いつもの奉仕部、今日は材木座が書いてきたラノベの批評をする日
今回のラノベはダブルヒロインのラブコメ、かなりの力作だと材木座は自信たっぷりに言っており結構な量があった。
ちなみに由比ヶ浜は量もあって読むのが大変ということもあり相談の結果批評には不参加、そして今日約束があるとかで不在、よって雪ノ下と比企谷の二人から批評されるわけだが、このラノベが彼らの今後を変える物になるとはまだ二人は知る由も無かった。
「なあ雪ノ下、このラノベについて俺は言いたいことがかなりあるから俺からでいいか?」
「そうね・・・まかせるわ」
雪ノ下は軽くOKを出す。
「まずだな、このヒロインなんだが、黒髪ストレートの金持ちの令嬢とギャルっぽい感じの幼馴染ってステレオタイプすぎないか?安直すぎるだろ」
「八幡よ、やはりヒロインが二人だったらタイプの違うのが欲しいではないか、それにご令嬢ときたら清楚系、幼馴染ときたら明るいギャル系、家に押しかけて朝起こしにくるまでがセットではないか」
「だからそれが・・・つかそれはお前の趣味だろ、まあいいか、まあこれはこれとしてだ、主人公が目つきの悪い学校の嫌われ者ってのもな、この手の主人公って大概イケメンだろ」
「いやだからそれは・・・」
ひたすら設定にダメ出ししていく比企谷
「んでんだな・・・ここに出てくる登場人物ってどっかで見たことあると思ったがこれって俺たちの知り合いが元ネタじゃないのか?主人公のライバルの金髪のサッカー部のイケメンとかってもろに葉山だろこれ!」
「ばれてしまっては仕方あるまい!いかにも!ヌシがパクリパクリと指摘してくるので思い切ってヌシの周りの人物をパクッたのだ!どうだ八幡まいったか!」
何故かドヤ顔で説明する材木座
「ちなみに主人公の元ネタはヌシで、ヒロインは氷の・・・ゲフン雪ノ下殿と由比ヶ浜殿だ!」
「まいったか!じゃないよ全く・・・こういうのは恥ずかしいからやめてくれよ・・・由比ヶ浜がいたら大騒ぎだぞこれ、つか俺を元ネタにするならこいつはおかしいだろ、こいつヒロイン二人にここまでアプローチされてるのに気が付かないとか、ボッチは他人の反応に敏感なんだぜ?それに、なんでこうもいろんな人から好意を寄せられてるんだ?」
それを聞いた雪ノ下は何言ってんだこいつと言った顔をする
「比企谷くん、一度鏡を見てみるといいわ」
「意味が分からんな」
比企谷は顔をしかめて話を続ける
「まあこれは材木座のラノベだしな、んでだ結局令嬢と交際することになりお互いの家に報告に行くわけだ、そして両家の親から猛反対を食らうと」
「うむ、身分違いということで特に令嬢の親の方から強い反対が来るのだ」
「それは・・・あるかもな」
比企谷はちらっと雪ノ下を見る
「ま、まあそれでだ、そっからの展開にまた言いたいことがあるんだが」
「うむ、この後の展開がこのラノベの肝なのだ」
「肝じゃねぇよ、なんで駆け落ちとかしてんだよ、こいつら高校3年だろ、せめて高校卒業しろよ!しかもこいつら頭いい設定だろ!実は勉強ができるだけの馬鹿なのか?高校生ごときが駆け落ちとかうまくいくはず無いだろ!」
声を荒げて比企谷は怒鳴る
「そこは色々葛藤があったことを書こうとしたが何しろ我にはこういう経験が無くてだな、うまく書けなかった、つかどうした八幡?」
いきなり怒鳴られたのでちょっとビビる材木座
「それでだな、逃げた先が山形?なんで東北の田舎に逃げてんだよ!んで山形のさらに田舎の方に逃げた先で偶然運よく夫婦でやってる小さな町工場の社長に拾われてって雇ってもらえたってご都合主義もいいところだろうが!ありえないだろ!!」
