恋愛感情ゼロの幼馴染と召喚獣   作:黒ハム

7 / 37
姫路の弁当と書いて生物兵器と読む

バカテスト 物理

 

 問 以下の文章の( )に正しい言葉を入れなさい

『光は波であって、( )である』

 

 

 姫路瑞希の答え

『粒子』

 

 教師のコメント

 よく出来ました。

 

 

 神白崇彰の答え

『正義(キリスト教世界の思想では)』

 

 教師のコメント

 このテストが物理なので物理学的に答えましょう。

 

 

 黒栁由梨乃の答え

『神秘的なもの』

 

 教師のコメント

 欲しい解答と違います。

 

 

 土屋康太の答え

『寄せては返すの』

 

 教師のコメント

 君の回答には、先生はいつも度肝を抜かれます。

 

 

 吉井明久の答え

『勇者の武器』

 

 教師のコメント

 先生もRPGは好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の日の昼になった。朝は、明久が殴られたり、一時間目から船越先生が監督の先生と聞いて逃げたりしたが、いつもと大差ない朝だった。

 

「うあー……づがれだー」

 

 明久は全て出し切ったのような声を出しながら机に突っ伏していた。まだ、四教科しか終わってないのにな。

 

「うあーもうダメー」

 

 ちなみにユリも疲れてオレの背中にもたれかかってる。重いからもたれかかるな。

 

「今なんて思った?」

 

 すると、背中を恐ろしい力で抓ってくる。痛いからやめてほしい。とりあえずスルーするが。

 

「うむ。疲れたのう」

 

 いつの間にか明久の近くにいた秀吉が答える。今日の髪型は何故かポニーテール。まぁ、髪型なんて人の自由か。

 

「…………(コクコク)」

 

 そしてムッツリーニも近くにいた。相変わらず気配を消すのが上手い。

 

「よし!昼飯食いに行くぞ!今日はラーメンとカツ丼と炒飯とカレーにすっかな」

「そんなにも食うのかよ。お前人間か?」

 

 時々コイツは人間か怪しく感じる。

 

「ん?吉井たちは食堂に行くの?だったら一緒していい?」

「ああ、島田か。別に構わないぞ」

「それじゃ、混ぜてもらうね」

「…………(コクコク)」

 

 ムッツリーニが下心丸出しで頷く。

 

「オレはユリと屋上で食べるわ。弁当あるし」

「そうですね」

 

 疲れを感じさせないように答える。復活早いな。

 

「じゃ、僕も今日は贅沢にソルトウォーターあたりを――」

「あ、あの。皆さん……」

 

 すると姫路がオレたちに声を掛けてきた。

 

「うん?あ、姫路さん。一緒に学食に行く?」

「あ、いえ。え、えっと……、お、お昼なんですけど、その、昨日の約束の……」

 

 昨日の約束?何だっけ?

 

「おお、もしや弁当かの?」

「そう言えばそうでしたね」

「は、はいっ。迷惑じゃなかったらどうぞ」

 

 姫路は体の後ろに隠していたバッグを出してくる。

 

「迷惑なもんか!ね、雄二!崇彰!」

「ああ、そうだな。ありがたい」

「まぁ、いいと思う。ありがと」 

「そうですか?良かったぁ~」

 

 安堵する姫路。まぁ、いいんじゃないか?たまにはユリ以外の女子が作ったご飯を食べるのも。

 

「むー……っ。瑞希って、意外と積極的なのね」

 

 明久を親の敵のように睨む島田。

 

「それでは、折角のご馳走じゃし、こんな教室ではなくて屋上に行こうかのう」

「そうだね」

「まぁ、ここでは食べる気失せるしな」

 

 こんな腐った畳のある所で弁当を食べるのは衛生上よろしくない。それに、精神的にもここではあまり飲食をしたくない。

 

「そうか。それならお前らは先に行っててくれ」

「ん?雄二はどこか行くの?」

「飲み物でも買ってくる。昨日頑張ってくれた礼も兼ねてな」

「あ、それならウチも行く!一人じゃ持ちきれないでしょ?」

 

 島田が雄二と一緒に飲み物を買いに行こうとする。どういう風の吹き回しだろうか?

