ダンジョンで美醜逆転は間違っているだろうか?   作:夜と月と星を愛する者

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……思いつきで書いてしまった…

暖かい目で見守ってください!!


本来の主人公がTSは間違っている

いつもニコニコ、貴方の背後に這い寄る混沌

 

ニャルラトホテp

 

 

 

 

すいません。ブラウザバックしないでください!

 

え?メタイって?……気にするな!

 

「お主は一体何を言っておるんじゃ…」(_ _;)

 

神(作者)から叩かれそうな事を口走っているところに突然、まるで最初からいたかのように肩まである白髪、これまた立派な髭、そして白いローブを纏ったお爺さんがいた

 

ッ!!誰だお前は!

 

「地獄からの使者!スパイダーm…って何を言わせるんじゃ!」

 

おや、ノリツッコミがいいですねぇ

 

「……お主、死んだというのにお気楽すぎやせんか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?

 

「じゃから…死んだんじゃよ。お主は」

 

は?え?ん?………はぁぁぁぁぁ!!?

 

「まぁ、そんな反応をするよな普通」

 

え?え?え?な、なんで!?

 

「少し待て……えっとな…」

 

お爺さんが、何処からともなく一つの紙を取り出すと、何かを確認するように紙に書かれてある内容を見た

 

「死因は……走っている最中にアキレス腱が裂傷をしその拍子に地面に転がっていたバナナを踏んで滑り道路に飛び出してトラックに轢かれたと………なんというか…不運な男よな」

 

は?アキレス腱が裂傷してバナナを踏んで滑って轢かれた?…マジで?

 

「マジじゃ」

 

マジかよぉ〜死因が恥ずかしい……ん?そういや、俺喋ってないよな?

 

「そうじゃ、今のお主は魂だけじゃからの」

 

……やっぱ死んだんだな俺……ん?てかあんた誰だ?

 

「今頃か……儂はまぁ、お主らで言う神じゃ」

 

紙?髪?……GOD?

 

「そう、GODつまり神じゃ」

 

………………………そんなことよりおうd

 

「受け入れろ」

 

いや無理だろ

 

「まぁ、そうじゃろうな……とと、話が脱線したが、お主をここに呼んだのは此方の不手際だからじゃ」

 

ん?不手際?何があったし

 

「儂の部下が間違ってお主の全てが詰まった書類を燃やしてしまったのじゃ…(本当は寒いからと言う理由で燃やしたのじゃが……あの駄目神…どうお灸を添えてやろうか)」

 

えぇ…書類を燃やされたから死んだって…とほほぉ

 

「…本当にすまんかった、代わりと言ってはなんじゃが、転生させるぞ?」

 

……え?転生?あの有名な転生?チート貰ってヒャッハーするあれ?

 

「チートとは特典の事かの?そしてお主の考えておる転生であっておるぞ」

 

やったぜ!!

 

「まぁ、お主が特典を決めることは出来んがな。転生先も」

 

……つまり…

 

「特典はお主がおみくじで、転生先は完全ランダムじゃ」

 

これは俺の運が試される!←幸運C

 

「まぁ、お主がどんな特典を得るのかは儂も楽しみなんじゃがの」

 

すると、神様が指を鳴らすと、神様の横に神社によくあるおみくじがあった……クソでかいが…一体何個のくじがあるんだ?

 

「……あ、そういやお主…手がないの」

 

……あ……どうしよう?

 

「…しょうがない。儂が引くとしよう」

 

お願いします!神様仏様幸運の女神様!

 

「儂は神なのじゃが……それと特典は3つじゃ……それでは行くぞ」

 

神様が一つ目のくじを引くとそこには

 

【Fateアキレウスの肉体】

 

……え?

 

「ほうほう、あの英雄の肉体ということは不死性とアキレウスの全ての技術を得ることができるというわけか…ここでは運が良いのぉ…死因はあれじゃが(ボソッ)」

 

おい、聞こえてんぞ……てか、魂だけなのに聞くとはこれいかに…耳って何処にあるんだ?

 

「さて、次に行くぞ」

 

そしてまた引くとそこには

 

我が手に(アポーツ)

 

……ちゅ、厨二くせぇ

 

「…まぁ、便利と考えれば良いな……次で最後じゃ」

 

そして、最後のくじには

 

【英雄威光】

 

……いや、最後が一番わからないんですが?英雄はわかる…だが、威光ってことはあれだろ?威厳的なやつだろ?……てことは英雄としての威厳ってことでいいのか?…英雄の威厳ってなに?

