『八幡』と『結衣』と『雪乃』のオムニバスストーリー 作:こもれび
朝っぱらからこんなお話ですいませんw
どうも~! 小町ちゃんで~す!
実はですね……最近悩んでることがありましてぇ……それは何かと言いますと。
『最近、兄のようすがちょっとおかしいんだが。』(笑)
そう、小町のお兄ちゃん『比企谷八幡』の事なんです! 知っている人なら分かってると思いますがぁ、うちのお兄ちゃんははっきり言ってダメなんです。捻くれてるし、人の事は信用しないし、対人スキルはないし……でも、ちょっと優しくしてあげるとデレちゃう所なんかは可愛いんですけどねぇ! まあ、それは置いとくとして、はっきり言ってこんなメンドクサイ男とは、兄じゃなかったら付き合いたくないですね、いやホントに!
ただですねえ、世の中には物好きな方もおられたようで、こんな兄の周りにも素敵な女性がおるのですよ!
一人はこの人。雪ノ下雪乃さん。雪乃さんは長い黒髪にスレンダーな体系の本当に綺麗なお姉さん。頭も良くて、ちょっとツンケンしてるけど、そこがまた良いのです!
もう一人は由比ヶ浜結衣さん。結衣さんは明るい茶髪でお団子ヘアーがチャームポイントの笑顔の可愛いお姉さん。とにかくすごいのがそのお〇ぱい! どこをどうしたらそんなに大きくなっちゃうの? ってくらい大きくて、はっきり言って目の保養です。小町もきっと次の成長期には……げふんげふん。
おおっと! 話が逸れてしまいました。恐ろしいことです。
小町はなんとかこの二人のお義姉ちゃん候補と、うちのダメゴミいちゃんをくっつけようと日々様々な努力をしているのであります。そうなのですが……
つい最近、この3人が超仲良くしちゃった後に遭遇してしまいまして(『奉仕部3人で♡♡♡に居るだけの話』参照♡)……こう、なんというか、一人取り残されたというか、寂しくなったというか……ハウッ!? 違いますよ! べ、別に、ご一緒したかったとかそんなんでは全然!
ただ……あのお兄ちゃんがまさかね……その信じられなくて。それに雪乃さんも結衣さんももっと御淑やかな人だと思ってたのに……高校に上がると、みんな大人の階段上っちゃうんですかねぇ? うーん、本当に謎です。
あ、そうそう…今日はお兄ちゃんのところにその二人が遊びに来るらしいのです。本当なら小町は気を使って外出するとこなんですけど……きょ、今日は、家に居ましょうかね?
ねえ、かーくん! んっ? かーくん? 聞いてる!? こら逃げるな!
× × ×
八幡「ただいま小町……今帰ったぞー」
結衣「うっわ、ヒッキーそれ奥さんに言ってるみたいで、なんかキモイ」ヒキ
雪乃「そうね……目の澱みの所為で気持ち悪さも2倍増しね」チラ
八幡「2割り増しじゃなくて、2倍増しかよ。それ結局3倍気持ち悪いになっちゃってるからね。お前ら人んち上がって、一発目がそれっておかしくないか」
小町「おっかえりー! お兄ちゃん、お義姉ちゃんたち」
結衣「やっはろー小町ちゃん! 今日はお邪魔するね」
小町「はいはい、どうぞどうぞ遠慮なく! 自分の家だと思って、ゆっくりしていってくださいね……ってあれ? 結衣さんが持ってるその大きな紙袋って何ですか?」マジマジ
結衣「ああ……これ? これね……今日使う、『おもちゃ』だよ」ニコ
小町「えっ……お、おもちゃっ!」ビクッ
結衣「そうそう……ねえ聞いてよ小町ちゃん。ヒッキーてば酷いんだよ。自分で言いだしたくせに、私達に買いに行かせたんだよ、この『おもちゃ』! 酷いと思わない?」プンスカ
雪乃「そうね……こんな時間に女子高生二人でレジに並ばせてあんなに買うなんて、他のお客にジロジロ見られて本当に恥ずかしかったわ」ハア
小町「お、お兄ちゃんが行かせた!? ジロジロ見られちゃったんですか!?」ビクビクッ
八幡「もういいじゃねえか……さっき散々謝ったろ? この後俺がきっちり最後まで頑張るから勘弁してくれよ」
雪乃「当然ね……あなたにはしっかり最後まで責任とって貰いますからね。みんなが満足するまでね」ジロ
結衣「今日はヒッキーに掛かってるんだからね! ホント頑張ってよね! って……あれ? 小町ちゃん? どうしたの……顔真っ赤だよ」
小町「……はっ!? だ、だいじょーぶです。まだ……まだ耐えられてます」アセ…
結衣「そう? あっ! で、ヒッキー……あれ売ってた?」
八幡「それがなあ……無かったんだよ。コンビニ2件まわったんだけどな…」
小町「お兄ちゃん、あ、あれって何のこと?」