 

「悪いな。それじゃ頼む」

「おっけー」

 

 まぁ、いいか。何でも。 

 

「きちんと俺たちの分をとっておけよ」

「大丈夫だってば。あまり遅いと分からないけどね」

「そう遅くはならないはずだ。じゃ、行ってくる」

 

 雄二と島田は財布を持って教室を出て行った。飲み物を買う為に一階の売店に向かったんだろう。

 

「僕らも行こうか」

「そうですね」

「おぉー」

 

 明久はそう言いながら姫路が抱えていたバッグを持って教室を出た。

 

「天気が良くてなによりじゃ」

「そうですねー」

「よかったです」

 

 爽やかな青空。絶好のお弁当日和だ。

 

「あ、シートもあるんですよ」

 

 バックからビニールシートを出している。凄いな。準備万端じゃないか。

 

「気持ちいいねー」

「…………(コクコク)」

「最高だねー」

 

 屋上は、意外と普通の人はこない。だから、絶好の穴場スポットだったりする。

 

「あの、あんまり自信はないんですけど……」

『おおっ!』

 

 姫路が重箱の蓋を取るとそこには美味しそうな唐揚げやエビフライにおにぎりやアスパラ巻きなど、定番のメニューが詰まっていた。

 

「それじゃ、雄二には悪いけど、先に――」

「…………(ヒョイ)」

「あっ、ずるいぞムッツリーニ」

 

 ムッツリーニが流れるように重箱の中からエビフライをつまみ取って口に運んで――

 

 

 バタン  ガタガタガタガタ

 

 

 豪快に顔から倒れ、小刻みに震えだした。

 

『…………』

 

 姫路以外の三人と顔を見合わせる。

 

「わわっ、土屋君!?」

 

 姫路が慌てて、配ろうとしていた割り箸をシートの上に落とした。

 

「…………(ムクリ)」

 

 ムッツリーニが起き上がった。

 

「…………(グッ)」

 

 そして、姫路に向けて親指を立てる。『凄く美味しかった』と伝えたかったのだろう。

 

「あ、お口に合いましたか?よかったですっ」

 

 でも、ムッツリーニ。本当においしかったならなぜ足がガクガクと震えているんだい?

 

「良かったらどんどん食べてくださいね」

 

 姫路が、笑顔で勧めてくる。

 これほどありがた迷惑という言葉をオレは知らない。

 

(……三人とも。あれ、どう思う?)

 

 姫路には聞こえないよう小さい声で話しかけてくる明久。

 

(……どう考えても演技じゃねぇだろ)

(うむ。演劇部のワシから見ても断言できる)

(だよね。あれ、ヤバイよね)

(吉井さんに木下さん。お二人共、身体は丈夫ですか?)

(正直胃袋に自信はないよ。食事の回数が少なすぎて退化しているから)

 

 あくまで笑顔のまま、姫路には悟らせないように会話をするオレたち四人。

 

(ワシは一応自信はあるのじゃが……)

(そうですか。ならここは――)

 

 まさか、『ここは私が』と言うつもりなのか。今日ほどユリをカッコイイと思った日はないよ。

 

(――ここはタカに任せて下さい)

(おい。そこは『ここは私が』って言うところだろうが。丸投げすんな)

(まさかタカ。こんなかよわい美少女にあんな劇物を食べさせるつもりですか?)