原稿の束を机に叩きつけてさらに怒鳴る比企谷、そんな比企谷を雪ノ下は悲しそうな目で見ている
「い、いったいどうしたのだ?無断でヌシらを使ったのは謝る、許してほしい、でもそこまで怒ることもなかろう、創作なのだしご都合主義があってもよいであろう?」
怒り心頭の比企谷に材木座はうろたえ頭を下げる。
「ありえなさすぎるからだ!現実問題高校中退で駆け落ちなんてしたら悲劇へ一直線だろ、どう転んでもいいことない!」
比企谷はさらに怒鳴り散らす。
「そうよね、こんな何もかもうまくいってみんな幸せになる未来なんて、あり得ないわね、こんなに簡単に上手くいくのだったら・・・・」
「ま、マテ八幡、あと雪ノ下殿も何を言っておるのだ?これはただの創作であって実際に起きることではないのだが」
「大体てめぇがこんないいかげんな設定にするから悪いんだろうが!」
「落ち着け八幡、一応これには元ネタがあるのだ、まず逃げた先が山形というのは我の親戚が住んでいてな、去年の夏休み遊びに行ったのだよ、んでだ小さな工場を経営してるんだが、この叔父さんはお人よしな上にわけありの家出した人やら職が無くて困ってる人を呼んで飯食わせたりちょっとバイトとさせたりしてかくまったりすることがあるそうでな?そこをモデルにしたのだよ。それに山形はかの前田慶次が生涯を全うしたところでもあり、愛の字の兜で有名な直江兼続公・・・・」
「おいまて材木座、その工場のこと詳しく聞かせろ」
「ん?・・・ああ、そうであるな、この工場は鉄工所というか製作所って奴だな、色んな金属の塊を様々な形に加工するところなのだよ、たしか跡継ぎいないから自分の代で工場を閉めないといけないといけないと言っていて、我もその工場を見に行ったことがあってな、猛烈にスカウトされた、無論断ったが誰でもいいから来てくれないかとか言っていたな、頭が良くて品性方向なら履歴書いらんとか言ってたが」
「・・・え?そうなの?・・・こ、こんなご時世にもの好きもいるもんだな、つかそんなのは例外中の例外だろう、不特定多数に見せる小説にそれ書いてもご都合主義としかみられんぞ」
何故か比企谷は落ち着きがなくなっている。
雪ノ下も比企谷の方を見て落ち着かない様子だ。
「我もそう思うがこうでもしないとこの二人に未来はないだろう、駆け落ちものって八幡が先に言ったように大体が悲壮感漂うものばかりではないか、しかし本当にどうしたのだ八幡よ?そわそわして、トイレか?それとも体調でも悪いのか?」
「比企谷くんの体調はどうでもいいわ、それより材木座くん、その工場の話は本当なのかしら?」
雪ノ下が口を挟んでくる
「本当だが、雪ノ下殿、いかがなされた?工場経営に興味でもおありか?」
「いえ、そういうわけではないのだけれど・・・」
「ま、雪ノ下の工場経営の話は置いておいてだ」
比企谷が話を戻す。
「この逃走ルートについてだがフェリー使うとかおまえパトレイバーのOVAの見すぎじゃね?さふらわあにでも乗れってか?」
「ふ、甘いな八幡、よいか!我々一般人が想像できる移動手段というと1に電車2にバス3,4が無くて5に飛行機だ!タクシーなんてのは顔が覚えられやすい上に高いしな、ヒッチハイクは今のご時世リスクの方が高すぎる、自転車なんてのはもっての外だ、フェリーなんてのはそもそも一般人の頭には出てこない、そこが盲点なのだよ!」
「まあそうかもしれんが、フェリーってのは高いだろ、そもそも一般人が乗れるものなのか?セレブとかが乗ってるイメージしかないのだが・・・」
