遊戯王Trumpfkarte   作:ブレイドJ

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本当なら昨日の夜には更新できる予定でしたが、新弾のデッキ作りが楽しすぎて更新が遅れてしまいました、申し訳ありません。
遊騎VS闇、後編です。
今回は基本的には遊騎視点ですが、ところどころで遊花視点が混ざります。
それでは本編へGOなのです‼︎




第48話 英雄VS氷槍・蘇る運命

 

 

「………凄い………やっぱり、師匠と闇先パイは凄い」

 

師匠と闇先パイの1ターン毎に状況がガラリと変化する激しいデュエルに、私は思わず声を漏らす。

 

そんな私の声を聞いて、隣にいた桜ちゃんはどこか呆れたような声を出す。

 

「この状況でそんな言葉が出るのも遊花らしいところよね………私はそれよりもいつも無表情な闇があそこまで感情を表に出してることに驚いてるんだけど………」

 

「そ、そこにだってちゃんと驚いてるよ?」

 

私だって、いつも無表情な闇先パイがあんなに泣いたり笑ったりする姿を見ることになるなんて思わなかった。

 

だけど、自分より取り乱している人がいると冷静になるというのが人間というもので………

 

「や、闇ちゃんが泣いてるのです?笑ってるのです?ああもう、リーネには何が何やら………‼︎」

 

「落ち着け、天羽‼︎いや、取り乱す気持ちも分かるがとりあえず落ち着け‼︎」

 

私達の近くで取り乱しているリーネさんと不知火さんを見て、私は思わず苦笑を浮かべてしまう。

 

きっと、あんな闇先パイを見るのはリーネさん達も初めてなんだろう。

 

それに、何となく分かる。

 

闇先パイがあんなに感情を表に出すのはきっと、師匠の前だけなんだ。

 

だからこそ、あそこまで取り乱しているリーネさん達を見ちゃうと妙に冷静になってしまうというか………そのおかげか、私は師匠達のデュエルを………闇先パイの本気を、冷静に見ることが出来ていた。

 

闇先パイはリンク、儀式、シンクロ、エクシーズを1ターンで併用し、師匠の手札とフィールドのカードを壊滅させ、墓地の有用なカードを根こそぎ奪い去った。

 

そんな闇先パイの戦術の核になっているのが、闇先パイが切り札と呼び、現在フィールドで圧倒的な存在感を放っているトリシューラというモンスター達なのだろう。

 

以前、異世界で共闘した神楽さんが使用し、私も託されて使用したことがあるトリシューラの影霊衣。

 

その原型となる氷結界の龍トリシューラ。

 

そして………どこか氷結界の龍トリシューラに似ている、私が戦ったことがあるヴェルズウロボロス。

 

どのモンスターも相手に壊滅的な被害を与えることができるのに、そのモンスター達を1ターンで揃え、反撃の目を徹底的に摘んでいく。

 

これが………現世界ランキング4位である闇先パイの本当の実力。

 

「相変わらずデタラメな強さよね。まあ、世界ランキング4位なんだから当たり前なんだけど………これは次の遊花の相手は闇になりそうね」

 

「ううん、まだ分からないよ」

 

桜ちゃんの言葉に、私は即座に首を振る。

 

そんな私を見て、桜ちゃんは苦笑いを浮かべる。

 

「いや、師匠である結束を応援したい遊花の気持ちは分かるけど、今の結束には手札やフィールドはおろか、墓地にすら有用なカードはなさそうなのよ?この状況から逆転するのは流石に無理があるでしょ?」

 

「ううん、確かに根拠があるわけじゃないよ?師匠の状況が絶望的なのは私だって分かるもん」

 

「ならなんで………」

 

「だけど………師匠、今凄く楽しそうだもん」

 

「………は?」

 

「こんな絶望的な状況でも、闇先パイとのデュエルを楽しんでる。全然諦めないでこの状況を攻略する方法を考えてる。だから、まだ分からないよ」

 

私の言葉に、桜ちゃんは目を丸くする。

 

師匠の顔には、圧倒的に不利な状況のハズなのに笑顔が浮かんでいる。

 

そして、師匠が不利な状況で笑顔を浮かべる時は………大抵その逆境を切り抜けてしまう時だ。

 

「それに、闇先パイが言ってたもん。師匠に1番大切なのは気持ちだって。そして、師匠が逆転することを、もっと楽しいデュエルを続けることを望んでるのは、師匠の大切な友達の闇先パイなんだもん。だから、師匠は絶対にまだ終わらないよ。大切な友達である闇先パイの願いを叶えるために」

 

「………はぁ〜なんなのよ、アンタ達の結束に対するその信頼は………根拠なんて無いって言うのに、私までまだアイツが終わらないって思っちゃうじゃない」

 

桜ちゃんが複雑そうな表情でそんなことを呟く。

 

私はそんな桜ちゃんを見て、思わず笑みを浮かべると、師匠達のデュエルに視線を戻す。

 

………師匠、また私に見せてください。

 

逆境を覆し、私に前を向く勇気をくれた、あなたのデュエルを。

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

遊騎 LP2350 手札0

 

ーーーーー ー

ーーーーー

ー ー

○ー○ー○

ー▲△△ー ▽

 

闇 LP2350 手札0

 

 

「俺のターン、ドロー‼︎よしっ‼︎魔法カード、一時休戦‼︎お互いのプレイヤーは、それぞれデッキから1枚ドローし、次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる‼︎」

 

「‼︎相変わらず引きが強い………」

 

「これでとりあえず1ターンは凌げるか。俺はこのままターンエンドだ」

 

 

遊騎 LP2350 手札1

 

ーーーーー ー

ーーーーー

ー ー

○ー○ー○

ー▲△△ー ▽

 

闇 LP2350 手札1

 

 

「私のターン、ドロー‼︎魔法カード、闇の誘惑。自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。そして手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。私は手札から終末の騎士を除外する。そして混沌空間の効果でモンスターが表側表示で1体除外されたからカオスカウンターを1つ置く」

 

 

混沌空間

カオスカウンター1→2

 

 

「ダメージは与えられないし、下手にモンスターを出すのも悪手だね。私はこのままターンエンド」

 

 

遊騎 LP2350 手札1

 

ーーーーー ー

ーーーーー

ー ー

○ー○ー○

ー▲△△ー ▽

 

闇 LP2350 手札2

 

 

「俺のターン、ドロー‼︎」

 

もう一時休戦の効果は切れているためここからは攻撃が通ってしまう。

 

だけど、今の手札で闇のフィールドを突破することは出来ない。

 

そして問題は闇のフィールドにいるヴェルズウロボロスだ。

 

手札破壊はもう使えないが、残り2つ、トリシューラを元にしているならフィールドと墓地に干渉する効果があるハズだ。

 

次のターンまで生き残れるかは闇が何を選択するかによる運次第。

 

それでも、今は出来ることをやるしか無い。

 

「俺はモンスターをセット。カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

 

遊騎 LP2350 手札0

 

ーー▲ーー ー

ーー◼︎ーー

ー ー

○ー○ー○

ー▲△△ー ▽

 

闇 LP2350 手札2

 

 

「私のターン、ドロー‼︎ヴェルズウロボロスの効果発動、トリニティカース‼︎オーバーレイユニットを1つ使い、1ターンに1度、3つの呪いからフィールドに表側表示で存在する限り1度ずつ、1つを相手にかけることが出来る‼︎今回発動するのは、相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す効果‼︎」

