※訂正第1層の参加者は26人とします
Side ユウキ
ディアベルさんがPTを組んでくれと言われて数分後。この場にいる人達でPTが出来ていた
キリトさん達は原作通りに2人組みだった。
「さて、PTが出来た所で役割を説明しよう」
ディアベルさんがそういうと皆が彼に視線を集めた。
「例のガイドブックによると、ボスの名前はILLfang(イルファング) tha(ザ) Kobold(コボルド) Lord(ロード)。
それと、Ruin(ルイン) Kobold(コボルド) Sentinel(センチネル)という取り巻きがいる。ボスの武器は斧とバックラー、
四段あるHPバーの最後の一段がレッドゾーンに入ると曲刀カテゴリーのタルワールに武器を持ち替え、攻撃パターンも変わる、という事だ」
「現在、六人PTを組んでもらいるがこの場には26人だ、3つのPTがボスを攻撃する
そして人数があぶれて限界数に達していないPTと、もう1組の少数のPTが取り巻きの相手を
してもらう、この仕事はかなり大事なので気合を入れてやってくれ」
「あぶれてしまったパーティーだが・・」
キリトが手を上げる。他のみんなが頷く。
「よし、任せたぞ。最後にアイテム分配についてだが、金は全員で自動均等割り。経験値はモンスター
を倒したパーティーの、アイテムはゲットした物とする。何か質問や異論は無いかな?」
ディアベルさんの説明にプレイヤー達は近くの人達やPT同士で話しているが異論は全く出てこない、
アイテムや経験値に目を取られて突出していまうPTが出るかもしれないが、恨みっこなしというのが
諍いを生むことなくすむためによく使用される。
「無いようだな。それでは明日の朝十時に出発する、では、解散」
ディアベルさんが手を叩いた事で第1層フロアボスの作戦会議は終了した。
他のプレイヤー達は話し合う者もいたり、さっさとその場から離れる者達がいる
僕らのPTはエギルさんキバオウさんディアベルとディアベルさんのフレンド2人で構成された
僕とエギルさんが話し合おうとディアベルさんの所へ行くとキバオウさんも来た
「ディアベルさんさっきはすいませんでした、出すぎた真似をしてしまって」
「いや、気にしていないよ僕も君と同じ考えさ」
そういうとキバオウさんが申し訳なさそうな顔で
さっき言ったこと事を許してくれと言ってきた。
「いえ、キバオウさんが言いたいことも僕達正式版のプレイヤーからしてみれば
誰でも一度は思っていることですし、ボス戦ではPTなんですから気にしなくてもいいですよ」
キバオウさんに僕がそういうとキバオウさんがエギルさんの顔を見てから
「そう思えばユウキはんは女の子なんか?」
何を言ってるんだこの人は僕は背が低く小さくて女の子っぽいだけで男なのに
「え?僕は男ですよキバオウさん」
それを聞いたエギルさん以外の人が驚いていた。
ディアベルさんが言った。
「そうだったのか俺はずっと君がエギルさんと二人で組んでいる高レベルの女プレイヤーだと思っていたよ。
でも2人でそれだけの装備やレベリングにするのにかなり時間が掛かったんじゃないか?」
「ええ、エギルさんの知り合いに例のガイドブック作成者の元βテスターの情報屋が友達でいて
格安で情報提供してもらってるからこれだけの装備やレベルに上げることができたんですよ」
そんな会話をしながら僕達のPTはご飯を食べ、明日に備えるなめに早めに寝た。
女神様に貰った能力を使い僕は3時間ほどモンスターを狩っていたが、それは誰も知るよしも無い
朝十時の会議が行われた場所で集まり、人数確認し終えると
僕達は、迷宮区塔の一番上へと向かった。
そしてボスの部屋に辿り着くとPT同士での役割を話ディアベルさんが扉の前で剣を地面に突き立てると
「聞いてくれ、みんな。俺から言うことはたった1つだ」
そして、ディアベルさんが右手を前に出してぐっと握ると
「勝とうぜ!!」
そう言うと僕達はみんなで頷いた
「行くぞ」
ディアベルさんがそういうと扉を開ける
Side キリト
部屋の中はかなり広かった。そして、奥の方に玉座が見え、
その玉座には何かが座っていた。その横には巨大な斧が見えた。
開いた扉をディアベルと、それに続いて何人かが入った時
部屋の中が一気に明るくなった。
その途端、玉座に座っていた奴が斧を構えながらジャンプし
玉座から少し離れた位置へと着地し、大きな叫び声を上げた。
オレはベータの時に一度見た事があるが、巨大な赤い体、腹には何かの