(かよわい美少女?笑わせてくれるな)

 

 そんな会話をしていた時、

 

「待たせたな!」

 

 雄二登場。

 

「あっ、雄二」

 

 明久が止める間もなく素手で卵焼きを口の中に放り込み、

 

 

 パク    バタン――ガシャガシャン、ガタガタガタガタ

 

 

 ジュースの缶をぶちまけて倒れた。

 

「さ、坂本!?ちょっと、どうしたの!?」

 

 あ、これガチでヤバい奴だ。

 すると、雄二は激しく震え倒れた状態でオレと明久の方を向き、目で訴えかけてきた。

 

『毒を盛ったな』と。

 

 オレたちは優しく、

 

『毒じゃない(よ)。姫路(さん)の実力だ(よ)』

 

 こう目で返した。普段から仲良しのオレたちだから出来る技だ。本当に、こういう時は便利だな。

 

「あ、足が……攣ってな……」

 

 優しい嘘でごまかす雄二。

 

「あはは、ダッシュで階段の昇り降りしたからじゃないかな」

「うむ、そうじゃな」

「全く、怪我には気をつけてくださいよ。坂本さん」

 

 明久たち三人のフォローに島田は不思議そうな顔をする。……余計なことを言ったり、勘づかれたりする前に排除しよう。

 

「あー!」

「どうしたのよ神白」

「今、島田が手をついてるとこに虫の死骸があったのにー!」

 

 大嘘だが。

 

「えぇっ!早く言ってよ!」

「早く手を洗ってきた方がいいよ」

「そうね。行ってくる」

 

 明久の言葉に席を立つ島田。……すげぇな。あんな棒読みで騙せるんだ……

 

「島田も災難じゃのう」

「あはは」

 

 はっはっはっと笑う野郎四人と、フフッって感じでお上品に笑う女子一人。

 しかしその裏では必死に作戦会議を行っていた。

 

(明久、今度はお前が行け!)

(む、無理だよ!僕だったらきっと死んじゃう!)

(知るか!屍ぐらい拾ってやる!)

(ワシも流石に、さっきの姿をみると……)

(私は嫌です。誰かが逝ってください)

(雄二が逝きなよ!きっと姫路さんは雄二に食べてもらいたいはずだよ!)

(そうか?)

(おそらく、姫路は明久に食べてもらいたさそうじゃが)

(乙女心が分かってないね!)

(いえ、一番分かってないのは吉井さんですよ?乙女の勘でですが)

(そうだ。どっちかといえばお前の方が分かって――)

(ええい、往生際が悪い!)

 

「あっ!姫路さん、アレはなんだ!?」

「えっ?なんですか?」

 

 明久が明後日の方を指差して姫路がそちらを見る。

 

(おらぁっ!)

(くらえっ!)

(もごぁぁっ!?)

 

 その隙に雄二の口の中に弁当の中身を押し込む。

 目が虚ろだったので、顎を掴んで咀嚼を手伝った。

 

「ふぅ、これでよし」

「一件落着だな」

「……お主ら、存外鬼畜じゃな」

「いえ、タカは前から鬼畜ですよ」

「ユリ?(ニッコリ)」

「……昨日だってそうだったのに」

 

 否定はしない。まぁ、補習室に送り込んだのはある意味鬼畜だから為せる業かもしれない。

 

「ごめん、見間違いだったよ」

「あ、そうだったんですか?」

「そそっかしいな明久は。あ、弁当ありがとね」

「うん。美味しかったよ。ご馳走様」

「うむ、大変良い腕じゃ」

「そうですね。ありがとうございます」

 

 雄二の大活躍によって、弁当は始末された。

 今のオレたちはそう。この青空のように心が澄み渡って――

 

「あ、そうでした。実はデザートもあるんですよ」

 

 ――おかしいな?聞き間違いかな?澄み渡った心に暗雲が現れたのだけど。

 

「ああっ!姫路さんアレはなんだ!?」

「明久!次は俺でもきっと死ぬ!」

 

 デザートと聞いた瞬間復活した雄二。……ッチ。反応の良いやつだ。

 姫路さんがごそごそと、取り出したのは容器に入ったヨーグルトと果物のミックス(のように見えるもの)だ。うん。間違いなく死ぬな。コレ。

 

「あれ?姫路さん。これ、お箸では食べにくいのでは?」

 

