犯罪者の世界征服物語   作:憂鬱なサラリーマン

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遅くなってすいません

特に話すこともないのでどうぞ



ラッパー対修羅

ー雲隠れ雲雷橋ー

 

「ここにいるって聞いたけど、どうなんだ?」

 

雲隠れの忍を幻術にかけて引き出した情報を元に来た場所で有無を確認するためにチャクラを練り上げる

 

そこに尾獣玉が飛んでくる

 

当然躱すけど

 

「何のつもりだよ。ビー」

 

「八尾がサビのキラービー。俺様が雷影とコンビー。おまえ、なんでここにいる?」

 

尾獣化を解いたキラービーがラップを刻みながら建物の中から出てくる

 

「体の動きが悪いんでな、その直しにきた」

 

「何言ってんだよ、おまえはここで止めさせてもらう。それがおまえの友である俺の役目!人柱力の俺の使命!」

 

「相変わらず下手なラップだよ。殺す気できてね?ビーさん?」

 

 

 

 

先に動いたのはビーだった。

 

7本の刀を体の節々に挟み、回転しながら突撃してくる

 

彼の刀捌きは世界中を探したって受けることができない特別な物で、速度、力強さ共に一流品である

 

普通これを食らったら無傷ではいられない

 

普通は…ね?

 

だが、ガギルは当然すべてを受け流す

 

刀1本で

 

 

 

「おいおいビー手抜いてねぇだろうな」

 

一瞬の隙を突きビーの肩から横っ腹に切り抜ける

 

「演者だな」

 

7本の刀がガギルの体を貫いた

ガギルの一撃を防いだようだ

メカニズムは尾獣化だろうと読む

 

「毎回だまされるおまえ定石♪、それを可能とする俺の演技上出来♪」

 

ガギルの折った刀を放り投げながらラップを刻んでいる

刺されたガギルは前のめりに倒れる

 

と思われたが、突如姿を消しビーの顔に蹴りを入れる

 

寸前でガードをしたものの、その蹴りの衝撃に後方に吹っ飛ぶ

 

 

追撃をしようと瞬身の術で近づき、体に刺された刀を抜き斬りかかるが、八尾の尾で止められる。しかし、深々とビーの脇腹に刀が刺さっている。

 

刀を背後で放し見えないように左手に持ち替えたようだった

 

うろたえた瞬間に残りの6本もビーに投げつける

 

すべて尾で弾かたがビーへの牽制としては有効打となった

その証拠に弾いた後、体勢を崩し、地面に伏している

 

「おいおい、ビー。おまえが体怠ってのか?」

 

クナイを投げつけるも軽く躱される

なまっているとは思えない動き、当然煽りである

 

「前までの俺は強気♪これからの俺は本気♪よっと!」

 

そのかけ声と共に、紅い人型の尾獣化をする。尾の数は4本。

 

「様子見か…つまらんことをするよ」

 

ポーチからクナイを取り出し、対面する

尾獣化した相手に明らかに頼りなさ過ぎる武器。

引き出しが多すぎるガギルが相手だから尾獣モードでもうかつに動けない

 

「その姿だから突っ込んでくると思ったのに、ビーは冷静なんだね」

 

動かないビーにガギルが先制攻撃を仕掛けようと印を高速で結ぶ

 

「火遁 豪火球の術」

 

よける気配のないビー

それはもう不自然なくらいに

 

直撃し、煙が巻き起こる

 

「おいおい、さすがにそれは不自然だよ」

 

左手にクナイを持ったまま、右手でチャクラを練り始める

 

電光石火のごとくガギルの首に雷犛熱刀が入り、吹っ飛んだ

 

右手の螺旋丸は意味なく消えてしまった

 

壁にめり込んでいるガギルは胸と首の皮が吹っ飛び、骨が折れている

 

「い、い…ってえぇ…ぇ。、、な。。。。ぁあぁ」

 

体中血だらけのガギルは紅いチャクラを湧きだちはじめ体の治療を開始する。

 

「(おい。ガギル黙って見てれば、なになめてんだ。わしのチャクラを使え!)」

 

「う、っせっぇっっぇ、ぞ…、、ク、、、…らまぁっ、ぁぁ。。」

 

