どうも皆さん、福宮タツヒサと申します。
サイコホラーに感銘を受ける日々、勢いに任せて書いてみました。
後悔はしてない………ハズ。
では本編どうぞ。
俺は元男だった……。
何故か知らないが、突然目の前に“神”と名乗る爺が現れたのだ。この“自称神”は「お前はわしの手違いで死んでしまった。お詫びに、お主には転生させてもらうぞ」と言った。俺はこの‘自称神’の所為で死んだらしい。
転生——2次創作によくあるテンプレだ。転生先は決まってるらしい。『インフィニット・ストラトス』の世界、俺がよく読んでたラノベだ。
因みに、俺と似たような境遇で先に転生した人達もいるらしい。殆どは身体強化、イケメンの容姿、他作品の技を“特典”として貰って転生したらしい。まったく自分勝手で呆れるよ……。
訳も分からず、俺は唖然とした。
俺は神から貰う特権を“自称神”に任せて転生を果たす。
…………女として。
大抵の奴らなら「ハーレムを作るぜ!」と馬鹿みたいに張り切るだろうけど、俺はそんな所じゃない。
この世界、つまり人生2度目の生活環境は最悪だった。
窃盗や殺人が頻繁、取り締まりが一切無い治安の悪い地方。
母親は、5歳の頃から実の娘(俺)を出稼ぎさせて、自分は夜遊びばかりする寄生虫。父親は人妻だろうと童女だろうと、手を出してすぐ捨てる変態。ハッキリ言って……俺の両親はクズ人間だ。
俺は子供の頃から母親に暴力を振るわれ、父親に卑猥な手つきで触れられた。未だに処女を誰にも奪われてないのは奇跡に近い。
そして何より、誰も俺を助けようとしなかった。巻き込まれたくなかったばかりに。
2度目の人生を楽しみ筈が……俺は何度もひもじい思いをして、辛い目に遭った。
何をどう間違えたんだろう?
前世での行いが悪かったのだろうか?
それとも転生の際、自分で選ばなかった罰なのか?
死ぬ度胸とかは無いけど、早く死にたいと願った……。
あの日までは………。
『———大丈夫?』
男の子の声が響いた。聞きなれない声、観光で訪れたのだろうか?
心配そうに、俺の顔を覗き込んだ男の子は、原作主人公である「織斑一夏」———のはずだった。
そこにいたのは……可愛いらしい両瞳に、男とは思えない華奢な体格———文字通り【天使】だった。
彼は片手に持ってたパンを俺に与えて、誰かに呼ばれて走り去った。帰る際、俺に「頑張ってね」と微笑みを残して……。
もう1度言おう———俺は元男だった……。
……でもそんなことは、もうどうでも良い。
俺は世界に拒まれていた。神に嫌われていた……。
でも生きてる価値があった。
俺だけの【天使】に巡り会えた。
どうせ真面目に生きても報われないなら、俺、いや———
彼を、ワタシだけの【天使】を……ッ!
……でも、
幸いなことに、私は原作キャラを熟知している。また、ありとあらゆるキャラ改変の可能性も視野に入れている。殆どが暴力ヒロインやチョロインだし、フラグを折るのも簡単でしょうけど。
厄介なのは、私と同じように転生を果たした転生者……。
アホ丸出しの思想を掲げて、強そうな特典を得ているだろうね。中には“原作主義”を掲げて、文字通り原作を破壊しないように心掛ける奴らもいるかもしれない。もしかしたら、本物の善人がいるかもしれない。
………でもそんなのどうでも良いッ!
自分達の都合で、私と一夏の仲を裂こうとするなら、私から一夏を奪おうとするなら。
誰だろうと コ ロ シ テ ヤ ル ……ッ!
