス。
このターンで何とかしないと、私のデッキだと確実に負ける。
「私のターン、ドロー‼︎」
引いたカードを見て、私は思わず笑顔を浮かべる。
確かにこのデュエルの決着をつけるのにはこのカードが相応しい。
さあ、小さいものの戦い方って奴を見せてあげよう‼︎
「リバースカードオープン‼︎永続罠、リビングデッドの呼び声‼︎自分の墓地のモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚するよ‼︎戻ってきて、クリバンデット‼︎」
〈クリバンデッド〉☆3 悪魔族 闇属性
ATK1000
「さらにリバースカードオープン‼︎速攻魔法、クリボーを呼ぶ笛‼︎その効果で自分はデッキからクリボーまたはハネクリボー1体を選択し、手札に加えるか自分フィールド上に特殊召喚する事ができます‼︎私か選ぶのは特殊召喚‼︎いつだって、私と共に‼︎ハネクリボー‼︎」
〈ハネクリボー〉☆1 天使族 光属性
DEF200
フィールドに現れるクリバンデットと相棒。
クリバンデットは好戦的にぴょんぴょんと跳ね、ハネクリボーも身体の前で握り拳をしながら気合を入れている。
それを見て、斎京君が笑い声を上げる。
「今更そんな小せえ奴らが出てきてどうなるってんだ‼︎」
「小さいものには小さいものの戦い方ってものがあるんです‼︎1人で大きな力に敵わないなら、皆の力を重ねて倒す‼︎魔法カード、ミニマムガッツ‼︎自分フィールド上のモンスター1体をリリースし、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動‼︎私はハネクリボーをリリースして神獣王バルバロスを選択します‼︎選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズまで0になり、このターン選択したモンスターが戦闘によって破壊され、相手の墓地に送られた時、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与えます‼︎」
「何だと⁉︎」
「お願い、相棒‼︎」
ハネクリボーが青いオーラを纏ってバルバロスに突撃し、粒子になってバルバロスに纏わりつく。
その粒子を浴びたバルバロスは力を失っていく。
神獣王バルバロス
ATK3400→400
ビッグバンシュートの攻撃力上昇分は残るけど、これなら十分‼︎
さあ、クリバンデット‼︎
最初に言ってた通り、あの人を引っ叩いて来ちゃって‼︎
「バトル‼︎クリバンデットで神獣王バルバロスを攻撃‼︎攻撃宣言時、リバースカードオープン‼︎罠発動‼︎魂の一撃‼︎自分のライフが4000以下の場合、自分フィールドのモンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時にライフを半分払い、自分フィールドのモンスター1体を選択して発動‼︎選択したモンスターの攻撃力は相手のエンドフェイズ時まで自分のライフが4000より下回っている数値分だけアップする‼︎」
「何だと⁉︎」
遊花 LP300→150
クリバンデット
ATK1000→4850
「その小せえモンスターが、攻撃力4850だと⁉︎」
「お願い、クリバンデット‼︎バンデットソウルクロー‼︎」
クリバンデットが赤いオーラを纏った爪から衝撃波を飛ばしバルバロスを引き裂く。
力一 LP7000→2550
「ミニマムガッツの効果‼︎戦闘によって破壊された神獣王バルバロスの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える‼︎」
「っ………俺の身体より、少しばかり………嬢ちゃんのほうがでっけぇ気持ちと胸だったってことかよ………」
「最後まで余計なことを付け加えるな〜〜〜‼︎」
「がはっ‼︎」
私の思いに応えるようにクリバンデットが物凄い勢いで斎京君に突撃し、そのまま斎京君はフィールドの端まで吹き飛んでいった。
力一 LP2550→0
ーーーーーーー
「ぐふっ………いい突撃だった、ぜ」
そんなことを呟きながらその場に蹲る斎京君。
そんな大げさな演技をしても赦さないんだからね‼︎
そもそも立体映像なんだから身体に痛みなんて入るわけないし‼︎
もう、初戦から調子が狂っちゃったよ。
次はもう少しまともな人とのデュエルだったらいいな。
次回予告
ある意味強敵だった初戦を終え、次のデュエルに思いを馳せる遊花。
そんな遊花の次の相手は厳かな雰囲気を纏った学年2位の青年。
青年が繰り出す強力なモンスター達を前に、遊花はどう立ち向かうのか?
次回 遊戯王Trumpfkarte
『魂を食らう龍』
次回も遊花のデュエル回。
残ったデュエルが全て学年トップ5となっているという中、遊花はどうデュエルしていくのかをお楽しみに。
デュエルアカデミアの話だと、どうしても遊花のデュエル回になるから遊騎の話をあまり出せないんですよねー
その代わり、2章は遊騎がメインになりそうですが。
1章が終わったら幕間数話入れて、1章終了時のキャラ紹介挟んでから2章に入ると思います。
まあ、まだまだ先の話になりそうですけどね。
それでは今回はこの辺で。
ではでは〜