ボロボロの体を引きずりあげ、普段寡黙なくせに急に話しかけてきた(九羅痲)を再度黙らせる

 

傷口を塞ぎ、めり込んだ壁から地面に降りる

 

雷犛熱刀の傷は大方治っている

 

「相変わらずだよアホ狐」

 

「(うるせぇぞ!ガギル!)」

 

「さっさとチャクラ貸せ!死ぬぞ?」

 

「(偉そうにするな!バカギル!)」

 

ガギルの体から紅いチャクラが湧き始める

 

「ここからだぞビー」

 

影分身をし二人になったガギルが完全に尾獣化したビーに高速で近づく

 

「尾獣玉!!」

 

「そんな、なんの引っかけも無い攻撃効くわけ無いだろう。なぁ?九羅痲」

 

「黙って攻撃を仕掛けろ!アホガギル!」

 

分身の片方の主導権を握っている九羅痲が吠え、罵る

 

「火遁 豪華暁炎花!」

 

凝縮された火の玉が6つ飛んでいき当たったところに炎の花が咲く

尾獣には有効な一打にはならないが、陽動としては無視できないこの術は完璧な一打にはなっている

 

「雷遁 閃光遊」

 

こっちに振り返ったと同時に目くらましをかます

 

突然視界がくらんだビーはよろめく

 

「やれ!糞狐!!」

 

「黙れ!糞ガギル!尾獣超螺旋弾!」

 

螺回転した尾獣玉がビーにに飛んでゆく

チャクラを溜めきられて放たれたそれはビーに大ダメージとなる

 

「やるならとどめまで!」

 

九羅痲に気をとれている隙に螺旋丸を完成させ、ガギルの持っている技の中でもトップを誇る難易度の避雷神の術を使い、距離を詰め、螺旋丸を尾獣化したビーの右頬にいれる。すぐに左手に溜めた螺旋丸を顎に入れる。

 

次は右手に溜めた螺旋丸を顔の正面と、チャクラを高速で練り上げられ、今たたき込める最大の5発ビーにぶち込み、とどめの一発の大玉螺旋丸もたたき込む

 

「螺旋乱闘丸!」

 

吹っ飛んだビーの尾獣モードが解ける

そこにはビーが倒れている姿もあった

 

「勝った…のか?」

 

いつもうるさい男が仰向けで倒れて動かない

また演技か?と思わせられるが、それを言ったらきりが無い

 

「おい、下手ラップ。起きてる?」

 

近づいていき、顔をのぞき込む

 

「相変わらずおまえは甘いな」

 

ビーの雷遁を纏わせた鉛筆が左頬をかすめた

一矢報いたと思われたその攻撃(鉛筆)は外してしまった

 

「じゃあな。ビー」

 

右手に作り出した螺旋丸をビーの腹にいれた

 

 

 

 

 

 

 

「くっそ、やっぱここに来るのは間違ってたかなー」

 

気絶しているビーの隣に座りながらぼやく

 

いくら何でも厳しかったかなーと体中の痛みを抑える

 

「おい、九羅痲、なんつーか、そのあれだ、傷口やらいろいろサンキューな。一応礼は言っとく」

 

「(わしが(ダチ)を助けるのは当たり前のことだ)」

 

九羅痲も変わったなぁ…出会った時と比べて…

 

 

 

 

「ガギル。久しぶりだな」

 

「ん?」

 

物思いにふけり、完全に回想に入るかと思っていたが、それを邪魔するように第三者が介入してくる

 

「おぉ、久しぶりですね、イタチさん」

 

うちはイタチが一人、そこにはいた

 




ありがとうございました。

今回はビー対ガギル。

本当は2話に分けようと思ったのですが、一気に決着つけないとつまらないなぁと思い書いちゃいました。
次回は、イタチさんです。

早めに投稿しようと思うのですが、テスト近いんで少し遅くなるかもなので待っていてくれると助かります。

P.S.作者は感想意見をもらえるとモチベーションが上がるタイプの人間です。もしかしたら、早く投稿したる!となるかもしれないです。どんなことでもいいので、お待ちしております。


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