鳴神 ソラの予告集・短編集置き場   作:鳴神 ソラ

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ゆっくり霊夢「きららファンタジアに神姫エグゼイドで出るキャラを加えたのだよ」

ゆっくり魔理沙「そっち全然進んでねえけどな」

カズマ「忙しいからねホント」

士「なかなか執筆に出来てないとも言うがな」


ゾンビパニック!A・Yの襲来 前編

とある建物。

 

そこで1人の女性が笑っていた。

 

女性「ようやく準備ができた。これで試したかったあの術が使えるぜ」

 

そう呟いてから腰に差していた剣を手に取り、力を籠めると魔法陣が出現する。

 

女性「行くぜ、アナザーコール!」

 

咆哮と共に暗い黄色の魔法陣が出現する。

 

女性「お、来た来た!どんなクリエメイトが来るかな~」

 

んふふ~と笑って待っているとやがて魔法陣から人影が現れる。

 

その人影を見て……女性は眼を見開く。

 

女性「…おい、嘘だろ…!?」

 

現れた人影に女性は慌てて手当の準備を始める。

 

……それが1つの事件の始まりであった。

 

 

 

 

里にて、きららは朝日にんーと背伸びする。

 

きらら「今日もいい天気だねランプ」

 

ランプ「そうですねきららさん。今日も一日、クリエメイトの皆さんと楽しい一日にしますよ!」

 

同じ様に背伸びしたランプにきららはふふと笑うと慌てた様子のマッチが飛んで来る。

 

マッチ「た、大変だ、きらら!ランプ!」

 

ランプ「あ、マッチ」

 

きらら「ど、どうしたの?そんなに慌てて…」

 

驚いて聞くきららに慌てるのは当然だよ!と叫び……

 

マッチ「沙英や乃莉が襲われたんだ!」

 

ランプ&きらら「ええッ!?」

 

告げられた事にランプときららは驚く。

 

???「朝から騒がしい奴らだ」

 

横からの声に3人は顔を向けるとヴィンテージがいた。

 

マッチ「ヴィンテージ!」

 

ヴィンテージ「また一大事らしいな。俺達にも聞かせろ」

 

俺達?と言う言葉にもしかしてときらら達は建物の屋根を見て……

 

スカル「ここはどこだ」

 

マッチ「また君迷ってたの!?」

 

ぽつんと立っているスカルにきららとランプは冷や汗を掻く。

 

 

 

 

医療所へと着いたきらら達とスカルとヴィンテージはすぐさま部屋に案内される。

 

きらら「沙英さん!乃莉さん!」

 

ランプ「大丈夫ですかお二人とも…!!」

 

ヘッドホン「あ、きららさん達」

 

すぐさま声をかけた2人に来ていただろうヘッドホンが気づいて声をかける。

 

部屋の中には2人を見ていたヒロとなずながおり、ベッドには魘される様に呻いている紗英と乃莉が寝かされていた。

 

ヒロ「きららさんにランプちゃん」

 

ランプ「ヒロ様!い、一体何があったんですか!?」

 

涙目なヒロにランプは慌てて聞く。

 

なずな「は、話しながら歩いていたらフラフラしてる人を見つけて、声をかけたら突然襲い掛かって来て」

 

ヒロ「突然だったから私達、動けなくて、紗英と乃莉ちゃんが庇って腕を引っかかれて」

 

ヘッドホン「その時に私が通りかかって宮子さんと一緒に迎撃して倒したら襲い掛かって来た人は消えて、何だったのかと思ったら乃莉さんと紗英さんが突然苦しみだしたの」

 

段々と泣き出す2人に代わって最後にヘッドホンが答える。

 

スカル「突然襲い掛かって倒したら消えるか……」

 

きらら「まるでゾンビのような魔物ですね……」

 

ケロちゃん「そやなゾンビみたいな魔物と言う解釈は合っとるぜ」

 

きららの呟きにヘッドホンにより呼び出されていたのか、ケロちゃんがそう言って話に加わって来る。

 

ケロちゃん「この2人が苦しんどる理由はその魔物から受けた傷から魔力が侵食して2人を苦しめてるんや。この魔力の発端をどうにかせんとこの2人ともう1人は直接的に死ぬ事はないとはいえ、いずれ生きとるけど行動がゾンビの様になってまう可能性があり得るんや」