まず一夏に会うため、私は行動を開始する。
と、その前に……クズ共が邪魔だなぁ〜。
手始めに私の父親———変態を人気のない場所へ呼び出す。耳元で「2人っきりになりたいの……」と、自分でも吐き気がする色目を使って。
案の定、変態はいとも容易く引っかかってくれた。
私が指定した場所、暗がりの倉庫。
変態と私、2人だけと知った途端、変態は欲情に駆られて私に迫った。14歳の誕生日を迎えた、私の発育した体に欲情し、地面へ押し倒す。
…………私の左手に握られたナイフに気づかず。
変態は強引にキスをし、口の中に舌をねじ込ませる。
何年も掃除していない肥溜めみたいな悪臭を我慢し、背後からナイフを変態の頸へ振り下ろす。
グチャリ、と嫌な感触と共に鮮血が噴水のように噴き出した。変態は何が起きたのか分からない表情を浮かべた。眼を見開いてグルングルン回ってるし。
すかさず、強引に入り込んだ変態の舌を噛みちぎる。
変態は立ち上がりながら口から大量の鮮血を撒き散らし、言葉になってない奇声を上げた。舌って噛んだら絶命するんじゃなかったけ? まぁ良いや。
手が返り血で真っ赤、口の中が変態の血だらけでしょっぱい。あ〜、もう。早く終わらせたい。
変態の踵を切って立たせなくし、胸元にナイフを差し込む。もちろん、肋骨に引っかかって臓器まで届かないのを避けるため、刃を横に倒してだ。何度も何度も何度も何度も何度も何度も。
その度に変態の体はビクンと跳ね上がって抵抗しようとしたが、20回くらい刺した頃、ピクリとも動かなくなった……。
初めてのキスだったのに……。
こんな変態にじゃなく、私の最愛な一夏にあげたかった。まぁ良いよね?
これくらいで裏切る、私の一夏じゃないもん♡
次は母親———寄生虫の番……。
変態の死骸を地中深く埋めた後、私は寄生虫を呼びつけた。「大金が手に入れる美味しい話がある」と怪しさ満載の挑発を囁いて。
ある倉庫、変態を殺した倉庫にて。
寄生虫は厚化粧のまま来た。殺しちゃったけど、自分の夫、変態のことは気にならないのかな? まぁ見る限り、そこまで愛情はなさそうだったけど。
それにしても、ドン引きするぐらい濃い化粧。まぁ、死ぬ時くらい、本人の好きな格好にさせてあげよう。我ながら優しいなぁ〜。そう思うでしょ? 一夏♪
金の話は嘘だと言ったら、寄生虫は表情を歪め、距離を詰めて私の胸ぐらを掴んだ。
……………私は懐に忍ばせていたスタンガンを当てる。バチバチッと響き、寄生虫はバタリと倒れる。
変態と同様、自分の身に何が起こったのか分からないと言う表情。流石夫婦、行動パターンが一緒だ。
私は倉庫の隅にあった鉄骨を握り締める。
すると寄生虫は血相を変えて謝ってきた。金は必ず返す、2度と逆らわない、だから助けて、と羽虫のように喧しい。いや、羽虫の方がマシだ。
涙や鼻水など、大量の体液が化粧を落とし、寄生虫はある種のモンスターに豹変している。
早く終わらせよっと。
何か騒いでる寄生虫を無視して、鉄骨を振り下ろす。
グチャリ、と鉄骨は寄生虫の顔面にめり込み、返り血が宙を舞う。1回程度で死ぬ訳がないので、何度も何度も叩きつける………。
寄生虫の息の根が止まった頃、顔面の皮膚が剥がれ落ち、骨格まで砕けてしまい、顔の原型を留めていない。最早誰ったのかすら分からない。頭蓋骨も割れてしまったらしく、脳髄の一部がはみ出ていた……気持ち悪い。
寄生虫の死骸、肉片の1つも残さず、人気のない地面に埋める。その隣には変態の死骸も埋めてあるから、仲良くあの世へ逝けるだろう……。
もちろん、あの世なんてものがあったらね。
治安の悪い地方の良い点———悪いことをしても有耶無耶にできる……。面倒な警察や保安局もいないので、殺人も隠蔽できる。
クズ共が消えた今、私を縛り付ける者は誰もいない。私は自由になった。
ようやく………一夏に会える……ッ!
待っててね一夏、私だけの【天使】。
貴方は………ワタシ ダケ ノ モノ ダカラ♡
え〜と……如何でしょうか?
文才がゼロなので、誤字や脱字報告をしてくれたらありがたいです。
では、感想なども待ってます。