インフィニット・ストラトス 黒髪と銀髪は学園に 作:ニックネームは忍者
夏休みのとある日、鈴とライの出来事です。短い文章ですがどうぞ。
……ただ少し、鈴のファンの方には失礼な表現があるので困る方は「戻る」をお願いします。
「あ~あ~せっかくの夏休みなのにさ~」
鈴は一人、レゾナンスに来て、ブラブラとしていた。
「(本当は一夏を誘って、二人で行きたかったのに)」
一夏に声を掛けたが本人はISの練習がしたいと言っていた。一夏の周りにはいつものメンバーがいた。
「(練習してたけど……なんか楽しそうだったわね)」
自分も入れば良かったのだが、周りの女子達を見ていると、鈴は下がってしまった。
「(箒とセシリアには負けてるし……ラウラにも……)」
女の子として、とある“部分”に負けていることに鈴は気にしていた。
「(男子ならやっぱり大きい方がいいわよね)……はぁ~」
鈴はため息を出した。
「あれ? 鈴?」
「ん……ライ?」
鈴のため息が聞こえたせいなのか、ライがレゾナンスに居たのだった。
――――――――――――――――――
「ここの料理、美味しいな」
「そうね(めんとくさいな~)」
ライと鈴は昼食をとっていた。中華料理店で鈴はラーメン、ライはチャーハンを食べていた。
「(一夏と出掛けたかったな~)ライって、なんで今日ここに来たの?」
「ん? ……レゾナンスって、他にも何があるのか見て回ってたんだよ」
「ふ~ん」
鈴はそう言って、ラーメンのスープを飲む。
「鈴はどうして、一人で? 一夏を誘えばよかったのに」
「ブフッ! ……なんでいきなり一夏が出てくるのよ!」
鈴は突然蒸せた。ライは驚いていた。
「いや……鈴なら一夏を誘っていると思ったから」
「べ、別にあたしは―――あんたはシャルロットと出掛けないの?」
鈴はライにシャルロットの事を突きつける。ライの表情は普通だった。
「臨海学校前に一回誘ったから、いいかなと。一人なら道を覚えられるしな」
「そうなんだ……(早く一夏と普通にデートしてみたいな)」
そんなこんなで、二人は会話していった。
――――――――――――――――――
「そう言えばライ、あんたって二人目の操縦士なのにあんまり世間に話題になってないわね。普通、話題にならない?」
昼食をおえて、鈴はこのまま帰ろうとしたが、特に帰っても用事がなく、ライと一緒に店や道を覚えるのだった。そこで、一段落して、鈴はライに気になることを質問した。
「俺も気になってはいたが……俺は記憶がないから下手に盛り上げると俺のストレスに影響するとか……そう言う圧力があったのかな」
「そう、なんだ……」
記憶喪失の人にかなりのストレスを与えると、それこそ問題なる。ライがある程度、記憶が戻れば一夏みたいに話題なると考えた。
「まぁ、広げていれば俺の手掛かりが増えたかも知れないが、別にいいさ」
「そうなんだ~(記憶喪失って大変なんだね……そう言えばシャルロットはなんでライがいいのかな~IS操縦と考えは一夏より上かも知れないけど、一夏の方が断然いいのに。まぁライバルが増えるのも嫌だけどね)」
シャルロットはどうしてライに気になるのか不思議に考えているとライは地図を見つける。
「なるほど、ここだから帰りのルートは―――」
ライは壁に飾ってある地図を見る。鈴も近付こうとしたが、足を止めた。
「……帰ろうかな~」
鈴は一人、駅の方に歩き出した。
「(これでだいたい頭に入ったかな。後は―――)と、鈴すまない―――」
ライは後ろを振り向くと、鈴がそこにいなかった。
「……鈴? 何処に行ったんだ?」
鈴が居ないことにライは首をキョロキョロと探していた。
――――――――――――――――――
「さてと、ライにはメールすればいいか」
一人、モノレールに向かって歩き出している鈴。ライに悪いと感じながら、携帯を開く。
「とっとと帰って一夏とでも―――?」
「ねぇねぇいいじゃんよ~」
「あ、あの……」
「俺達と一緒に遊ぼうぜ!」
ライにメールを送ろうとしたが、少し離れた所に二人のチャラ男に困っている女の子がいた。
「(うわぁ~きっつい香水の匂い。ここからでも匂うわ~……それにしてもあの子困っているわね。あたしより年下に見えるけど、大人ぽいっ……て! 助けないと!)」
そんな考えよりも鈴はチャラ男に向かって走り出した。
「ちょっとあんた達! 嫌がってるじゃない! 離しなさいよ!」
「あ? 何だお前」
