メアリーはとても奇妙な夢をみた
どれだけ走っても追いつかない
まって!お願いが止まって!
私は貴方に言わなきゃいけないの!
そっちへ行かないで!
『 !!』
ふと目を覚ます
窓から差し込む朝日が眩しい
朝か……
「ちょっとメアリー大丈夫!?」
「へ?」
周りをよく見渡すと私が寝転んでいるのはベッドではなく床だった
「ありゃりゃ、むーベッドから落ちたんだ……」
ベッドに手をかけながら立つ
「メアリー、泣いてるの、怪我した?」
ケイティが顔を覗きこんできた。
「へっ?ほんとに?」
頬に触れる、確かに涙なで濡れていた
「どうしたの?ケイティ、メアリー」
プラチナプロンドを内巻きに巻いた女の子が声をかけてくる
「寝てたらベッドから落ちちゃって」
「メアリーった、ドジなのね」
ふふふと笑いながら髪をくるくると回す
「酷いわ、ルル・メイ」
「ルルでいいわよ、メアリー」
「メアリー、早く着替えな朝ごはん終わっちゃぞ」
奥のベッドから声がする
「すぐ着替えるから待って!ベアトリーチェ」
私はトランクを開けて制服を取り出し着替える
姿見鏡の前に立つ、
「可愛くない、」
「制服ってそんなものよ」
ケイティとルルベアトリーチェと走って大広間に向かう
「女の子たちはお寝坊さんだな、」
先に来ていたコーマック・マクラーゲンがベーコンをかじりながら笑う
「メアリーが遅かっただけよ」
「だからごめんって!」
「早く食べよ!一限から魔法薬だよ。先生怖いらしいよー」
みんな大慌てでご飯を食べた。
魔法薬の授業は地下牢で行われた。
教室に入ると冷っとして、ジメジメしていた
壁に並んだガラス瓶の中にはアルコール漬けの動物がぷかぷかしていた
「この教室怖いわ、」
ルルが私の腕を掴んで離さない
「そうかしら、すごくワクワクする匂いよ。こんなに沢山の薬の匂いがする部屋はママの仕事部屋だけだと思ってたのに、」
ルルは飽きれたようにため息をつく
授業が始まった
「このクラスでは、魔法薬調剤の微妙な科学と、厳密な芸術を学ぶ」
スネイプが話し始めると、教室には誰もいないかのような静けさが走った
「このクラスでは杖を振り回すようなバカげたことはやらん。そこで、これでも魔法かと思う諸君も多いかもしれん。フツフツとわく大釜、ユラユラと立ち昇る湯気、人の血管の中をはいめぐる液体の繊細なチカラ、心を惑わせ、感覚を狂わせる魔力……諸君らがこの見事さを真に理解するとは期待しておらん。我輩が教えるのはら名声を瓶詰めにし、栄光を醸造し、死にさえ蓋をする方法である。ただし、我輩がこれまでに教えてきたウスノロたちより諸君がまだましであればの話だが」
大演説の後は始まりよりもはるかに静かになっていた
「それでは今から出す問題に答えられるものはいるかね?」
誰一人声を挙げなかった
「はい!私なら答えられます!」
メアリーは勢いよく手を挙げた
スネイプは眉を釣りあげ少し苛立ったような顔をした
「では、アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか?」
メアリーは立ち答える
「強い眠り薬になります名称を[生ける屍の水薬]です」
スネイプは小さい声でふむと言う
「では、べアゾール石を探すにはどこを探す?」
「ヤギの胃の中です。べアゾール石はたいていの薬に対する解毒薬になります。」
隣で座っているケイティとルルが目を合わせてびっくりしていた。
「最後に、モンクスフードとウルフベーンとの違いは?」
「どちらとも同じ植物です。別名をアコナイト、正式名称をとりかぶとです。」
メアリーは少しドヤ顔をした
「全問正解だ。」
スネイプは少し驚いたような顔をしたがまた機嫌の悪い顔をした
魔法薬の授業は生徒を2人1組にしておできを治す簡単な薬を調合させた
メアリーはルルとケイティはベアトリーチェと組んだ
スネイプは生徒が干イラクサを計りヘビの牙を砕くのを見て回っていた
どうもスネイプのお気に入りはスリザリンの生徒のようだ
スリザリンの生徒がヘビの牙を綺麗に砕けたので見るようにだの優遇されていた
ルルはそんな事を横目に山嵐の針を大鍋を火から降ろさずに入れようとしていた
「ルル待って!怪我しちゃう!爆発するから火から降ろさなきゃ!」
火から大鍋を降ろしながらルルに注意する
「私、ごめんなさい、」
ルルはバツが悪そうに謝りながら山嵐の針を大鍋に入れた
「大丈夫よ、私も昔はよくやったは」
ふふふと、笑いながら大鍋をかき混ぜる
1時間後、授業は終わりみんな薬を提出し地下牢の階段を登り始めていた
「私少し授業の質問してくるね。」
メアリーは教科書を持ちスネイプの方へ小走りで向かった
「メアリー、次の授業変身術だから間に合うようにねー」
とベアトリーチェが声をかける
「りょーかい!すぐに行くね!」