 

「っ、やっぱりフィールドに干渉する効果を持ってたか………」

 

「私が選択するのは………遊騎のセットモンスター‼︎」

 

ウロボロスの身体から闇を纏った吹雪が溢れだし、セットしていたモンスターが凍らされ、吹き飛ばされる。

 

「バトル‼︎トリシューラの影霊衣でダイレクトアタック‼︎」

 

「まだだ‼︎相手モンスターの直接攻撃宣言時、手札のガガガガードナーの効果発動‼︎このカードを手札から特殊召喚できる‼︎」

 

「‼︎さっき手札に戻したモンスター………そんな効果を持ってたんだ………」

 

 

〈ガガガガードナー〉☆4 戦士族 地属性

DEF2000

 

 

俺のフィールドに巨大な盾を持ったモンスターが現れる。

 

「だけど、それだけならまだ防ぎきれないよ?攻撃対象が増えたことで、バトルステップの巻き戻しが起こる。私はトリシューラの影霊衣でガガガガードナーを攻撃‼︎陰影のアイシクルアパリション‼︎」

 

「いや、そうでもないぜ。墓地のタスケルトンの効果発動‼︎モンスターが戦闘を行うバトルステップ時、墓地のこのカードをゲームから除外し、デュエル中に1度だけ、そのモンスターの攻撃を無効にする‼︎」

 

「‼︎手札抹殺の時に落としてたんだね………」

 

トリシューラの影霊衣が発生させる氷柱からガガガガードナーを庇うようにタスケルトンが現れ、タスケルトンはガガガガードナーを突き飛ばして氷柱に刺されて消滅する。

 

「なら、氷結界の龍トリシューラでガガガガードナーを攻撃‼︎凍結のブリザードノヴァ‼︎」

 

トリシューラの三つ首全ての目が再び光り、圧縮された氷のブレスがガガガガードナーに向けて放たれる。

 

「まだだ‼︎墓地に存在するタスケナイトの効果発動‼︎このカードが墓地に存在し、自分の手札が0枚の場合、相手モンスターの攻撃宣言時にデュエル中に1度だけ発動出来る‼︎このカードを墓地から特殊召喚し、バトルフェイズを終了する‼︎」

 

「っ⁉︎そんなカードまで墓地に落としてたんだ………」

 

 

〈タスケナイト〉☆4 戦士族 光属性

ATK1700

 

 

赤い鎧の戦士が現れ、ガガガガードナーと共に盾を支えてトリシューラのブレスを防ぎきる。

 

「ふぅ………なんとか凌いだぜ」

 

「………ふふっ、やっぱり遊騎は凄い。メインフェイズ2、カードを1枚伏せてターンエンドだよ」

 

 

遊騎 LP2350 手札0

 

ーー▲ーー ー

ーー□□ー

ー ー

○ー○ー○

▲▲△△ー ▽

 

闇 LP2350 手札2

 

 

「俺のターン、ドロー‼︎………このカードは………なら、俺は戦士族、レベル4のガガガガードナーとタスケナイトでオーバーレイ‼︎2体の戦士族モンスターでオーバーレイネットワークを構築‼︎エクシーズ召喚‼︎」

 

ガガガガードナーとタスケナイトが光となり、空に浮かんだ混沌の渦に吸い込まれる。

 

そして渦が爆けるとそこにいたのは赤い鎧を着た王者の風格を漂わせる戦士。

 

「光を纏て、闇を切り裂く孤高の王者‼︎HーC( ヒロイックチャンピオン)エクスカリバー‼︎」

 

 

〈HーC エクスカリバー〉★4 戦士族 光属性

ATK2000

 

 

「HーC エクスカリバー………来たね、遊騎の新しい切り札が………」

 

「HーC エクスカリバーの効果発動‼︎シャイニングフォース‼︎オーバーレイユニットを2つ使い、このカードの攻撃力は、次の相手のエンドフェイズ時まで元々の攻撃力の倍になる‼︎」

 

エクスカリバーの周りを漂っていたオーバーレイユニットがエクスカリバーに集まり、エクスカリバーの身体が光り輝いた。

 

 

HーC エクスカリバー

ATK2000→4000

 

 

「レベル4の戦士族2体から攻撃力4000を出せるのはやっぱり強力………魔界の警邏課デスポリスを戻しておいてよかった」

 

「バトル‼︎HーC エクスカリバーでヴェルズウロボロスを攻撃‼︎」

 

「やっぱりヴェルズウロボロスを狙ってくるよね………それなら、リバースカードオープン‼︎罠発動‼︎エクシーズリベンジシャッフル‼︎自分フィールド上のエクシーズモンスターが攻撃対象に選択された時、自分の墓地のエクシーズモンスター1体を選択して攻撃対象となったエクシーズモンスターを持ち主のEXデッキに戻し、その後、選択したモンスターを墓地から特殊召喚し、このカードを下に重ねてオーバーレイユニットとする‼︎私はヴェルズウロボロスをEXデッキに戻して墓地から蘇れ、ヴェルズオピオン‼︎」

 

 

〈ヴェルズオピオン〉★4 ドラゴン族 闇属性

DEF1650

 

エクスカリバーがウロボロスに斬りかかろうとするが、ウロボロスの姿が闇に溶けるように消え、代わりにオピオンの姿が現れる。

 

「逃げたか。攻撃対象がいなくなったことで、バトルステップの巻き戻しが起こる。HーC エクスカリバーで氷結界の龍トリシューラを攻撃‼︎必殺剣 刀光剣影‼︎」

 

「迎え撃って、氷結界の龍トリシューラ‼︎凍結のブリザードノヴァ‼︎」

 

トリシューラが圧縮された氷のブレスをエクスカリバーに向けて放つ。

 

エクスカリバーはその氷のブレスに正面から突撃すると、ブレスごとトリシューラの三つ首を全て斬り裂いた。

 

 

闇 LP2350→1050

 

 

「むぅ………トリシューラがやられちゃった」

 

「メインフェイズ2、俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

 

遊騎 LP2350 手札0

 

ーー▲▲ー ー

ーーーーー

ー ○

○ーーー□

▲ー△△ー ▽

 

闇 LP1050 手札3

 

 

「私のターン、ドロー‼︎」

 

「スタンバイフェイズ、リバースカードオープン‼︎罠発動‼︎ヒロイックギフト‼︎」

 

「‼︎ヒロイックの罠カード?」

 

「相手のライフポイントが2000以下の場合に発動できる。相手のライフポイントを8000にして自分はデッキからカードを2枚ドローする‼︎」

 

「えっ?」

 

 

闇 LP1050→8000

 

 

「………ライフが8000に戻っちゃったけど、いいの?」

 

「ライフとしては追い詰めてても俺だってライフに余裕があるわけじゃないからな。どうせ俺のデッキは高攻撃力で叩いていくデッキなんだ。ライフが初期値に戻ろうが、手札が欲しい時もある。勿論、それだけが狙いじゃないけどな」

 