紋章があり、腰には斧とは違う武器を携えている。
そしてボスの頭の上に文字が現れた
【ILLfang the Kobold Lord】
イルファング・ザ・コボルトロード、こいつが第1層のフロアボスだった。
そして、ボスが吼えるのと同時にボスの付近にモンスターが4体現れた
そいつらの頭の上にも文字が現れた
【Ruin Kobold Sentinel】
ルイン・コボルト・センチネル・・・鎧を着た小さなコボルトだ
その手には鈍器のような物を持っている
それと同時にディアベルさんが叫んだ
「攻撃、開始!!」
一斉にPTのほとんどが突っ込んで行った
キバオウとエギルがとりまきの一体と激突した
そして他のメンバーもとりまきとボスを攻撃する
ディアベルの指示が飛ぶ
「A隊、C隊、スイッチ」
そういうとボスが攻撃の構えを見せた。
「来るぞ、B隊ブロック」
キバオウとエギルがソードスキルと使い攻撃をはじき返す
「C隊、ガードしつつ、スイッチの準備・・・いまだ!!」
そういうと、プレイヤー達がボスに向かってソードスキルを使い攻撃する
「後退しつつ、側面を突く用意!D.E.F隊、センチネルを近づけるな!」
そういうとキリトとがセンチネルに向かってソードスキルを撃つ
1体のセンチネルが吹き飛ぶとそれに合わせキリトが叫ぶ
「スイッチ」
そういうとアスナが細剣で目にもとまらない速さでセンチネルに連続攻撃を与えた。
「グッジョブ」
思わず、俺は言った。
そしてボスの4段あるHPバーが一番最後が赤くなるのと同時に
右手の斧とバックラーを捨てた
「情報通りみたいやなぁ」
キバオウ小さく言った
その時、
「下がれ!俺が出る」
ディアベルさんがそういうと全員の横を武器を構えながら通り抜けた。
キリトは思った、ここはパーティ全員で包囲しつつ攻撃するのがセオリーのはずだと
なぜ・・・
と、その時こちらを見てディアベルが口元を少しだけ笑みが浮かんだのが見えた同時に
キリトは気ずいた、ディアベルさんが集団の前に出ると右手に持った片手剣をが光を放つ
それと同時にボスは腰にあった武器の柄をつかみ抜いた。
それは、恐ろしく大きい「太刀」だった。
あれは、曲刀のタルワールではなく・・野立刀!!
βの時と違う
「ダメだ!全力で後ろに飛べー!!」
オレは思わず、ディアベルに向かって叫んだが、すでにディアベルは
ボスに向かって走っていた。
その時、ボスは武器を構えて高くジャンプした。
そして部屋の柱の一部に着くと、柱から柱へと高速ジャンプで動き回った
そして、油断したディアベルの上から重たい一撃を浴びせた。
「うあああああ!」
と叫びながら飛ぶディアベルだったがボスが追撃しようとした時、優が短剣で初期のソードスキルを
使い連続でボスに攻撃する。
ディアベルは集団の上を飛び越えて地面に叩きつけられた。
「ディアベルはん!!」
キバオウがそう叫ぶと、ボスに攻撃していた紫色のローブを纏っているリアルでの知り合いである
優に吼える。
俺はディアベルの方へと向かうた
「ディアベル!」
キリトはいち早く、ディアベルの所に行くと上体を起こして声を上げた
ディアベルのHPバーはすでにイエローゾーンに入っており
すさまじい速度で減少している
「なんで、あんな無茶なことを」
俺が近くに座りポーチからHP回復ポーションを取り出し
ディアベルに飲ませた
「やはり・・お前も・・βテスターだったのか・・お前なら分かるだろ?」
その一言に思わず戸惑ったが、返事をした。
「やはり、ラストアタックボーナス狙いだったのか、お前もβ上がりだったのか」
「頼む・・・ボスを倒してくれ・・みんなの・・ために・・」
その声と同時にディアベルは気絶した。SAOの中でもストレスやモンスターの攻撃による衝撃により
気絶をするプレイヤーは少なくないのだ。
そんな様子を見ていたキバオウとPTの数名がディアベルの近くにきてボスから守ると言ってくれた
ディアベルの言っていた言葉を思い出しながら考えていた。
このゲームが始まった時、俺は自分が生き残る事しか考えていなかったのだ
だが、ディアベルはβテスターでありながら他のプレイヤーの見捨てなかった、
そして見事にみんなを率いて戦っていた、俺が出来なかった事をディアベルがやっていたのだ
俺は恐怖という感情に負け、自分が助かる事しか考えていなかった。
そんな自分が、今更ながら、馬鹿らしくなっていた。そして俺は剣を持ち、立ち上がった。
