BLEACH〜空座町の死神代行少女と多重世界〜 作:桂ヒナギク
第01話:いなくなった教師たち
私は空座町にほど近い、杉並区に来ていた。
最近、ここ杉並で、怪奇現象が後を絶たないという噂があったからだ。
死神である以上、怪奇現象と聞いて黙ってはいられない。
現地の霊能力者I.S氏によると、私立白皇学院の
私はくだんの件を調べるべく、白皇学院に学籍を移した。
「初めまして! 空座第一高校から来ました、北神 聡美です! よろしくお願いします!」
黒板の前に立ち、自己紹介をする私。
すると、クラスメイトから大歓迎された。
……。
…………。
………………。
休み時間、私はクラスメイトたちに囲まれていた。
「彼氏いるの?」とか、「どこに住んでるの?」とか、色々と質問ぜめにあっていた。
「おい、お前たち。北神が困ってるじゃないか」
と、金髪ツインテールの小さな女の子が言った。
周囲を囲っていた生徒たちが散らばっていった。
「あ、ありがとう。助かったよ」
「いや、当然のことをしたまでだ。私は
それから——と、水色短髪の童顔の男子生徒を示すナギ。「こいつは
「羊……?」
「執事だバカヤロー!」
「冗談」
「ぶう」
ナギはふてくされて黙り込んだ。
「北神さん」
と、桃色長髪の女の子が声をかけてきた。
「あなた、剣道やってるでしょ?」
「え?」
「あ……私、
「ま、前の学校で剣道やってたのよ」
「やっぱりね。……うん、決めた。あなた、剣道部に入りなさい」
「そういうあなたは部長で、私を勧誘してるの?」
「いけないかしら?」
「いや、別にそういうわけじゃ……」
「だったら、いいわよね?」
「うん、まあ……」
「それじゃ、早速入部の手続きをしに行きましょう?」
「うん」
私とヒナギクは入部手続きをしに、職員室へ行った。だが。
「変ね。誰もいないわ」
微量だが、霊圧を感じる。霊的なものの仕業だと思われる。
「ん?
ヒナギクには霊圧を感知する力があるのだろうか。
「ヒナギク? ひょっとして、あなた、霊が見えたり?」
「はっきりと。嫌いだけど」
「そうなんだ。じゃあ話は早いわね。これ、霊の仕業よ」
「霊が? なんでまた?」
「とりあえず、霊圧を辿りましょう」
私は霊圧を辿る。後ろからはヒナギクがついてくる。