BLEACH〜空座町の死神代行少女と多重世界〜   作:桂ヒナギク

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第15話:襲われたのは?

 自宅。

 目覚まし時計の音で目を覚ます。

 時刻は六時。

 私はベッドから出ると、生理現象と洗顔を済ませ、制服に着替えてキッチンへ行き、朝食を用意すると、康太を起こした。

「おはよう、康太」

 寝ぼけた康太がトイレへ行き、用を済ませて出てくると、洗面所で顔を洗ってリビングへ。

 二人、食卓で朝食を食べ始める。

 今日から私と康太は夏休みに入っている。

「うらめしー」

 霊が寄って来た。

 私は拳で霊を払いのける。

「うらめしー」

 康太の方に行く霊。

 しょうがない。

 私は代行証で死神化すると、魂魄の額に斬魄刀の柄を当てがう。

 魂魄が魂葬された。

 私は体に戻る。

「お姉ちゃん」

「うん?」

「大変だね、いつも戦ってばかりで」

 康太は私ほどではないが、霊感が強く、死神や虚が見えるレベルである。

 そのためか、たまに虚に狙われたりする。

 ピンポン。

 チャイムが鳴る。

 私は玄関へ行き、扉を開けた。

「マイ一番弟子よ! 来てやったぞ」

観音寺(かんおんじ)!……って、誰が一番弟子だ!」

 私は観音寺の顔面に足をめり込ませた。

「で、何の用?」

 私はとりあえず、観音寺をリビングへ通す。

「あ! ドン・観音寺だ! 本物だ!」

 康太が感激している。

 そうか。確か康太は観音寺のファンだった。

「ていうか、家って教えたっけ?」

「お前さんのスピリチュアルスメルを嗅ぎ取って来たのだ」

「何をわけのわからんこと言ってんのよ。で?」

「実はな……」

「言えよ!」

 額に青筋を立てる私。

「この間、お前さんの言っていた虚とかいうのが大量に発生してな」

「そんなけは……!?」

 私は虚の気配に気づいた。

「バカな」

 こんなに大量にいるなんて。

 寝起きでセンサーが狂っていたみたいだ。

 私はカイを取り出し、飲み込んで死神化した。

「カイ、康太を頼む」

「了解」

「行くよ、観音寺」

「私もか? しかし、私には君みたいに虚を倒す力は……」

「つべこべ言わず来い!」

 観音寺の襟を掴んで外へ出て行く。

「フシャア!」

 虚が襲いかかって来た。

 私が斬魄刀に手を伸ばすと、どこからか光の矢が飛んで来て虚を消滅させた。

「誰だ?」

 メガネをかけた男子が姿を現した。

「石田くん?」

 石田(いしだ) 雨竜(うりゅう)滅却師(クインシー)だ。

「済まない。うっかり転んだ拍子に撒き餌を砕いてしまったみたいだ。頼む、虚を倒すのに協力してくれ」

「断る!」

「なんでだい?」

「これはあんたが招いたことだってのがよくわかった。あんたの尻拭いをするほど暇じゃないし、昨日も寝ずに虚と戦っていたから、正直眠いのよ」

「はあ? 君は死神じゃないか。寝る間も惜しんで戦うのが死神だろ?」

「黒崎くんに頼めば?」

「いや、黒崎は……」

「観音寺、あとは任せた」

「任せたって……」

 観音寺が疑問符を浮かべた。

「もう寝ないとやばいのよ」

 私は家に入ろうとした。

「うわああああ!」

 悲鳴。康太か。

「康太!」

 中に入ると、康太が虚に捕まっていた。

「うまそうな人間。ん?」

 虚が私に気づく。

「ほう。死神もいたか」

「康太に手え出すんじゃねえよ!」

 私は斬魄刀を鞘から引き抜いた。

 

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