「スネイプ先生、いくつか質問があるんですけどいいですか?」
スネイプは眉間のシワをより一層深くなったがよろしいと座った
「こことここなんですけど、よく分からなくて、縮み薬の雛菊の根とあるんですけどここはほかの菊ではダメなのですか?」
私は印をつけたページをひらく
「雛菊の根以外では薬として完璧に出来ない。規定量使用しても縮まず苦しむ。使用したものを殺したいのか?」
スネイプは少し小馬鹿にしたように言い放った
「そっか、ああじゃあここのこれは?」
どんどん質問していき時間を忘れてしまっていた
「ふぉふぉ、楽しそうじゃの、セブルス、ミス・ハーツ」
ダンブルドアが、長く伸びた白銀の髭を撫でながら立っていた
「校長、どうかなさいましたかな」
スネイプはすっと立ち聞く
「いやな、ミネルバから授業が始まったのにミス・ハーツが、来ないと言われてのここにおったのか」
校長は、メアリーを指差すと教室にかかっていた時計を指さした
時計は次の授業が始まってから30分すぎを指していた
「嘘っ、どうしよう、」
メアリーは開いていた教科書を慌てて閉じワタワタしていた
「ミス・ハーツ、ミネルバにこれを渡しなさい。これで怒られはないじゃろう。」
ダンブルドアはメアリーに1枚の紙を渡した
「ありがとうございます!スネイプ先生もこんな時間まで付き合ってくださってありがとうございます!」
メアリーはぺこりと頭を下げるとダッシュで階段を登って行った
「珍しいこともあるものじゃのう、」
ダンブルドアはスネイプをまじまじと見た
「何がですかな?」
スネイプは、メアリーが置いていってしまった教科書を見た
それは3年生の教科書だった
「知識に貪欲に噛み付く娘か、そうじゃわしはいいことを思いついた」
ダンブルドアはいい悪巧みを思いついたような顔をした
スネイプは何かを察したのかためいきをついた
「遅れました!!」
メアリーは勢いよく教室に入った
「ミス・ハーツ次からは時間通りに動いてください。早く席に着きなさい。次回から遅れは場合は減点します。」
マクゴナガル先生はビシッと言い切りメアリーを、席につかせた
「もう、、だから言ったのに、35分も遅れてくるなんて、」
ルルはほっぺを膨らませて怒った
「次からは絶対に一緒に授業に行くからね!」
ケイティが、メアリーのをしっかりと握った
前の席に座っていたベアトリーチェはそのやり取りを見て笑っていた
授業が終わり、ケイティが右手をルルから左手をしっかりと握りベアトリーチェはメアリーの荷物を持っていた
1日目の授業が全て終わった
女子達は談話室に戻り暖炉の前で話していた
そこへマクゴナガルが来た
「ミス・ハーツ、来なさい」
マクゴナガルはそれだけ言うと談話室からでた、メアリーもそれに続いた
着いたのは魔法薬の教室だった
そこにはスネイプとダンブルドアがいた
「ミス・ハーツ、よう来た、」
ダンブルドアは嬉しそうに手を広げた
スネイプはいつものしかめっ面だ
「私なにかしました……よね、」
メアリーはその状況に少し気まずそうな顔をした
「ふぉふぉふぉ、自分が悪いことをした自覚があるのであればよろしい」
ダンブルドアはメアリーの頭を撫でながら笑った
「ミネルバとセブルスと話し合ったのじゃが、ミス・ハーツ、君はとても素晴らしい魔法薬の才能があるようでの、魔法薬の特別授業をしようと思うてな、先程御両親からの許可も取れたのじゃ。」
ダンブルドアは机の上に置いてある手紙をメアリーに渡した
そこにはメアリーの両親からの承諾書だった
「でも、私は今日マクゴナガル先生の授業に遅刻しました。減点や罰則がないのにこれは
さすがに受けられません。」
メアリーはダンブルドアの目をまっすぐ見た
ダンブルドアは少し悩んだ後口を開いた
「そうじゃのう……この特別授業が今回の罰則ならば受けてくれるかのう?」
メアリーはうつむき、それなら受けます。と答えた
「あとは、セブルスに任せるでの、わしはこれで失礼しよう。頼んだぞ。」
ダンブルドアは、メアリーにパッチンとウィンクをし部屋を出て行った
それに続くようにマクゴナガルも部屋を出た。
「これからよらしくお願いします。」
メアリーはスネイプに頭を下げたがスネイプはいつもの不機嫌顔でため息をつき
「授業のことは追って手紙を出す。ちゃんと受け取るように。」
くるっと後ろを向き部屋を出て行った
メアリーも真っ直ぐ寮に戻る
心配したルルやケイティに質問ぜめにされたが答えるまえにあることに気づき話は終わる
「明日、飛行訓練の授業だよ!まぁ、またスリザリンと一緒だけどね。」
少し興奮したようにベアトリーチェが掲示板を指差した。
「また合同なの?ありえないわ。」
そんな誰かがこぼした愚痴に心から同情した
夜、明日に備えて早く寝よう
きっと明日はいい日になる
そんな願いを込めて
投稿遅くなりました!
ごめんなさい!