BLEACH〜空座町の死神代行少女と多重世界〜 作:桂ヒナギク
空座町。
隣接する童守町からは、ものすごい霊圧がひしひしと伝わってきていた。
「まずいな」
私は代行証で死神化し、肉体を部屋のベッドに置いて童守町へ急いだ。
降臨した鬼天帝にラミアが憑依した瞬間に立ち会う私。
ぬ〜べ〜が三体の鬼、
だが、圧倒もつかの間、ラミアは更なるパワーアップをし、ぬ〜べ〜をフルパワーで跳ね飛ばした。
「うわ!」
合体が解除された。
そこへ、ぬ〜べ〜の妻であるゆきめが参戦。ラミアの妖力を吸収し始めた。
「先生、今です!」
力を失ったラミアに、ぬ〜べ〜の鬼の手NEOが炸裂する。
「うわああああ!」
悲鳴を上げ、消滅した……かに思われた。
ラミアは激しい怒りを抱き、虚へと堕ちる。
胸部に穴が空き、ラミアの顔に仮面が現る。
「切り裂け、鎌鼬!」
私は斬魄刀を始解させた。
「虚なら私の専売特許!」
私は虚と化したラミアを斬りつける。
「はあ!」
ガン!——ラミアが腕を盾に斬魄刀を受け止め、フルパワーで押し返す。
「ぐおおおおああああおおおお!」
ラミアの咆哮と共に私は後方に吹っ飛んだ。
ゴロゴロと地面を転がる私の体。
「ぐっ!」
その体はボロボロとなっていた。
本当はやりたくないが、アレをやるしかなかった。
「うおおおお……!」
私は霊圧を暴走させ、完全なる虚と化した。
その後のことはよく覚えていないが、ラミア虚を呆気なく倒してしまった。
標的を失った私は、敵味方の区別もつかず、見境なく暴れた回ったが、それをぬ〜べ〜が必死になって止め、暴走した霊圧を沈めてくれたのだ。
「全く、無茶しやがって……」
「ごめん。ありがとう」
かくて、鬼天帝の脅威は終わりを告げ、童守町は平和な日々を取り戻し始めた。
ラミアを倒した私は、空座町に戻ってきた。
肉体に帰還した刹那、ドアが外側からノックされた。
ドアを開けると、康太が立っていた。
「お姉ちゃん、帰ってきたところ悪いんだけど、ご飯」
「うい」
私は部屋を出ると、キッチンへ移動して食事の支度を始めた。
何を作ろうか、疑問符。
「あ!」
両手を一回、パンと叩く。
康太はハンバーグが好きだ。ハンバーグを作ってやろうではないか。
私は冷蔵庫からひき肉を取り出し、ハンバーグを作り始めた。ついでにソースのオリジナルで。
ハンバーグが完成し、食卓に並べる。
タイミングよく康太がやってくる。
「あ、ハンバーグだ!」
席に着く康太。
「いただきまーす!」
康太はハンバーグを頬張り始めた。
とりあえず、ぬ〜べ〜編はこれで大団円。