アナザーゆき「ん…此処は…?」
何もないような空間、そこで目覚めたアナザーゆきは全てを悟る。
アナザーゆき「(ああ、そうだ。私、消えちゃったんだ…これで半ゾンビにしてしまった皆、元に戻るといいんだけど……)」
そう思いながら前を見ると都会と思われる光景が見える入り口の様なのが見えた。
アナザーゆき「…あっちが私の世界へ続く道かな?」
その入り口にアナザーゆきはゆっくりと近づく。
アナザーゆき「(あっちに戻ったらエトワリアでの記憶は消えて、私はまた一人で旅をする…でも)」
ゆき『あ、そっか!髪飾りはりーさんの、腕のはみーくんの、そしてスコップはくるみちゃんの!めぐねぇの言う通りもう1人の私は1人じゃないね!!』
もう1人の自分の言葉を思い返しながらアナザーゆきは口元を緩ませる。
アナザーゆき「私は覚えてなくてもみんな傍に居るのは変わらない。だから…頑張るねみんな」
そう言って自分の世界の方へ歩こうとする……
???「おい、お前が行くのはそっちじゃねぇぞ由紀」
アナザーゆき「!」
後ろからの声にアナザーゆきは慌てて振り返る。
そこにいたのは半透明のくるみ、ゆうり、みき、めぐみであった。
4人が自分の方の皆だと気づいて慌てて近寄る。
アナザーゆき「みんな、どうしてここに?」
アナザーくるみ「見送りに来たんだよ」
見送りと聞いてアナザーゆきは顔を伏せる。
アナザーゆき「そっか…。ちょっと悲しいけど仕方ないよね。私、元の世界でも頑張…」
アナザーゆうり「ううん、そうじゃないわよゆきちゃん」
アナザーみき「ゆき先輩。あっち見てみてください」
その言葉と共にアナザーゆきはアナザーみきの指す方を見るとある光景が目に入る。
くるみ『おい!そっちにはあったか!』
みき『いいえ。ありませんでした!』
ゆき『こっち、探してみよう!』
ゆうり『ええ、そうね』
シャミ子『きららさん!アルシーヴさん!この辺の本はどうですか?』
それはきらら達が何かを探してる光景であった。
アナザーくるみ「あいつら、お前を再召喚するためにアナザーコールの資料探しているんだぜ」
アナザーめぐみ「だからあなたが帰る場所はエトワリアよ」
その言葉にアナザーゆきは涙を流す。
アナザーゆき「私、あんなことをしたのに……!」
アナザーゆうり「優しい子達よね」
アナザーみき「エトワリアは本当に良い世界ですね」
嗚咽を鳴らすアナザーゆきを4人は撫でる。
アナザーくるみ「だからゆき。あっちの世界で思う存分楽しんで来い」
アナザーめぐみ「2年間、苦しんだ分。あっちで楽しく生きてね」
アナザーゆき「でも…みんなは?」
そう言うアナザーくるみとアナザーめぐみにアナザーゆきは不安そうに聞く。
アナザーくるみ「あたしたちは平気だ。だってお前はずっと形見を持ってくれるだろ?それがある限り、あたしたちは一緒だ」
だからな……と言うアナザーくるみにアナザーゆきは涙を拭う。
直後にアナザーゆきの前に魔法陣が現れる。
さ……とアナザーゆうりに背中を押され、アナザーゆきは進む。
そして振り返る。
これから言うのは決まっている。
アナザーゆき「行ってきます」
4人「行ってらっしゃい」
笑顔で見送られ、アナザーゆきは魔法陣を通る。
☆
少し時間を戻す。
きらら達はアナザーコールを使用し、アナザーゆきを再び呼び戻そうと書物を探していた。
ただ、アナザーコール以外の書物もある他、事態ので本がごちゃ混ぜ状態になったので補助の為にクレアを呼びに行ったヘッドホンを除いて捜索していた。
宮子「見つけた~」
ゆの「あったの宮ちゃん!」
アルシーヴ「そうか、あったのか………」
アナザーコールが記されてると思われる書物を掲げる宮子に誰もが駆け寄る中でアルシーヴは複雑そうに呟く。
彼女自身、アナザーコールを使う事に悩んでいる。
今回はなんとか収まったがもしも召喚されるであろう人物が今回のアナザーゆきの様に暗い過去の人物であったのなら危険過ぎるのもあるからだ。
