ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生with軍師の娘   作:雑賀衆見習い

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いつも読んでいただきありがとうございます。雑賀衆見習いです。

こういった形での挨拶は初めてですね。

日々増えていくUAや気づいたら増えてるお気に入りに正直びっくりしております。

なかなか更新が出来ず申し訳ありません。

これからも更新していくので、気長にお待ちいただけたら幸いです。

では、最新話どうぞ!


週刊少年ゼツボウマガジン③

~苗木視点~

「ギャハハハ、何言ってんだ兄弟!」

「はっはっは、君こそ冗談はよしたまえよ、兄弟よ!」

 

………ナンダコレ?

昨日サウナで我慢比べをしていた二人が、食堂で仲良く肩を組んで笑っている。

他の人たちも異質な空気を前に近づこうとしない。

 

「……舞園さん、桑田君、あれ何?」

「…それが、朝食堂に来たらすでに………」

「朝二人が入ってきた時からああだったぞ………」

 

…昨日、僕が部屋に戻った後、一体何があったんだ?

とても気になるけど、かといってあの二人に今近づくのは避けたいし…

 

「おっはようございまーす!」

 

と、いつものように元気よく入ってくるマークさん。我慢比べの立会人を代わってくれたマークさんなら何か知っているかもしれない。ちょっと聞いてみよう。

 

「マークさん、昨日いったい何が「「姉御ォ!!」」あっ………え?」

 

先ほどまで男同士の独特な世界を作っていた二人は、マークさんを見つけると飛んできてマークの手をガシッと両手で力強い握手をした。

 

「石丸さん、大和田さん、おはようございます!」

「姉御!昨日はありがとな!」

「おお、苗木君もいるではないか!昨日は立会人をしてくれて感謝しているぞ!」

「えっと、勝負はどうなったの?」

「そういう問題じゃねぇ!勝負をしたってことが大事なんだよ!」

「えええ!?」

 

もうメチャクチャだ。マークさんも普通に挨拶してるし。

その後の朝食会は、男同士の濃厚なつながりを延々聞かされるという、かなりしんどいものとなった。

 

その後、夜時間になる少し前、モノクマから体育館に集合するよう連絡があった。

新しい部屋の開放か、それとも前回のような「動機」か………

どちらにせよ、行かないわけにはいかない。

 

体育館には既に全員が集まっていた。今回は何が起こるだろうかと不安そうだ。

そんな中、マークさんからある疑問が投げかけられた。

 

「そういえば…ケーサツ、でしたっけ?ほら、朝日奈さんが言っていた人たち。あの人たちって今どうしてるんでしょか?」

「そういえば妙ね。都会のど真ん中でこんなことが起きていたら、気づかないはずがないのに………」

「もしや黒幕は、国家権力さえ自由に動かせる力を持っているのかもしれませんね」

「そういや、今日ボーっとしてたら外から工事現場みたいな音が聞こえたべ」

「うぷぷぷぷ、葉隠君の聞いた音って爆発音とかマシンガンかもね。工事現場の音に似てなくもないよね」

「!」

 

またいつものようにモノクマが突然壇上に現れた。

 

「さて、最近僕はめっきり元気がないのです。それもこれも全部刺激もドキドキもない“退屈な日々”のせいなのです」

「………ということは、今回は“動機”?」

「ピンポーン!苗木君だ~いせ~いか~い!今回はこんな“動機”を用意しました~」

 

モノクマは何処からか、僕たちの名前が書かれた封筒を取り出した。

 

「人間生きていれば誰しも人に知られたくないような過去があると思いますが、今回ボクは独自の調査により、そんな秘密を集めてみましたー!」

「苗木さん苗木さん!今回は私のもありますよ!仲間はずれにされてません!」

 

………あぁ、うん。よかったね………

一応コロシアイの“動機”なんだから、出来ることなら欲しくないんだけどな…

 

「さあみんな拾って拾ってー!」

 

僕らはモノクマから足元に投げられた封筒を拾い、中身を見た。僕の封筒に書かれていたのは………

 

【苗木君は小学5年生までおねしょをしていた】

 

確かに恥ずかしい秘密だけど、一体どうやって調べてきたんだ!?

