浦の星学院高校の日常   作:ぷりんしぱる

2 / 3
こんにちは、ぷりんしぱるです。
今回は前回終盤に登場した曜ちゃんと善子…じゃなくてヨハネちゃんが独特のキャラを出しまくるお話です。
果たして涼真は2人のテンションについていけるのか…?w

それではどうぞ。


第2話 堕天使ヨハネと飛び込み少女と俺と。

千歌に促されて、4人の近くに座ることになった。本当は前の方で静かに座ってる方が好きなんだが…

一番後ろからひとつ前の席に腰を下ろした俺に、曜が話をふりかけてきた。

「涼真くんはなんで沼津に?」

なんだその某テレビ番組みたいな言い草は。などと思いながら

「親の仕事の都合だよ。」

と事実だけを返した。

「へぇー、 じゃあ海はあんまり行ったことない感じかな?」

「あんまりどころか、こっち来るまでは1度も見たことなかった」

また事実だけを返した…が、おかしい。曜の返答がこない。ふっと目をやると、完全に哀れみの眼差しを向けられていた。

「海を見たことがなくて、16年間生きてきたの…?」

いやそんな言う?別に生命活動に関わりはないだろ。

まあでも仕方ない。海に縁がありすぎる沼津市民にとっては俺みたいな人は不思議だろう。

と、後ろから梨子が

「曜ちゃん、流石にその言い回しは失礼よ…」

と、しつけのようなツッコミを入れた。保護者かよ。

「ああ、ごめんごめん…w 私、幼稚園の頃から海っ子だからさー…」

分かってる、というか大体想像はついてた。

「ところであなた…私のリトルデーモンになる気は無い?」

ここまで完全に無言だった善子(ヨハネ?)が口を開いた。とは言っても完全に何言ってるか分からない。リトルデーモンて、え?何?俺生贄にでも捧げられんの?なんて考えてたら

「ああ気にしないで、善子ちゃん大概こんな感じだけど、中身はちゃーんと名前の通り『善い子』だから。」

と、千歌が解説を入れた。

「善子じゃなくてヨハネよ!」

すかさず善子がツッコミを入れる。俺はそれに対してツッコミを入れたくなったのだが、これ以上聞き出すとめんどくさくなりそうだったのでやめた。

その後はただただ善子の堕天使エピソードなるものを聞かされた。

小中学校のイベントはほぼ全部雨。もし晴れても自分が病気にかかって休み。とにかく不幸すぎる堕天使。うん、確かにそうだな。

そして、現時点ではリリーと上級リトルデーモンの契約を結んでる…?リリー?

「あのー、リリーって?」

「ああ、梨子ちゃんのこと。」曜が即座に解説を入れる。善子との会話には千歌か曜の通訳がいるっぽい。それにしても梨子は大変だ…

と、そんな話をしているうちに学校前のバス停に到着した。バスを降り、初めて見た時からずっと気になっていた時刻表を覗く。

…やっぱり。このバス停、通学時間と下校時間に数本しか通ってない。嘘だろ、岐阜でも1時間に2、3本位はあるぞ。

そんなものには目もくれず、当然のごとくスルーした4人は坂道を登り始める。それも結構長そうだ。勾配もなかなかある。それを曜と千歌が「競走だー!」と小学生のように走り始め、梨子はまたまた善子に絡まれながら歩いている。やはり何をどう考えてもメンツが濃すぎる。これが浦の星の実態だと考えると、なんだか怖くなる。

でも同時に、なんだか学校生活が楽しみになった気もした。

俺は4人のあとを軽やかな足取りで追った。




いかがでしたでしょうか。実はこれの後半、学校の教室で書いてましたww まだ誰にも明かしてないんですが、恥ずかしいのでこのままバレないでくれると嬉しいですw
次回はいよいよ理事長と生徒会長さんの登場です。お楽しみに。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。