そんな不安そうなアルシーヴにソラが優しく肩に手を置く。
ソラ「大丈夫よアルシーヴ。皆を信じましょう」
アルシーヴ「ソラ様…」
ナイエール「それにもしもの時でもアイツらなら止めれるだろ?お前を倒したアイツらだし」
横に来てあれで合ってるよ言うナイエールにアルシーヴはデコピンをする。
ナイエール「イテッ」
アルシーヴ「今回の不安になるのを起こした原因が言うな。全くお前と言うのは……」
ジト目で見るアルシーヴにナイエールはあははと笑う。
ソラ「それでナイエール。あなたはこれからどうするの?」
ナイエール「そうですね…ソラ様。司法取引ってどうでしょうか?」
提案したナイエールにその提案を待っていたかのようにソラはニヤーリと笑う。
ソラ「そう、ならなんでも聞いてくれるのね☆」
ナイエール「(なんでもか…。大変なことだと思うがまあ仕方ないか)」
出てきた言葉にナイエールは困った顔をする。
ソラ「では、ナイエール。あなたには武装神官長として神殿に再び務めなさい。もちろんしばらくはアルシーヴに四六中付いて貰って監視して貰うから」
そんなナイエールへとソラは笑顔で言う。
ナイエール「あー…だそうだ。アルシーヴ、またよろしくな」
アルシーヴ「…今まで好き勝手やってた分、たっぷり働くんだな」
苦笑するナイエールにアルシーヴはプイッと顔を背ける。
ありゃりゃご機嫌斜めとナイエールは苦笑する。
きらら「アルシーヴさん!そろそろ始めましょうか」
アルシーヴ「あ、ああ。そうだなきらら」
そこにきららがアルシーヴを呼び、本人が慌てて返事を返した所でクレアを連れたヘッドホンが戻って来る。
ヘッドホン「クレアさん連れて来ました」
クレア「事情は聞きました~頑張ります!」
ふんす!とやる気を出すクレアにきららとアルシーヴは頷いた後に準備にかかる。
きらら「ではアルシーヴさん」
アルシーヴ「うむ……アナザーコール!」
アルシーヴが呪文を唱えると魔法陣が展開される。
きらら「…見つけました!このパスです!」
クレア「開きますよ!」
集中して彼女のパスをきららが感じ取った後にクレアが召喚の補佐をする。
それにより魔法陣から金色の輝きが発される。
光りが収まり……立っていた人物にゆきは声をかける。
ゆき「エトワリアにようこそ!私!」
アナザーゆき「うん、よろしくね私」
笑顔で歓迎するゆきにアナザーゆきも笑顔で返す。
☆
それからしばらくして里にて……
ゆき「えー!?ここには住まないの!?」
アナザーゆき「だってここって私(あなた)の学園生活部じゃん。私がいたらダメだよ」
落ち着いた所で一緒に住まないかを持ち掛けて断られたゆきはアナザーゆきは理由を述べる。
ゆき「でもでも~一緒の方が楽しいよ」
めぐみ「えっとそれでねゆきさん」
圭「実は私とめぐみ先生。彼女と一緒に住もうと思ってるんだ。もちろんカンナさんに話してその為の住居も作って貰ってるんだ」
まだ諦めないゆきに声をかけためぐみの後に圭がそう言う。
みき「え、そうなの!?」
ゆうり「初めて聞いたわそれ!?」
聞いていなかったのかみきとゆうりも驚き、くるみも驚いて問う。
くるみ「なんで二人がアナザーのゆきと一緒に!?」
めぐみ「同じだから、かな?ほら、私達は一度死んでこうやって生き返ってエトワリアにいるから、同じ境遇のこの子の傍にいてあげたいのよ」
ね?とアナザーゆきを抱きしめて言うめぐみに圭も頷く。
ゆき「あー、そっか…それなら仕方ないね」
圭「ってことでアナザーゆき先輩、どうぞ」
アナザーゆき「うん。ってことで私たち三人、第二学園生活部をここに結成します!」
ドドン!と言う音が聞こえそうな感じにアナザーゆきは自信満々に宣言する。
ゆき「なんと!?」
みき「第二学園生活部!?」
ゆうり「あらあら…」
誰もが驚く様子にアナザーゆきは笑う。
アナザーゆき「サプライズ成功だね」
めぐみ「ふふっ、そうね。(良い笑顔。これからもそんな笑顔でいてね。アナザーゆきさん)」