 

ランプ「そ、そんな!?」

 

きらら「ま、待ってください。もう1人って言うのは…?」

 

腕を組んで言ったケロちゃんのにランプが驚く中できららが気になった事を聞く。

 

ケロちゃん「ああ……隣や隣」

 

呆れた顔で言われてきらら達は覗き込むとソーニャとあぎりに見られてオーバー気味に悶え苦しんでいるやすなの姿があった。

 

やすな「ぐおーしぬぅぅぅぅ!!」

 

ソーニャ「一応しなないって言われたろ」

 

あぎり「すいませんね~煩くて~」

 

ランプ「や、やすな様も!?」

 

ヘッドホン「なんでも、凄くゾンビだって分かってたのにやすなさんが無抵抗に近づいてソーニャさんが止めたけど能天気に返して頭を齧られたんだって;」

 

マッチ「それ、やすなじゃなかったら死んでたよね;」

 

呆れた顔で言うソーニャやニコニコ顔のあぎりに代わって理由を述べたヘッドホンにマッチはツッコミを入れる。

 

ヴィンテージ「分かってるのは事件が起きたと言う事だな」

 

きらら「はい。早く解決して三人を助けないと…」

 

シャミ子「き、きららさん!居ますか!?」

 

紗英と乃莉を見てきららが言った瞬間、慌てた様子のシャミ子が来る。

 

マッチ「ど、どうしたんだいシャミ子」

 

スカル「敵襲か?」

 

シャミ子「はあ、はあ……さ、里の近くでゾンビのような皆さんを連れた変な人とコウさんたちが戦ってます!」

 

戦っていると言うのに案内してくださいときららがお願いすると共にシャミ子の先導で向かう。

 

 

 

 

コウ「おっと!」

 

うみこ「はっ!」

 

桃「とりゃ!」

 

戦闘場所で、攻撃を避けたコウの後にうみこと桃が斬りかかるが防がされた後に弾き飛ばされる。

 

コウ「大丈夫かアハゴンに桃ちゃん!」

 

桃「こっちは大丈夫」

 

うみこ「こちらもです。あとアハゴンって呼ばないでください」

 

安否を聞くコウに2人はそれぞれ返す中でトオルと宮子が斬りかかっていた。

 

宮子「おりゃあ!」

 

トオル「!」

 

???「っ……」

 

先程のうみこと桃とは別に前後から攻撃を仕掛けるがその人物の持っていたスコップと後ろから出たのに防がれる。

 

トオル「し、しっぽ?」

 

宮子「かなり頑丈なようですなー」

 

ほへーと呟いた後に蹴りのを避けた後に横から来た魔物を斬る。

 

コウ「親玉はともかく、他はそこまで強くないけど数が多いね」

 

うみこ「そうですね。これなら…」

 

背中合わせになって呟くコウに同意しながらうみこは来たのを横切りで両断する。

 

???「…よし、あの二人から…」

 

そう呟いた後にコウとうみこを回復するりんとそんな彼女を守るねねが目に入る。

 

りん「コウちゃん、大丈夫?」

 

コウ「お、りんナイスアシスト!」

 

うみこ「桜さん、しっかり遠山さんを守ってくださいね」

 

ねね「は、はい!頑張ります!」

 

そのやり取りを聞いた瞬間、襲撃者は無意識に唇を噛んだ後……1本と思われていた尻尾をバラけさせて、りんとねねを狙う。

 

桃「尻尾がバラけた!?」

 

宮子「複数の尻尾をまとめて一本にしていたんだ!」

 

驚いている間、()()()()()はりんとねねに迫る。

 

コウ「危ないりん!」

 

うみこ「桜さん!」

 

りん・ねね「!」

 

それにコウとうみこは2人を庇うと共にお互いの肩に尻尾が突き刺さる。

 

りん・ねね「コウちゃん!/うみこさん!」

 

コウ・うみこ「っう!」

 

顔を歪める2人の肩から尻尾が抜けた後にコウとうみこは構えようとして、顔を歪めて、剣を落として苦しみだす。

 

コウ「う、が……」

 

うみこ「何、が……」

 

りん「コウちゃん、大丈…!?」

 

ねね「う、うみこさん。肩がなんか変になってますよ…!?」

 

呻く2人にりんとねねは慌てて近寄って異変に気付く。

 

