BLEACH〜空座町の死神代行少女と多重世界〜 作:桂ヒナギク
私はかつての母校である童守小学校に来ている。
宿直室には、ぬ〜べ〜と、生徒数人。
どうやら、ぬ〜べ〜が宿題を教えるとのこと。
そして私は霊が出た時、万が一に備えての応援員だった。
車の音が聞こえる。
何者かが車を校庭に駐車させて降りて来た。
それは二人組の男女だった。
我々は校庭に出て行った。
「助けてくれ! 追われてるんだ!」
「誰から?」
「け……いや、悪者から」
「そうか。とりあえず、中に!」
私ちは二人を中に入れて匿うことにした。
ぬ〜べ〜が怪訝に思っている。
「どうしたの?」
「いや、こんなことが前にもあったような気がするんだ」
「前……!?」
言いかけて、とてつもない力を感じる私。
なんだ、このものすごい霊圧は?
今までに感じたこともない霊圧だった。
「はぐれはおらんか」
と、声が聞こえてくる。
「これは、まさか!」
「ぬ〜べ〜?」
「七人ミサキだ! 厄介なものを連れて来たようだな」
ぬ〜べ〜は宿直室を飛び出した。
「お前たちはこの部屋から絶対に出るな!」
「待って!」
私はぬ〜べ〜を追った。
「はぐれはおらんか」
校舎に侵入する七人ミサキ。
ぬ〜べ〜が鬼の手を出そうとしたところで、七人ミサキが杖でその手首を叩く。
「ぐっ!」
痛みに怯むぬ〜べ〜。
私はカイを飲み込んで死神化した。
「カイ、子どもたちのところへ」
カイが宿直室へ駆けていく
私は斬魄刀を手に取った。
「とりあえず、斬る!」
私は七人ミサキをぶった斬るが、てんで効いていなかった。
「聡美、魂葬はどうだ?」
「魂葬? やってみる」
私は七人ミサキの額に斬魄刀の柄を当てがうが、しかし、尸魂界に送ることができなかった。
「バカな!?」
宿直室を目指す七人ミサキ。
「行かせない!」
瞬歩で前に回り込み、衝撃波を浴びせるが、しかし、それも物ともせずにそのまま進んで行く。
「はぐれはおらんか!?」
鬼のような
宿直室では、子どもたちやカイが拘束されており、二人組の男女が排水管を伝って逃げるところだった。
だが、排水管がポキリと折れ、二人組の男女は落下してしまう。
七人ミサキが二人組を囲み、七人ミサキへと変えてしまった。
「あの二人、何をしたんだ?」
「宝石強盗やって、逃げる途中にあの霊たちを轢き殺してしまったらしいわ」
私は肉体に戻りざまにカイの記憶を読んでぬ〜べ〜に言った。
「そうだったのか」
「まさか死神にも魂葬できない霊がいるなんて……」
「奴ら、前にもここに乗り込んで来たことがあってな。その時も除霊ができなかった」
「そういえば、あいつらには因果の鎖がなかった。何者なの?」
「さあな」
ぬ〜べ〜が子どもたちの拘束を解いた。
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