「………成る程、面白い。それなら私も遊騎を全力で追い詰める。まずはヴェルズオピオンの効果発動、イビルソートインベーション‼︎オーバーレイユニットを1つ使い、私はデッキから速攻魔法、侵略の汎発感染を手札に加える。侵略の汎発感染は自分フィールドの全てのヴェルズモンスターに、ターン終了時までこのカード以外の魔法・罠カードの効果を受けなくする効果がある。さらにヴェルズオピオンをリリースしてリバースカードオープン‼︎罠発動‼︎闇霊術ー「欲」‼︎自分フィールド上の闇属性モンスター1体をリリースして相手は手札から魔法カード1枚を見せてこのカードの効果を無効にできる。見せなかった場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする‼︎」

 

「俺の手札には魔法カード、融合がある。その効果は無効だ」

 

「むぅ………仕方ない。私はヴェルズケルキオンを召喚‼︎」

 

 

〈ヴェルズケルキオン〉☆4 魔法使い族 闇属性

ATK1600

 

 

「さらにヴェルズケルキオンの効果、私は墓地のヴェルズケルキオンを除外してヴェルズヘリオロープを手札に加える‼︎さらに混沌空間の効果でモンスターが表側表示で除外されたからカオスカウンターを1つ置く‼︎」

 

 

混沌空間

カオスカウンター2→3

 

 

「ぐっ………そろそろ混沌空間のせいでヴェルズケルキオンがループし始めるな」

 

「私はヴェルズケルキオンの効果で増えた召喚権でヴェルズヘリオロープを召喚‼︎」

 

 

〈ヴェルズヘリオロープ〉☆4 岩石族 闇属性

ATK1950

 

 

「私は2体のレベル4ヴェルズモンスター、ヴェルズケルキオンとヴェルズヘリオロープでオーバーレイ‼︎2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚‼︎」

 

ケルキオンとヘリオトロープが光となり、空に浮かんだ混沌の渦に吸い込まれる。

 

そして渦が爆けると空から舞い降りるのはオピオンよりも青い翼が残っている漆黒の竜。

 

「希望を奪い去る邪竜、ランク4、ヴェルズバハムート‼︎」

 

 

〈ヴェルズバハムート〉★4 ドラゴン族 闇属性

ATK2350

 

 

「っ、ブリューナクを元にしたそいつか………確か天雷の時の説明を思い出す限りコントロール奪取が出来るんだよな?」

 

「ん、ヴェルズバハムートの効果、イビルソートテンプテーションは、1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使い、手札からヴェルズと名のついたモンスター1体を捨てることで相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体のコントロールを、永続的に得ることができる」

 

「………なら、神頼みをするなら今だな。ヴェルズバハムートの召喚成功時、リバースカードオープン‼︎罠発動‼︎活路への希望‼︎」

 

「⁉︎そのカードは………」

 

「自分のLPが相手より1000以上少ない場合、1000LPを払って発動‼︎」

 

 

遊騎 LP2350→1350

 

 

「お互いのLPの差2000につき1枚、自分はデッキからドローする‼︎俺のライフは1350‼︎闇は8000‼︎よって3枚のカードをドローする‼︎」

 

「っ、ここでさらに3枚のドロー………このためにヒロイックギフトを使ったんだね」

 

「ああ、ドロー的にもライフ的にもちょうど良かったからな。一時休戦で活路への希望を引いた時はどうなるかと思ったが、なんとかなったみたいだぜ」

 

「それなら、これはどうする?ヴェルズバハムートの効果、イビルソートテンプテーション‼︎私は手札からヴェルズオウィスプを捨ててHーC エクスカリバーのコントロールを得る‼︎」

 

バハムートから黒い波動が出てエクスカリバーの身体を蝕んでいく。

 

「悪い、エクスカリバー………だが、お前の力は無駄にはしないぜ‼︎その効果にチェーンして手札からH・C( ヒロイックチャレンジャー)ソードシールドの効果を発動‼︎ヒロイックモンスターが存在する時に手札から墓地に送ることでこのターン、戦闘によって発生するダメージは0になり、自分フィールド上のヒロイックモンスターは戦闘で破壊されない‼︎この効果は相手ターンでも使用することができる‼︎」

 

「‼︎また防御カードを引いたの⁉︎」

 

俺の周りに緑色の盾が浮かぶ。

 

これでこのターン、戦闘ダメージによって俺がやられることはない。

 

エクスカリバーは自身を蝕む黒い波動に抵抗していたが、次第に抵抗が弱まり闇のフィールドに移動した。

 

「まさかこのターンまで耐えられるなんて………魔法カード、終わりの始まり‼︎自分の墓地に闇属性モンスターが7体以上存在する場合に発動する事ができ、自分の墓地に存在する闇属性モンスター5体をゲームから除外する事で発動‼︎私は墓地から召喚僧サモンプリースト、カゲトカゲ、ヴェルズゴーレム、ヴェルズヘリオロープ、ヴェルズサンダーバードを除外して、自分のデッキからカードを3枚ドローする‼︎」

 

「っ、一気に3枚ドローしてくるか」

 

「それだけじゃない。混沌空間の効果でモンスターが表側表示で5体除外されたからカオスカウンターを5つ置く‼︎」

 

 

混沌空間

カオスカウンター3→8

 

 

闇の手札が一気に3枚も増え、混沌空間のカウンターも一気に5個も増えるのか………

 

「さらにフィールド魔法、混沌空間の効果発動‼︎私はカオスカウンターを4つ取り除き、除外からヴェルズサンダーバードを特殊召喚‼︎」

 

 

混沌空間

カオスカウンター8→4

 

 

〈ヴェルズサンダーバード〉☆4 雷族 闇属性

ATK1650

 

 

さらにフィールドに呼び出されたの自身の効果で除外することが出来るサンダーバード。

 

本当に容赦がない………いや、それだけ闇が本気を出しているということか。

 

「私はカードを3枚伏せてターンエンド‼︎」

 

「エンド時にHーC エクスカリバーの攻撃力は元に戻る」

 

 

HーC エクスカリバー

ATK4000→2000

 

 

遊騎 LP1350 手札4

 

ーーーーー ー

ーーーーー

○ ー

○ー○○ー

▲▲△△▲ ▽

 

闇 LP8000 手札2

 

 

「俺のターン、ドロー‼︎」

 

「スタンバイフェイズ、リバースカードオープン‼︎ヴェルズバハムートをリリースして罠発動‼︎魔のデッキ破壊ウイルス‼︎」

 

「うげっ、ここでウィルスカードか‼︎」

 

「魔のデッキ破壊ウイルスの効果で相手フィールドのモンスター、相手の手札、相手ターンで数えて3ターンの間に相手がドローしたカードを全て確認し、その内の攻撃力1500以下のモンスターを全て破壊する‼︎」

 

バハムートの姿が消え、俺の手札が闇に包まれる。

 

「破壊されたのはクィーンズナイト。残ったのはスキルプリズナー、融合、キングスナイト、大欲の壺………むぅ、あんまり効いてない」

 

「これでも十分痛いって………動けないわけじゃないけどな。速攻魔法、大欲の壺‼︎除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計3体を持ち主のデッキに加えてシャッフルし、その後、自分はデッキから1枚ドローする‼︎俺は除外されているクィーンズナイト、ジャックスナイト、H・C ダブルランスをデッキに戻してカードを1枚ドローする‼︎ドローしたカードは予想GUYだ‼︎」

 

「むぅ………そのカードは本当に予想外………」

 

「俺は魔法カード、予想GUYを発動‼︎自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこのカードは発動できる。デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚する‼︎来い、クィーンズナイト‼︎」