「なんだ、迷子か? 迷子なら迷子センターに行きなよ」
いきなり邪魔が入った事にチャラ男は虫を払う態度のように言った。
「だ、誰が迷子よ! これでも高校一年よ!」
鈴がそう言うと、チャラ男二人は鈴を上下に見る。
「な、何よ……」
「いや……それで高校一年とはな……」
「小学六年の間違いじゃねえの」
チャラ男達は笑い始めた。
「何笑ってるのよ!」
「確かにこんなんじゃあ男も寄らないよな」
「そうだよな~これじゃあ異性として見られないよな」
「え………」
チャラ男の言葉に鈴は言葉を失う。
「俺も嬉しくないぜ~こんな小さい子供じゃあな~」
「あ~あ、ほっといて行こうぜ~な!」
「え、あの……」
二人のチャラ男の間に女の子を挟んで歩き出した。女の子は嫌そうに困っている。鈴はとにかく、引きはなそうとするが―――
「あ、あたしは―――」
「そんなんじゃあ、好き人も振り向きもしないぜ~」
「ッ!?」
そのことばに、鈴の瞳がうっすらと赤くなる。
「そうそう魅力のない女として見られ―――ウボァー」
チャラ男Aは吹き飛んだ。誰かに飛び蹴りをされた。銀髪の男が着地した。
「え……ライ?」
「…………」
銀髪の男はライ。立ち上がって、鈴の方に近付く。
「勝手に何処かに行くな、探したんだぞ」
「え……と…」
「おい! テメェ! 何しやがるんだ!」
チャラ男Bは女の子から離れて、ライに近付いた。
「まぁ、助けるにしても先ずは警察か、なんかで―――「無視するな!」……!」
「え―――」
ライはチャラ男Bに振り向いてフライングキックをした。
「あ……ぁ…」
チャラ男Bはピクピクと動いていた。ライは困っている女の子に近付く。
「そのキツイ香水のお陰で発見できたよ……もうすぐ警察が来るから、大丈夫だ」
「は、はい……ありがとうございます」
…………数分後には警察が来て、警部と部下一名と共にチャラ男達は連れていかれた。女の子も二人にお礼をして、帰って行った。
帰り際に女の子の方から「あの……彼氏さんですか?」の質問にライは「いえ、友逹の一人です。彼女は俺の友達の一人を大切に思っている子なんですよ」それを言うと女の子は「そうなんですか……大切に思っているその人と頑張って下さい」と言うと鈴は「と、当然よ!」……答えた。
「…………」
ライは何処か違う目線で見ていた。
・・・
「…………」
「…………」
事が済んで、二人は黙々と駅に向かって、歩いていた。
「あの…さ……ライ…ありがとね」
「俺は当たり前の事をしただけだ。気にするな」
「そう……そうよね~! ほんとはあたし一人でも何とか出来たし!」
「…………」
鈴はいつものように振る舞っていた。
「鈴―――」
「あんなチャラ男なんて、片手だけで十分だし~100人相手でも三分で終わらせられるし」
「おい―――」
だが、ライにはわかっていた。
「あの女の子も可愛そうよね~あんなチャラ男にナンパされてさ~あたしなら―――「こっちに来い」……え!? ちょっと!!」
ライは鈴の腕を掴んで、人気のない、通路に入った。
「ちょっとライ! 離し―――「もう我慢するな」……」
手を離して、ライは鈴と向き合う。
「は? 何が我慢するな、よ……あたしが何を我慢してるのよ」
「あいつらに言われた事を気にしてるだろ」
好きな人も振り向きもしない、魅力のない女……この事は鈴を深く傷つけた。
「……馬鹿じゃないの…あたしが何を気にして―――「いい加減にしろ!」……」
ライが少し大声で喋って、鈴は黙った。
「鈴……お前が傷ついたのはわかっている」
「だからあたしは―――「その涙が我慢の証拠だ」え……」
鈴は自分の目に触れふと、涙が溢れている事に気付く。
「こ、これはゴミが……」
「鈴……確かに幼いのは否定は出来ないが―――」
「ちょっと、ムードを壊さないでよ……」
「ぅ…………」
少しライは黙ると、再び言葉を出した。
「―――それでも、美味しいと言わせるまで料理をして、約束をして、離れていても忘れずにいた……約束はしょうがないとして、ライバルがいても負けずに立ち向かっていく女の子は俺から見たら魅了的だ」
「ライ……」
「少なくともあいつはライバルもそうだが鈴も異性として見ている……これだけは言える」
「う……うぅ……」
鈴の瞳に涙が溜まっていく。
「だから……今は誰もいない…誰にも言わないし、我慢するな」
ライは鈴の頭を手で撫でた。
「―――!!」
