BLEACH〜空座町の死神代行少女と多重世界〜   作:桂ヒナギク

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第20話:襲われるものたち

 私は童守町の童守公園にいた。

 特に目的もなく、何となくやってきただけだが。

 椅子に座りながら、ボーッとしている。

 すると、(プラス)の霊がやってきた。

「お嬢さん、可愛いね……って、聞こえないか」

 私は死神になると、魂魄を魂葬した。

「うわああああ!」

「きゃああああ!」

 ケントとユリアの悲鳴がした。

 私は現場に駆け付ける。

 そこには、驚いて腰を抜かしているケントと、妖怪に捕まっているユリアの姿が。

 妖怪は二本足で立つ虎のような姿をしている。

「ちょっとあんた! その子を放しなさい!」

「ああ? いやなこった」

 私は眉間に青筋を立て、斬魄刀で衝撃波を繰り出した。

「ぎゃああああ!」

 ユリアを握っていた手を削ぎ落とされ、悲鳴をあげる妖怪。

 妖怪とて魂魄。斬魄刀で斬れないわけがない。

 解放されたユリアがケントの前に移動する。

「今のうちに逃げるわよ!」

 二人は私に気づかず去っていく。

「貴様、俺の食事を邪魔しおって。それになんだ、そのダサい格好は?」

「死神代行、北神 聡美。覚えておくがいいわ」

「死神様? た、大変失礼いたしやした!」

「へ? 死神様じゃなくて、尸魂界の死神なんだけど」

「そうか。ならば!」

 妖怪が襲ってくる。

「遅い!」

 私は妖怪を真っ二つにした。

 消滅する妖怪。

「戻るか」

 私は童守公園に戻ると、ベンチで座っている体に入った。

「さてと」

 私は立ち上がり、童守小に向かった。

 童守小に着き、宿直室へ。

 宿直室に入ると、ぬ〜べ〜がカップ麺を食べていた。

「そんなものばかり食べていると体壊すよ」

「おう、聡美か。何か用か?」

「さっき虎のような妖怪にあった。倒したが」

「それは虎男(とらおとこ)だな。肉食で獰猛(どうもう)なやつだ」

「ぬ〜べ〜、最近、妖怪多くない?」

「逢魔ヶ刻だからな」

「それなんとかならないの?」

「元凶を倒せばな。だが、元凶がどこにいるのかもわからん」

 その時、咆哮がした。

「グオオオオ!」

 虚の咆哮だった。

「虚?」

 私は咆哮のした場所へ向かった。

 そこは童守小の校庭。警備員が襲われていた。

 私は迷わず死神化。虚に攻撃を仕掛けるが、躱された。

「避けるなよ!」

「死神風情が私に勝てるとでも?」

「ずいぶんと余裕ぶっこいてんじゃねえか。それが命取りにならなきゃいいがな!」

 私は斬魄刀で衝撃波を放った。

 虚は衝撃波を躱す。

 私は斬魄刀を始解。

 カマイタチが、虚に無数の傷をつけた。

「ぎゃああああ!」

 姫をあげ、血しぶきが吹き出す。

「トドメ!」

 私は飛び上がり、落下の勢いを利用して、虚の額に斬魄刀を突き刺した。

 消滅する虚。

「おーい、大丈夫か?」

 ヒーローが遅れすぎての登場。

「大丈夫よ」

「そうか。ならいい」

「じゃあ、帰るね」

 私は童守小を後にした。

 

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