【とある魔術の禁書目録】 〜放課後ティータイム激闘記〜   作:メガネ大佐

4 / 4
リアルの方が超忙しくて中々顔出せませんでした。
見てくれてる方、すみませんでした。
あ、あとあずにゃんがしばらく空気です。
ごめんなさい。

では、どうぞ!!


#3 魔術師

__一時間後、とある鉄橋__

 

イン「はぁ〜、お腹一杯なんだよ」

 

先程までいたファミレスで店内全料理(全て大盛り)を完食し、急遽店を閉店に追い込んだ張本人が、自分の腹を撫で、満足そうに呟いた。

琴吹家の系列店だったのが救いだ。

 

紬(……はは、どうしよう……)

 

__紬にはそれが命取りなのかもしれないが。

 

イン「ありがとう! つむぎ!!」

 

インデックスが無邪気に礼を言うが

どうやら紬には届いていない。

 

澪「ま、まあまあ。そっとしといてあげて」

 

一行は、さわ子の勤める警備員第七三活動支部に向かっている。

インデックスと名乗る正体不明のシスターを預かってもらうためだ。

何やら物騒な件らしいので、とりあえずさわ子に任せることにした。

 

イン「ねえねえりつ、私たちどこに

行くのかな?」

 

律「ん〜? お前が追われてるって言うから守ってもらいに行くんだよ」

 

律が返事をすると、インデックスは急に真面目な顔をした。

 

イン「それはだめ。このことには誰も巻き込めないんだよ」

 

唯「え? なんで? インちゃん」

 

唯が不思議そうに聞く。

インデックスは間髪入れず答える。

 

イン「決まってる。危険だからだよ

巻き込んで、誰かが傷つくのは嫌だもん」

 

__インデックス言うと、辺りの音は全て風が支配した。

 

出会った時からそうだった。

外見は幼いが、インデックスからは何か‘‘雰囲気”が感じられた。

少なくとも、インデックスが言うことは子供の嘘には聞こえなかった。

 

__少し歩いたとき、律が言った。

 

律「……自分一人なら傷つくのは構わないってか? それはガキのワガママだろ」

 

イン「りつは知らないから__」

 

律「知らないとか関係ねーんだよ」

 

律はインデックスの言葉を遮るように言い放った。

その余韻で辺りはまた静まり返る。

 

律「……お前が苦しんでるのは分かるよ、目を見ればな。でもな、自分一人で我慢してれば誰も傷つけないってのは勘違いだ」

 

紬「そうね! せっかく出会ったんだから、ちょっとぐらい頼ってくれてもいいのよ?」

 

紬は律に続いて言った。

インデックスは五人を眺める。

 

__皆、優しい瞳だった。

インデックスは目を伏せた。

 

イン「……ごめんね、でもやっぱり

それは出来ないんだよ……」

 

インデックスは全員の方向に振り向くと、笑顔で礼を言った。

 

イン「……ありがとう」

 

インデックスは、言い終わると同時に走り出した。

皆が止める声も聞かずに、走る。

律は思い出していた。

忌々しい、遠い過去の出来事を。

その時、鉄橋の半円形を描くアーチの上で、長身の黒い影が揺れた。

 

??「目標が動いた。僕が行っていいかい?」

 

何者かと会話するかのような言葉。

……数秒後、その長身の黒い影は橋へと消えた。

 

***

 

インデックスは脇目も振らず走る。

 

__不意に、目の前に人が現れた。

長身に黒い修道服を纏い、肩まである赤髪を風に揺らす奇妙な男。

五人が不思議そうにしていると、インデックスが振り返り、叫ぶ。

 

イン「逃げてッ!!!!」

 

轟ッ!!!

 

__皆が警告に反応する前に、男の手から爆炎がインデックスに向かって放たれた。

炎はインデックスを飲み込み、その延長線上の五人にまで襲いかかる。

 

??「…………何だ?」

 

男は眉をひそめた。

巨大な炎が襲った場所は凄惨な光景だった。

炎に焼かれたアスファルトはドロリと溶け、橋の欄干の部分は鉄が紅く光って曲がっていた。

立ち込める匂いと煙もあいまって、まさに地獄のようだった。

 

__しかし、

 

地獄は澪が立っている場所を境にプッツリ途切れていた。

あの一瞬で澪はインデックスの元へ移動し、攻撃を防いだのだ。

 

澪「インデックス、大丈夫?」

 

澪の優しい問いかけにインデックスは頷く。

澪の顔に安心が広がる。

澪は後ろを向くと、紬を呼んだ。

 

紬「大丈夫?! 澪ちゃん?」

 

澪「ああ、大丈夫だ。それとムギ、頼みたいことがある。インデックスと皆を連れて逃げてくれ。……私が足止めするから」

 

紬「ダメよ! そんな__」

 

澪は紬の言葉を遮る。

 

澪「大丈夫、無茶はしないし、後で必ず追いかけるから。……それに、逃げ切るにはムギの能力が要る」

 

紬はに数秒考えると、頷いた。

 

紬「……うん、分かった」

 

澪「ありがとう」

 

澪(……ごめんな、律)

 

短い会話を終えると、紬は走って唯たちの元へと戻った。

 

紬「みんな、私に掴まって! ここから逃げるから」

 

唯「え? 澪ちゃんは?」

 

唯が尋ねる。

律もまっすぐに紬を見つめ、答えを待つ。

 

紬「……澪ちゃんは、足止めのために残るって」

 

紬が暗い顔で言うと、唯は頭を横に振った。

 

唯「ダメだよ! 澪ちゃん一人を置いては__」

 

律「唯!!」

 

律が唯を遮る。

真剣な目で唯を見つめる。

 

唯「ッ! りっちゃん!!」

 

律「唯、澪を信じよう。あいつが大丈夫だって言ってるんだ。……ムギ、行くぞ」

 

律は言い切ると、紬に唯を抱えるように言った。

紬は抵抗する唯を抱え、律とインデックスを背負って走り出した。

 

澪(さて、と)

 

紬達のやり取りを見終えた澪は男の方向を見た。

男がボソリと呟いた。

 

??「ふうん、アレを受けても無傷か……僕等以上に神秘が多いよ、この街は」

 

ひらひらと手を振り、一口タバコを吸う男。

飄々としているようで隙がない。

何より、あの炎の威力__。

 

澪(おそらくLEVEL4以上の能力者

しかも実戦慣れしてそうだな……)

 

??「君に聞こうか?」

 

男の言葉が、澪の思考を断ち切る。

タバコを地面に捨てる。

 

??「僕はサディストじゃないからね。無駄に美人を痛めつけるのは趣味じゃない。そこを退けば、君に危害は加えないが……どうする?」

 

澪は、フッと鼻で笑った。

 

澪「退く? 生憎、少女追いかけて火炎放射浴びせるようなドS野郎を友達に会わせるつもりはないよ」

 

??「……そうか、残念だ」

 

男はため息と共に呟いた。

__殺意の籠った目で澪を睨む。

 

??「仕方ないな、殺してでも通らせてもらう……Fortis931!!!」

 

男の手から、紅く燃え盛る炎剣が姿を現わした。




次はバトル回第二弾!!
感想くれると、小躍りして喜びます。

ではまた!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。