 

 

〈クィーンズナイト〉☆4 戦士族 光属性

DEF1600

 

 

「まだまだ行くぜ‼︎キングスナイトを召喚‼︎」

 

 

〈キングスナイト〉☆4 戦士族 光属性

ATK1600

 

 

クィーンズナイトの横に黄金の鎧を身に纏った騎士が並び立つ。

 

「キングスナイトの効果発動‼︎自分フィールドにクィーンズナイトが存在し、このカードを召喚に成功した時、デッキからジャックスナイト1体を特殊召喚する‼︎」

 

「させない‼︎それにチェーンしてエンペラーオーダーの効果、モンスターが召喚に成功した時に発動するモンスターの効果が発動した時、その発動を無効にし1枚ドローさせる‼︎」

 

「エンペラーオーダーの効果で1枚ドロー‼︎俺がドローしたのはジャックスナイト‼︎」

 

「っ‼︎………やっぱり、遊騎のここ1番での引きの強さはこれぐらいじゃ止められないか………来るね、遊騎の切り札が」

 

「行くぜ、闇‼︎魔法カード、融合を発動‼︎自分の手札・フィールドに存在する融合モンスターによって決められた融合素材を墓地に送り、EXデッキから融合モンスターを特殊召喚する‼︎

 

「ならそれにチェーンしてヴェルズサンダーバードの効果、このカードを除外して魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、自分フィールド上のこのカードをゲームから除外し、この効果で除外したこのカードは次のスタンバイフェイズ時にフィールド上に戻り、攻撃力は300ポイントアップする。そしてモンスターが除外されたことで混沌空間の効果でモンスターが表側表示で1体除外されたからカオスカウンターを1つ置く‼︎」

 

 

混沌空間

カオスカウンター4→5

 

 

「構わない‼︎俺はフィールドのクィーンズナイトとキングスナイト、手札のジャックスナイトの3体で融合‼︎」

 

フィールドに現れた渦に3体の騎士達が飛び込んでいく。

 

そして渦が爆けるとその中から現れるのは黒い鎧を身に纏った漆黒の騎士。

 

「融合召喚‼︎運命に打ち勝つ勇敢なる騎士達の主‼︎アルカナナイトジョーカー‼︎」

 

 

〈アルカナナイトジョーカー〉☆9 戦士族 光属性

ATK3800

 

 

「アルカナナイトジョーカー………遊騎の切り札‼︎」

 

アルカナナイトジョーカーを見て、闇はとても嬉しそうな笑みを浮かべる。

 

逆転まではまだまだ遠いが、一歩でも前に進む‼︎

 

「バトル‼︎俺のモンスターを解放して貰うぜ‼︎アルカナナイトジョーカーでHーC エクスカリバーに攻撃‼︎ロイヤルストレートフラッシュ‼︎」

 

「こっちを狙ってくるんだね。迎え撃って、HーC エクスカリバー‼︎必殺剣 刀光剣影‼︎」

 

身体から闇を溢れさせているエクスカリバーがアルカナナイトジョーカーに向けて剣を振るうが、アルカナナイトジョーカーの大剣に受け止められ、大剣を持っていない手で殴り飛ばされる。

 

吹き飛んだエクスカリバーにアルカナナイトジョーカーは大剣を構えると、エクスカリバーが態勢を立て直す前に一気に近づき、その大剣を振り下ろした。

 

 

闇 LP8000→6200

 

 

「ライフが戻ってるから、これぐらいなら平気」

 

「それでも一歩は踏み出せた。まだまだデュエルはこれからだ‼︎メインフェイズ2、カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

「ウイルスの効果、1ターン目終了だよ」

 

 

遊騎 LP1350 手札0

 

ーー▲ーー ー

ーーーーー

ー ○

○ーーーー

▲ー△△▲ ▽

 

闇 LP6200 手札2

 

 

「私のターン、ドロー‼︎スタンバイフェイズ除外されていたヴェルズサンダーバードはフィールドに戻ってくる」

 

 

ヴェルズサンダーバード

ATK1650→1950

 

 

フィールドに再びサンダーバードが姿を現わす。

 

闇はフィールドを見て、さらに楽しそうな笑みを浮かべる。

 

「………やっぱり、遊騎は強い。だからこそ、全力で遊騎にぶつかる‼︎」

 

「………ああ、来い、闇‼︎」

 

俺のフィールドには攻撃力3800のアルカナナイトジョーカーがいてセットカードはスキルプリズナーがある。

 

ここまでのデュエルで闇のデッキはモンスター効果の単体除去を基本としてて魔法や罠の除去カードは少なめ見たいだし、切り札がトリシューラ系のことを考えると攻撃力でアルカナナイトジョーカーを超えてこれるとは考えにくい。

 

この状況、闇はどう突破してくる?

 

「フィールド魔法、混沌空間の効果発動‼︎私はカオスカウンターを4つ取り除き、除外からヴェルズケルキオンを特殊召喚‼︎」

 

 

混沌空間

カオスカウンター5→1

 

 

〈ヴェルズケルキオン〉☆4 魔法使い族 闇属性

ATK1600

 

 

「さらにヴェルズケルキオンの効果、私は墓地のヴェルズババムートを除外してヴェルズヘリオロープを手札に加える‼︎さらに混沌空間の効果でモンスターが表側表示で除外されたからカオスカウンターを1つ置く‼︎」

 

 

混沌空間

カオスカウンター1→2

 

 

「私はヴェルズケルキオンの効果で増えた召喚権でヴェルズヘリオロープを召喚‼︎」

 

 

〈ヴェルズヘリオロープ〉☆4 岩石族 闇属性

ATK1950

 

 

「レベル4モンスターが3体………来るか?」

 

「私は3体のレベル4モンスター、ヴェルズケルキオン、ヴェルズヘリオロープ、ヴェルズサンダーバードでオーバーレイ‼︎3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚‼︎」

 

ケルキオン、ヘリオロープ、サンダーバードが光となり、空に浮かんだ混沌の渦に吸い込まれる。

 

そして渦が爆けると、再び現れるのは圧倒的な存在感を放つ漆黒の三つ首龍。

 

「再臨せよ………闇に堕ちし最凶の龍………ヴェルズウロボロス‼︎」

 

 

〈ヴェルズウロボロス〉★4 ドラゴン族 闇属性

ATK2750

 

 

「ヴェルズウロボロスの効果発動、トリニティカース‼︎オーバーレイユニットを1つ使い、1ターンに1度、3つの呪いからフィールドに表側表示で存在する限り1度ずつ、1つを相手にかけることが出来る‼︎今回発動するのは、相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す効果‼︎私が選択するのはアルカナナイトジョーカー‼︎」

 

「させるか‼︎チェーンしてリバースカードオープン‼︎罠発動‼︎スキルプリズナー‼︎自分フィールド上のカード1枚を選択してこのターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする‼︎選択するのは勿論、アルカナナイトジョーカーだ‼︎」

 

ウロボロスの身体から闇を纏った吹雪が溢れだし、アルカナナイトジョーカーを襲うが、アルカナナイトジョーカーの鎧が輝くと、吹雪を弾くように見えない壁が出現し、吹雪からアルカナナイトジョーカーを守った。

 

これでスキルプリズナーは使わされたがこのターンにアルカナナイトジョーカーがモンスター効果を受けることはない。

 

