戦姫絶唱シンフォギア Concerto 〜歌と詩で紡ぐ物語〜   作:鯛で海老を釣る

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初投稿です。

一話目なのにアルノサージュ成分100パーセント




序章
某所にて


ーーーー視界が突如として黒に塗り潰される。

 

 

画面がテレビの電源を落としたように黒くなった。一瞬にして。目に映るものーー端末に付けられている画面に映し出されているのは、濡羽色の漆黒だけだ。あまりに唐突な出来事に思わず思考と身体が固まってしまう。

 

 

しかし、硬直していたのも束の間、直ぐに最悪の展開へと考えが及ぶ、ーーー接続が切れた。

それは困る、非常に困る。冗談じゃない。まだ接続が切れるような段階ではないはず。私はまだ彼女に、伝えたいこと、してあげたいこと、残された時間の中で二人だけの思い出作り、やるべき事は山のようにある。

 

 

ましてやこれでは、別れの言葉の一つも交わしていないじゃないか。どうしようもない焦りと一緒に身体中から嫌な汗がジワリと吹き出てくるのを感じる。心臓が脈を打つ音がやけに大きく聞こえるし、息遣いも荒くなってきている。落ち着こうと深呼吸をしてみるも効果は然程無かった。

 

 

そんな焦燥に駆られている最中、私の耳に小さなノイズ音が入ってくる。テレビの砂嵐ーーザザッ、ザッ。といったような音が途切れ途切れ聞こえてくる。それと同時に、私の目の前にある端末の画面に文字が次々に表示され羅列される。

 

 

落ち着くためにと、私は冷蔵庫に駆け寄り、勢いよく冷蔵庫の扉を開け、よく冷えた飲料水の入っているペットボトルを乱雑に掴み出しては、その場で飲み始める。冷たい水が喉を通る度に熱くなった身体を冷やしていくような気がする。私は十秒程で空になった容器をゴミ箱へ投げ込み、再び端末の前に戻る。汗は既に引っこんでいた。

 

 

私は席に座り、先程から続いているノイズ音の出元が端末である事に気がつくと同時に、接続が再び行われようとしている事に安堵から、胸を撫で下ろした。だが、まだ完全に安心するのは早い。私は一先ず画面に表示された文字を目で追い始めた。そこにはーーーー

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

魂探知機 起動

 

 

動作探知機 起動

 

 

S#m/$oge$r世界への橋 完了

 

 

Tz波をR波に 担持できません

 

 

S波はTz波に 完了

 

 

D波をS波に 完了

 

 

____世界への接続 完了

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

なんだこれは。まるで私が初めて彼方に接続した時みたいじゃないか。それになんだ。一箇所文字化けしていて読む事が出来ない。表示されている文章からして、文字化けして読めないが、おそらくこの世界へ繋がるということか。

 

 

そうなると私のアバターは、一体何処に飛ばされたのだろうか。少なくとも彼女のいた世界ではないことは確かだろう。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

目標座標を指定してください

>>3939E89EF

 

3939E89EF

接続中…

 

座標:3939E89EF

 

 

1次元座標 : 119.4687345 xt.

 

 

2次元座標 : 22812.354367 yt.

 

 

3次元座標 : 3393.122434 zt.

 

 

4次元(時間)座標 : 137726348:9:26:9:0:0 tt.

 

 

5次元(可能性)座標 :

38493/f453d3/dew4g4w/g5gg121/439_E it.

 

 

6次元(集合意識)座標 : EEASFRFV$SDED$EDEGGTTEE$CVFRGGRDFR$SDSSD ct.

 

 

7次元(世界)座標 : 該当なし

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

私が考えに惚けている間にも、画面には次々と文字や数列が表示されていく。私はどうすることも出来ず、只々画面を凝視することしか出来ない。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

1次元接続

 

Tz波を確認中…

 

テスト座標 = 583151E

 

  ==安定状態に固定!!==

 

QuelI->(クェリパ){EX[lic]->(エクリクパ){iyon ciel <=> ## ciel }(イョンシエルレクシエル)

『あなたの世界と___の世界を繋ぎます』

 

EX[ch]->(エクチパ){amue}am(アムアム){EX[etr](エクエテル)<-{mana};}}(レマナ)->EXeC->{HW};(パエクゼクパフー)

『波動の変換をして、生命を招き入れます』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

いつの間にやら、先程から鳴り続けていたノイズ音は止んでいる。どうやら、接続が完了したみたいだ。もう成り行きに任せるしかない。繋がった先の世界に関しては未知で不安しかない訳だが仕方ない。

 

そもそもだ。どうしてこうなったのか。

確かあの時はーーーー

 

 

 

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