ポケモンガチャはじめました   作:バウ

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有難い事に、コラボ希望者がまた一人。
この機会にコラボのルールとガチャのルールをあらすじに記載しました。

このコラボには私としても思惑があるので、色んな作品とコラボして『ポケモンフリー素材』の地位を目指したいところです。


サカキ、ジムリーダーに就任する

「返すぞ…」

 

 サカキは、ボスゴドラの入ったボールを投げて寄越す。

 

「これで、頼まれた仕事は終わりだな」

「ああ、試験担当官ご苦労。報酬のポイント」

「…なかなか、面白い趣向だったな」

「一人、ハズレがいたがな」

「良い意味でか?」

「まさか」

 

 誰でも合格して当たり前の試験。意味を履き違えただけなら、合格になる。それで不合格になる様なら、論外だ。

 

「最後のバトルは、なかなか楽しめたがな」

「ムサシか、あれは予想以上だったな」

「しかし、ハズレが一人でも居たのは問題だな。他のチャリンコ暴走族も別途に試験を受けさせるべきか…」

「それが良いだろう」

 

 あの手の連中は、同じ考えの奴で固まり易い。客に被害が行かない様に、試験は必要だろう。

 

「そう言えばさ」

「何だ?店長」

「お前、いつジムリーダーになった?」

「…お前が店を開けてた時だ。…報告に行ったら、店が休みだったが」

 

 コジロウを雇った日か。

 

「そうか」

「まぁ、お互いに夢の為に行動していた訳だ」

「よし、なら就任祝いだ」

 

 モンスターボールを取り出す。

 

「む、バトルか?」

「楽しそうな処、悪いがプレゼントだ」

「デリバードか?」

「技じゃねぇ!」

 

 どこまでポケモン馬鹿なんだ。

 

「出て来い!」

「フーカ!」

「これはフカマル!?」

「欲しがってただろ?」

「十万…」

「フカ?」

「二十分前に生まれた新生児だ」

「つまり育成前か」

「後、これも」

「ん?指輪と石?」

「結婚祝いだ」

「!?」

 

 そうサカキはジムリーダーになるまではと、交際していた女性との結婚を渋っていたのだ。ジムリーダーになったからには結婚するのだろうし、祝い品を渡す。裸のまま渡すのは、リア充へのやっかみだ。

 

「気持ちは嬉しいが…」

「どうせ来年には、子供も連れて来るんだろ?気にすんな」

「わかった…で、どうやって使うんだ?」

「指輪はネックレスにでもして、何時も付けておけ。石は…無くさずに持ってればいい。その石、八百万ポイントもするからな」

「は、はァぁァ!?」

 

 さて、試験の結果を通知するか。

 

 

「試験結果を伝える。…一名」

 

 ざわ。

 

「一名の不合格者が出た」

 

 ざわ、ざわわ。

 

「それは……ゴローンの育成者イチロー!」

「なっ!」

「それ以外の者は、自分のパートナーと共にゴージャスボールを受け取りに来てくれ」

「「「おおー!」」」

「まぁ、リッチなボール!」

「あれ高い奴だよな?」

「スピ!」

 

 合格を言い渡されたトレーナー候補たちは、目を輝かせながゴージャスボールを受け取って行く。

 

「ちょっと待ってくれ!なんで僕が不合格なんだ!?」

「うん?」

「僕は言われた通り、タマゴから孵ったイシツブテを育て上げ、ゴローンに進化させたんだぞ!」

「だから?」

「試験だってジムリーダーの常識外れのボスゴドラになんて、ここにいる誰も勝った奴はいないだろ!?」

 

 試験を受けたトレーナーたちは、皆ウンウンと頷いている。

 

「お前、何か勘違いしてねぇか?」

「は?」

「これはトレーナーを試す試験だ。ポケモンを試す試験じゃない」

「なっ!?」

「面倒だな。一から説明してやる」

 

 俺はそう言い放つと一段高い処に上る。

 

「まず、この試験の目的はお前たちとポケモンの関係を見る事だ」

「関係?」

「バッ?」

「フリー?」

「要はポケモンに懐かれているか、信頼されているか、不満を持っていないか…そう言うのをな」

「!」

「だから最初に行ったろ。生まれたばかりの子供でも出来る…ポケモンと仲良くなるのはな」

 

 ポケモンを原因とする傷害事件の中で、野生のポケモンに赤子を故意に傷付けられたという報告は皆無。気性の荒いバンギラスやギャラドスですらそうだ。まぁ、怒りで我を忘れたり、波に巻き込まれたりの事故はあるが。

 

「で、お前はどうだったかと言えば…」

「お、おれは」

「ゴローンはお前の命令通りに戦ったが、うめき声以外一切の声を出さなかった。それだけでも不自然だが、お前…じばくを使ったな?」

「…で、でもボスゴドラが!」

「確かに格上が相手なら、必要になる事もある。今回の試験では、格上相手にどう動くかを見るものだった」

「それなら!」

「だが!」

「っ!」

「だがそれは、ポケモンが対象だ」

「え…」

「パートナーのポケモンが、トレーナーに対してどう行動するのかを見る為だ。今回の試験ではポケモン、トレーナー双方にプレッシャーを掛けた。試験官はジムリーダー、使用ポケモンは格上のボスゴドラ。共に戦おうとする者、パートナーを案じて引こうとする者。だがゴローンは…」

「一人で逃げようと……」

「止めにお前の指示『じばく』だ。それも慣れた様子で、な。もう分かっただろ」

 

 後でイチローは、島から追放しないとな。

 

「さて、不合格者が一人でも出た以上、訓練中の元チャリンコ暴走族にも試験を受けてもらうぞ」

「「「うっす!」」」




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