ウロボロスの効果を使ってきたということは魔法や罠でアルカナナイトジョーカーを除去する方法がないということだろう。

 

しかし、それでも闇は楽しそうな笑みを崩さない。

 

「………ウロボロス」

 

『ウオウヨジ ガラレワ エカツ ヲラカチ ノラレワ ニンブンゾ ルオテツカワ』

 

「ありがとう………バトル‼︎」

 

「何?」

 

「ヴェルズウロボロスでアルカナナイトジョーカーを攻撃‼︎侵食のイモータルフリーズ‼︎」

 

「攻撃力が低いヴェルズウロボロスで攻撃だって⁉︎っ、迎え撃て、アルカナナイトジョーカー‼︎ロイヤルストレートフラッシュ‼︎」

 

ウロボロスの三つ首から放たれる闇のブレスがアルカナナイトジョーカーに向けて放たれるが、アルカナナイトジョーカーは構わずに大剣を構えて突撃し、闇のブレスごとヴェルズウロボロスを切り裂いた。

 

 

闇 LP6200→5150

 

 

ウロボロスが破壊され、闇のライフが削られる。

 

攻撃力が足りていないウロボロスで攻撃してきたんだからてっきりコンバットトリックかと思ったが………ウロボロスがそのまま破壊されたのなら一体どんな狙いが………

 

「リバースカードオープン‼︎速攻魔法、エクシーズダブルバック‼︎」

 

「っ、それは………‼︎」

 

「自分フィールド上のエクシーズモンスターが破壊されたターン、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に発動できる。自分の墓地から、そのターンに破壊されたエクシーズモンスター1体と、そのモンスターの攻撃力以下のモンスター1体を選択して特殊召喚する。ただし、この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。私は墓地からヴェルズウロボロスとヴェルズオピオンを特殊召喚‼︎」

 

 

〈ヴェルズウロボロス〉★4 ドラゴン族 闇属性

ATK2750

 

 

〈ヴェルズオピオン〉★4 ドラゴン族 闇属性

ATK2550

 

 

フィールドに再びウロボロスとオピオンが姿を現わす。

 

だけど、ウロボロスとオピオンではアルカナナイトジョーカーは突破することは出来ない。

 

闇の奴、一体何を狙ってるんだ?

 

「メインフェイズ2、手札を1枚捨てて除外されているヴェルズババムートを対象として装備魔法、DDRを発動‼︎そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備する‼︎戻っておいで、ヴェルズババムート‼︎」

 

 

〈ヴェルズバハムート〉★4 ドラゴン族 闇属性

ATK2350

 

 

ウロボロスとオピオンに寄り添うように、ババムートも姿を現わす。

 

ヴェルズ化した氷結界の三龍がフィールドに揃う。

 

だが、ヴェルズ化した三龍はエクシーズモンスター。

 

オーバーレイユニットがない三龍は効果を使うことも出来ないし、ウロボロスとオピオンにいたってはエクシーズダブルバックの効果でエンドフェイズには破壊されてしまう。

 

訝しげな表情を浮かべる俺を見て、闇はくすりと笑うと、三龍に向かって手をかざした。

 

「このカードは自分の手札・フィールドのモンスターのみを素材とした融合召喚及び自分フィールドの異なるモンスター3体を除外した場合にEXデッキから特殊召喚できる‼︎私はヴェルズウロボロス、ヴェルズオピオン、ヴェルズババムートのカード名が異なるモンスター3体を除外して融合‼︎」

 

「っ⁉︎除外することで特殊召喚できる融合モンスター⁉︎」

 

ウロボロス、オピオン、ババムートがフィールドに現れた渦に飛び込んでいく。

 

「この場に満ちる龍の邪念が最凶の龍の姿を為す‼︎融合召喚‼︎」

 

そして渦が爆けるとその中から現れたのは、全ての頭の角が3本になり、腰周りから新たな氷の翼を生やしたトリシューラの姿だった。

 

「魂をも凍てつかせる最凶の龍‼︎氷獄龍トリシューラ‼︎」

 

 

〈氷獄龍トリシューラ〉☆9 ドラゴン族 水属性

DEF2000

 

 

「融合モンスターのトリシューラ⁉︎まだそんな隠し球がいたのか、俺もそんなの知らないぞ⁉︎」

 

「ふふっ、驚いてくれた?………この子はオリジンの力でウロボロスとトリシューラを混ぜ合わせたら出来たカードなの。私の今のとっておき」

 

闇が後半は周りに聞こえないように小声になりながらも自信満々な笑みでそんなことを言う。

 

混ぜ合わせるってそんなデタラメなことまで出来るのかよ、オリジンの力は⁉︎

 

「それじゃあ行くよ?氷獄龍トリシューラの効果発動、トリニティデリート‼︎元々の種族がドラゴン族のモンスターのみを素材としてこのカードが特殊召喚に成功した場合、自分のデッキ・相手のデッキの一番上・相手のEXデッキの順に確認してそれぞれ1枚ずつ除外する‼︎」

 

「なっ⁉︎ここでデッキ破壊にシフトするのか⁉︎」

 

「私はデッキからネクロフェイス、遊騎のデッキの1番上、遊騎のEXデッキからアルカナエクストラジョーカーを除外する‼︎」

 

氷獄龍が新たな氷の翼を羽ばたかせ吹雪を引き起こし、俺のデッキとEXデッキを凍らせていく。

 

「さらに除外されたネクロフェイスの効果発動‼︎このカードがゲームから除外された時、お互いはデッキの上からカードを5枚ゲームから除外する‼︎」

 

「くっ………デッキがヤバイな」

 

ネクロフェイスによってさらにデッキが削られる。

 

今回は闇の願いに応えるためのカードを足すだけ足したため、少しデッキの枚数が増えているが、それでもドローやイゾルデの効果を多用した結果、俺のデッキは既に43枚のカードを使用し、たったの4枚になってしまっている。

 

そしてカードが除外されたということはーーー

 

「混沌空間の効果でモンスターが表側表示で除外された数カオスカウンターを1つ置く‼︎」

 

「くっ、俺はアルカナエクストラジョーカーを入れて5体」

 

「私もネクロフェイスを入れて4体が除外されたからカオスカウンターは9個置かれる‼︎」

 

 

混沌空間

カオスカウンター2→11

 

 

混沌空間に大量のカオスカウンターが置かれる。

 

これだけカオスカウンターがあれば闇のデッキのモンスターならほとんど呼び出すことが出来るだろう。

 

そして俺のデッキにモンスターはほぼ残っていない。

 

このまま耐久戦をされたら………いや、そうじゃなくても俺のライフは風前の灯。

 

アルカナナイトジョーカーを突破されても、このまま耐久戦を仕掛けられても、俺は確実に負ける。

 

「まだ終わりじゃない。魔法カード、貪欲な壺‼︎墓地に存在するヴェルズケルキオン、ヴェルズカストル、ヴェルズヘリオロープ、ヴェルズサンダーバード、ヴェルズサラマンドラをデッキに戻してシャッフルし、カードを2枚ドローする‼︎」

 

「っ、ここで闇のデッキ枚数も増えるのか………」

 

「私はトリシューラの影霊衣を守備表示に変更」

 

 

トリシューラの影霊衣

ATK2700→DEF2000

 

 

「さあ、エンディングの時は近いよ。この状況を攻略できる?私はこれでターンエンド‼︎」

 