「ところがだ!去年家族で叔父さんのところに行く前の日に名古屋で行きたいイベントがあったのでな、我だけ名古屋からフェリーに乗って仙台からバスで山形へ行ったのだよ!実に快適だったぞ!丸一日かかるのだが雑魚寝なら7000円程度だ!一応グレードを上げるとカプセルホテル的なベッドや船室も選べたと思う、ちなみに映画館やゲーセンもあって珍しいことにキカイオーができてな・・・」
「わかった、わかった、フェリーってのは意外とリーズナブルなんだな、でも何も海路を行かなくてもいいのだろ?そのまま名古屋入りとか普通に電車じゃだめなのか?」
「ふん、これは逃走経路のカモフラージュになっておる!主人公は千葉だがフェリーは名古屋、仙台、苫小牧と移動する為一度名古屋まで行くことになる、本来の目的とは真逆が故、調べる側からすると紛らわしく足が付きにくいと考えた、それに名古屋は人の出入りが実に多い、某自動車会社や某重工関連の会社が密集している関係上、他県から見学に来る学生も珍しくは無いし、工場の期間工やらで若い連中がかなりいる、よって学生みたいな年齢の人が平日駅に居ても全くおかしくない!」
「なるほど、名古屋に入らない理由はそれか、んじゃあそのまま仙台でもいいだろ、そっちの方が人が多いし身を隠しやすいんじゃないか?、山形に移動する必要がわからんな、移動時に見つかるリスクが高いだろ、仮に材木座の叔父さんがいるのを初めから知っていたとしてもだ」
「ここも逃走のキモでな、やはり下船した仙台はそこそこの都会ではあるが千葉からの交通の便は良すぎるし様々な企業が入っておる、御令嬢となれば当然家の者が調べるであろうから仙台では足が付きやすいと思ったのだよ、なのであえてその隣の山形へと場所を移動したのだ!」
「大企業の令嬢なんだろ?んなもん関連会社とか息のかかった所とかに総動員されるとすぐ見つかっちゃうだろうが、そもそも捜索願い出されちゃうだろ」
「ところがだ我々のイメージからすると山形はド田舎としか思えん、無論身を隠すには不向きと思われがちだが意外とそうでもない、こういうところでは地元企業がでかい顔をしてるから外からの企業からの圧力とかはまるで効力が無い、よって御令嬢の所の会社が出張ることすらできんと考えた、普通に警察に捜索願とか出されると厄介だが、体面気にするところならそういうことはやらないだろうしな、探偵も雇わず内々で処理するだろうと考えた」
「なるほど、でもフェリーって予約必須だろ・・・受付の人に金掴ませて予約履歴や乗船履歴調べられたら仙台に行ったと分かっちゃうだろ・・・そしたら山形に移動したこともばれるだろ」
「初めに行ったであろう、盲点だと、意外と空いておる、我は予約せず当日行ってそのまま乗れた、メインはトラッカーや自衛隊等の貨物関連や定期的に大人数で移動する団体客だからな、個人客なんぞついでなのであろう、トラックや自衛隊の方々等の団体が乗り込んだ後我々一般人が乗るのでな、それにこういうのは本名でなくても良い、変装して偽名でも使われたら警察でもない限りわからん、イベントの時ビジネスホテルに泊まる時とかもたまに偽名をつかったりしてるぞ、我」
「・・・そうか、おまえ結構アグレッシブなんだな、しかもちゃんと事実を基にして考えてるとは、決めつけてすまなかった」
少し落ち着いた比企谷は材木座へ頭を下げる
「いやその程度で頭を下げられてもだな・・・まだレビューは終わっておらぬだろう」
「そうだな・・・んじゃ続けるか、んで令嬢と主人公が6畳1間風呂なしトイレ共同もボロアパートに一緒に住むことになるようだが、令嬢にはこんなクソ狭い部屋で生活なんて無理だろ、少しは考えろよ」