笑顔で言うアナザーゆきにめぐみは心底安心する。
ゆき「それにしてもめぐねぇの服装、大胆だね」
アナザーゆき「あ、確かに!」
めぐみ「ふえ!?」
すると話がめぐみが今着ている服のに代わる。
くるみ「確かに色っぽいよな。その衣装」
めぐみ「そ、そう言う恵飛須沢さんだって」
ゆき「くるみちゃんはくるみちゃんで違和感ない格好でワイルドな感じだよね~んでめぐねぇは大胆でセクシーって言うんだよね」
慌てて話を自分からくるみの方に振り向かせようとして再び帰って来たのにはうーとなる。
圭「普段もあんな感じのだったんですか?」
ゆうり「ふふ。そうね。これが私たちのめぐねぇなのよ」
雰囲気と性格的な意味でねと笑うゆうりに圭もそうですかとほくそ笑む。
ワイワイしあうゆき達。
そこにはもう、悲しさも憎しみもなかった。
アナザー由紀
外見:きららファンタジアのめぐねえや圭、くるみのように上に真っ直ぐ伸びた角が生え、両腕と両足が半分魔物化し、腰に細くて黒い尻尾が4本生えている。上の服が☆4の胡桃の様なビスチェで、下は☆5のりーさんのスカートみたいな感じになり、ハイライトなしの深紅の瞳に髪がロングストレートになった由紀。頭にりーさんの髪飾りを、右腕にみーくんが付けていたサスペンダーの一部を巻き付けている
概要
他のメンバーが全滅し、自分も感染したが半ゾンビとして生き残ってしまった世界から召喚された由紀
性格も大人っぽく、クールな感じの性格に変わっており、子供っぽい自分を見ると苛立ってしまう
謎の魔術師のアナザーコールという術で召喚される。
魔術師からエトワリアのことを聞いて、自分がオリジナルの由紀になるため、そして学園生活部を取り戻すために事件を起こす。
クラスはせんし、ぶきはくるみの形見のスコップ。属性は月
半ゾンビ化した身体なので人間とゾンビ、両方と戦っていたため、実力は強く。桃や宮子、トオル三人相手に無双できるほど
尻尾は纏めて1本の尻尾の様に見せている。
再召喚されたあと学園生活部に誘われるけど断って自分で新しい学園生活部作る。
終わった者たちの新しい生活の場所
アナザー由紀、再召喚後は地下でめぐねぇと圭と三人で第二学園生活部作る
アナザーコール
概要
コールとは違う召喚術。
違いとしてはあり得たかもしれない世界と言うIFの時間からクリエメイトを召喚する。
だが、コールとは違い、IFなので原典とは違って危険に歪んでいる者が召喚される可能性もある。
それ故に禁忌とも言われ、知る者は少ない。
元武装神官長候補・ナイエール
外見:緑髪の肩までのショートで、ビキニアーマーとパレオスカートにマント付きの肩パッドを付けている。
概要
トラブルメーカーでいろんな禁忌魔法を習得しているトンでも女魔剣士。
アルシーヴとは子供の頃からの幼馴染み兼悪友でお互いに悪く言うが内心認め合っていて、最強のアルナイコンビとも呼ばれていたとか
その強さからアルシーヴと同等の地位の武装神官長になるはずだったけど神殿勤めがイヤで逃げだし、禁忌の魔法の面白さに気づき、各地で禁忌の魔法集めるために色々やっていて指名手配を受けている。
性格は真面目なアルシーヴとは逆に不真面目でGAの友兼妹の様な感じ
ソラとランプと同じ様に聖典とクリエメイトが大好きだが二人ほど熱くない。
アルシーヴからはトラブルメイカーでランプの教育に悪いが真正面から言い合える悪友でナイエールのアルシーヴの位置づけは真面目過ぎな委員長で説教臭いが信頼出来る悪友
武器が剣で属性は陽
アナザーコール後は武装神官長として神殿に勤め、アルシーヴの監視の元、働く事になる。
実はアルシーヴとは恋人同士で、それに至った経緯は逃げ出す前にお酒の飲み過ぎでうっかりヤってそのまま付き合うことになった。
デートするときはお互いに変装しており、アルシーヴは纏めている髪を降ろして可愛い服着てどこにでもいる女性な感じ、ナイエールの方は男装している。