 

遊騎 LP1350 手札0

 

ーーーーー ー

ーーーーー

◻︎ ○

◻︎ーーーー

ーー△△▲ ▽

 

闇 LP5150 手札2

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

「次は融合のトリシューラ………遊花の言う通り少しずつ逆転してきてる結束も結束だけど、闇の奴も一体どれだけ奥の手を持ってるのよ」

 

「師匠………闇先パイ………」

 

激しいデュエルを続ける師匠と闇先パイを、私ははらはらした表情で見つめる。

 

逆境に立たされていたハズなのに少しずつ逆転していく師匠も凄いけど、その師匠を抑え込みどんどん追い詰めて言ってる闇先パイも

凄い。

 

正直、私にはもうどちらが勝つかなんて予想出来ない。

 

「いや〜流石闇さん、容赦ないね。その攻撃を凌ぎ切ってる遊騎さんも遊騎さんだけど。遊花ちゃんが落ち着かない表情をする気持ちも分かるなぁ」

 

「あ、美傘さん」

 

そんなどうにも落ち着かない私に、美傘さんが腕を組んでうんうんと頷きながら話かけてくる。

 

「………美傘さんは師匠と闇先パイ、どちらが勝つと思いますか?」

 

「うーん、どうだろうね?遊騎さんと闇さんって決闘者として真逆のタイプだからなー」

 

「真逆………ですか?」

 

「どういうこと?」

 

「遊騎さんは追い詰められて逆境に陥入れば陥る程強くなるタイプだけど、逆に闇さんは逆境に陥らないように自分が有利な状況を維持して逆境に陥る前にねじ伏せるタイプだからね」

 

そう言われてこれまでの師匠と闇先パイのデュエルを思い出す。

 

確かに、師匠は自分が追い詰められれば追い詰められる程その状況から一気に逆転しているし、闇先パイは自分に有利な状況を整えて相手の逆転の手を確実に潰しにいっている。

 

そんな2人は確かに真逆の決闘者と言えるのかも知れない。

 

「だから、ちょっと予想が付きづらいんだよね。遊騎さんは追い詰められれば強くなり、闇さんは追い詰める程強くなる。そのまま当てはめると、2人のデュエルはお互いが激しくぶつかる程お互いに強くなっていくから」

 

「ちょっと無茶苦茶な気がするけど、美傘さんの言ってることもなんとなく分かるわ」

 

「それでも、どちらが勝つと思うか答えるなら、私は遊騎さんかな」

 

「師匠ですか?」

 

「うん。だって遊騎さん、今すっごく楽しそうだもん。そして遊騎さんが楽しそうな時って、絶対に何か驚くことを起こしてくれる時なんだよね。私達には予想がつかない何かを」

 

美傘さんがそう答えて楽しそうな表情で師匠達のデュエルに視線を移す。

 

そんな美傘さんの視線を追うように、私もデュエルに視線を移す。

 

視線の先に移る師匠の顔は、追い詰められているハズなのに凄く楽しそうで………美傘さんが言うように、何かを起こしてくれそうな気がした。

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

「俺のターン………」

 

俺はデッキの上のカードを握りながら目を瞑り、今回のデュエルで既に使用している43枚のカードを思い返し、自身のデッキに残っているカードを把握する。

 

………俺のデッキに残っているカードの中で現状を覆せそうな可能性を秘めているカードはたった1枚。

 

しかも、そのカードもあくまで可能性があるだけ。

 

そのうえそのカードも現状は死に札で、次のドローから特定のカードを引き込んでいけなければ使えない。

 

そうなればアルカナナイトジョーカーがやられると、そのままゲームオーバーだ。

 

いや、アルカナナイトジョーカーがやられなくてもこのままだと混沌空間の効果で毎ターン壁になるようなモンスターを出されて攻めきれなくなるのが目に見えている。

 

状況は圧倒的な逆境で、本当は既に攻略法なんてものは残されていないのかも知れない。

 

だけど、だからこそーーー

 

「闇」

 

「何?」

 

「………やっぱり、デュエルは楽しいな」

 

「‼︎………うん」

 

俺の言葉に、闇はとても柔らかい笑みを浮かべる。

 

一歩先の展開が全然見えず、圧倒的な逆境に立たされようと、この気持ちだけは変わらない。

 

デュエルっていうのは、楽しいものなんだ。

 

決闘者が必死に考えて作った様々な可能性を秘めたデッキのカードで、例え逆境に立たされていても、次のドローによる可能性で運命が一気に変わるかも知れない。

 

そう考えると、身体が熱くなって、ワクワクする。

 

「状況は圧倒的に俺の方が不利。そのうえ攻略法なんてものはもう残ってないかも知れない。それでも、俺は諦めない………諦めきれない。こんなに楽しいデュエルを、最後まで楽しみたい」

 

「………ん」

 

「だからこそ………俺は最後まで戦い続ける。運命に、勝ってみせる」

 

「………うん。私に見せて、遊騎が運命に屈さないところを。私が大好きな、遊騎のデュエルを」

 

闇の言葉を聞き、握るカードに力を込める。

 

きっとここが運命の分かれ目、逆転するための最後のチャンス。

 

頼む、俺のデッキ………俺に力を貸してくれ。

 

俺とのデュエルを楽しみに待っていてくれた友人に………俺なんかを師匠と慕ってくれる愛弟子に、運命を超える力を見せてやりたいんだ。

 

だから、頼む………俺に、運命を乗り越える力を貸してくれ‼︎

 

「ドロー‼︎」

 

勢いよくカードを引き抜き、ゆっくりとそのカードを自分の目の前に持ってくる。

 

………まだ、望みはある。

 

「俺がドローしたのは貪欲な壺‼︎攻撃力1500以下のモンスターではないから破壊されない‼︎」

 

「っ、ここでまたドローカード………」

 

「魔法カード、貪欲な壺‼︎墓地に存在するHーC エクスカリバーをEXデッキに、H・C 強襲のハルベルト、H・C ダブルランス、タスケナイト、ガガガガードナーをデッキに戻してシャッフルし、カードを2枚ドローする‼︎」

 

ドクン

 

カードをドローした瞬間、心臓が強く波打った気がした。

 

俺はその感覚に促されるまま、ドローしたカードに目をやる。

 

「‼︎お前は………そうか、来てくれたんだな」

 

「‼︎遊騎の雰囲気が………変わった?なんか、懐かしい感じがする………もしかして‼︎」

 

ドローしたカードを見て、柔らかい笑みを浮かべる俺を見て、闇が目を見開く。

 

………俺は、お前と一緒に戦うことから1度逃げた。

 

運命に、抗うことが出来なかった。

 

そんな、俺ともう1度戦ってくれるのか?