「あら、私なら好きな人と一緒ならどんなに狭くてもボロでも構わないわ」
「・・・雪ノ下なら確かにどんな環境でもやっていけると思う、でも普通に考えて無理だろ、風呂無いんだぞ?」
「それなら心配いらぬ!近所に銭湯がある設定だからな!実際おじさんの工場の近くには温泉があったしな!抜かりはないわ!」
材木座が口を挟む
「まあ確かに一緒に銭湯に行ってる描写あるけどさ、赤いタオルをマフラー代わりにした彼女って、これ神田川だよね?彼女の優しが怖かったとか彼女が似顔絵を描いてくれたとか完全に神田川の歌詞パクってるよね?まさかこれが書きたかったの?」
「うむ、我の親父殿が好きでな、我も歌えるぐらいよく聞いたのだ、ちょうど情景がマッチしてることに気が付いて入れた、さすがに3畳1間は狭いから6畳間にしたがな、後悔はしていない」
「あら、私もこの歌好きよ?比企谷くんにはこの良さがわからないのかしら?」
「雪ノ下まで・・・もうわかったよ、百歩譲ってこれは良しとしよう、んでしばらくの間工場で働いてると幼馴染も押しかけてくるんだよな」
「うむ、これぞダブルヒロインラブコメの真骨頂だろう」
「真骨頂じゃねぇよ、幼馴染まで6畳1間って狭すぎるだろ、つか普通に考えて男の方はやばいだろ、色々爆発しちゃうよ?女性2人とかって倫理的に問題のある行動しちゃうよ?」
「大丈夫だ、描写が抜けていたが少し広いところに引っ越している設定だ」
「いや広くても無理だろ、同じ屋根の下に年頃の女性2人と同居とかってどう考えてもダメだろ」
「そこは主人公の頑張り次第だな、それに最後には両方と結ばれる設定だし」
「そこだよ!そこが一番の突っ込みどころだよ!令嬢を正妻にして幼馴染を公認の愛人とかっておかしいだろ、なにより世間様がゆるさんだろ」
「うむ、一般人ならばそうだろう、しかしこの段階まで来ると工場は主人公の頑張りで大きくなって社長になっている、権力者となれば愛人の一人や二人いてもおかしくなかろう」
「いやおかしいからね?いないのが普通だからね?それにいくら成績優秀だからといって高校中退のガキが頑張った所で工場を大きくなんてできないだろ・・・」
「まあそれもそうだが、これにも元ネタがあってだな?叔父さん結構年いってるのに助成金の申請通せるような開発ネタをいくつか持っているとか言っててな、若い力がありゃ成功するんじゃーってスカウトされそうになった時熱く語られたのだよ」
「そんな一発屋みたいことしてもそのときはいいかもしれんが続かないんじゃないか?」
「それがそもそもこの工場は、国内外の人工衛星やらロケットやらの部品を納めるルートも持っているとか言っておった、メーカーも開発に乗り気だが自分は年取りすぎて付いていけないとかで、今他社の工場に業務をお願いしてる最中なんだと、だからそれが全て自社で上手く行ったら大きくなるのも夢ではないだろう、まあそんな事例を元にした」
「え?・・・そうなんだ・・・本当に上手く行けば安泰だな・・・で、でもだぞ?愛人とかって社員に知られたら一気に信用ガタ落ちだよ?」
「それは大丈夫だ、なにしろ学生時代に主人公を慕ってくれてた友人たちが続々と集結して会社を盛り上げてくれてるであろう?、事情を知ってる人で周りをがっちり固めてるから無問題と考えた、みんな幸せ大団円、これ以上何を望む?」
「そこも突っ込みどころの一つだよ!主人公嫌われ者じゃなかったの?なんで友人がたくさんいるんだよ?確かに駆け落ち前のエピソードで何人か登場してたけどさ、なんでそいつらが集結してんだよ、RPGのラスボス戦みたく怒涛の展開だよ。」