尻尾が刺さった所から変質しているのだ。

 

それに襲撃者はもう一度しようとして……後ろに飛び退ると襲撃者のいた地点を何かが通り過ぎる。

 

スカル「避けられたか」

 

きらら「皆さん、大丈夫ですか!?」

 

そこに4Kスコープを構えたスカルときらら達が来る。

 

ねね「きららちゃん!うみこさんと八神さんが…!」

 

涙目のねねの言葉に誰もが襲撃者を見る。

 

???「………」

 

きらら「あなたが二人を……え?」

 

襲撃者を見た瞬間、きららは驚いた顔をする。

 

そんなきらら達に対して襲撃者は攻撃しようと構え……

 

ゆき「皆大丈夫~!?」

 

くるみ「そいつが襲撃者か!?」

 

???「!!」

 

続けてゆき達が駆け付けると襲撃者は動きを止める。

 

ゆうり「早く二人を運ばないと…!」

 

みき「くるみ先輩と私で奴を!」

 

コウとうみこを見て顔色を変えるゆうりの後に邪魔をされない様にみきがそう言ってくるみもおう!と返して迎え撃とうとして……

 

???「………」

 

襲撃者はクルリと向きを変えてその場から立ち去って行く。

 

ヴィンテージ「何?」

 

ランプ「ま、待ちなさい!クリエメイトの皆さんを元に…」

 

呼び止めようとするランプだが襲撃者の姿はもうなかった。

 

ヘッドホン「と、とにかく今はコウさんとうみこさんを運ばないと!」

 

きらら「は、はい!」

 

今も苦しんでいるコウとうみこへ駆け寄るヘッドホンにきららも我に返って慌てて続き、コウの名前を漏らして泣き続けてるりんを他の場所の対処に動いていた青葉とひふみが落ち着かせながら、ねねはほたるが一緒に付き添いながらうみこを運ぶ。

 

 

 

 

トモカネ「くっそ!ひでぇしやがって!」

 

ライネの食堂を緊急会議場所にしてから集まった中でトモカネが憤慨してテーブルを叩く。

 

それをナミコが宥める。

 

ナミコ「落ち着けトモカネ。お前が荒れた所で状況は変わんないぞ」

 

トモカネ「そうだけどさナミコさん……」

 

苛立った顔をするトモカネにナミコははぁと息を吐く。

 

ケロちゃん「コウとアハゴンの2人を見たけど、3人とちごうて影響が大きい。もしも悪化すればバイオハザードで言うタイラントみたいな感じのレベルになるな……」

 

ユー子「ちょっ!?それマジでヤバない!?」

 

律「だがなんで二人の方が影響大きいんだ?魔物にやられたわけじゃないんだろ?」

 

腕を組んで深刻に言うケロちゃんのに知ってるユー子が顔を青ざめる隣で律が質問する。

 

ケロちゃん「あの3人はかすり傷だったからそこまで影響はでんかったんや。だけど2人は様子を見るからに魔物を生み出してるもんに攻撃を受け、突き刺されて侵食した魔力もその分多く入った。あれで苦しんでいるのは奇跡に近い。もしかするとクリエメイトだったのが不幸中の幸いだったかもしれへんな……きららやランプだったらゾンビの様な状態になっていた可能性大や」

 

ランプ「はひ!?」

 

薫子「あばばばばばばばば!?」

 

千明「一歩間違えばもっとヤベーことになってたのか…」

 

くるみ「そんなことができるあの襲撃者、一体何者なんだ?」

 

続けられた事にランプと薫子はお互いに抱き合って震え、一部と共に冷や汗を流す千明の隣でくるみが襲った相手について言った事で誰もが確かにとざわめく。

 

スカル「……きらら。お前は奴を見て驚いていたが……まさかクリエメイトか?」

 

そんな中でスカルの問いに誰もが驚く中できららは渋い顔で頷く。

 

きらら「……はい。あの襲撃者の人からクリエメイトのパスを感じました」

 

ランプ「あ、あの襲撃者がクリエメイト!?」

 

誰もがきららの口から出たのに驚いて、嘘、そんなとざわめく。

 

きらら「でも変な感じ方をしたんです。確かにクリエメイトって感じるのに皆さんとはどこか違うような…そんな感じ方をしたんです」

 

その後にきららは困った顔をする。

 