 

俺のそんな気持ちに応えるように、カードが微かに震えた気がした。

 

………ありがとう。

 

お前に今度こそ誓おう、俺はもう絶対に運命から逃げないと。

 

今度こそ、最後まで運命と戦い、そして勝ってみせると。

 

「だから………お前の力をもう1度貸してくれ‼︎俺がドローしたのは、融合解除と………DーHERO( デステニーヒーロー)BlooーD( ブルーディー)‼︎」

 

「‼︎やっぱり………ドロー出来たんだね、遊騎」

 

「行くぞ‼︎速攻魔法、融合解除‼︎フィールドの融合モンスター1体を対象としてその融合モンスターを持ち主のEXデッキに戻し、その後、EXデッキに戻したそのモンスターの融合召喚に使用した融合素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を自分フィールドに特殊召喚できる‼︎俺はアルカナナイトジョーカーの融合を解除‼︎墓地から蘇れ、絵札の三銃士‼︎来い、クィーンズナイト‼︎キングスナイト‼︎ジャックスナイト‼︎」

 

 

〈クィーンズナイト〉☆4 戦士族 光属性

DEF1600

 

 

〈キングスナイト〉☆4 戦士族 光属性

DEF1400

 

 

〈ジャックスナイト〉☆5 戦士族 光属性

DEF1000

 

 

アルカナナイトジョーカーの身体が光に変わると、その光は3つに分かれ、絵札の三銃士がフィールドに並び立つ。

 

「そして、自分フィールドのモンスター3体、クィーンズナイト、キングスナイト、ジャックスナイトをリリースし、手札からこのモンスターを特殊召喚する‼︎」

 

絵札の三銃士が粒子に変わり、空に集まっていく。

 

集まった粒子が弾けると、空から舞い降りたのは龍の鎧を見に纏った漆黒の戦士。

 

その戦士はフィールドに降り立つと、力強い咆哮を上げた。

 

「呪われた運命に抗う孤独の戦士‼︎DーHERO BlooーD‼︎」

 

 

〈DーHERO BlooーD〉☆8 戦士族 闇属性

ATK1900

 

 

「DーHERO………遊騎の、ヒーロー‼︎」

 

現れたBlooーDを見て、闇が嬉しそうな表情を浮かべる。

 

「まずはDーHERO BlooーDの永続効果、シールデステニー‼︎このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドの表側表示モンスターの効果は無効化される。そしてDーHERO BlooーDの効果発動‼︎カースアブソーブ‼︎1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として、その相手モンスターを装備カード扱いとして1枚だけこのカードに装備し、このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力の半分だけアップする‼︎対象は氷獄龍トリシューラ‼︎」

 

BlooーDが氷獄龍に手を伸ばすと、BlooーDの背中に付いている龍の爪が氷獄龍に放たれ、その爪に貫かれた氷獄龍はガラスのように砕け、粒子に変わるとBlooーDに吸い込まれていった。

 

 

DーHERO BlooーD

ATK1900→3250

 

 

「っ、相変わらず強力な効果………」

 

「バトル‼︎DーHERO BlooーDでトリシューラの影霊衣を攻撃‼︎デソレイションフィアー‼︎」

 

「迎え撃って、トリシューラの影霊衣‼︎陰影のアイシクルアパリション‼︎」

 

トリシューラの影霊衣が地面に向けて氷の剣を突き刺すと、地面がひび割れ、地面から大量の氷柱が出現する。

 

しかし、BlooーDは地面を強く蹴って跳び上がり、その氷柱を躱すと、空中で一回転して足に闇を纏い、トリシューラの影霊衣に向けて跳び蹴りの体勢に移る。

 

それを見てトリシューラの影霊衣も地面に勢いよく跳び上がると、足元に氷柱を出現させ、BlooーDに向けて跳び蹴りを放つ。

 

BlooーDとトリシューラの影霊衣の足がぶつかり合い、辺りを吹き飛ばすような衝撃波が生まれる。

 

最初は拮抗していたが、BlooーDが力を込めると足に纏っていた闇がトリシューラの影霊衣の氷柱を呑み込んでいき、BlooーDはそのままの勢いでトリシューラの影霊衣の身体を貫き、トリシューラの影霊衣は爆散した。

 

「っ………トリシューラの影霊衣まで………」

 

「俺はこのままターンエンドだ‼︎」

 

「っ、ウイルスの効果、2ターン目終了」

 

 

遊騎 LP1350 手札0

 

ーー△ーー ー

ーー○ーー

ー ー

ーーーーー

ーー△△▲ ▽

 

闇 LP5150 手札2

 

 

「私のターン、ドロー‼︎フィールド魔法、混沌空間の効果発動‼︎私はカオスカウンターを4つ取り除き、除外からヴェルズサンダーバードを特殊召喚‼︎」

 

 

混沌空間

カオスカウンター11→7

 

 

〈ヴェルズサンダーバード〉☆4 雷族 闇属性

DEF1050

 

 

「さらにモンスターをセットしてターンエンド‼︎」

 

 

遊騎 LP1350 手札0

 

ーー△ーー ー

ーー○ーー

ー ー

ー▲◻︎ーー

ーー△△▲ ▽

 

闇 LP5150 手札2

 

 

「俺のターン、ドロー‼︎俺が引いたのはH・C 強襲のハルベルト‼︎攻撃力1500以下のモンスターじゃないから破壊されない‼︎」

 

「っ、ここでH・C 強襲のハルベルト………」

 

「俺はH・C 強襲のハルベルトを召喚‼︎」

 

 

〈H・C 強襲のハルベルト〉☆4 戦士族 地属性

ATK1800

 

 

「バトル‼︎H・C 強襲のハルベルトでヴェルズサンダーバードを攻撃‼︎ライトニングハルバード‼︎」

 

ハルベルドが雷を纏ったハルバードでサンダーバードを貫き、サンダーバードは爆散する。

 

「くっ………」

 

 

闇 LP5150→4400

 

 

「H・C 強襲のハルベルトの効果発動‼︎デッキからH・C ダブルランスを手札に加える‼︎そしてDーHERO BlooーDでセットモンスターを攻撃‼︎デソレイションフィアー‼︎」

 

「セットモンスターはヴェルズヘリオロープ‼︎」

 

 

〈ヴェルズヘリオロープ〉☆4 岩石族 闇属性

DEF650

 

 

BlooーDの跳び蹴りによりヘリオロープは砕け散る。

 

あと、もう少しだ。

 

「俺はこれでターンエンドだ‼︎」

 

「ウイルスの効果、3ターン目終了。これでウィルスの効果も無くなる」

 

 

遊騎 LP1350 手札1

 

ーー△ーー ー

ーー○○ー

ー ー

ーーーーー

ーー△△▲ ▽

 

闇 LP4400 手札2

 

 

「私のターン、ドロー‼︎………フィールド魔法、混沌空間の効果発動‼︎私はカオスカウンターを4つ取り除き、除外からヴェルズヘリオロープを特殊召喚‼︎」

 

 

混沌空間

カオスカウンター7→3

 

 

〈ヴェルズヘリオロープ〉☆4 岩石族 闇属性

DEF650

 

 

「さらにモンスターをセット。カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

遊騎 LP1350 手札1

 

ーー△ーー ー

ーー○○ー

ー ー

ー◼︎◻︎ーー

ー▲△△▲ ▽

 

闇 LP4400 手札1

 

 

「俺のターン、ドロー‼︎俺はH・C ダブルランスを召喚‼︎」

 

 

〈H・C ダブルランス〉☆4 戦士族 地属性

ATK1700

 

 

「バトル‼︎」

 

「危なかった………バトルフェイズ開始時、リバースカードオープン‼︎罠発動‼︎侵略の侵喰崩壊‼︎自分フィールド上に表側表示で存在するヴェルズと名のついたモンスター1体を選択してゲームから除外し、相手フィールド上のカード2枚を選択して持ち主の手札に戻す‼︎私はヴェルズヘリオトロープを除外してDーHERO BlooーDとH・C 強襲のハルベルトを手札に戻す‼︎これでーーー」

