蒼の彼方のストラトス 作:インフィニット・フォーリズム
「うーん、満腹!」
「それは良かったです。あ、一夏くんはこのコントローラー使ってください」
『ましろうどん』でたらふく食べて満足した後、真白に誘われて彼女の部屋にお邪魔していた。
女の子の部屋らしくぬいぐるみ(邪神ちゃんというらしい)が置かれていたりもするが、この部屋の大半のスペースを占めているのは多種多様なゲーム機とそれらのソフトである。
真白は生粋のゲーマーで、特に格ゲーでは全国ランキング上位の常連だ。
「何のゲームするんだ?」
「やっぱりエスバでしょう!」
真白の言うエスバとは、『
ただのゲームと侮るなかれ。
エスバはS◯NYと某N社で共同開発された『
「私は『ラファール・リヴァイヴ』で行きます」
「俺はいつもの『
「一夏くんはいつもお姉さんの機体ですねぇ」
ニヤニヤしながら指摘してくる真白。
「お、俺はこれが一番使いやすいんだ!」
「はいはい、そういうことにしておきますね」
「うぐぐ…」
機体選択が終わったので、次は武装選択だ。
とは言ってもこの『暮桜』は近接ブレード『
対して真白が選んだ『ラファール・リヴァイヴ』は機体性能は『暮桜』に劣るものの、武器スロットの多さと装備可能な武器の多様性がウリである。
いつも真白は俺が『暮桜』を選ぶと遠距離武器ばかりを選択してメタってくる。
それでも勝率は五分五分。
「今日こそは勝ち越させてもらうぜ、真白」
「そう簡単に勝ちは譲らないのですよ、一夏くん」
「「
「んじゃまたな、真白」
「はい、またのご来店をお待ちしています。なんてね」
結局、真白との戦績は
悔しいと思う反面、真白と切磋琢磨しているようで燃えてくる。
「仇州に引っ越してくればいつでも真白とゲームできるんだよな。まあその為だけに移住を決める訳にはいかないけど…」
千冬姉に肉体言語でOHANASHIされてしまう。
『ましろうどん』からすぐの民宿に戻り、女将さんに挨拶をしてから泊まっている部屋へ行く。
「ふう。今日はFCの観戦で炎天下の中動いてたからか疲れたな」
いつもより少し早いが寝ることに。
「おやすみ」
誰かへとそう呟くと、俺の意識は沈んでいった。