ハリー・ポッターと聖邪の兄妹 作:匿名希望
ハリーside
僕は今まで、苦しみの中で生きていた。
学校では虐められ、家に帰っても慰めてくれる家族もいない。
そんな中、僕の家に1通の手紙が届いた。
それはホグワーツ魔法学校の入学案内だった。
その入学案内が来た時、僕は今までの人生の中で一番驚いていた。
今まで物語の中でしか有り得ないと思っていた魔法が実在したことに驚いた。
だけどそれ以上に僕を迎えに来たハグリットと一緒に魔法界に足を踏み入れた時は自分が有名人だということに驚いた。
僕は覚えていないけど、赤ん坊の頃に当時恐れられていた
まるで自分が英雄や勇者になったような気分だった。だけどその夢は一瞬で壊れてしまった。
ホグワーツ魔法学校に通うため、杖を買いに行った時、僕はとある有名人を見かけてしまった。
その人の名前は、ジェイド・K・ティース。
テレビは勿論、雑誌等でも度々取り上げられる有名人だ。
僕と同い年ながら既に幾つもの特許を申請している科学者であり、彼の発明は20~30年先を行くとまで言われた現代の天才発明家とされ、教科書に載っている程の人物だ。
科学者の顔以外にも小説家や軍人、玩具メーカーの社長等、様々な分野でも名が通っている文字通り天才と言える。
僕が彼を見ている事に気づいたのかハグリットが「ありゃツィオルキン家の一族か。とんだ有名人に会っちまった」
ツィオルキン家?と思ったのでハグリットに聞いてみた。
聞いてみたところによると、何でもティース家とはツィオルキン家がマグル、魔力を持たない一族以外に名乗る偽名だそうだ。
ジェイド・K・ティースの本名はクーダ・ツィオルキンと言い、魔法界でも有名人らしい。
そんな天才と魔法学校に通うのが少し不安になった。
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ホグワーツに向かう汽車の中で僕は2人の魔法使いの一族の子と出会った。
一人目は僕のいたコンパートメントに入ってきた同い年の少年で、名前はロン事、ロナウド・ウィーズリー。
聖28一族の魔法使いだけど他の聖28一族からはウィーズリー家は血を裏切る者と呼ばれているそうだ。
そんな彼ならクーダ・ツィオルキンの事を知ってると思って聞いてみた。
「クーダ・ツィオルキン。すごい有名人だよ。僕が知ってるだけでも小説家やチェス大会の最年少優勝者だよ」
「そんなにすごいの?」
「そりゃそうさ。チェス大会の方は確か2歳の時に前年度のチャンピオンを1回戦で倒してそのまま優勝しちゃうほどだし、小説家の方では、とある本屋の本棚の3分の2は彼の本で埋め尽くされた事が合ったくらいだからね」
「凄いね……」
「それでもその日の内に完売して増刷が追い付かないなんて事も合ったがな」
急に声を掛けられ、声のする方を見ると金髪の子が騎士を想わせるような雰囲気を纏った二人と一緒に立っていた。
「僕はドラコ。ドラコ・マルフォイだ。そしてこの二人はクラップとゴイルだ」
そう、これが出会いだった。
生涯の
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その後、僕達は急に汽車が急加速する等の事態に見回れながらもホグワーツに無事に到着することが出来た。
しかし、予定よりも早く着いてしまった為に例年は無かったホグワーツの案内を受けた。
庭にある禁じられた森からホグワーツの中にある各教室を案内を受けた。
そうしているうちにクラス分けの用意が出来たとの事なので食堂に向かう事になった。
食堂に向かう途中の廊下の天井からは満天の星空が見えた。
僕達の近くにいた女の子が「本物の星空じゃないわ。魔法でそういう風に見せてるだけよ。ホグワーツの歴史という本に書いてあったわ」と呟いていた。
食堂に入ると既に先生や先輩達がいて歓迎してくれた。
先生の席にはハグリットと例のクーダがいた。
僕の近くにいた、白い髪と緑色の目をした少女が手を振るとクーダ・ツィオルキンも手を振っていた。
「これより、組分けの儀式を始めます」
全員が食堂に入るとマクゴナガル先生が大声を出していた。
「組み分けはとても大事な儀式です。ホグワーツにいる間、寮が皆さんの家で、寮生が皆さんの家族のようなものになるわけです。寮は全部で4つ、グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリン。どれも輝かしい歴史があり、偉大な魔女や魔法使いを輩出しました。ホグワーツにいる間、皆さんのよい行いは属する寮の得点になりますし、反対に規律に違反した時は減点対象となります。そして学年末には最高得点の寮に大変名誉ある寮杯が与えられますから、どの寮に入るにしても皆さん一人一人が寮の誇りになるよう望んで下さい。名前はABC順で呼ばせてもらいます」
どうやら帽子を被るだけらしい。
「マルフォイ・ドラコ」
汽車の中で僕達に絡んできた子が呼ばれた。
「スリザリン」
すると隣に居たロンが「悪の道に走った魔法使いは皆、スリザリンの寮を出てる」
とか教えてくれた。
けどそれを遮る用に「そうとは限りませんよ」と声を掛けられた。
するとそこにはさっきまで先生達の席の近くにいたクーダが立っていた。
彼の気配、というか足音も全く聞こえなかったのに。
「ポッター・ハリー」
「呼ばれていますよ」
「あ、ありがとう」
そう言って僕は組分けの儀式を受けた。スリザリンかグリフィンドールか声が聞こえたのでスリザリンは嫌だ、と願いグリフィンドールになった。
この時、グリフィンドールの生徒達が大きな声で歓迎してくれた。
その後もクラス分けは続き、「レイ・ツィオルキン」
そう言う声と共に、辺りはまるでさっきまでの賑やかさが嘘のように静かになっていた。
たまに聞こえる声でも「ツィオルキンって言った!?」等の雑談くらいだ。レイと呼ばれた少女はクーダにお姫様抱っこをされ、クラス分けに使用する椅子にたどり着き、腰掛けていた。
組分けの帽子が「グリフィンドール」と叫ぶと僕の時と同じかそれ以上の歓声が聞こえていた。
最後にザビニという生徒がスリザリンに選ばれて組分けの儀式は終わった。