恋愛感情ゼロの幼馴染と召喚獣   作:黒ハム

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屋上と書いて作戦会議場所と読む

バカテスト 英語

 

 問 以下の英文を訳しなさい。

『This is the bookshelf that my grandmother had used regulary.』

 

 

 姫路瑞希の答え

『これは私の祖母が愛用していた本棚です。』

 

 神白崇彰の答え

『これは私の祖母が愛用していた本棚です。』

 

 教師のコメント

 正解です。二人ともきちんと勉強していますね。

 

 

 土屋康太の答え

『これは               』

 

 教師のコメント

 訳せたのはThisだけですか

 

 

 黒栁由梨乃の答え

『それは                』

 

 教師のコメント

 Thisの訳は『これは』です。

 

 

 吉井明久の答え

『☆●◆▽」♪*×          』

 

 教師のコメント

 出来れば地球上の言語で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 明久が予想通りボロボロで帰って来たところで、オレ、雄二、明久、秀吉、ムッツリーニ、ユリ、姫路、島田の八人は屋上にやってきた。

 

「明久。ちゃんと宣戦布告してきたな?」

「一応今日の午後に開戦予定と告げてきたきたけど」

 

 代表である雄二が腰を下ろしたので、オレたちも腰を下ろすことにした。

 

「で?何でユリ。お前はオレの上に乗ってるんだ?」

「いいじゃないですかタカ。いつものことですよ」

「……はぁ。まぁ、いいか」

 

 ただし、オレの上にはユリが乗ってるが。

 

「ということは、先にお昼ご飯ってことね?」

「そうなるな。明久。今日の昼ぐらいはまともな物食べろよ?」

「そうだそうだ。食わねぇと力でねぇぞ」

「二人とも、そう思うならパンでもおごってくれると嬉しいんだけど」

「えっ?吉井君ってお昼食べない人なんですか?」

 

 去年のこいつの食生活を見せてもらったが……絶句したな。

 

「いや。一応食べてるよ」

「……あれは食べてると言えるのか?」

「……食事にカウントしていいのか?あれを」

「何が言いたいのさ」

「いや、お前の主食って……なぁ」

「ああ。お前の主食って……水と塩だろ?」

「きちんと砂糖も食べてるよ!」

 

 阿保だ。そこは問題にしてない。

 

「あの吉井さん。水と塩と砂糖って……」

「それは食べるとは言いませんよ……」

「…………舐めるが表現として適切」

「もしくは飲むじゃろうか」

 

 これには、オレたちも優しい目で見ることしかできなかった。

 

「まっ、飯代を遊びに使い込むお前が悪いな」

「し、仕送りが少ないんだよ!」

 

 そう。明久の両親は実は海外に仕事に行っていて、コイツは一人暮らしをしていたりする。うちもユリのとこも割と両親は仕事で忙しかったりするが、別に一人暮らしでは無いし、あまり羨ましいと思ったこともない。まぁ、門限とかないから自由でいいけど。

 

「……あの、もしよかったら私がお弁当作ってきましょうか?」

「ゑ?」

 

 へぇ~明久にも春かぁ~

 

「本当にいいの?僕、塩と砂糖以外のものを食べるなんて久しぶりだよ!」

「はい。明日のお昼でよければ」

 

 ……今何て言った?塩と砂糖以外のものを食べるのが久し振り?……お前。春休みにサバイバル生活でもしていたのか?まぁ、気にしたら負けだな。うん。

 

「良かったな明久。手作り弁当だぞ?」

「おめでとう。しかも女子からの」

「うん!」

「……ふーん。瑞希って随分優しいんだね。吉井()()に作ってくるなんて」

 

 なんだか面白くなさそうな島田。

 

「あ、いえ!その、皆さんにも……」

「俺たちにも?いいのか?」

「はい。嫌じゃなかったらですけど……」

 

 ふーん。姫路は優しい……ねぇ。

 

「それは楽しみじゃのう」

「…………(こくり)」

「……お手並み拝見ね」

「へぇ~タカより上手いのでしょうか?」

「さぁ?知らね」

「神白君……ですか?」

「うん。実は私が持ってきてる弁当も朝食もタカが毎朝作ってくれるのです。贔屓目なしでかなりの腕前ですよ」

「……お前が朝が弱いせいだろ。というか、お前の方が料理上手いだろうが」

「私的にはタカの作る料理の方が好きですよ」

「オレはユリの作る料理の方が好きだな」

 

 ったく。コイツ。勉強はできねぇのに料理はオレより出来るからムカつく。

 

(((何なんだこの幼馴染……)))

 