鈴は泣いた……ライの胸に頭を預けて、泣いた。
ライは泣き止むまで立っていた……。
――――――――――――――――――
泣き止んだ後は、ライは鈴の顔に違和感がないのを確認して、黙々と歩いた……モノレールを降りて、気がつくとIS学園に入って、二人は歩いていた。
「ライ……本当はね、あたしね―――「俺よりも一夏と出掛けたかった。とか言うのか」……気づいてたの?」
「まぁ……なんとなく、かな。めんどくさいな~、早く一夏と―――「もう言わないで! あたしが悪かったから!」……別に悪いことじゃないさ」
「え……」
一緒に行動して、鈴の思っている言葉は顔に出ていたようだ。
「それだけ一夏に思っている証拠だ……後は退かずに攻めるだな」
「…………」
ライはライなりに鈴を慰めていた。
「それが出来たら誰も苦労はしないよな……どうした鈴?」
「あんたって、シャルロットはどう思ってるのよ」
鈴はふと、ライはシャルロットの事を聞いた。これにはほんの少しは気になっていたのだ。
「シャルか……頼れる友で、良きライバルだな」
「…………」
だがライは平然に答えて、鈴はライをジト目で見る。
「何故その目になる?」
「別に~あれ? シャルロットじゃない?」
「……ほんとだな、おーい! シャルー!」
シャルロットは二人に気付いて、近付いた。
「あれ? 二人が一緒って珍しいね」
「あぁ、それは―――「ライがデートに誘ってくれたのよ!」……え?」
「ふ~ん……」
鈴の発言にライは驚く。シャルロットの目は冷めていく。
「モノレールに向かう時なんて急にあたしの腕を掴んで人気の無いところに所に連れてったのよ! 以外に強引よね~」
「へ~強引に人気の無いところに……ね」
シャルロットは笑顔だが何か黒いオーラが見えてきた。
「あんな展開になったら誰でもときめいちゃうわよね~あたしには通用しなかったけどね~」
鈴の言葉にライは焦った。
「シャル! 違う! これは―――「今日は楽しかったわよ! じゃあね~」おい! 鈴!!」
鈴はライから離れていく、鈴はシャルロットに近付いて、一言言う。
「(しっかりライを鷲掴みしないよ! 一夏みたいに直ぐ逃げ出すんだからね!)」
「え……」
鈴は走っていった。残されたのはライとシャルロットだけ。
「…………」
「シャ、シャル……確かに二人で出掛けたのは本当だが―――「ねぇ、ライ」……な、なんだ?」
「夕飯一緒に食べたら許してあげる……お腹空いたでしょ?」
「あ、あぁ……」
ライは承諾して、食堂に向かう。歩き出したと同時に、シャルロットはライの腕を掴む。
「シャル?」
「(鈴の言う通り、鷲掴みしないとね)……後で、今日の事を話そうね。強引に人気の無いところも……ね」
「……はい」
ライを連行……連れていった。
「(鈴にお礼言わないとね)」
ライはへこんでたが、シャルロットは何処か喜んでいた。
「(強引に人気の無いところはきっと理由があるけど……ライは優しいね)」
……何となく察しているシャルロットであった。
――――――――――――――――――
「…………」
鈴は一人、部屋に向かって歩いていた。
「(一夏に出会う前に会っていたらどうなっていたかな)」
鈴は改めてライの事を考えた。だだの同級生の考えが、今日の事で、考えが変わった。
「(シャルロット……あんたは見る目あるわ。一夏もそうだけど、ライもライわよね)」
そんなことを考えていると、遠くから一夏が歩いているのが見えた。
「一夏―――」
後ろからは三人の女子を引き連れて歩いていた……何やら言い争っていた。
「(後は退かずに攻めるだな、だっけ……よしっ!)」
鈴は自分の頬を叩いて、一夏の元へ走り出した……。
書いといてあれですが……短いですね……まぁ書きたいことを書いたので自分では満足です。次はセシリアの話ですが余りセシリアとの関わりが少ない物語になっています(何故そうなった……)
まぁ、また近い内に投稿します、それでは失礼しました。
続きやった方が方がいいでしょうか?
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続ける
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完結でいい
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続けてヒロイン追加