八幡「ああ……あれだよ。ゴムだよゴム!」
小町「グ八ァッ!?」
八幡「おお……?ど、どした、小町」アセ
小町「はあはあ……ま、まさか、お兄ちゃんの口からそんな言葉が出てくるなんて…」
雪乃「? なんだか今日の小町さんおかしいわね? でも、そう、売ってなかったのね。なら仕方ないわね……手をつかうしかないわね」
小町「て、手でぇ!?」
結衣「ええー? せっかく楽しみにしてたのに、それはないよゆきのん……そうだ! 小町ちゃん。この家にはないのかな?」
小町「ええー!? ここにですか!? え、いや、ちょっと……多分無いです」ショボショボ
結衣「そっかー……じゃあ、やっぱり手でするしかないかー」ガッカリ
八幡「まあ、そうがっかりするんじゃねーよ。とりあえず他にもおもちゃもあることだし、色々楽しめるだろ」
結衣「そっか! そうだよねヒッキー……えへへ……じゃあさ、早速ここで出してみようか」ガサ
小町「へぁ!? ここで!? だ、ダメです! ここはリビングですから絶対ダメなんです」アセッ
雪乃「小町さんの言う通りだわ。ここはくつろぐところであって、楽しむところではないもの。場所はきちんと弁えましょうね」
結衣「そっかー……なら、ヒッキーの部屋はどう? あたし達も入っても良い?」チラ
八幡「べ、別にいいぞ。俺もどんなおもちゃか興味あるし、早く見てみたいしな」
結衣「よし! じゃあ、決まりだね! みんなでヒッキーの部屋に行っちゃおう!」
雪乃「では、移動しましょうか……小町さん、失礼するわね」
小町「は、はい……ごゆっくり~」ゴクリ…
パタパタパタ(階下に降りる音)
小町「こ、これは……まさか……まさかあのお兄ちゃん達があんなにあっけらかんと人に話しちゃうなんて……。こ、このままじゃ、お兄ちゃんが……お兄ちゃん達が道を踏み外しちゃう!」
台所でコップを一つ手に持って…
小町「ち、違うからね、カーくん! 盗み聞きしたいんじゃないよ。あくまでお兄ちゃん達の事が心配だからするだけで、決して興味本位とかじゃないからね!」クワッ
カマクラ「ニャー」
小町「よ、良し……じゃあ、私の部屋に行こう……カーくん」ダキッ
タンタンタン…(階段降りる)
カチャッ
パ……タン……
小町「フウ……こちらスネーク、潜入成功」
カマクラ「ニャー」
小町「作戦開始」
コップを壁にピタリ
カマクラ「…………………」
× × ×
八幡「おお、色々あるな……これはいいぞ」
結衣「えへへ……あたしとゆきのんでじっくり選んだしね! ゆきのん」
雪乃「そうね……喜んでくれそうな物を選んだつもりよ」
結衣「じゃあさじゃあさ、どれからやってみる?」
雪乃「そうね……じゃあ、これからなんてどうかしら…」
八幡「おお! いきなりそれか。確かに俺も気になってたやつだ……でもなあ……ゴムないしな」
雪乃「もうそのままでいいんじゃないかしら……ほら、こうやって手をそえれば……」
結衣「ゆきのんスゴイ! 上手! ねえ、どうやってるの?」パチパチ
八幡「お、おお……お前、う、上手いな……」
雪乃「あら、そう? そんなに難しくないわよ。ほら、こんな具合に…」
結衣「わあ……スゴイスゴーイ」
八幡「くっ……お前、上手すぎだ……」
結衣「うっわ……飛んだ! めっちゃ飛んだよ! さっすがゆきのん! ヒッキー、ドンマイ!」
雪乃「ふう……こういうのもなかなか楽しいわね。では、次はどれがいいかしら…」
結衣「そうだねえ……あ! これなんかどうかな……これ新しい奴だよ」
八幡「お、おい……それって刺激強すぎじゃないか? ちょっと見た目もあれだし」
結衣「大丈夫じゃないかな……じゃあ、あたしやってみるね……えーと、スイッチを入れてと、あ! 動き出した。うーんとどうしよう……じゃ、じゃあ、いれるね……ここに……ん……お、OK! 大丈夫だったみたい……やっぱり入れる時はドキドキするね……」
八幡「………」
雪乃「どうしたの? そんな顔して」
八幡「い、いや……俺、これあんまり好きじゃ無くてな……どうも昔から苦手なんだよ」
結衣「ひ、ヒッキーは嫌だったの? ご、ゴメン、こういうのも好きかなって思ったんだけど」
八幡「い、いや……多分、大体の奴は好きなんだろうけど、ほら、俺昔これでいじめられたことあるし……みんなにかわるがわる先に入れられて、俺は嵌められてな……」
結衣「あ……えっと……ほ、ホントにゴメンね。じゃあ、もうこれは止めるね。えと、スイッチ切って……んしょ」