ヴィンテージ「……いずれにせよ。単独で動くのは止めといた方が良いと言う事だな」

 

葉月「私も同意だね。最低でも3人で実力のある物とカバーできる人と言う感じとあんまり戦闘が得意じゃない人と護衛の人と言う組み合わせで行った方が良いだろうね」

 

佐久「こちらも同意だ。奴は相当強い。下手に挑めばコウとうみこの二の舞だ」

 

ヴィンテージのにそう言う葉月と肯定して釘を差す様に念押しする佐久に誰もがゴクリと息をのむ。

 

くるみ「……」

 

みき「くるみ先輩?」

 

その中で考え込んでいるくるみにみきは肩をゆする。

 

くるみ「あ、ああ。なんだ?」

 

ゆうり「何か考えてたの?」

 

慌てて返事をするくるみにくるみの様子に気づいたゆうりは心配そうに声をかける。

 

それにくるみは困った様に頬を掻く。

 

くるみ「あの襲撃者…もしかして昨日見た夢が関係しているのかなーって思ってさ」

 

みき「夢ですか?」

 

夢と言う言葉に首を傾げる2人にくるみは自分が見た夢を語りだす。

 

 

 

 

目覚めとは違う感覚を感じた時、くるみは教室にいた。

 

ただ、その教室はモノクロでどことなく暗い雰囲気なのに嫌な感じだなとくるみは感じていた時に後ろからの気配に振り返る。

 

そこにあったのは影だった。

 

それが人だと認識出来るが輪郭が激しくぼやけていて、誰なのかと言う認識ができなかった。

 

くるみ「…誰だ?」

 

問うくるみだが影から返事が来ない。

 

一体なんだよとくるみは警戒してると……

 

ー……た…………む……

 

くるみ「ん?」

 

頭にノイズ交じりに何かが聞こえる。

 

なんだとくるみはそれを聞き逃さない様に集中する。

 

ー……あ……………………を…………す…………て…………れ……

 

くるみ「おい、もう少しはっきりと言ってくれ…!」

 

叫ぶくるみだったが視界が黒くなっていく。

 

そして意識がなくなる寸前、最後を除いてノイズのない状態で聞こえた

 

ーわたしたちの世界の…………を……

 

 

 

 

くるみ「ってな感じの夢をな」

 

語り終えたくるみはみきとゆうりがお互いに驚いた顔をしているのに気づく。

 

ゆうり「…くるみもそんな夢見たの?」

 

みき「え、もしかしてりーさんも?」

 

くるみ「もしかして2人も見たのか?」

 

驚いて聞く2人にくるみが問うと頷かれる。

 

みき「はい。内容もほとんど同じで」

 

ゆうり「偶然…にしてはおかしいわよね」

 

うーんと3人が唸ってる間に話は襲撃者が誰の関係者についてになっていた。

 

トモカネ「襲撃者って確かスコップ使っていたんだよな?」

 

千明「スコップかー…そう言えばくるみもスコップ使っているよな?」

 

ソーニャ「そうなるとくるみ達の世界か魔力関連でのシャミ子達の世界のどっちかの可能性もあるって事か」

 

どうなんだとトモカネと千明のを聞いて推測を立てたソーニャが話を振る。

 

シャミ子「そうですね…私たちの世界であんな感じな人は見たことないですね」

 

ミカン「私も戦ったまぞくの中にも似たのは居たけどシャベル使うのは初めて見たわ」

 

ゆうり「私たちの方もくるみ以外にシャベル使って戦うのってくるみ以外に見たことないわ」

 

くるみ「あたし以外にシャベル使ったのってみきぐらいだもんな」

 

各々に述べた事を聞いたケロちゃんはほんで?と今まで黙って聞いていたリリスに話を振る。

 

ケロちゃん「魔力ならあんさんが詳しいやろうけど、どうなんや?」

 

リリス「分かる範囲で言うならあの魔力は余達の世界のではないとしか言えんな……あれはこの世界で得たと考えるべきじゃな」

 

ランプ「そんな……確かに元の世界の本来の身体の状態によってエトワリアでのクリエメイトの皆さんの身体が一部魔族みたいな感じになるのはありますが、それを他のクリエメイトに感染させるなんてありえません!」

 