他のみんなも、それぞれ驚愕の表情を浮かべている。

 

「タイムリミットは24時間!それまでにクロが現れない場合、この恥ずかしい秘密を世間にばらしちゃいま~す」

 

それが嫌ならはりきってコロシアイしてね~と言い残し、モノクマは消えた。

 

このあと石丸君が、コロシアイの動機を消すために、この場でお互いの秘密を暴露しあうことを提案するも、腐川さん・セレスさん・不二咲君の反対によって却下された。

すでに夜時間が迫っていることもあり、この場はそこで解散となった。

 

僕も今日は休もう。そう思って自室に入ろうとしたとき…

 

「苗木君、マークさん見ませんでしたか?」

「え?そういえば、解散した後は見てないけど、どうしたの?」

「今日は私の部屋に泊まることになっているんですけど、マークさんが見当たらなくて………」

「え?」

「その…今日は“動機”の件もありますし、マークさんが心配で…」

「分かった。じゃあ手分けして探そう」

 

そのあと、2階は舞園さんが、1階は僕が捜索することになった。

 

~舞園視点~

“動機”のタイムリミットは24時間。もし誰かが、この前の私と同じことをしようとしているなら、今夜中に必ず行動を起こすはず。

それまでにマークさんを見つけ出さないと!

 

「あれ?不二咲さん?」

「ま、舞園さん?」

 

2階に着くと、何故か不二咲さんが居た。普段と違い、スポーツバッグを持っている。

 

「どうしてこんなところに?もう夜時間は過ぎてますよ?」

「あ、うん、ちょっとね………舞園さんは?」

「私はマークさんを探しにこっちへ来ました。今日は私の部屋に泊まることになっているのですが、見当たらなくて…」

「そうなんだ…大変だね…」

 

気のせいでしょうか?不二咲さんは他の女性と話すとき、緊張しているような、距離を取っているような………

何かしらの苦手意識があるのかもしれませんね。

早めに部屋に戻るようにしてくださいね、と言って不二咲さんと別れた後、私はまっすぐ図書室に向かった。マークさんはよく本を持ち歩いているから、もしかしたらと思ったんだけど………

 

「おい、うるさいぞ」

「十神君?こんなところで何してるんですか?」

「………他に聞くことが無いのか?貴様らは」

 

とりあえず、こっちにマークさんが来ていないことを確認すると、私は急いで図書室を後にしました。

となると、後はプールや更衣室、他の教室とか…とりあえず近くの教室とトイレを覗きましたがマークさんはいません。

最悪の可能性が頭をよぎりだした頃、ようやくプール前ホールでマークさんを見つけることが出来ました。

ただ、何故か不二咲さんと大和田君と一緒に居ましたけど………

 

「舞園さん、下がっていてください」

 

いつもと違いトーンの低いマークさんの声。こういう声を出すときは何かあった時だ。

よく見ると、マークさんは不二咲さんを庇うようにして立っている。

 

「不二咲さんを連れて逃げてください」

「待って、マークさん。一体何、が………」

 

その時、今まで更衣室側の壁にもたれかかるように座っていた大和田君がゆらりと立ち上がった。

その時、私は大和田君の顔を見て、気づいてしまった。

あの目は、危険な目だ。倫理も秩序も無視して自分だけのルールを押し通そうとする人と同じ目をしている。

 

「お前も……秘密を言えってのか?………言って、何もかも台無しにすりゃよかったのか?」

「早く!」

「っごめんなさい!」

 

マークさんの言葉にはじかれるように、私は不二咲さんを抱えて走り出した。




生徒名簿.3

マーク

超高校級の「???」

マークの詳細は謎に包まれており、出自・経歴を含む一切が不明。厳密には希望ヶ峰学園の生徒ではないが、学園長が急遽生徒手帳を作成し、仮ではあるが生徒という扱いとなった。本人曰く、ある日を境にそれ以前の記憶を失っているらしい。性格は極めて明るく、同じクラスメイトと積極的に交流を図っているが、空気を読まない発言にクラスメイトが振り回されることもしばしば。
クラスメイトの中で一番、行動が自由。
誕生日は5月5日
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