BLEACH〜空座町の死神代行少女と多重世界〜 作:桂ヒナギク
「起きろ、朝だ」
その声に目を覚ます私。
目の前には啓太郎……いや、ウルキオラが立っていた。
「夏休みくらい遅くまで寝かせてよ」
「ダメだ。生活リズムは整えないと、肌が荒れる」
「余計なお世話よ!」
ベッドから出る私。
「今、朝食作るね」
私はキッチンへ行き、三人分の朝食を用意し、内一食を部屋に持ち込んだ。
ウルキオラが私の手料理を食べてくれている。
「口に合うかしら?」
「美味いよ」
やがて、朝食を食べ終えるウルキオラ。
「ごちそうさま」
私は食器をキッチンへ運び、全員分まとめて洗った。
部屋に戻る。
「ねえ、ウルキオラ。散歩しない?」
「ああ。先に出てる」
ウルキオラが窓から外に出て行く。
私は玄関で靴を履き、表に出た。
「行こ」
私たちは目的もなく歩き出す。
{ホロウ……ホロウ……}
代行証が音声を発する。
「虚?」
私はカイを飲み込んで死神化した。
「行ってくる!」
虚のいる方へ飛び立つ。
現場に着くと、私は斬魄刀で虚を真っ二つにした。
消滅する虚。
なんだってこんなにも虚が出やすくなってんだ? まさか、逢魔ヶ刻が原因じゃないだろうね?
そう思えて仕方がなかった。
私はカイのところへ戻った。
カイを代行証で取り出して体に入る。
「せっかくの散歩が台無しだね」
「構わん。お前にはもっともっと強くなってもらいたいからな」
「あ! そうだ、ウルキオラ!」
「なんだ?」
「
「滅却師の飛廉脚でも飽き足らず、虚の高速歩法も手にするというか」
「だって響転って
「お前が覚えたいのなら教えてやるが……」
私は響転の使い方を教わった。
「ありがとう。あとでやってみるね」
「どうでもいいが、行く当てがないなら帰らないか?」
「うーん……帰ろっか」
私たちは家に戻った。
当然、ウルキオラは窓から直接部屋へ。
私は玄関で靴を脱ぎ、二階に上がって部屋に入る。
「ウルキオラ、夏休みの宿題やろう?」
私はウルキオラと共に夏休みの宿題に取り掛かった。
お互いのわからないところをそれぞれ補い、宿題を進めて行く。
そうして宿題に熱中したその夜、全ての宿題が終わった。
「一日でできちゃった」
「これで休みが終わるまで遊べるな」
「そうね」
ぐー。
ウルキオラの腹の虫が鳴いた。
「お腹すいた」
「何か作るね」
私は食事を用意し、部屋に持ち込んでウルキオラと一緒に食べた。
「お前の手料理は最高だな。どこの料理よりも美味い」
「ありがと」
私は料理を褒められ喜んだ。