否定するランプのにじゃあどういう事だろうと誰もが唸る中でジンジャーとフェンネルを連れたアルシーヴがドアを開けて来る。

 

アルシーヴ「遅れてすまない」

 

きらら「アルシーヴさん!」

 

スカル「遅かったな。あんたならすぐに来そうだと思ったんだがな」

 

声をかけるアルシーヴにスカルがそう言う。

 

アルシーヴ「話を聞いて、ある事を思い出してそれを調べていたのだ。途中までだがドア越しに話は聞こえていたのだが、もしかしたら本当にただのクリエメイトではないのかもしれないぞランプ」

 

ランプ「どういう事ですかアルシーヴ先生!」

 

きらら「ただのクリエメイトじゃないって…」

 

出てきた言葉に誰もがアルシーヴを見る。

 

アルシーヴ「……かつて神殿の書物に書いてあったのを見たことがある。原典とは違うもしもの世界のクリエメイトを召喚する術……名をアナザーコールと言う」

 

ナミコ「アナザーコール?」

 

シャミ子「もしもの世界ですか?」

 

ああとはてなマークを浮かべている面々にアルシーヴは頷く。

 

アルシーヴ「もしもの世界はクリエメイトの方が詳しいと思うのだが……分かるだろうか?」

 

ゆずこ「もしもの世界…つまりパラレルワールド的なやつ?」

 

縁「傘が沢山ある世界?」

 

唯「それはパラソルワールドだろ!」

 

首を傾げて言うゆずこに続いた縁のに唯はツッコミを入れる。

 

K唯「あ、知ってる!確かパラパラ踊る世界だっけ?」

 

梓「それじゃあパラパラワールドですよ唯先輩!?」

 

ココア「チノちゃんが本当に私の妹な感じだったりの!」

 

チノ「それはパラレル…ってあってますね」

 

続けざまにボケるK唯に梓がツッコミ、目を輝かせて乗ったココアにチノはツッコミを入れようとして合ってたのでなんとも言えない顔をする。

 

んん!と咳払いして注目を集めてからアルシーヴは話を戻す。

 

アルシーヴ「アナザーコールと言うの先ほど言った様に我々が言う聖典に描かれてるのとはまた別の可能性のクリエメイト…アナザークリエメイトを召喚する術だ。コールと違うのはその危険性だ」

 

キサラギ「き、危険性ですか?」

 

ノダミキ「あ、もしかして今回のってそれ?」

 

その通りだとノダミキのにアルシーヴは肯定する。

 

アルシーヴ「コールと言うのは言うなれば分かっている者を召喚する術だ。だが、アナザーコールは分かってない者を呼び出せてしまう。その性格が悪い方に歪んでいたりする者でもたやすく呼び寄せてしまう」

 

青葉「な、なるほど…」

 

ゆうり「…と言う事はあのフードの人物はもしかして…」

 

くるみ「…別世界のあたしかもしれないってことか」

 

チンプンカンプンな面々に分かり易く伝えるアルシーヴのを聞いてからくるみの言葉に全員がくるみを見る。

 

宮子「おお、くるみ殿。断言しますな」

 

桃「でもまだ別世界のくるみって決まった訳じゃ…」

 

くるみ「だけど可能性は高いだろ?スコップ使っているし、2人に起きた異変だって……皆はスカルの持ってるガシャットで強化された私のあの姿を見ただろ?」

 

誰もがそう言われて唸る。

 

スカルの持つあるガシャット、きららファンタジアは自分達を強化、アルシーヴ達からすれば進化は服装が変わるがくるみの場合は魔族の様な変化も起きるので否定出来ないと言うのが誰もが思った。

 

ヴィンテージ「……仮にそのアナザーコールで呼ばれたにしても、誰がそれを使ったによるんじゃないか?」

 

アルシーヴ「……アナザーコールは先ほども言った危険性があるので禁忌とされ、誰にも見られない様に神殿に厳重に保管されて知る者は少ない」

 

澪「それじゃあ神殿の人がアナザーコールを使ったって事になりませんか?保管されていたのなら限られますよね」

 

ヴィンテージの言葉に返したアルシーヴに澪が代表で問う。

 

アルシーヴ「いや、アナザーコールを知っていて、それに興味を持っていた人物を私は一人知っている……かくいう私もアナザーコールを知ったのはその人物に教えられてだからな……」

 

