東方得露本記   作:少年 G

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第4話

 

 妹紅の拳を鑑賞してから2週間がたった。

2週間前は森に住んでいたが今は都に住んでいる。

 

 理由は簡単。

妹紅の髪と目を清さんが黒色に陰陽術でしてくれたからだ。

 

 

 ……便利だよな陰陽術。俺も習おかっな?

 

 

 

 それは置いといて、とりあえず都に引っ越したんだが……俺が一番期待してた美人なお姉さん、全員後宮で働いてんだよ!?

会えたのは幼女と熟女の二種類のみ、まったく酷い仕打ちだ。

 

 

……まぁ、妹紅は同年代の女の子としゃべれて嬉しそうだけど。

……最近、妹紅が笑顔なことが多くなって俺も嬉しいけど。

 

 

 けど……俺は胸が大きくて、くびれがあって、尻もでかい。なおかつ、顔も良い!!そんなお姉さんに会いたいんだ!!

 

 

 とか思って毎日叫んでたら……清さんからお誘いがあったんだよ。美人な帝の娘――お姫様に会いに行かないか?って。

今はまず、帝に挨拶するために清さんと二人で、謁見の間みたいな所でお辞儀している。

 

 

 「面を上げよ」

帝が言うと、清さんが顔を上げる。慌てて一緒に俺も上げる。

 

 「今日は、娘の運勢を占ってもらうために呼んだ。しかし清明。その男は誰だ?一応、娘に会わせるなら聞いとかなければな」

 

 「この者は今日の運勢の占い助手として呼びました」

 

 ……清さん、そんな喋り方できたんだな。と横で俺が感心してると

 

 「本当か?」

 

 と、帝は聞いてくる。

突然の帝の質問に焦った俺は思わず

 

 「い、いいえ。嘘です」

と答えてしまった。ヤベェ。額から、脇から、体中のいたるところから嫌な汗が出る。

 

 帝の目が細められる。

 

 「ほう。では、何をしに来た?」

 

 こうなったら、どうにでもなれ!とヤケクソになった俺は

 

 「淫話しにきました。」

 

と、堂々と言い切った。なんだろう。達成感か何か知らないが寒気と動悸、嫌な汗が止まらない。

 

 横にいる、清さんは口をあんぐりと開けている。同時に俺と同じくらいの汗を掻いている。

 

 帝は、愉快なものを見るような顔でこちらを見ている。

……逆に、その帝の顔が愉快だ。

 

 やっべ。帝が今度は不機嫌な顔になった。心でも読めんのか?

 

 

 「ふむ…………良いだろう。娘に会うことを許可しよう。ただしあくまでも話だけだ。触ったら殺すぞ?」

 

 

 なんか許可とれたああああああ!?うそ!?あれで良いの!?

 

 

 清さんなんか、帝と俺を交互に信じられないものを見るような顔で見た後、俯いて

 

 「私なんか、許可貰うのに1か月かかったのに……この扱いの差は何だ!?」

と、呟いている。

 

 

 ……どんだけ、信用が無いんだよ!?清さん!?

 

 

 

★★★★★

 

 

 

 俺は、今とてつもなく絶望している。

清さんが、美人と言っていた時点で気づくべきだった。

 

 

 ……そう、姫様は幼女だったのだ。

口説くどころか興奮さえしねぇよ。

 

 ……清さんは隣で今もまだ息を荒げ、涎をたらしてるがな。

 

 

 今はそんな幼女のお姫様と対面したところだ。

 

 

 「姫様、お久しぶりでございます。」

清さんが挨拶するが、姫様は嫌そうな顔で清さんを見ている。

 

 

 何をしたんだ清さん!?

 

 今度は俺の方を見る。

そして、首を傾げながら

 

「? あなただぁれ?」

と聞いてくる。

 

 やべぇ。マジ可愛い。

 

 ハッ。いかん!このままだと、清さんの仲間入りをしてしまう。俺はロリコンじゃない!!

 

 てか、横からの清さんの憎しみの睨みが超うっとうしい。マジウザい。ああはなりたくない。

 

 

 「なにしに、きたのぉ?」

姫様が可愛く聞いてくる。

 

 

 

 「淫話しに来ました」

 

 

 いかん……!!思わず正直に答えてしまった……!!同じ間違いを繰り返すなんて……!!

 

 

 「いんわぁ?ってなぁに?」

何て答えれば良いんだ!?

 

 あの、純粋無垢な瞳を汚してはいけない!!という使命感が体を駆け巡る。

っていうか、清さんの視線がマジうぜぇ。

この子を汚してみろ、お前殺すぞ!!みたいな意志がひしひしと伝わってくる。

 

 

 

 

 「え~。姫様、いんわとはですねぇ。…………そう!!俺が引火した時の話。縮めて、引話です。わかりましたか?」

 

 清さんがよくやった。と言わんばかりの笑顔でサムズアップしてくる。

 

 俺はいつの間にか掻いていた嫌な汗を手の甲で拭いながらそれに答える。

 

 

 「じゃあ、引話して!!」

と、姫様がこちらに駆け寄り膝の上に座る。

 

 

 その瞬間、清さんの親指が下を向いたのは言うまでもない。

 

 

 そして、俺はしょうがないから語り始める。

妹紅を怒らせ、体が燃えたときの話を。

 

 

 

 

 

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