SND STAR WARS   作:和泉向慶

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遠い昔、はるか彼方の銀河系で…





SND STAR WARS
第1章 タトゥイーンの希望
エピソードII ナイトへの道


あれから数年の月日は流れ、タトゥイーンの少年セン・コミは師、ヒユの元で
沢山の訓練を積み、ジェダイ・ナイトになるのもそう遠くない状況だった。
そしてある日、再び統一連合の主要人物の居場所を特定したジェダイ評議会は、
ある2人の師弟を送ることにした。
だがそれはそう簡単な話ではなかった。
戦闘機が次々と近づいた飛行船に襲いかかり、たとえ一機倒したところでなんの
変化もないようなそんな場所であった。



Episode II Road to the Knight(エピソードII ナイトへの道)

「マスター!耐えれますか?」

「なんとか頑張るんだ

KS、あそこを直してきてくれ」

「ケス!」

「ST、もっとスピードを上げられないか?」

「燃料が持ちません。帰りの分がいらないなら別ですが…」

「なら仕方がない、そのまま行こう」

センはシューター、STは操縦、KSは修理、ヒユは命令とそれぞれの手伝いとそれぞれ役目を分別していたが、それでも全員が猫の手も借りたいくらいに忙しかった。なぜならそのRoitsu fighter(ロウイツファイター)の周りに10機以上の敵機が飛んでいるのだ。

「こんなに近づかせないのも明らかに主要人物がいる印ですね…」

「ああ、確実にいる。」

〔無線〕「マスターヒユよ、聞こえるかね」

「はい マスターヨーダなんでしょう?」

〔無線〕「そちらの調子はどうじゃ?ジェダイの援軍を送った方が良いかね?」

「送ってもらえるようでしたら、お願いします。ロウイツ号が持ちそうにありません…」

〔無線〕「了解じゃ。援軍を送る。しばらくの辛抱じゃ、頑張ってくれ」

「了解です」

ヒユは無線を切った。

「セン、援軍のジェダイ達が来るみたいだ。もう少し頑張るぞ」

「了解ですマスター」

 

その時、施設内では…

何者かとの会話を終えた高位高官に向かい、将軍がセン達が接近していることを報告していた。

 

「失礼します 閣下 少々よろしいですか?」

「なんだ大佐」

「すばしっこい何者かがこのB-R ship(ビーアールシップ)に接近しております。」

「やはり…何かを感じていたのだ…おそらくジェダイに見つかったのだろう…とにかく全軍使ってでも撃ち落とせ、そして私も行こう。ルウィングを用意しろ」

「了解です閣下」

 

 

その頃、ジェダイの援軍がやってきた。

〔無線〕「マスターヒユ!ここの敵は私たちにお任せください!」そう言うと援軍は周りの敵の気を引きつけた。

「了解だ!行くぞST!」

「分かりました。帰りの分を残す程度に加速します。」

 

ジェダイの援軍たちは次々と敵を倒した。

「マスターシマ、こちらナヒですが…敵機が出てこなくなりました。嫌な予感がしませんか?」

「それはお前だけだ。今いる敵機を全部落としたらマスターヒユに報告して帰ろう。」

 

 

その頃施設では…

「閣下、お待ちしておりました。Br-r wing(ブルールウィング)は発進準備万端です。」

「よろしい。 ローツ大佐にこの船を出来るだけ戦いの場から離れさせるように伝えろ。」

「了解しました閣下」

「閣下!緊急事態です!」

「今話している途中だ!割り込みはやめたらどうだ?ネハリ中佐。ところで何の用だ」

「申し訳ございません。ジェダイの軍が参戦し、敵機を援護しています。

「ジェダイの軍だと?すぐにブルウィングを出発させる。とにかくこの施設を離すんだ分かったな?」

「はい!閣下」

 

 

〔無線〕「マスターヒユ聞こえますか?こちらシマです。敵機が引いたので私たちは戻ります」

「了解マスターシマ、お疲れ様。」

 

しかしその時、ジェダイ軍の背後からボーラとその手下たちが迫ってきていた。

 

「マスターシマ?まだたくさん敵機が見えるのは気のせい?」

 

 

「うそだろ?」

もうその時には遅かった。

軍の4分の1が落とされていた。

「シマから全軍へ、敵機が不意打ちしてきている。油断せずに落とすんだ!」

〔無線〕「了解」

〔無線〕「了解」

〔無線〕「了解」

しかしそう簡単には落とせず、軍の3分の1ほどを失ってしまった。

〔無線〕「すまない、マスターヒユ、全機を落とすことができなかったが一度退散する。」

「了解」

 

「こちらシマ、全軍に告ぐ!退散!退散だ!」

 