 

「そうじゃのぉ…英雄威光とはいわば英雄の中の英雄みたいなもんじゃな…英雄としての雰囲気、格、魂、言動、行動とかの色々じゃな」

 

……えぇ〜…正直、田舎とかでのんびりしたかったんだが、英雄ってことはあれだろ?困難に立ち向かったり、常人では出来ないことを成したり、人々の為に戦ったりとか……早死にしそう

 

「まぁ、こればっかりはすまんのぉ…まぁ、アキレウスの肉体を得ておるから神の武器と神性が高くない限りお主に傷を付けるのは困難じゃから問題ないじゃろうて」

 

でもそれって俺がいた世界のように平和だったら完全に異常者や解剖待った無しですよね?

 

「………お主の運を信じれ」

 

おいこら

 

「では、行って来るが良い」

 

あれ……意識……が……

 

俺は意識が薄れる中、確かに聞いた

 

「…さて、あの駄目神アクアにお灸を添えねば」

 

あの駄目神のせいかぁ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森にある湖にて

 

「ふんふんふふーん♪」

 

白髪赤眼でどこか小動物でウサギを思わせる少女が鼻歌を歌いながら湖に着いた、少女は目的の場所に行く途中にあるこの湖で水浴びをしようとしているだ

 

「さてと……ん?」

 

その時、女の子の視界に緑色が映った

 

「…え?…人!?ど、どうして!?もしかして、魔物に…だ、大丈夫?!」

 

女の子が視界に映った人影に近寄ると

 

「…ほえ?…男?…男ぉぉぉぉぉぉ!!?」

 

何故か大声を出すと、大声で目を覚ましたのか緑色の髪をした男が起き上がった

 

「…こ、ここは何処だ?」

 

「あわわわわわ!!男の人だ、お爺ちゃん以外で初めて見た!」

 

「ん?……」

 

男……転生者…アキレウスは隣で慌てている白髪の女の子を見やった

 

(可愛いな。ウサギみたいだ……とと、違う。まずはここが何処だが聞かねぇと)

 

「なぁ」

 

「ひゃ、ひゃい!?」

 

「………」

 

「ッ〜〜〜〜!」

 

顔を真っ赤にして恥ずかしがっているが、まずは現状だ

 

「…聞いていいかな?」

 

「あ、はい!」

 

「ここは一体どこだ?」

 

「え?ここはオラリオの近くにある森でその森にある湖に今僕達はいます……えっと、知らないんですか?」

 

異世界から来たからなぁ……誤魔化すか

 

「すまない。記憶が混濁してるんだ、時間が経てば治ると思う。何故ここにいたのかも」

 

「なら、良かった」ホッ

 

それなりにある胸を撫で下ろしながら白髪の女の子は安堵した

 

(……煩悩退散煩悩退散煩悩退散!)

 

悲しきかな元は高校生であるから異性に飢えてる。つまり彼は彼女のいない悲しき男だ、だが、今の容姿は誰もが認めるイケメンのアキレウスなので問題はないだろう(あります)

 

「…そうだった、起こしてくれてありがとう(大声で起きたが)、あのままだったら何が起きたかわからんかった」

 

アキレウスは本音を言った。野盗やスリにでもあったら貯まったものではないからだ

 

「う、うん。あのままだったら魔物に襲われてたかもしれないからね」

 

(…なに?魔物?)

 

「魔物ってなんだ?」

 

「え?…あ、そうでしたね記憶がまだ……魔物って言うのはダンジョンで湧いて人を襲うのが魔物です。今僕達がいる地上では昔の魔物が地上に出てきた魔物たちなんです。ダンジョンから出てきた魔物は弱くなりますので地上にいる魔物はそこまで危険じゃないんです。そしてダンジョンがあるのが迷宮都市『オラリオ』なんです」

 

男は少女から出た単語に反応した

 

(オラリオ?……てことは、ここはダンまちの世界か!?そういえば、スルーしてたが、さっきもこの子普通にオラリオって言ってたし……うわぁ、面倒くさい事沢山あるじゃん。主にフレイヤとかフレイヤとか主人公関連で)

 

「教えてくれてありがとな」

 

「ひう!?」

 

少女は突然、顔を赤くして胸を押さえ出した

 