「そうはいってもおぬしだってボッチと言うくせに我とか戸塚殿とか友人知人は結構いるのではないか?」
「戸塚は別だ、お前はしらん」
「冷たい奴だな、まあいい、これでおぬしの評価は終わりか?では雪ノ下殿お願いする」
まだいろいろ言いたそうな比企谷を尻目に材木座は雪ノ下の方へ向く
「私からは・・・」
~~~~~~~~~
一通り評価が終わり、いつものように文章の書き方についてコテンパにされた材木座は席を立つ
「毎度のことながら貴殿らは厳しいな、ではラノベを回収しよう」
そういいコピーを回収しようとしたが
「いやこれはこっちで捨てるからいい」
「私も自分で捨てるからいいわ」
なぜか二人とも原稿を渡そうとしない上に比企谷から質問が来る。
「材木座、これなに使って書いたんだ?」
「ほむん、聞いて驚け!dropboxというアプリがあってだな!これがスマホと自宅のPCを連携してファイルを共有出来るのだよ!好きなエディタで何時でもプロットや執筆ができる優れものだ!」
「ふーんそうか、ちょっと見せてみろ」
「これなのだよ、自宅のPCは常につけっぱなしだからな、即座に共有・・・ちょっと八幡!なにしてんの?!」
「なにってファイルを消したんだよ。これでお前のPCからも消滅しただろ。」
「なにあっさり言っておるのだ!これ書くのにどれだけ苦労をしたと思ってる!」
「黙れ、人を勝手にモデルにしておいてその言いぐさは無いだろ、それに印刷したものをお前が一部持ってるから構わんだろうが」
「それはそうかもしれんがこれはあんまりではないか!クソっ何たることを・・・貴様やっていいことと悪いことぐらい分かれよ!」
さすがの材木座もこれには怒り心頭だ。
頭を抱え比企谷に怒りの言葉を吐く。
「材木座くん、申し訳ないけどこれをデータとして残しておくわけにはいかないのよ?もし流出してあらぬ噂がたった場合あなたは責任とれるのかしら?」
「しかしだな・・・」
頭を抱えながら返答をする。
「材木座、すまんが納得してくれ、あとこれに関する話をよそでするなよ?」
「なんでそんなにこれの存在を隠したがるのだ?まさか本当に・・・」
「おい、それ以上は言うな」
材木座が顔を上げると比企谷と雪ノ下がこちらを睨み付けている、どう見ても雰囲気が異常だ
「批評会はこれで終わりだ。お疲れ様」
材木座は部室を追い出された。
「しかし八幡はいったいどうしたのだ?雪ノ下殿も心ここに有らずといった感じだったし最後なぞかなり怖かったぞ・・・まさか・・・」
頭に浮かんだ考えを必死に否定する
「そんな訳はないだろう、あれは我が考えた話だし、八幡も雪ノ下殿もああいう関係ではないとは思うし・・・」
そんなことを考えながら階段付近まで来たとき
「ちょっと待ちなさい」
振り返るといつのまにか雪ノ下が立っていた。
「な、なんでしょうか?」
「先ほど話に有った工場の連絡先と場所を教えなさい」
「へ?本当に工場経営に興味が?」
「あなたの意見は聞いてないわ、教えるの教えないの?どっち?」
どんどん雪ノ下の目つきがけわしくなってくる
「い、今はわからぬ、家に帰らぬと」
「では連絡先を交換しましょう、光栄に思いなさい、私の連絡先を知っているのはこの学校でも数人だけよ?あと余計なメールや電話をしてきたら社会的に抹殺するから覚悟してね?」
本当は胸がときめくはずの女子との連絡先交換がなんでこんな脅迫じみた展開になってるんだろう、そう思いながら材木座はビクビクしながら連絡先を交換し、家に帰ると二度とかかわりたくないと思いつつ即座に工場の連絡先をメールした。
その一週間後比企谷八幡と雪ノ下雪乃は千葉から姿を消すことになる。