ランプ「ほ、ホントですか先生!」

 

きらら「それは一体誰なんですか?」

 

詰め寄るきららとランプにアルシーヴは凄く言い辛そうに顔を歪めていたが意を決したのか歪んだ顔で言う。

 

アルシーヴ「…そいつはかつて神殿で私と同じぐらいの実力を持ち、武装神官の中では最強とまで言われていた人物…武装神官長候補ナイエールだ」

 

ゆうり「武装神官長候補…ナイエール…」

 

ゆき「…武装神官長ってなに?」

 

告げられた名前についていた職業のに誰もが顔を見合わせる。

 

アルシーヴ「…ランプ。武装神官長って言うのは知っているか?」

 

ランプ「武装神官長って言うと確か筆頭神官である先生と同じ地位を持つ役職の人のことですよね?でも就任した人は誰も居ない幻の役職とか……」

 

確認するアルシーヴにランプは思い出して返す。

 

アルシーヴ「……その役職に就くはずだったのがナイエールだ……だが、あいつは……」

 

 

 

 

アルシーヴ『辞めるだと!?本気かナイエール!?』

 

目の前を進む人物にアルシーヴは同じ様に歩きながら問う。

 

ナイエールと呼ばれた緑髪の肩までのショートで、豊満な胸を包むビキニアーマーとパレオスカートにマント付きの肩パッドを付けている女性はそうだよと返して顔を向ける。

 

ナイエール『ああ。そうだ。やりたいことを見つけたからな』

 

アルシーヴ『なぜだ!ソラ様だってお前に相応しい役職を用意すると言ってるんだぞ!私を気にしてるのなら大丈夫だ!』

 

行かないで欲しいと叫ぶアルシーヴにナイエールは困った様に笑ってから無理だなと返す。

 

ナイエール『だって神殿に居たら出来ねぇことだしそれに神殿の真面目な仕事はオレなんかよりお前の方がピッタリだろアルシーヴ』

 

だからなと笑って近寄ってから肩を叩くナイエールにアルシーヴは寂しそうに顔を歪める。

 

ナイエール『なーに、たまに隠れて会いに来たりするからそんな顔するなよアルシーヴ』

 

アルシーヴ『ホントか?』

 

問いに対して勿論と返してからナイエールはマントを翻してアルシーヴに背を向ける。

 

ナイエール『んじゃ、またなアルシーヴ』

 

アルシーヴ『…ああ、元気でなナイエール』

 

名残惜しそうに見送るアルシーヴに後から来たソラが励ます様に肩に手を置く。

 

 

 

 

ヘッドホン「アルシーヴさん?」

 

アルシーヴ「!あ、ああ、すまない」

 

物思いに老けてしまっていたのにヘッドホンに声をかけられてアルシーヴは我に返る。

 

するとドンドンとドアが激しく叩かれ、フェンネルがドアを開けると……ボロボロのカルダモンとハッカが倒れて入って来る。

 

きらら「か、カルダモンさん!?」

 

ランプ「ハッカもどうしたんですかその怪我は!?」

 

慌ててきららと共に回復が使えるそうりょの面々が傷ついた2人に治療魔法をかけて行く。

 

意識があったカルダモンがアルシーヴに向けて報告する。

 

カルダモン「アルシーヴ様…あのフードの人物をつけていた先に謎の建物を見つけた…」

 

アルシーヴ「建物…そこが奴のアジトか」

 

はい……と頷いてからカルダモンは続ける。

 

カルダモン「そしてそこで……ナイエールと出会ったよ」

 

アルシーヴ「っ!?……そうか……」

 

くるみ「ってことはやっぱりそいつがあのフードのやつをアナザーコールしたのか」

 

宮子「ん~でもなんでアナザーコールを使ったのかな?」

 

リン「確かに、ヤバさを知らないバカなのか?」

 

顔を歪めるアルシーヴの後にくるみが手の骨を鳴らした後になぜ使ったかを指摘する宮子にリンも同意する。

 

スカル「そこらへん。知ってるだろうあんたにしたらどうなんだ?」

 

アルシーヴ「…昔からの夢だったからだ」

 

夢?と言う言葉に目を丸くするきらら達にアルシーヴは続ける。

 

アルシーヴ「あいつもランプやソラ様のようにクリエメイトが好きでな。いつか実際会いたいと言っていたのだ。アナザーコールの書物を見つけた時も……」

 