「ど、どうした!?」

 

「あ、ま、待って」

 

少女が静止をかけた時は時すでに遅しアキレウスとの距離が密着するほど近づいていた

 

「あ、あ、…きゅぅ〜……」

 

少女は目をぐるぐるとして、とうとう気絶してしまった

 

「え?……もしかして、アキレウスの顔って彼女にとって駄目だったのか?」

 

アキレウスは方向違いの勘違いをしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は!……あれ?男の人は?」

 

少女が辺りを見回すとそこには男の影はなく少女は落ち込んだ

 

「うぅ、折角男の人と出会えたのにぃ……それとも、夢だったのかな?」

 

「夢じゃないぜ」

 

少女の呟きに返答が来た、恐る恐る少女は声の方向を向くと

 

「いやぁ、魔物ってこいつらのことなんだろ?初めて戦ったが案外いけるな」

 

少女が視線を男の後ろに向けるとそこにはまだ灰になっていないダンジョンの中層に出てくるミノタウロスがいくつもの打撃の跡が残って絶命していた

 

「み、ミノタウロス!?だ、大丈夫だったんですか!?」

 

少女はアキレウスに詰め寄ると

 

「おう、これでも格闘戦はできるぞ(アキレウスの肉体だからのと、格闘戦で次はどう動けばいいのか、弱点などが瞬時に頭の中に浮かんだから)」

 

少女が一通りアキレウスの体をペタペタと触れて傷が無いことを確認するとまた安堵した、そして疑問に思った

 

「(ミノタウロスを倒したってことはこの人は恩恵刻んでいるのかな?だったらこの人と同じファミリアに入りたいなぁ)」

 

少女は完全に恋する女の子の妄想を繰り広げて、アキレウスは少女に質問を出した

 

(ここがダンまちの世界だっていうんなら白髪赤眼のキャラなんぞ、1人しかいないぞ、だが、原作とズレて妹という可能性も)

 

「なぁ」

 

「なんですか?」

 

「君の名前は?…あ、俺から名乗った方がいいな。俺はアキレウスただの旅人だ」

 

嘘ハッタリだが、少女はその言葉を信じたようだ

 

「アキレウスさん……あ、僕は

 

 

 

 

 

ベル・クラネルと言います!」

 

 

 

 

憐れ、現実はそう簡単にうまくいかないと

 

(主人公本人かよぉぉぉぉぉ!!?しかも女になってるし!?原作どこいった!!?)

 

その時、少女は思い出したようにアキレウスから距離をとった

 

「す、すいません!僕みたいなのがアキレウスさんに触れちゃって、お喋りして……すいません…」

 

(ん?どういう事だ?こんな可愛い子から話しかけられて嬉しくないなんてことはないだろう)

 

「どういう事だ?ベルみたいな可愛い子に触れてもらえて喋って嬉しく無いなんてことはないはずだぞ?」

 

「……え?」

 

「ん?俺なんか変なこと言ったか?」

 

「え?ぼ、僕の顔を見てそんなこと言えるんですか!?」

 

男はベルの発言に頭が追いつかず、疑問符が回り続けていた

 

「だ、だって僕…醜いし…」

 

「は?」

 

アキレウスの口から素っ頓狂な言葉が出た、それはそうだろうウサギを連想させ行動もどことなく小動物を思わせる少女は誰もが可愛いと答えるだろう。なのに醜いといった

 

「醜いんですよ。僕、村でも僕に優しくしてくれたのはお爺ちゃんと近所のご老人な人ばっかりで、村では美しい女の人から舌打ちや醜いって罵倒されて……」

 

(……いや、まさかとは思うが……もしかしてこの世界…)

 

「だから僕みたいな醜い子は男の人から嫌われる。アキレウスさんから嫌われるって思って」

 

(美醜逆転の世界かよぉぉぉ!!?そういうのはアイマスと東方だけでいいんだよ!女が多い世界にしろよ!)

 

「それに、男の人も数が少なくて、男の人は全員美人といて」

 

(しかも男性が少ないぃぃぃ!!?)