それと同時にアスナが言った
「私も」
オレはそれを聞くのと同時に声を上げていた
「頼む」
オレはアスナにそう言うと、同時に剣を構えて走りだした。
「手順はセンチネルと同じだ!!」
それを聞くとアスナは小さく
「わかった」
先程のディアベルの事もありボスへの恐怖心が芽生えてしまった者達がほとんどで
ボスへ攻撃しているのは優だけだった。走りながら会話をしてボスへと行く間に短剣で
ガードしていたが、かなりの距離を吹き飛ばされてしまっていた。
オレ達が突っ込んでくるのを見ると、赤い目をギラリと光らせ
野太刀を腰に構え、ソードスキルを発動させた。
俺はソードスキルを発動してボスの攻撃を跳ね返すと同時に叫ぶ
「スイッチ!!」
それと同時に俺が叫ぶとアスナが突っ込んだ
そして細剣で斬りかかろうとしたらボスのお目がカッと開かれた・・・
その直後ボスの野太刀が赤いラインを引きながら
アスナへと向かった、俺は同時に叫んでいた
「アスナ!!」
アスナはソードスキルを発動していなかったため体をそらせたが、きていたコートが切り裂かれてしまった。
現れたのは、栗色の長い髪の毛で顔は小さくたまご型の整った顔で世間で言う美少女というものだろう
だが、アスナは体制を立て直し即座に細剣のソードスキルでボスに連続攻撃を与えた
ボスのHPがちょっとずつ減っていくが、まだ、まだだ。
「次来るぞ!!」
一瞬、アスナの姿に見とれていた俺は声を上げ、突っ込む
そして俺がソードスキルを発動してボスの攻撃を跳ね返すと同時にそれを利用して
そのまま体を回してキリトの腹へボスのソードスキルが直撃した。
「がは!!」
声を上げて、俺の体は吹っ飛び、後ろにいたアスナも一緒に吹っ飛んび地面に叩けつけられるのと
同時に俺の剣が手から離れた。急いでHPバーを確認するとイエローゾーンの手前で止まっていた
ボスがその隙に協力なソードスキルを発動して俺達に叩き込もうとしていた。
それをアスナは細剣を構えて受け止めようとすると
「おらぁ!!」
という声と共に俺達のすぐ上を緑色のラインが切り裂き、ボスの一撃を弾き返した
見ると大型の男、エギルが斧を振り抜いた状態で立っていた。俺達に向かって
「回復するまで、オレ達が支えるぜ!!」
そう言うとエギルの後ろから続々とプレイヤーが4人ほど走り抜け、ボスの元へ行く
エギルもすぐにそれに続くとボスに攻撃を加えるが、ボスは野太刀で防ぎ、5人を全員を吹き飛ばした
その直後ディアベルの時のように大きくジャンプし、ソードスキルを発動した。
「危ない!!」
そう叫ぶとすぐさま俺もソードスキルと発動して空中にいるボスに向かってソードスキルを
ボスの腹に叩き込む。ボスが体制を崩して倒れる。
そして俺は走りながらアスナに向かって叫ぶ
「アスナ!!、最後の攻撃頼む!!」
「了解」
アスナが返事をするとオレとアスナはボスの元に突っ込む
「はあぁぁぁぁぁぁ!!」
と叫びながら近づき、立ち上がったボスにソードスキルを放つ
ボスが体制を崩した所にアスナがソードスキルを放ちひるんだところにオレが切り裂いた
ボスのHPバーが数ドットの位置まで来ると俺はボスの腹から顔にソードスキルを叩き込む
「はあぁぁぁぁぁぁ!!!」
そして俺は下からボスの顔に向かって斜めに切り裂いた。
ボスにはオレが叩き込んだラインを残したまま宙へ飛び
ボスの体が輝くと、空中で無数のポリゴンをまき散らしながら消滅した。
そして一瞬の沈黙、その直後
「「「「やったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」
とフロアボスに参加した全員が叫んだ、空中には「Congratulation」という文字が浮かぶ
その直後視界のシステムメッセージが表示された「You got the last attacking bonus]
ボスに最後に一撃を与えた者に贈られるラストアタックボーナスのメッセージ
そして確認ボタンを押すと「ソード・オブ・ミッドナイト」
直訳すると真夜中の剣か
そう思ってたら、すぐ横から声をかけられた
「お疲れ様」
顔を見るとアスナだった。アスナの後ろからエギルが近ずき
「2人とも見事な剣技だった。Congratulation・・この勝利はアンタ等ものだ」
予想外の事を言われて戸惑っていたら他の参加者からも賞賛の声が上がった
それを聞いて思わず顔がゆるんでしまった。
それでは次で会いましょー