少女の初恋   作:霧崎 有栖

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組み分け

私はウキウキした足取りでグリフィンドールのテーブルに小走りで向かう

 

フレッドとジョージが手を振って歓迎してくれた。

 

そして組み分けは続いていく(一緒のボートに乗っていた黒髪の女の子は「チョウチャン」レイブンクローに分けられた)

 

私はとあることに気づく

 

「ねぇねぇ、あそこの席なんで空いてるの?」

ちょんちょんとパーシーの肘を突く(パーシーはフレッドとジョージの二つ上の兄だ)

「あー多分先生到着してないとかだと思うよ。多分魔法薬学の先生だと思うよ。」

「魔法薬かぁ、いい先生だといいな」

私はポケットから魔法薬の教科書を取り出して読み始める。

「君は魔法薬が好きなのかい?」

「えぇ、小さい頃から色んな薬作ってたの、この教科書の内容もほとんど復習でしかないわ」

「おいおい、ほんとかよ。すごいな」

「俺たちなんて今でもちんぷんかんぷんだぜ」

とおどけたふりをして私の手から教科書をひったくる。

「こんなの読んでないでもうすぐで組み分けが終わるご馳走が食えるぞ」

本を返しながらジョージが嬉しそうに舌なめずりをした。

 

バンっと閉まっていた大広間のドアが開く。

 

1人の先生が入って来た、ねっとりとした黒髪、鉤鼻に土気色の顔をした背の高い男性

 

「うわぁ、今年もスネイプかよ。最悪だぜ、」

 

 

双子は近くの男子と口々にスネイプの悪口を言った。でもそんな話メアリーの耳には入っていなかった

 

スネイプがグリフィンドールとスリザリンのテーブルの間を通った時に気づいた

(この人ここに来る前に魔法薬を作ってたんだ。)

「この匂いはえっと、ニガヨモギとアスフォデルかな?だったら確か…生ける屍の水薬を作ってたのかな?」

 

ハッとスネイプと目が合う

スネイプがありえないと言いたげな目で私を見て来た

 

「なんですか?」

 

その問いにスネイプは答えずまっすぐ自分の席に座った

 

その瞬間に組み分けは終わった

 

校長であるダンブルドアが立ち上がり腕を大きく広げ、皆に会えた子がこの上ない喜びだというような笑顔で

「おめでとう!ホグワーツの新入生、おめでとう!歓迎会を始める前に二言、三言、言わせていただきたい。では、いきますぞ。そーれ!わっしょい!こらしょい!どっこらしょい!以上!」

ダンブルドアは席に着き、生徒の全員が歓声をあげた、メアリーもそれにつられて声をあげた

 

その瞬間にテーブルの上に置いてあった空の大皿にたくさんの料理が並んだ。

ローストビーフやローストポーク ソーセージやベーコンステーキ、グリルポテト、フレンチフライ、ヨークシャープティング、まだまだたくさんの料理が並んでいた

 

私は料理を全部少しずつお皿にとって食べ始めた。一度にたくさんの種類の料理を食べたことはない。すごく美味しかった。

 

「メアリー、あなたの家系はどうなの?ハーツ家って確か純血だよね?」

隣に座っていたケイティに聞かれる

「私は半純血だよ。パパがハーツ家でママはマグルなの。両親の年は10歳も離れてるのよ。すごいでしょ」

ケイティはフォークに刺したステーキを頬張りながらママが何をしているのか聞いてきた

「ママは薬剤師なのだから昔っから薬品にさわることが多くてね。だからなのかな、小さい時から色んな魔法薬作ったことがあるの。それにすごく楽しみなの魔法薬の授業、あの先生さっきまで魔法薬作ってたみたいだし」

ケイティがえっ、と顔をして私を見た

「なんでそんなことわかるの?」

「さっき通った時にニガヨモギとアスフォデルの匂いがしたんだ、その薬草使うのは生きる屍の水薬しかないと思うから多分煎じてたんだと思う。使用してたら起きてないだろうし。」

ケイティや双子の頭には?が浮かんでいた

「えっと、匂いが独特だし、それに………」

その瞬間、大皿の料理がなくなりそれに変わりたくさんのデザートに変わった。

糖蜜パイや、ブラウニー、エクレア、トライフル、ゼリー、ライスプティングなどなど

 

 

「すごいわ、こんなたくさんのデザートは初めてみたわ!」

ケイティはお皿にたくさんのアイスをもっていた

「ここの料理は美味しいだけじゃないんだぜ」

「味も最高なんだ」

ケイティと私は口いっぱいにデザートを詰め込んだ

 

 

大皿に盛られたデザートをすべて食べきった

ダンブルドアがまた立ち上がり、大広間がシーンとなった

 

「エヘン、全員よく食べ、よく飲んだことじゃろうから、また二言、三言。新学期を迎えるにあたり、いくつかのお知らせがある。一年生には注意しておくが、構内にある森にはいってはいけないぞ。これは、上級生にも、特に何人かの生徒たちには特に注意しておくぞ。」

ダンブルドアはキラキラした目でフレッドとジョージを見た。

「管理人のミスターフィルチから授受の合間に廊下で魔法を使わないようにとの注意がある。最後に今学期は二週目にクィディッチの予選があるのじゃが、寮のチームに参加したい人はマダムチーフに連絡するのじ。」

 

「では、最後に校歌を歌おう!」

ダンブルドアは杖を振るい金のリボンが長々と流れ出しテーブルの上高く登り、蛇のようにくねくね曲がり文字を描く

 

「さぁ!みな自分の好きなメロディーで!では、さん、し、はい!」

学校中が大声で歌った

 

ホグワーツ ホグワーツ

ホグホグ ワツワツ ホグワーツ

教えて どうぞ 僕たちに

老いても ハゲても 青二才でも

頭にゃなんとか詰め込める

今は空っぽ 空気詰め

死んだハエやら ガラクタ詰め

教えて 価値のあるものを

教えて 忘れてしまったものを

ベストをつくせば あとはお任せ

学べよ脳みそ 腐るまで

 

みんなバラバラに歌い終わった。

最後に歌い終わったのは飛びっきり遅く歌ったフレッドとジョージだった。

 

「歌とは何者にも勝る魔法よ」

ダンブルドアは涙を拭い一言

「これにて終わり!就寝!かけ足!」

グリフィンドールの1年生は監督生の後に続いてぺちゃくちゃ騒がしい人ごみの中わ通り大広間をでで寮へと向かう

 

たくさんの階段を登っていると後ろの方から悲鳴が聞こえた

 

「レイブンクローの監督生の声だよ。ピーブズだ、学校のポルターガイストだよ。」

 

「ふふふ、今年はレイブンクローが、犠牲になったわねー〜」

 

もう1人の監督生がせらせら笑った

 

 

廊下の突き当りには、ピンクの絹のドレスを着たとても太った婦人の肖像ががかかっていた

 

「合言葉は?」とその婦人が聞いた

 

「ミラクル ベア」

 

監督生が唱えると肖像画が前に開き、その後ろの壁に丸い穴が見えた

穴はグリフィンドールの、談話室に続いていた。

監督生の指示で男子は男子寮に続く

ドアからそれぞれの部屋に入った

螺旋階段を登っていくとひとつの扉があった

そこを開けるとベットが6つあった

深紅のビロードのカーテンがかかった4本柱の天蓋付きのベッドがあった

トランクは既に届いていた

みんなパジャマに着替えてベッドに潜り込んだ

 

そのままみんな眠ってしまった。

 




遅くなってごめんなさい!
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