「お二人は付き合ってないのですか?」

「「はぁ(はい)?誰がコイツ(こんな人)と?」」

「もう付き合っちまえよ」

「「コイツ(これ)だけはない(です)」」

 

 思考の一致。やはり、お互いの考えていることは同じようだ。というか、雄二。さっき言ってただろ?オレには一応今彼女がいるって。

 

(((……何なんだこのバカたちは……)))

 

「とりあえず、話は逸れたが、試召戦争の話に戻ろう」

「雄二。一つ気になったんじゃがどうしてDクラスなんじゃ?」

「そうですよ。段階を踏むのでしたらEクラス。最初から勝負するならAクラスではないのですか?」

「色々理由はあるんだが、Eクラスを攻めない理由は簡単だ。あのクラスは相手じゃないからだ」

「でも、僕らよりはクラスが上だよ?」

 

 まぁ、確かにクラスは上で、学力もFクラスの大半よりは高いだろう。まぁ、それでも試召戦争をやらせたら、オレたちの練習相手にしかならないだろうがな。

 

「そうだな。振り分け試験の時点では確かに向こうが強かったかもしれない。けど、実際は違う。明久、お前の周りにいる面子を見てみろ」

 

 雄二が明久に集まったメンバーを見ろと言い、明久は全員の顔を見回し言うと……

 

「美少女が三人、馬鹿が三人。後、ムッツリが一人いるね」

「誰が美少女だと!?」

「どうして、雄二が美少女に反応するの!?」

「…………(ポッ)」

「ムッツリーニまで!?どうしよう!?僕だけじゃツッコミ切れないよ!?」

「誰がムッツリだこの野郎」

「そうですよ吉井さん。タカはオープンなエロですよ」

「……ユリには言われたくねぇ。昼飯抜きな」

「わわっ、ごめんなさい。ほっぺにチューしてあげるから昼食だけはご勘弁を!」

「……ったく。分かったよ」

「さすがタカです。愛してますよ。(ちゅっ)」

「はいはい。オレも愛してる」

 

((……ッチ))

 

 若干二名程から強烈な殺気が放たれたがいつものことなのでスルーしておく。ただ、何故か女性陣が頬を染めたが、気にせずに置く。きっと、自分が好きな人に同じ行為をするところを想像したのだろう。まぁ、あの二人の好きな人が誰とかはあまり興味ないけど。

 

「要するにだ」

 

 コホンと咳払いして雄二が説明を再開する。誰だ話を逸らした奴は。あ、明久か。

 

「姫路と崇彰に問題のない今、正面からやりあってもEクラスには勝てる。Aクラスが目標である以上、Eクラスなんかと戦っても意味がないってことだ」

「?それならDクラスとは正面からぶつかると厳しいの?」

「まぁ、100%勝てるとは言い切れないからな」

「だったら、最初から目標のAクラスに挑もうよ」

 

 明久がそう言うが、正直言って現状。Aクラスにはどんな作戦を用いても勝てやしない。それは雄二でも分かってるはずだ。

 

「初陣だからな。派手にやって今後の景気づけにしたいだろ?それに、さっき言いかけた打倒Aクラスの作戦における必要なプロセスだしな」

「あ、あの!」

 

 すると、姫路が大きな声を上げる。

 

「ん?どうした姫路」

「えっと、その。さっき言いかけたって……吉井君と坂本君は前から試召戦争について話し合ってたんですか?」

「ああ、それか。それはついさっき、姫路の為にって明久に相談されて――」

「それはそうと!」

 

 やれやれ。普通に聞こえたんだけど。というか、想像通り過ぎてつまらないくらいなんだけど。

 

「さっきの話、Dクラスに勝てなかったら意味がないよ」

 

 そりゃそうだ。

 

「負けるわけないさ」

 

 明久の心配を笑い飛ばす雄二。

 

「お前らが俺に協力してくれるなら勝てる」

 

 へぇ~言ってくれるねぇ……。

 

「いいか、お前ら。ウチのクラスは――――最強だ」

「いいわね。面白そうじゃない!」

「そうじゃな。Aクラスの連中を引きずり落としてやるかの」

「…………(グッ)」

「全力を尽くします」

「が、頑張りますっ」

「やってやるか」

 

 打倒Aクラス。

 他のクラスの連中が、いや、同じクラスの奴らですら聞いたら鼻で笑う夢かもしれない。

 だが、ここにいる八人は違う。本気でAクラスに勝とうとしている。

 去年から何だかんだで縁のあるやつらがこうして同じクラスに集まったんだ。こういうのも悪くはないな。

 

「そうか。それじゃ、作戦を説明しよう」

 

 そして、オレたちは雄二の作戦に耳を傾けた。

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