ポケモンガチャはじめました   作:バウ

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みんなー!
名前借りたー!

という訳で、ポケモンコロシアムの大会出場者の名前を、お気に入り登録してくれた人の名前借りちゃった!

借りた人、ダメだったら教えてね!


ポケモンコロシアム『初心』大会

「さぁ、始まりました。ポケモンコロシアム『初心』の部。実況は私、コジロウと?」

「解説のサカキだ」

「さぁて、選手たちの入場であります!」

 

 久し振りにコロシアムに足を運ぶと『初心』大会が開かれていた。

 ポケモンバトルを見るのも一年ぶりな事もあって、ちょっとワクワクしている。

 

「ふむ。今回はルーキーが集まった様だな」

「確かにコロシアムでは見かけない顔が、ズラーっと並んでおります」

「恐らく其々の地方に住むトレーナー未満の者達だろう」

「未満ですが?」

「正確には、トレーナーカードを持っていないだがな。この島ほどトレーナー修行に向いた場所もあるまい」

 

 ポケモンのタマゴも安価で手に入り、初心者向けのコロシアムもある。それだけでは飽き足らず、ビクトリーショップでは進化の石や技マシンも取り扱っている。その他、ポケモンの食事であるポケモンフーズ、ポケマメ、ポロックなど多数の食料を作る講習会すらある。

 ポケモントレーナーはバトルが出来るだけでは務まらないのだ。

 

「おっと第一試合の準備が整ったようです」

「両ポケモン共、奮戦を期待する」

「さぁ第一試合。赤コーナーから、ユキ選手!」

「…お、落ち着いて…私」

 

 ユキは初めての大会で、オドオドしている様だ。

 

「続いて青コーナー。バイト…うぉほん、ヴァイト選手!」

「ふ、俺のポケモンが火を噴くぜ!」

 

 なかなか個性際立つ二人の対戦だ。

 

「さぁてバトルが始まる前にルールのおさらいだぁ!」

「互いに使用ポケモンは三体、道具の使用は禁止。使用するポケモンのレベルは最大で10までだ。この大会では闘い慣れていない新生ポケモンの育成が目的の為、持ち物の装備も禁止だ」

「サカキさん、大会途中でレベルが上がってしまったら?」

「無論、続行だ。育成が目的なのだレベルは上がろう」

「但し!忘れちゃいけないこのルール!」

「一試合中にポケモンの入れ替えが出来るのは、二回までだ。これは入れ替え技も含まれる」

「とんぼがえりとかですね」

 

 好相性を狙っての入れ替え合戦は見るに堪えないからな。

 

「おっとユキ選手、ヤミカラスを出したー!」

「対するヴァイトは、ニャルマーか」

 

 あく/ひこう対ノーマルか。低レベル同士だと、どうしても相性の優劣で決しやすい。

 

「ニャルマー!ひっかく!」

「マー!」

「避けて、つつく!」

「ヤー、ヤー!」

 

 初手は互いにタイプ一致技を選択。生まれたての彼等には火力が足りないのだから、良い判断だろう。

 

「チッねこだまし!」

「二ャ!」

「ああ、ヤミカラス!?」

 

 ヤミカラスにニャルマーのねこでましが、クリーンヒットした。つつくをしようと前のめりになった所を上手く狙ったな。

 

「止めだ!ひっかく!」

「マー!」

「よ、よし!ヤミカラス、ゴッドバードで返り討ちだよ!」

「ヤ!」

 

 ゴッドバード、それはひこうタイプの極致の一つ。あなをほるの様な為が必要となる業だが、ニャルマーのねこだましで怯んだフリをしてやり過ごしたようだ。ねこだまし、お前が騙されてどうするよ。

 

「さぁ、ヤミカラスの華麗なカウンターによって、ニャルマーがダウン!」

「あれはタマゴ技だな。親のポケモンが余程優秀なのだろう」

「続いてヴァイト選手の二体目は?」

 

 先に一体落とされたのは痛いが、まだまだ試合は分からない。

 

「次はお前だ!ブルー!」

「ブル?」

「あ、あわわ!」

「ヤ、ャミ…」

 

 ブルーの特性はいかくか、ゴッドバードは物理技だしステータスを下げに来たか?

 

「戻れブルー!」

「あ、あれ?」

 

 なるほど、いかくを使い回すつもりなのか。

 

「出番だ!カメテテ」

「テー?」

「うわ、何それ」

「ヤミ!」

 

 お、ヤミカラスはトレーナーの指示を聞かずにゴッドバードの待機に回ってるな。実に優秀な奴だ。

 

「みだれひっかき!」

「テテ、テテ、テテ、テテ!」

「あ、ヤミカラス!?」

「ヤーミー!」

 

 みだれひっかきにゴッドバードで特攻。自分の残り体力が僅かなのを知った上での事だろう。アイツ戦闘のセンスもあるのかよ。

 

「大分…持っていかれたか」

「ありがとう。ヤミカラス…」

 

「サカキさん。これでお互いに手持ちは二体ずつですね」

「うむ、予想より遥かに見ごたえのある勝負だ。しかし、ヤミカラスを失ったユキ選手にどこまでの力が残っているのか」

「あの実力。間違いなくエースでしょう」

「とは言えヴァイト選手の手持ちは全て公開された。情報戦ではユキ選手が有利だ」

 

 さて、彼女の手持ちは何が残っているのか。

 

「おねがい!タツベイ!」

「ベイ!」

「タツベイだと…!?」

 

 ドラゴンポケモンは低レベル帯では弱いとされる。まぁ、普通に例外がいる訳だが、多くのドラゴンは最終進化形態になって初めて、その強大な力を解放出来る様になる。

 

「タツベイ、りゅうのいかり!」

「ベイ!」

「っしま!?」

 

 りゅうのいかりを真面に受けたカメテテは、そのままダウン。タツベイは勝利を手にした。

 

「ッブルー!」

「ブル!」

「もう、いかく…」

「ベイ…っ」

 

 ユキとしては、三体目のポケモンの種類は伏せたい所だろう。タツベイの体力は満タンだし、上手く戦えればそのまま勝利するのも不可能ではない。

 

「でも、りゅうのいかり!」

「ベイ!」

「こおりのキバ!」

 

 りゅうのいかりは、ダメージを安定して稼げる技だ。パッと見た感じ炎に見えるから、少しでもダメージを軽減しようとこおりのキバを選択したのだろうが、回避を捨てたのは痛い。

 

「今、かみつくよ!」

「ベーイ!」

「ブル!?」

「アー!」

 

 りゅうのいかりは、視界を塞ぐと共にブルーの足止めを成功させている。その足止めは、かみつくに終着する。

 

「おおーっと、ブルーダウン!」

「狼狽えていたとは思えない程、堂々とした戦いだった」

「ふー」

「ベイ!」

 

 第一試合は、ユキの勝利となった。

 だがこれはポケモンコロシアム『初心』大会の第一試合でしかない。これほどの激戦が初心者の戦いだというのだから、この世界のポケモンバトルがどれだけ難しいのかを改めて実感する事になった。

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