 

「だから、アキレウスさんとは……距離を…」

 

アキレウスはそんなベルの呟きを聞くと

 

「馬鹿だな君は」

 

「ッ…」

 

「俺は君の事は可愛いと思う。誰がなんと言おうが俺は君の事を可愛いと断言する」

 

「…え?」

 

アキレウスはベルに近づいて、目線を合わせると

 

「そんな、暗い顔をするな。可愛い顔が台無しだぜ」

 

ベルの肩より少し長い絹のように柔らかくフワフワしており風になびく頭を撫でた

 

「う……うぅ…」

 

突然、ベルは目に涙を貯めて

 

「え!?ど、どうした!?もしかして、触られるの嫌だったか!そ、それなら離れるから!」

 

「ち、違う!……ただ、嬉しくて男の人から初めて褒められて、可愛いって言ってもらえたのが嬉しくて……」

 

「……そうか」

 

アキレウスは会ったばかりの子にかける言葉が見つからなかったのでとにかくベルの頭を撫でることにした、これがハーレム系の主人公なら優しい言葉をかけて相手をキュンとさせるのだが、この世界は男性が少ない。そして、ベルのような可愛い子(この世界では醜い子)が初めて褒められたので、必然的に惚れさせてしまうのだ

 

「…あ、あの…会ったばかりの人に頼む事じゃないんですが」

 

「俺で良かったら出来る事ならやるぞ」

 

「ありがとうございます!だ、だったら…その……抱きしめてもらって…良いですか?」

 

「それくらいだったらお安い御用だ」

 

そして、アキレウスがベルを抱きしめて、ベルは最初身を固くしていたが、だんだんと力を抜き、今はアキレウスの胸にしなだれかかっていた

 

そして、10分ほど経つと、満足したのかベルは離れた

 

「ありがとうございました!アキレウスさん!」ニコッ

 

(…可愛い)

 

「……あぁ、いつでも言ってくれこれくらいだったらしてやるから……それとだなベル」

 

「はい?」

 

「すまないが俺は今は身寄りがないんだ、だからここら辺にある程度お金を稼げてどっかに居を構えたいんだが、こっからオラリオはどれくらいかかる?」

 

「そうですね…だいたいあと半日程ですね」

 

既にベルはアキレウスとは自然と話せておりアキレウスもベルに対して自然と話している。出会いは1時間くらいだが、それでも2人の距離は友人並みに進んでいた

 

「そうか、もうすぐに日が暮れるから今夜はここで野宿か?」

 

「は、はい…そうです」

 

「……あぁ、もしかして寝床がたんねぇか?」

 

アキレウスはベルが少し言い淀んだ原因を直ぐに察して質問をした

 

「はい……だ、だったら!2人で一緒に使いませんか?!」

 

「いや、だがなぁ。会ったばかりの奴と一緒に寝て良いのか?」

 

「だ、大丈夫です!……アキレウスさんならむしろ襲ってくれても(ボソッ)」

 

無駄に高性能な体はベルの小さな言葉もしっかりと拾った

 

(これはスルーしたほうがいいな)

 

「なら、ただ焚き火用の枝を取ってくるわ。ベルは火を起こすように石で囲っといてくれ」.

 

何気に初めて来て、初めての野宿なのに以外と様になってる。これはアキレウスが前世でキャンプに参加してそこで身につけたのだ

 

「わかりました」

 

 

 

 

 

 

 

無事に火をつけ、アキレウスが途中で食べられそうな木の実とベルが持っていた干し肉と乾パンを食べて2人は一つの寝床で就寝をしようとした……しかし、意外にも寝床は小さくベルはともかくアキレウスの肉体ではかなり窮屈になり必然的にアキレウスとベルはかなり密着する状況になった

 

「す、すまんなベル…やっぱり俺は地面で大丈夫だから」

 

「だ、駄目!…僕は大丈夫。アキレウスさんの体温を感じながらだから…安心出来るし……そ、それよりアキレウスさんの方は大丈夫?」

 

「俺も問題ない」

 

(嘘です。ベルの胸がさっきから俺のお腹にムニュムニュと当たって悶々としてます……煩悩退散煩悩退散!!)

 

「なら良かった…おやすみ。アキレウスさん」

 

ベルは目を瞑って寝始めた

 

「あぁ、お休みベル。初対面の俺を信用してくれてありがとな」

 

アキレウスは無意識にベルの頭を撫でながら本人も目を瞑り微睡みの中に入っていった……ベルは頭を撫でられて嬉しそうにしながら

 

 

 




うん。6000文字くらい。読者を選ぶ作品だけど、後悔はしていない。低評価はしないでほしいなぁ

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