 

「悪いな、闇」

 

「ーーーえっ?」

 

「残念だが、それは一手遅いぜ‼︎ライフポイントを半分払い、手札からカウンター罠発動‼︎レッドリブート‼︎」

 

「っ⁉︎そのカードは………‼︎」

 

 

遊騎 LP1350→675

 

 

「相手が罠カードを発動した時に発動できる‼︎その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする‼︎その後相手はデッキから罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットできる。最もこのカード発動後、ターン終了時まで罠カードは発動できないがな」

 

「っ………侵略の侵喰崩壊はセットされる。デッキからセットするカードはない」

 

「バトル‼︎H・C 強襲のハルベルトでヴェルズヘリオロープを攻撃‼︎ライトニングハルバード‼︎」

 

「っ………」

 

ハルベルドが雷を纏ったハルバードでヘリオロープを貫く。

 

 

闇 LP4400→3250

 

 

「H・C ダブルランスでセットモンスターを攻撃‼︎ツヴァイシュティヒ‼︎」

 

「セットモンスターはヴェルズサラマンドラ‼︎」

 

 

〈ヴェルズサラマンドラ〉☆4 恐竜族 闇属性

DEF950

 

 

ダブルランスがサラマンドラに突撃し、2つの槍でその身体を貫き、サラマンドラが消滅する。

 

それを見て、闇はどこか満足したような表情で目を閉じる。

 

「これで終わりだ‼︎DーHERO BlooーDでダイレクトアタック‼︎デソレイションフィアー‼︎」

 

BlooーDは足に闇を纏い、地面を強く蹴って跳び上がり、空中で一回転して闇に向けて跳び蹴りの体勢に移る。

 

闇は閉じていた目を開くと、迫るBlooーDの攻撃になど目もくれず、俺に向かって笑みを浮かべた。

 

「………ありがとう、遊騎。心が踊る、すっごく楽しいデュエルだった」

 

「………ああ、俺もだよ」

 

俺の言葉に満足したように、闇は満面の笑みを浮かべながらBlooーDの攻撃をその身に受けた。

 

 

闇 LP3250→0

 

 

ーーーーーーー

 

 

立体映像が消え、静まり返った店内で俺達は言葉を交わす。

 

「………俺の勝ちだな」

 

「ん、私の負け。やっぱり、負けるのはちょっと悔しい」

 

「ちょっとなのか?」

 

「ん、ちょっとだけ。だって、そんなことよりも嬉しいことがあったから。遊騎と、全力のデュエルができたから。だから、悔しいなんて気持ちより、嬉しい気持ちの方が大きい」

 

「うおっ⁉︎」

 

そういって、闇は満面の笑みを浮かべながら再開した時のように勢いよく抱きつき、俺の身体に顔を埋める。

 

その光景に騒然としはじめる店内で、俺は呆れた表情を浮かべながら闇を見る。

 

「………お前なぁ、少しは自分の立場を考えろよ?」

 

「むふー………スキャンダル?遊騎となら、いいよ?」

 

「………勘弁してくれ」

 

「ふふっ………もう、大丈夫?」

 

「………ああ。お前達に力を貰ったからな」

 

他の人には見えないように、埋めた顔を少しだけあげてどこか心配そうな表情を浮かべる闇に、俺は苦笑しながら答える。

 

俺の答えに満足したのか、闇は身体を離すとこちらに背を向けながら口を開く。

 

「次のデュエルも、目一杯楽しんでね。きっと、遊花もそれを望んでる。遊花の師匠として、全力でぶつかってあげて」

 

「………ああ、勿論だ。遊花の師匠として、そしてこんな俺を支えてくれている闇達の前で、不甲斐無いデュエルは見せないさ。楽しみにしててくれ、俺と遊花のデュエルを」

 

「………ん」

 

そう呟くと、闇はこちらを振り向かずに観戦場所に戻っていった。

 

そして闇と入れ替わるように俺の方に向かってくる1人の少女。

 

その表情はどこか嬉しそうで、俺が初めて出会った時の常に辛そうにしていた面影は、もうどこにもない。

 

「師匠」

 

「それじゃあ、決勝戦を始めよう。デュエルアカデミア所属 栗原 遊花VS無所属、結束 遊騎………師弟対決と行くか」

 

「はい‼︎」

 

俺の言葉に遊花が満面の笑みで答える。

 

大会のフィナーレが、近づこうとしていた。




次回予告

偶然か、運命か、出会った同じ境遇の2人の決闘者。
あの出会いを得て、自分がどれだけ進めたのか、2人の決闘者は決勝戦という舞台を通して確かめ合う。
ぶつかり合う師弟は、一体何を思うのか?

次回 遊戯王Trumpfkarte
『弟子VS師・変わるものと変わらないもの』

次回、決勝戦、遊花VS遊騎、前編です。
主人公VS主人公再び。
一体どのようなデュエルになるのか、お楽しみに。

そして今回の遊騎と闇のデュエルは遊騎の勝利となりました。
前半に色々と全力を尽くしてたので、後半がお互いにデッキもライフもギリギリまで削り合う熱いデュエルとして描けているか、ちょっと心配です。
そして遂に登場した遊騎の過去の切り札、DーHERO BlooーDさんです。
アニメでは某究極竜と同じ理由で負けフラグ(戦う相手がことごとくラスボス系でシナリオ的に負けないといけない)として有名なBlooーDさんですが、カッコいいんですよね、外見とか効果とかめっちゃ好みです。
本当は当初のプロットだともっと後、具体的に言うと3章ぐらいで出そうかと思ってたのですが、作者の暴走やコラボによる遊花の急激な成長を考えると、遊騎ももう少し早く強化してもいいかなと思うようになったのと、最近色々なカードを漁ってた時に他の強化方法や戦術も思いついたので、早めの登場になりました。
ぶっちゃけ作者がカッコいいので早く出したかっただけです。
BlooーDさんを登場させれたので、遊騎のデッキはまた様々なフォームチェンジを行えるようになったのでそこら辺もお楽しみにしていただけたらなと思います。

それでは今回はここまでです。
皆さんは最新弾のリンクヴレインズ2は買われたのでしょうか?
ブレイドJはデッキビルダー的な側面が強いのでとりあえず3箱買い、全くパーツを持ってなかった炎星と当たらなかったサンダードラゴン以外は全部のデッキを一通り組みました。
まあ、エイリアンはヴェノミナーガだったりして、本来のテーマでのみ組んでるわけでもありませんが。
というか、3箱買ってウルトラはサンダードラゴン0、バルディッシュ1、カオスソルジャー1、アンガーナックル1、ロムルス………3。
ロムルス当たり過ぎ‼︎いや、確かに今回はドラグニティ組みたかったからロムルス狙ってたけど、3枚は出過ぎじゃないですかね⁉︎
何なのですかアナタは?ローマですか、そうですか。
色んなデッキを組んだので早く作品に出したい反面、デッキ数とそれにかかる話数を考えるとどう考えてもすぐには無理というジレンマ。
とりあえず一章後の幕間でドラグニティと天使、2章最初に六武、そして幻影騎士は決まってるけど後はどうするか………悩むところですね。
といったところでまた次回。
出来るだけ早く投稿出来るよう頑張ります‼︎
ではでは〜
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