 明久と雄二が小声で言い争う中、ユリが提案する。

 

「あ、スプーンを教室に忘れちゃいました。取ってきますね」

 

 スカートを翻して、階下へ消える姫路。

 

「コホン。……皆さん。そんなに言い争うのであれば、これは私が処理します」

「なっ……!やめとけ黒栁!」

「そうだよ!そんなことをしたら黒栁さんが死んじゃうよ!」

「考えなおすのじゃ!早まるでない!」

「いえ、もう争いを見たくありませんから」

 

 そう言って容器の蓋を開け、容器を口に持っていく。

 

「さようなら――」

 

 容器を徐々に近づける…………オレの口に。

 

「おい、ちょっと待て。何でオレのゴバァッ!」

「――タカ」

 

 口を開けた一瞬を狙い、口の中に押し込む。喉を通ろうとする生物兵器を必死に押し出そうと抵抗するも虚しく。生物兵器はオレの体内に。ああ、死んだおばあちゃんが見えるよ……。

 薄れゆく意識の中、最後に聞きとれた声は……

 

「……昨日の補習の恨みです」

 

 それ……根に持ってたのかよ……この野郎。…………カクッ。

 

(((こ、この人も鬼畜だ……!)))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば坂本、次の戦争の相手なんだけどBクラスなの?」

 

 激しい昼食を済ませて、復活した皆でのんびりお茶をしていると島田さんがそう口にします。あれから、タカお手製の弁当を分けて、昼ごはんを済ませました。ありがとうございます。

 

「ああ、次はBクラスを獲りに行く」

 

 タカによると、昨日DクラスにBクラスの室外機を壊せって命令をしていたそうです。ですから、次の相手はBクラスということは分かっていました。

 

「どうしてBクラスなの?目標はAクラスなんでしょう?」

 

 しかし、この一点は分かりません。何故でしょう?

 

「正直に言おう」

 

 坂本さん急に神妙な面持ちになりましたね。

 

「どんな作戦でも、うちの戦力じゃAクラスには勝てやしない」

 

 五十人から成り立っているAクラス。四十人に関してはBクラスの少し上ぐらいの実力であくまで普通の生徒です。

 しかし、残りの十人はマズイです。次元が違いますね。正々堂々と戦ってこの十人に渡り合えるのは学年でも姫路さんかタカぐらいでしょう。まぁ、本来ならその十人に二人も入るわけですから、正直助かった気持ちもあります。それでもとても勝てそうにないのがAクラスですが。

 

「ということは坂本さん。私たちの最終目標はAクラスからBクラスに変更ですか?」

「いや、Aクラスをやる」

「雄二、さっきと言ってること違うじゃないか」

 

 そうですよ。どんな作戦でも勝てないのにAクラスと戦おうとするなんて最初から負けが分かってる戦いじゃないですか。

 

「ああ。だから、クラス単位での勝負はしない。一騎討ちに持ち込むつもりだ」

 

 一騎打ち……ですか。

 

「一騎打ちに?どうやって?」

「Bクラスを使う。明久。試召戦争で下位クラスが負けた場合の設備はどうなるか知ってるよな?」

「え?も、もちろん!」

 

 ど、どうしましょう。姫路さんが吉井さんに耳打ちをしてますが、私分かりませんよ。

 

「設備のランクを落とされるんだよ」

「……まあいい。つまり、BクラスならCクラスの設備に落とされるわけだ」

「そうだね。常識だね」

 

 ふむふむ。一つ学習しました。

 

「では、上位クラスが負けた場合は?」

 

 悔しい……でしょうか。

 

「悔しい」

 

 あ、吉井さんと一緒ですね。これは、不正解の予感です。でも、間違ってませんと思いますけど……ね。

 

「ムッツリーニ、ペンチ」

「ややっ。僕を爪切り要らずの身体にする動きがっ」

「相手クラスと設備が入れ替えられちゃうんですよ」

 