そう言ってその時のを思い返す。

 

 

 

 

ナイエール『見ろよアルシーヴ!これスゲェぞ!』

 

アルシーヴ『これは……アナザーコール?原典とは違うクリエメイトを召喚する術か……ってこれ禁書のではないか!また勝手に……』

 

持ってきて見せられたのに呆れるアルシーヴにナイエールは気にするなと笑う。

 

ナイエール『いいじゃねぇか。あとで戻しておくからよ。それよりこの術、召喚師じゃないオレらでもクリエメイトを……しかもそのクリエイトのもしもの姿を召喚できるスゲェ術みたいだぜ』

 

アルシーヴ『確かに凄い術だが危険な力を持ったクリエメイトを召喚してしまうかもしれなって書いてあるし、そもそも今の私たちじゃこんな高等な術を使えないだろう』

 

止めといた方が良いと思うがと思っているアルシーヴにナイエールは頬を掻く。

 

ナイエール『まあそうだけどよ……でもいつの日かオレはこの術を習得してクリエメイトを召喚してみせるぜ!』

 

気合を入れて宣言するナイエールにアルシーヴはやれやれと困った様に顔を振った。

 

 

 

 

アルシーヴ「いつかこの術でクリエメイトを召喚してみせると言っていたしな」

 

聞いたきらら達は会いたいと言う思いだったのにどう言えば良いか黙ってしまう。

 

カレン「ん?ナイエール……んー?」

 

アリス「どうしたのカレン?」

 

そんな中で名前を聞いて首を傾げるカレンにアリスが聞く。

 

カレン「いえ、ナイエールと言う名前を何処かで見た気がするんデス。えっと確か……」

 

トントンしてからピコーン!と口で言ってカレンは手をポンとさせる。

 

カレン「思い出したデス!前にリンと賞金稼ぎしてた時、指名手配書にその名前があったデス!」

 

アリス「し、指名手配書に!?」

 

そう言えばあったな……とリンもカレンの言葉で思い出してからアルシーヴにどういう事と目で問う。

 

アルシーヴ「……奴は神殿を辞めたあと、各地で神殿も見つけていない禁書や禁術と言ったものを集めていてな。その際色々と問題を起こして指名手配されているのだ。全くあのバカは……」

 

キサラギ「そ、そうなんですか…」

 

ヘッドホン「なんでそんな事を;」

 

肩を落としてため息をつくアルシーヴにキサラギは何とも言えない顔をしてヘッドホンが問う。

 

アルシーヴ「ナイエールは昔からそういったものに興味を持っていてな。奴が言うには……」

 

ナイエール『こういう禁じられたものってなんかカッコよくね!?』

 

アルシーヴ「だそうだ」

 

トモカネ「あー、確かにそういうのってカッコいいよなー」

 

アルシーヴから告げられた事にトモカネはうんうんと頷き、カッコいいじゃないだろとナミコにチョップを入れられる。

 

ナミコ「なんていうか聞いた感じだとトモカネに似ているなそのナイエールって人」

 

ノダミキ「似ているって言えばアルシーヴさんの声も似ているよね」

 

言われてみればと納得するGA組にアルシーヴは複雑な顔をする。

 

アルシーヴ「…そう言えばキサラギの声もナイエールと似ているな」

 

キサラギ「え、わ、私の声ですか!?」

 

いきなり言われて驚くキサラギにノダミキは面白そうに笑う。

 

ノダミキ「ほほう。それはまた変わってますな~」

 

ナミコ「つまり真面目なトモカネとトモカネみたいないキサラギってことか…」

 

トモカネ「…なんだ?聞いてるだけで凄い違和感が…」

 

想像してみて違和感あるなと本人含めて思う中でヴィンテージが進める。

 

ヴィンテージ「とにかく、今は英気を養って、明日の夜明けと共にそいつらのアジトに向かうぞ」

 

宮子「んじゃ今日は早めに寝て明日に備えないとね」

 

桃「シャミ子、明日のために今から特訓を…」

 

ヴィンテージのに誰もが賛成でそれを元に解散する中でアルシーヴは天井をみつえる。

 

アルシーヴ「(お前は一体何を考えているんだ……ナイエール)」

 

 




ゆっくり霊夢「中編に続く~」
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