【とある魔術の禁書目録】 〜放課後ティータイム激闘記〜 作:メガネ大佐
見てくれてる方、すみませんでした。
あ、あとあずにゃんがしばらく空気です。
ごめんなさい。
では、どうぞ!!
__一時間後、とある鉄橋__
イン「はぁ〜、お腹一杯なんだよ」
先程までいたファミレスで店内全料理(全て大盛り)を完食し、急遽店を閉店に追い込んだ張本人が、自分の腹を撫で、満足そうに呟いた。
琴吹家の系列店だったのが救いだ。
紬(……はは、どうしよう……)
__紬にはそれが命取りなのかもしれないが。
イン「ありがとう! つむぎ!!」
インデックスが無邪気に礼を言うが
どうやら紬には届いていない。
澪「ま、まあまあ。そっとしといてあげて」
一行は、さわ子の勤める警備員第七三活動支部に向かっている。
インデックスと名乗る正体不明のシスターを預かってもらうためだ。
何やら物騒な件らしいので、とりあえずさわ子に任せることにした。
イン「ねえねえりつ、私たちどこに
行くのかな?」
律「ん〜? お前が追われてるって言うから守ってもらいに行くんだよ」
律が返事をすると、インデックスは急に真面目な顔をした。
イン「それはだめ。このことには誰も巻き込めないんだよ」
唯「え? なんで? インちゃん」
唯が不思議そうに聞く。
インデックスは間髪入れず答える。
イン「決まってる。危険だからだよ
巻き込んで、誰かが傷つくのは嫌だもん」
__インデックス言うと、辺りの音は全て風が支配した。
出会った時からそうだった。
外見は幼いが、インデックスからは何か‘‘雰囲気”が感じられた。
少なくとも、インデックスが言うことは子供の嘘には聞こえなかった。
__少し歩いたとき、律が言った。
律「……自分一人なら傷つくのは構わないってか? それはガキのワガママだろ」
イン「りつは知らないから__」
律「知らないとか関係ねーんだよ」
律はインデックスの言葉を遮るように言い放った。
その余韻で辺りはまた静まり返る。
律「……お前が苦しんでるのは分かるよ、目を見ればな。でもな、自分一人で我慢してれば誰も傷つけないってのは勘違いだ」
紬「そうね! せっかく出会ったんだから、ちょっとぐらい頼ってくれてもいいのよ?」
紬は律に続いて言った。
インデックスは五人を眺める。
__皆、優しい瞳だった。
インデックスは目を伏せた。
イン「……ごめんね、でもやっぱり
それは出来ないんだよ……」
インデックスは全員の方向に振り向くと、笑顔で礼を言った。
イン「……ありがとう」
インデックスは、言い終わると同時に走り出した。
皆が止める声も聞かずに、走る。
律は思い出していた。
忌々しい、遠い過去の出来事を。
その時、鉄橋の半円形を描くアーチの上で、長身の黒い影が揺れた。
??「目標が動いた。僕が行っていいかい?」
何者かと会話するかのような言葉。
……数秒後、その長身の黒い影は橋へと消えた。
***
インデックスは脇目も振らず走る。
__不意に、目の前に人が現れた。
長身に黒い修道服を纏い、肩まである赤髪を風に揺らす奇妙な男。
五人が不思議そうにしていると、インデックスが振り返り、叫ぶ。
イン「逃げてッ!!!!」
轟ッ!!!
__皆が警告に反応する前に、男の手から爆炎がインデックスに向かって放たれた。
炎はインデックスを飲み込み、その延長線上の五人にまで襲いかかる。
??「…………何だ?」
男は眉をひそめた。
巨大な炎が襲った場所は凄惨な光景だった。
炎に焼かれたアスファルトはドロリと溶け、橋の欄干の部分は鉄が紅く光って曲がっていた。
立ち込める匂いと煙もあいまって、まさに地獄のようだった。
__しかし、
地獄は澪が立っている場所を境にプッツリ途切れていた。
あの一瞬で澪はインデックスの元へ移動し、攻撃を防いだのだ。
澪「インデックス、大丈夫?」
澪の優しい問いかけにインデックスは頷く。
澪の顔に安心が広がる。
澪は後ろを向くと、紬を呼んだ。
紬「大丈夫?! 澪ちゃん?」
澪「ああ、大丈夫だ。それとムギ、頼みたいことがある。インデックスと皆を連れて逃げてくれ。……私が足止めするから」
紬「ダメよ! そんな__」
澪は紬の言葉を遮る。
澪「大丈夫、無茶はしないし、後で必ず追いかけるから。……それに、逃げ切るにはムギの能力が要る」
紬はに数秒考えると、頷いた。
紬「……うん、分かった」
澪「ありがとう」
澪(……ごめんな、律)
短い会話を終えると、紬は走って唯たちの元へと戻った。
紬「みんな、私に掴まって! ここから逃げるから」
唯「え? 澪ちゃんは?」
唯が尋ねる。
律もまっすぐに紬を見つめ、答えを待つ。
紬「……澪ちゃんは、足止めのために残るって」
紬が暗い顔で言うと、唯は頭を横に振った。
唯「ダメだよ! 澪ちゃん一人を置いては__」
律「唯!!」
律が唯を遮る。
真剣な目で唯を見つめる。
唯「ッ! りっちゃん!!」
律「唯、澪を信じよう。あいつが大丈夫だって言ってるんだ。……ムギ、行くぞ」
律は言い切ると、紬に唯を抱えるように言った。
紬は抵抗する唯を抱え、律とインデックスを背負って走り出した。
澪(さて、と)
紬達のやり取りを見終えた澪は男の方向を見た。
男がボソリと呟いた。
??「ふうん、アレを受けても無傷か……僕等以上に神秘が多いよ、この街は」
ひらひらと手を振り、一口タバコを吸う男。
飄々としているようで隙がない。
何より、あの炎の威力__。
澪(おそらくLEVEL4以上の能力者
しかも実戦慣れしてそうだな……)
??「君に聞こうか?」
男の言葉が、澪の思考を断ち切る。
タバコを地面に捨てる。
??「僕はサディストじゃないからね。無駄に美人を痛めつけるのは趣味じゃない。そこを退けば、君に危害は加えないが……どうする?」
澪は、フッと鼻で笑った。
澪「退く? 生憎、少女追いかけて火炎放射浴びせるようなドS野郎を友達に会わせるつもりはないよ」
??「……そうか、残念だ」
男はため息と共に呟いた。
__殺意の籠った目で澪を睨む。
??「仕方ないな、殺してでも通らせてもらう……Fortis931!!!」
男の手から、紅く燃え盛る炎剣が姿を現わした。
次はバトル回第二弾!!
感想くれると、小躍りして喜びます。
ではまた!