 姫路さんのフォローが入る。

 

「つまり、私たちに負けたクラスは最低の設備と入れ替えられる。そういうことですね?」

「ああ。そして、そのシステムを利用して、交渉する」

「交渉、ですか?」

「Bクラスをやったら、設備を入れ替えない代わりにAクラスへと攻め込むように交渉する。設備を入れ替えたらFクラスの設備だが、Aクラスに負けるだけならCクラス設備で済むからな。まずうまくいくだろう」

「ふんふん。それで?」

「それをネタにAクラスと交渉する。『Bクラスとの勝負直後に攻め込むぞ』といった具合にな」

「なるほどねー」

 

 学年の二番手であるBクラスと戦った後に休む間もなくまた戦争は辛いでしょう。Fクラスには『現状の不満』という原動力があります。しかし、Aクラスには戦争に勝っても特に何かを得られる訳ではないです。モチベーションの差は歴然としてますね。

 

「でも、それって問題がありませんか?まず、Aクラスが一騎討ちを受けてくれる保証がないと思います」

「それにそもそも一騎討ちで勝てるじゃろうか。こちらに姫路と崇彰が居るのは既に知れ渡ってるはずじゃろう?」

 

 そうです。タカはあの後大暴れで目立ったそうですし大将を倒した姫路さんも当然目立ちます。騙し打ちなんて出来ませんよ?

 

「そのへんに関しては色々考えてある。心配いらない」

 

 自信満々にそう答える坂本さん。

 

「とにかくBクラス戦が終わったら教えてやる。細かいことはその後だ」

 

 そうですね。まずは打倒Bクラスです!

 

「で、明久」

「ん?」

「今日のテストが終わったら、Bクラスに行って宣戦布告をしてこい」

「断る。雄二か崇彰が行けばいいじゃないか」

「おいおい明久。俺はともかく……崇彰が行けると思うか?」

 

 そう言って私の正座しているところを指します。

 

「どうかしましたか坂本さん?それに皆さんも?」

 

(((どうしてそんな平然と崇彰の上で座れるんだこの人は……)))

 

 やれやれ。姫路さんと島田さんにはちょっと旅立っているタカのことを、食後の昼寝とか適当な理由をでっち上げて伝えましたが、寝ている方が悪いです。タカが寝ていると上に乗りたくなるじゃないですか。まぁ、もう乗ってますけど。

 

「それなら俺とお前。ジャンケンで決めないか?負けたほうが宣戦布告に行く」

「ジャンケン?……うーん。OK。乗った」

「よし。ただのジャンケンでもつまらないし、心理戦ありでいこう」

 

 心理戦?あータカと心理戦アリでやると毎回負けるんですよね。……なぜでしょう?

 

「わかった。それなら、僕はグーを出すよ」

「そうか。それなら俺は――――お前がグーを出さなかったらブチ殺す」

 

 あれ?心理戦……ですか?

 

「行くぞ、ジャンケン」

「わぁぁっ!」

 

 パー(坂本さん)  グー(吉井さん)

 

 吉井さんの負けですか。……正直、予想通りすぎますね。

 

「決まりだ。行って来い」

「絶対に嫌だ!」

「Dクラスの時みたいに殴られるのを心配しているのか?」

「それもある!」

「それなら今度こそ大丈夫だ。俺が保障する」

 

 あれ?信用ならない保障ですね。

 

「なぜならBクラスは美少年好きが多いらしい」

「そっか。それなら確かに大丈夫だね」

 

 意味が分かりません。

 

「でもお前不細工だしな……」

「失礼な!365度どこからどう見ても美少年じゃないか!」

「5度多いぞ」

「実質5度じゃな」

「5度もあったんですね。よかったじゃないですか!」

「三人なんて嫌いだっ!」

「とにかく、頼んだぞー」

 

 坂本さんの号令で昼食はお開きになり、またテスト漬けになるのでした。タカ?ああ、教室には連れてきて帰りのHRで復活しましたよ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。