STが問いかける。

「マスターヒユ、どうやって着陸するのですか?」

「ST、まずは本部と繋いでくれ、」

「了解」

プーーーーーーーー

「えーこちら2187、通過許可を願います。」

〔無線〕「コードは?」

「SEITORNDANです」

〔無線〕「 SEITORNDAN?すぐに調べる」

〔無線〕「 随分昔のコードだが…通過を許可する」

 

「よしいくぞ」

 

 

着陸したロウイツファイターから誰も出てこなくて怪しんだ近くのタリセドロイドは、

「中の者、出てきなさい」と叫んでいたが、その隣に閣下のブルールウィングが着陸したのを見て、そちらへ向かった。

その隙を見て、センとヒユとKSは施設の奥へと向かい、STはロウイツファイターに残った。

 

 

その頃ブルールウィングを降り、自分の部屋に向かう高位高官は…

「閣下、ジェダイ軍はどうなったのですか?」

「心配するなナサ大佐、気弱いジェダイ軍は逃げていった。」

すると別の中佐が飛び込んできた。

「閣下!何も…「知っておる。ジェダイが侵入した。とにかくドロイドは送らないで良い。」

「了解です。」

 

 

「セン、違う!向こうだ」

「ですがあっちには見張りが2体いますよ?」

「君にはフォースが付いている。倒せるだろう?」

「はいマスター。」

センはこっそりと見張りのドロイドに近寄った。

「聞いたか?この施設にジェダイが侵入したらしいぞ?そんなのに襲いかかられたら、俺たちは木っ端微塵(こっぱみじん)だな…」

「そうだな…それはさておき仕事に集中しよう、私はダースボーラ閣下に殺されたくないんだ。」

ライトセーバーの起動音と共に一体のドロイドが切り裂かれ、気づいたドロイドも一瞬の間に切り裂かれた。

「よし、進むぞ。」

セン達がドロイドと遭遇したのはこれっきりでこれ以降なかった。

「マスター、警備が寛大過ぎませんか?」

「確かにな…もしかすると、侵入がバレてるのかもしれない。」

「ケ…」

 

「セン、あそこから強いフォースを感じる…嫌な予感がする…」

「僕が先に行きます。」

「だめだ。合図するまでそこにいろ。KSもだ」

「ケケス〜」

ヒユはゆっくりと扉の方へと向かった。すると5体ほどのタリセドロイドが登場し、ブラスターでヒユを射撃し始めた。ヒユは腰のベルトに手をやり、手に柄を持って緑色の光の刃を起動させた。そしてブラスターの光線を跳ね返しながらセンに向かってこう叫んだ。

「急げセン・コミ!先に行け!」

センとKSは扉に向かって走った。途中、ドロイドに打たれた時には、ライトセーバーで華麗に跳ね返した。

扉に着いたセンが扉にライトセーバーを刺そうとすると扉が無音で開いた。

すると部屋の奥に黒いものが見える。センはその黒いものへとゆっくりと近づいた。そして小声で一言、KSに呟いた。

「KS、端で見ておいてくれ。」

「ノ〜」

 

センはその黒い外套の者に向かい、ライトセーバーを起動し、飛びかかった。

しかし赤色の光の刃で青の刃から身を守られた。

「貴方はわかりやすいですね…」

「なにがだ!」

「考えていることですよ」

「なに…」

その瞬間にセンは吹っ飛ばされ、壁に当たった。

「こんなところで負けられない…僕は父の仇を討つんだ…」

「ジェダイなのに仇ですか?あなた名前はなんと?」

「セン・コミだ…」

「…⁉︎私はダース・ボーラ。」そう言ってボーラは、近くの花瓶をフォースで持ち上げ、センの上から落とした。

「ボーラ…まさかお前が…許さない…」

センは起き上がろうとした。しかしその瞬間にボーラは近くに貼ってあった大きな鉄板をフォースで剥がし、またセンの上から落とした。

「フハハハ、ジェダイよ、終わりです…「終わりはそっちだ!」

そこにはヒユがいた。

「まだジェダイがいたですか。また同じような目にあいますよ?いいのですか?」

「ジェダイを見くびるな!」

「なら見せてもらいましょう、そなたの力を」そう言ってボーラはフォース・ジャンプでヒユのいる場所に飛びかかった。しかし先程のボーラのようにヒユは、赤い刃を緑の刃で防いだ。

何度も刃同士がぶつかる音が部屋中に響き渡った。

戦いが続く中、センはこっそりと立ち上がり、ボーラの背後に近づいていた。

そしてライトセーバーがジリジリと重なっている時、ヒユは叫んだ。

「いまだセン!」その瞬間にセンが背後からボーラに斬りかかった。しかしボーラはそれを瞬時に察知し、ベルトに付けていたもう一つのライトセーバーを手に取り、またも赤い刃でセンの青い刃から身を守った。