雪乃「全く……あなたのそういうところ……本当に難しいわね。どこに地雷があるか分からないもの。なら、なんならいいのかしら」
八幡「いや、本当にわりぃ……そうだな、これなんか男なら喜ぶぞ」
結衣「あー……ヒッキーならそれ選ぶと思ったよ。そうだよね男の子ってこういうの好きだもんね……じゃあちょっと貸して……えっと、ここをこうして、こう通して……うわっ! これキッツイ! めっちゃきついし。ねえ、この胸の所くっつかないんだけど……」
八幡「ええ? ちょっと待ってろ俺がやる……ここがこうだろ、んで、ここがこう……おお、本当に胸のところがきついな。おっと、出来た。なんだよピッタリじゃねえか」
結衣「わあ! ヒッキーありがとう。これ結構可愛いね」
八幡「だろ? 後は、こうやってだな。足を開いて立ったままで……」
結衣「わわっ、ひ、ヒッキー!?」
八幡「こういう恰好を決めるとな……俺もグッとくるわけだ」
結衣「ふーん……ヒッキーこういうのが好きなんだ? ふむふむ……あ、じゃあさ、そろそろここに嵌めてみよっか」
八幡「ん? おお、いいぞ。えーと、もう少し足を曲げた方が良いな……で、ここに入れて……と」
結衣「ん!! ヒッキー……やっぱりこういうの上手だね」
八幡「そ、そうでもねえけどな……これもなかなか……いいな」
結衣「ん……いい……ね」
雪乃「二人ともさっきから随分と楽しそうにしているけれど……時計は見ているのかしら? そろそろ時間なのだけれど」
結衣「あ! そうだね……ついうっかり没頭しちゃってたね……へへ」
八幡「だな……………………さてと、じゃあ、行きますか」
ガチャッ! ドンっ! バタン!
八幡「ん? って、おい小町!? お前なんでこんなところに居るんだよ!」
雪乃「小町さん? あら? どうやら眠っているようね」
八幡「ったくしょうがねえな……よっこらせっと」
結衣「わあ! ヒッキー力持ちだね……それに優しい!」
八幡「ま……お兄ちゃんだからな! えっと、ベッドに寝かせて……と。やれやれ世話の焼ける妹だよ。んじゃ、行くか」
結衣「うん!」
雪乃「そうね」
◇
近所の児童館
京華「あ! はーちゃんだ! わーい」ダキッ
八幡「お! けーちゃん元気だったか?」
京華「うん! けーちゃんげんきだよ。さーちゃんも、たいちゃんもそれからそれから……」
八幡「おお……わ、わかったよ」ニコ
雪乃「相変わらずモテモテね」
結衣「だね」
沙希「ごめんね、あんたら……休みの日に来て貰っちゃって。子供会の人手がどうしても足らなくてさ……本当にありがとうね」ニッコリ
結衣「やっはろー、サキサキ! 全然大丈夫だよ、ちゃんとおもちゃもいっぱい持って来たからね……ほら」
沙希「わっ……こんなにたくさん? ホントありがとう」
雪乃「この飛行機は本当はゴムで飛ばす物なのだけど、ゴムが無かったのよ……まあ、でもこうやって手で飛ばせるから」シュパッ
結衣「ね! ゆきのん上手でしょ……あ、でもヒッキーへたっぴだから、あんまり弄らないであげてね。それから、こんなのもあるよ」
沙希「あ! それ黒ひげ危〇一髪じゃん。すごい懐かしいんだけど……いいね、みんな喜ぶよ」
雪乃「でも、これも彼は苦手なようね……以前これでいじめられたと言っていたから、よほどのことが無い限りは大丈夫だと思うのだけれど、遊ぶなら喧嘩にならないように見て上げた方がいいわね」
沙希「うん、そうする。あ、合体ロボットまであるんだ。男の子達にいいね! ほんとにありがとう。じゃあ、早速手伝ってよ。お菓子の袋詰め頼みたいんだ」
結衣「うん!」ニコッ
八幡「俺はなにすればいいんだよ、サキサキ」
沙希「さ、サキサキ言うな! あ、あんたはけーちゃん達と遊んでな!(まあ、それが一番大変なんだけど)」
八幡「りょ、りょーかい」ゲッソリ
雪乃「さあ……じゃあ今日も頑張りましょうか!」
結衣「うん! 頑張ろうね、ゆきのん! ヒッキー」
◇
カマクラ「ニャー」
小町「……ん、んん? あ、いたたたた、頭痛い~……あれ? なんで小町ベッドに寝てるの? 確か……お兄ちゃん達が部屋で」ハッ
タタタタ……ガチャッ
小町「あれ? い、いない? っていうことはひょっとして……全部夢? な、なーんだ、そうか……あはは……お、お兄ちゃん達があんなことするわけないもんね、あーびっくりした。でもなんであんな夢みたんだろう?」
カマクラ「ニャー」
小町「ま、いっか! じゃあカーくん一緒に遊びましょうね……ふしゃしゃしゃしゃ…」
カマクラ「フギャー!!」
了