「なにっ⁉︎」

「何度も言わせないでください。貴方はわかりやすいのです。」そう言ってボーラは油断していたヒユの隙を突き、フォースで吹っ飛ばした。

「マスター!」

センは感情を操作できなくなり、我武者羅にボーラをライトセーバーで殴った。しかしボーラは反対にその怒りを利用してセンに攻撃した。

「ジェダイは怒りを利用しないはずです。あなたはシスなのですか?」

センは怒りを上手く利用され、押されて、力尽きるのも時間の問題となっていた。

そしてついにセンはバランスを崩し、倒れた。

しかしその時、ヒユが横から突撃し、なんとかセンの危機を救った。

更にその反動でバランスを失ったボーラにヒユは巧みな剣さばきでライトセーバーを飛ばし、腹のあたりをセーバーで突き刺した…

ボーラは一瞬笑みを浮かべて壁にもたれかかった。

センが駆けつけ、もたれかかっているボーラにライトセーバーの先を向けながら尋ねた。

「なぜ 父を殺した?」

しかしヒユがライトセーバーを無理やり下ろした。

「武器の持たない者に対して武器を向けるのは正しくない」

 

「貴方の父は…まだ生きていますよ…」それだけ言ってボーラは眼を瞑った。

「どういうことだ?」しかしボーラは眼を瞑ったまま何も答えない。

ヒユとKSがロウイツファイターを停めている方へと歩き始めた。

「セン、行くぞ!早く行かないとこの施設と共に私達もドッカーンだ」

「いや…でも…はい…」

センはまだ沢山聞きたいことがあったが、仕方なく行くことにした。

途中、何度かタリセドロイドや職員と戦うこともあったが、難なくロウイツファイターに辿り着いた。

 

施設から出るとジェダイの艦隊が待っていた。

「発射!」という無線声と共に何十発ものミサイルとレーザーが発射された。

そうしてB-R ship(ビーアールシップ)は爆破されたのであった…

 

 

コルサントに戻った4人は、センとヒユはジェダイ評議会に、KSとSTは、また別の場所へ向かった。

 

「それで、マスターヒユ、あの件はどうなったんじゃ?」

「事実、主要人物とみられる者があの施設に存在していました。彼は赤いライトセーバーを使っており、彼からは強力な暗黒面のフォースを感じました。」

「そんなはずはない、シスはもう何年も前に滅んだ」評議会入りして間もないジェダイマスター、メイス・ウィンドゥが答えた。

「決めつけるのはよくないぞ、マスターウィンドゥ。奴らは見えにくい。マスターヒユ、逮捕はできんかったのか?」

「行動を誤り、腹の辺りを刺してしまいました。」

「ふむ…お前さんの弟子はどうじゃ?ワシが感じるには感情に左右されているような気がするんじゃが?」

「そんなことは…」ヒユが止めた。

「ジェダイナイトにはまだ早いでしょうか?」

「それを決めるのはお主らではなく評議会じゃ。」

「わかりました。マスターヨーダ」

「うむ」

 

センは共に歩いていたヒユに話しかけた。

「マスターヨーダは僕のことが気に入らないのでしょうか…」

「そんなことはない。お前はまだ若いんだ、焦ってはだめだ」

 

 

「KS-9!心配しましたよ。私はロウイツファイターの中でずっと待たされて…ドロイドも襲ってくるし大変でした。まぁ、ライトセーバーで全員斬り刻みましたけどね」

「ケス!ケロルケー!」

「ん?俺もだって?貴方もライトセーバーを持ってるの?」

KSはSTから見て右上から手を伸ばし、ライトセーバーを出して赤い刃を起動させた…




次回へ続く
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-あとがき-
今回はお読み頂き誠にありがとうございました。
面白いと思ってくださった方は、全作をご覧になってから、全作品への評価とよろしければコメントもよろしくお願いします。
では最後にあとがきを書かせていただきます。
この物語で登場するシス卿ダース・ボーラらはダース・シディアスらと同じようにジェダイから身を隠して行動し、密かに銀河連邦完成へ向けて準備をしていました。(共和国にはバレていない)しかしもうこの時点でボーラは銀河帝国建設を目指しているダース・シディアスの存在に気づいていました。

続いて、センについて。
この物語でセンがアナキンのように短気で怒りっぽいことがわかります。これに気づいたヨーダはマスターになるにはまだ早いと決断します。それが逆効果になり、センは評議会への怒りを表し始めます。センの将来が不安です…では最後まで読んでいただきありがとうございました!それではまた次回のお話でお会いしましょう!
UTNNI!!
dy ずみっちー

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  • セン・コミ
  • ヒユ
  • KS-9
  • ST-MY
  • それ以外
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